| ナビゲーションリンクをスキップ | |
| 印刷ビューの終了 | |
|
マニュアルページセクション 1: ユーザーコマンド Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
| ナビゲーションリンクをスキップ | |
| 印刷ビューの終了 | |
|
|
マニュアルページセクション 1: ユーザーコマンド Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
- ドライブからの媒体 (CD-ROM など) の取り出し
eject [-dflqt] [ [device | nickname]]
eject ユーティリティーは、手動取り出しボタンを備えていない、またはマウント済みなどの理由でロックされている可能性のある、リムーバブルメディアのデバイスに対して使用します。デバイスの指定には、名前やニックネームを使用できます。デバイスが指定されていない場合は、デフォルトデバイスが使用されます。
このコマンドに応答するのは、プログラム制御下で eject コマンドをサポートしているデバイスだけです。
手動でのみ取り出すことができるメディアで eject コマンドを実行すると、メディアの取り出し以外のすべての作業が行われます。たとえば、ファイルシステムがマウントされていれば、そのファイルシステムはマウント解除されます。この場合、eject は、手動でメディアを取り出す準備ができたことを知らせるメッセージを表示します。
マウントされているファイルシステムが存在するデバイスからメディアを物理的に取り出してはなりません。eject はデバイスにマウントされているファイルシステムを自動的に検出し、メディアを取り出す前にファイルシステムをマウント解除しようとします。mount(1M) を参照してください。マウント解除が失敗した場合、eject は警告メッセージを出力して終了します。デバイスにマウント済みパーティションが含まれている場合でも、-f を使用するとイジェクトを指定できます。
デバイスのフロントパネルの物理メディア取り出しボタンを押しても、対応するドライブに対して eject を呼び出すのと同じ効果があります。すべてのドライブにこの機能があるわけではありません。
サポートしているオプションは、次のとおりです。
デフォルトで取り出されるデバイス名を表示します。
デバイスがビジー状態の場合でも取り出しを強制的に実行します。
取り出し可能なデバイスのパスとニックネームを表示します。
メディアが存在するかどうかを照会します。
ドライブに CD-ROM トレイを閉じるコマンドを発行します。
すべてのデバイスがこのコマンドをサポートしているわけではありません。
次のオペランドがサポートされています。
eject の実行対象となるデバイスを /dev ディレクトリ中のデバイス名で指定します。
eject の実行対象となるデバイスを、eject が認識できるニックネームで指定します。
ニックネームにはボリュームラベルやデバイスタイプ (cdrom など) を使用できます。
例 1 メディアを取り出す
次の例では、ボリュームラベルを指定してメディアを取り出します。
example> eject ’My Pictures’
次の終了ステータスが返されます。
操作が正常に終了した、あるいは、-q オプションを指定した場合にはメディアがドライブに入っていた。
操作が失敗しました。あるいは、-q オプションを指定した場合にはメディアがドライブに入っていなかった。
無効なオプションが指定されました。
ioctl() 要求が失敗しました。
手動でメディアを取り出す準備ができた。
デフォルトの CD-ROM ファイル (将来のリリースでは削除される予定)
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
|
volcheck(1), mount(1M), rmmount(1M), ioctl(2), attributes(5)
|
