エクスポートの作成

Oracle Data Relationship Managementには、データを様々なフォーマットで出力するための複数のエクスポート・タイプが用意されています。

次の表に、Data Relationship Managementのエクスポート・タイプを示します。

エクスポート エクスポート・タイプ 説明

階層エクスポート

階層

階層からノードおよびプロパティを出力します。このエクスポートを使用して、階層ノードの親子フォーマットまたは基本リストを作成できます。

使用頻度: 高

出力フォーマット: ファイル、データベース表

階層XML

階層からノード、その関係およびプロパティをXMLフォーマットで出力します。

使用頻度: 高

出力フォーマット: ファイル

世代

世代、または階層内のノードのレベル・ベースのフォーマットを作成します。各ノード、その祖先ノードおよびプロパティのレコードを出力します。このエクスポート・タイプを使用して、階層関係が列として表されるフォーマットを作成できます。

使用頻度: 中

出力フォーマット: ファイル

比較エクスポート

比較

2つの階層を比較し、比較基準を満たす各ノードのレコードを出力します。このエクスポートを使用して、ターゲット・システムに増分変更を提供できます。

使用頻度: 中

出力フォーマット: ファイル、データベース表

差分

2つの階層を比較し、検出された各差分のレコードを出力します。このエクスポートを使用して、ユーザーに増分変更を報告できます。

使用頻度: 低

出力フォーマット: ファイル

統合エクスポート

EPMアーキテクト

Oracle Hyperion Financial ManagementOracle Hyperion Planningなどの複数のEPMアプリケーションと共有したりこれらにデプロイできる階層、ノードおよびプロパティをData Relationship Managementから出力します。

使用頻度: Oracle Hyperion EPM Architectと統合する場合のみ

出力フォーマット: ファイル

バージョン・エクスポート

バージョン

バージョン全体の各ノードおよびそのプロパティのレコードを出力します。このエクスポート・タイプでは、階層関係およびローカル・プロパティは使用できません。

使用頻度: 中

出力フォーマット: ファイル、データベース表

プロパティ・エクスポート

プロパティ・リスト

プロパティ定義の値のリスト内の各アイテムのレコードを出力します。これは、特別なユースケースのエクスポート・タイプです。

使用頻度: 低

出力フォーマット: ファイル

プロパティ参照

プロパティ定義の参照表内のキーと値の各ペアのレコードを出力します。これは、特別なユースケースのエクスポート・タイプです。

使用頻度: 低

出力フォーマット: ファイル

ログ・エクスポート

トランザクション・ログ

フィルタ基準を満たすトランザクション・ログ内の各アイテムのレコードを出力します。このエクスポートは、監査用として使用できます。

使用頻度: 中

出力フォーマット: ファイル、データベース表

マージ・ログ

フィルタ基準を満たすマージ・ログ内の各アイテムのレコードを出力します。このエクスポートが使用可能なのは、マージ機能が使用される場合のみです。

使用頻度: 低

出力フォーマット: ファイル