用途
CONFIGURE
コマンドを使用すると、特定のデータベースに対するRMANのバックアップ、リストア、複製およびメンテナンス・ジョブに影響する永続構成を作成または変更できます。構成は、明示的に消去または変更するまで、そのデータベースに対するすべてのRMANセッションに有効です。SHOW
コマンドを使用すると、1つ以上のデータベースの構成を表示できます。
関連項目: RMAN環境の構成方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 |
前提条件
このコマンドは、RMANプロンプトでのみ実行してください。
FOR DB_UNIQUE_NAME
句を指定しない場合は、RMANをターゲット・データベースに接続する必要があります。ターゲット・データベースはマウントまたはオープン状態である必要があります。
使用上の注意
CONFIGURE
コマンドは、ターゲット・データベース構成を、常にターゲット・データベースの制御ファイル内に格納します。RMANをリカバリ・カタログとともに使用すると、登録されているデータベースごとに永続的な構成設定がカタログ内にも保存されます。
RMANのデフォルト構成の設定
RMANのCONFIGURE
設定には、デフォルト値があります。CLEAR
オプションを指定してCONFIGURE
コマンドを再実行すると、このコマンドのあらゆる設定をデフォルトに戻すことができますが、この方法で個々のパラメータをクリアすることはできません。たとえば、次のコマンドは有効です。
CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt CLEAR
次のコマンドは無効です。
CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt MAXPIECESIZE 5M CLEAR
Data Guard環境でのRMANの構成
Data Guard環境でRMANを使用する場合は、常にリカバリ・カタログを使用することをお薦めします。CONFIGURE
コマンドを使用すると、Data Guard環境の個々のプライマリまたはスタンバイ・データベースに対する永続的なRMAN構成(バックアップの保存方針、表領域の除外および補助名の設定は除く)を作成できます。このように、プライマリ・データベースおよびスタンバイ・データベースに、様々なチャネル構成、自動バックアップの場所などを設定できます。
FOR DB_UNIQUE_NAME
句を使用すると、RMANがTARGET
として接続されていないデータベースを構成できます。CONFIGURE DB_UNIQUE_NAME
を使用すると、新しいフィジカル・スタンバイ・データベースをリカバリ・カタログに認識させて、暗黙的に登録できます。
構文
configure::=
(datafileSpec::=、backupConf::=、cfauConf::=、deviceConf::=、forDbUniqueNameOption::=)
delalConf::=
backupConf::=
(deviceSpecifier::=、sizeSpec::=)
cfauConf::=
(deviceSpecifier::=、formatSpec::=)
deviceConf::=
(deviceSpecifier::=、allocOperandList::=)
セマンティクス
構文要素 | 説明 |
---|---|
DB_UNIQUE_NAME db_unique_name {CLEAR | CONNECT IDENTIFIER ' connect_string ' } |
DB_UNIQUE_NAME で指定されたフィジカル・スタンバイ・データベースのネット・サービス名を指定します。CONNECT IDENTIFIER 文字列には、データベースのユーザー名とパスワードを指定しないでください。
また、RMANは
注意: ターゲット・データベースが他のスタンバイ・データベースまたはプライマリ・データベースに接続する必要がある場合は、既存のData Guard認証メカニズムを使用して、 最近、RMANを 注意: |
delalConf |
アーカイブREDOログの削除方針を構成します。 |
AUXNAME FOR DATAFILE datafileSpec TO ' filename ' |
指定したターゲット・データファイルの補助ファイル名を' filename ' に構成します(例2-45を参照)。補助ファイル名の指定を解除するには、CLEAR を指定します。
TSPITRを実行しているか、 たとえば、データファイルがRAWディスクにあってパフォーマンスの理由で補助データファイルをRAWディスクにリストアする必要がある場合は、TSPITR中にこのコマンドを使用します。一般に、TSPITRで
関連項目: RMAN TSPITRの実行方法については『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を、RMANを使用したデータベースの複製方法については『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 |
backupConf |
デフォルトのバックアップ・オプション(多重化、最適化、表領域の除外、バックアップ・セットのサイズ、保存方針など)を構成します。 |
cfauConf |
制御ファイルの自動バックアップ設定を構成します。 |
COMPRESSION ALGORITHM ' algorithm_name ' |
圧縮されたバックアップ・セットの作成時に、RMANが使用するアルゴリズムを指定します。
デフォルトの圧縮アルゴリズム設定は Oracle Database 11gリリース2でAdvanced Compressionオプションを有効にしている場合は、次の圧縮レベルから選択できます。 注意: 基本的に圧縮率はLOWからHIGHへと高くなります。ただし、圧縮率の上昇に応じて、消費されるCPUリソースが多くなります。 様々な圧縮レベルのパフォーマンスはデータベースのデータ、ネットワーク構成、システム・リソースおよびコンピュータ・システムの種類と機能によって異なるため、パフォーマンスについて広く当てはまる統計を示すことはできません。最適な圧縮レベルは、CPUへの帯域幅およびCPUの実際の速度に関するご使用のシステムのバランスによって異なります。ご使用の環境で、データに対して様々な圧縮レベルをテストすることを強くお薦めします。バックアップ・セットの圧縮レベルが組織のパフォーマンス要件および該当する品質保証契約を満たすようにするには、環境、ネットワーク・トラフィックの特徴(ワークロード)およびデータセットに基づいて圧縮レベルを選択します。 注意: サポートされているアルゴリズムは、 関連項目: 『Oracle Databaseリファレンス』の |
OPTIMIZE FOR LOAD
|
圧縮バックアップを要求したときに、事前圧縮ブロック処理をOracle Databaseが実行するかどうかを指定します。デフォルトはTRUE です。FALSE を指定すると、事前圧縮処理が有効になります。デフォルトの動作では、事前圧縮ブロック処理は実行されません。こうした処理は、余分なCPUリソースを消費する可能性があるうえ、1行も挿入または削除されていない、ロードしただけのデータのみを含むブロックに対しては必要ありません。FALSE を指定すると、追加のCPUリソースを使用して、事前圧縮ブロック処理が実行されます。事前圧縮ブロック処理では、内部ブロックのクリーンアップおよびデフラグが実行されるため、バイナリ圧縮のレベルが向上します。
関連項目: このオプションの詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 |
AS OF RELEASE
'version' |
リリース・バージョンを指定します。バージョン番号にはリリース番号書式が使用され、リリースを完全修飾するために最大5つの数値が使用されます。たとえば、10.2.0.3.0および11.2は使用可能な値です。このため、将来のリリースで圧縮アルゴリズムが維持されるようになっています。 |
deviceConf |
デバイスのデフォルトのバックアップ設定(デフォルトのバックアップ・デバイス、デバイスのチャネル構成、各デバイスのデフォルトのバックアップ・タイプ、並列度など)を構成します。 |
ENCRYPTION |
データベースまたは表領域に透過モードの暗号化設定を指定します。
この構成は、 関連項目: 様々なモードのバックアップの暗号化については「バックアップ・セットの暗号化」を、透過的データ暗号化については『Oracle Database Advanced Security管理者ガイド』を参照してください。 |
ALGORITHM ' algorithm_name ' |
バックアップ・セットの書込み時に使用するデフォルトの暗号化アルゴリズムを指定します。V$RMAN_ENCRYPTION_ALGORITHMS に、使用可能な値が示されています。CLEAR オプションを指定すると、データベースがデフォルトにリセットされます。 |
FOR DATABASE [ON | OFF | CLEAR] |
データベース全体に対して透過的暗号化を有効にするかどうかを指定します。オプションは次のとおりです。
注意: パスワードの暗号化を有効にするには、 |
FOR TABLESPACE tablespace_name [ON | OFF | CLEAR] |
1つ以上の表領域に対して透過的暗号化を有効にするかどうかを指定します。表領域に対して構成された設定は、常に、データベース・レベルで設定された構成によってオーバーライドされます。オプションは次のとおりです。
注意: パスワードの暗号化を有効にするには、 |
SNAPSHOT CONTROLFILE NAME TO ' filename ' |
スナップショット制御ファイルの名前と場所を' filename ' に設定します。CONFIGURE SNAPSHOT CONTROLFILE NAME CLEAR を実行すると、RMANではスナップショット制御ファイル名がデフォルトに設定されます。
スナップショット制御ファイル名のデフォルト値はプラットフォーム固有であり、Oracleホームに依存します。たとえば、一部のUNIXシステムでは、デフォルトは スナップショット制御ファイル名は、そのデータベースに対してのみ有効です。プライマリ・データベースで、スナップショット制御ファイル名をデフォルト値以外に設定したとします。 関連項目: スナップショット制御ファイルの詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 |
forDbUniqueNameOption |
Data Guard環境のDB_UNIQUE_NAME で指定されたデータベースのリカバリ・カタログ内にRMAN構成を作成します。リカバリ・カタログ内のデータベースは、db_unique_name を使用して1つのみ指定することも、ターゲット・データベースのDBIDを共有するすべてのデータベースをALL で指定することもできます(後者の場合、DBIDはSET DBID コマンドで指定することもできます)。
Data Guard環境で操作を実行する場合は、リカバリ・カタログが必要です。RMANは、マウント済またはオープン状態のデータベース(プライマリとスタンバイのいずれでも可)に
注意: このデータベースに |
この副次句は、アーカイブREDOログの削除方針の永続構成を管理します。
構文要素 | 説明 |
---|---|
ARCHIVELOG DELETION POLICY |
アーカイブREDOログが削除可能になる条件を決定します。
アーカイブ・ログの削除方針は、ログのすべてのアーカイブ先(高速リカバリ領域も含む)に適用されます。この方針は、バックアップ・セット内のアーカイブREDOログ・ファイルには適用されません。 高速リカバリ領域内のアーカイブREDOログ・ファイルのみが自動的に削除されます。 リカバリ領域では、削除可能なログは可能なかぎり長く保持されます。ディスク領域が必要になると、まず最も古いログから削除されます。リカバリ領域のディスク容量が厳しくなると、Oracle Streamsで必要なアーカイブREDOログ・ファイルが削除される場合があります。 注意: この削除方針は、外部アーカイブREDOログ・ファイルには適用されません。外部アーカイブREDOログ・ファイルは、LogMinerセッション中にロジカル・スタンバイ・データベースで受け取ったログです。これらのログは、プライマリ・データベースから転送されていますが、通常のアーカイブREDOログ・ファイルとは異なり、別のDBIDが使用されています。外部アーカイブREDOログ・ファイルは、ロジカル・スタンバイ・データベースでバックアップおよびリストアすることはできません。 |
TO APPLIED ON [ALL] STANDBY |
次の条件が両方とも満たされている場合に、アーカイブREDOログ・ファイルが削除可能であることを指定します。
どのリモートの宛先が考慮されるかは、次の条件によって異なります。
注意: 関連項目: 詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。 |
BACKED UP integer TIMES TO DEVICE TYPE deviceSpecifier |
次の条件が両方とも満たされている場合に、アーカイブREDOログ・ファイルが削除可能であることを指定します。
この句を指定して削除方針を構成すると、指定したデバイス・タイプに 関連項目: |
TO NONE |
アーカイブ・ログの削除方針を無効にします。これは、デフォルトの設定です。
アーカイブREDOログ・ファイルは、高速リカバリ領域の内部または外部に配置できます。ログは、それがどこに配置されていても、手動コマンドで削除できます。高速リカバリ領域内のログのみがデータベースで自動的に削除できます。 削除方針が
たとえば、アーカイブREDOログ・ファイルが、必須であるリモートの宛先に転送済であるとします。このログは、リカバリ期間の保存方針によると不要ですが、まだバックアップされていません。その場合、ログは削除可能です。または、ログが不要になり、SBTにバックアップ済であるとします。ただし、必須であるリモートの宛先には転送されていません。その場合は、ログは削除可能ではありません。 削除方針が |
TO SHIPPED TO [ALL] STANDBY |
次の条件が両方とも満たされている場合に、アーカイブREDOログ・ファイルが削除可能であることを指定します。
どのリモートの宛先が考慮されるかは、次の条件によって異なります。
注意: 関連項目: 詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。 |
この副次句は、BACKUP
コマンドに関する永続構成を管理します。構成の1つに、バックアップの最適化があります。バックアップの最適化を有効にした場合、ファイルがデバイス・タイプにバックアップ済であれば、それと同じファイルが同じデバイス・タイプにバックアップされることはありません。
バックアップの最適化を行う場合に、ファイルが同じかどうかおよびファイルがスキップされる可能性があるかどうかを判断する基準を表2-3に示します。また、この表では、バックアップの最適化が有効で、同一ファイルのバックアップをスキップするかどうかを決定する必要がある場合に、RMANによって使用されるアルゴリズムも説明します。RMANによってバックアップがスキップされない場合は、指定されたそのとおりにバックアップが作成されます。
構文要素 | 説明 |
---|---|
{ARCHIVELOG | DATAFILE} BACKUP COPIES FOR DEVICE TYPE deviceSpecifier TO integer |
指定したデバイス・タイプ上での、DATAFILE (データファイルと制御ファイルの両方)またはARCHIVELOG ファイルのバックアップ・セットごとのコピー数を指定します(例2-42を参照)。作成できるコピー数は、1 (デフォルト)から4 です。
RMANは、バックアップをディスクまたはテープのいずれかに多重化できますが、テープとディスクに同時に多重化することはできません。テープにバックアップを行う場合は、コピー数が使用可能なテープ・デバイスの数を超えないようにします。また、 制御ファイルの自動バックアップが多重化されることはありません。また、高速リカバリ領域では多重化が許可されません。
|
BACKUP OPTIMIZATION [ON | OFF | CLEAR] |
バックアップの最適化をON またはOFF (デフォルト)にします。CLEAR を指定すると、最適化はデフォルト値のOFF に戻ります。
バックアップの最適化が使用可能になるのは、次の条件がすべて満たされている場合です。
最適化によって、ファイルがデバイス・タイプにバックアップ済である場合は、同じファイルが同じデバイス・タイプにバックアップされないようになります。RMANでは、バックアップ中に、バックアップの最適化によってすべてのファイルがスキップされてもエラーは発行されません。バックアップ保存方針は、バックアップの最適化でどのファイルがスキップされるかに影響します。 ファイルが同じであるためには、表2-3に説明されているように、ファイルの内容がまったく同じである必要があります。バックアップ・ピースをディスク上またはOracle Secure Backupで管理されているメディア上に作成する場合、UNDOデータがアクティブなトランザクションに属していなければ、最適化によって、そのデータはバックアップから除外されます。 注意: 注意: 関連項目: RMANによってファイルのバックアップをスキップできるかどうかを判断する方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 |
EXCLUDE FOR TABLESPACE tablespace_name [CLEAR] |
指定した表領域をBACKUP DATABASE およびRESTORE DATABASEコマンドから除外します(例2-44を参照)。SYSTEM 表領域は除外できません。
BACKUPコマンドは、デフォルトでは表領域を除外しません。このオプションを使用するには、宣言する必要があります。除外は個々のデータファイルではなく表領域の属性として格納されます。そのため、除外は現在のデータファイル・セットに適用されるのみでなく、将来この表領域に追加されるすべてのファイルにも適用されます。表領域を除外した後、その表領域に対して その場合も、 |
MAXSETSIZE |
チャネル上で作成される各バックアップ・セットの最大サイズを指定します。CLEAR オプションを指定すると、MAXSETSIZE をデフォルト値のUNLIMITED に戻すことができます。
注意: このオプションは、 |
TO sizeSpec |
各バックアップ・セットの最大サイズを、integer (GB、KBまたはMB)で指定します。 |
TO UNLIMITED |
バックアップ・セットのサイズを制限しません。 |
RETENTION POLICY |
RMANで不要マークが付けられた、つまり不要となり削除可能になっているバックアップ・セットおよびコピーについて、現行の永続的な方針を指定します。
時間が経過すると、保存方針で指定された条件に従ってバックアップ・セットとコピーに不要マークが付けられます。高速リカバリ領域内の不要なバックアップ・セットおよびコピーは、領域が必要になるとRMANによって自動的に削除されます。高速リカバリ領域外にある不要なファイルが自動的に削除されることはありません。削除するには、 バックアップの場合、保存方針の基本単位はバックアップ・セット(バックアップ・ピースではない)またはイメージ・コピーです。たとえば、 注意: |
TO NONE |
保存方針機能を使用禁止にします。RMANでは、バックアップ・セットおよびコピーは不要とみなされません。 |
TO RECOVERY WINDOW OF integer DAYS |
RMANでデータベースをリカバリ可能な時間枠を指定します。
時間枠は、現在の時刻( 注意: |
TO REDUNDANCY integer |
データファイルおよび制御ファイルごとに、integer で指定した数の全体バックアップまたはレベル0バックアップを保存するように指定します。保存方針のデフォルト設定は、REDUNDANCY 1 です。
データファイルまたは制御ファイルの全体バックアップまたはレベル0バックアップが 次の使用例では、増分バックアップ計画において冗長度がどのように機能するかについて説明します。冗長度レベルが1であるとします。月曜日の正午にレベル0のデータベース・バックアップを、火曜日と水曜日の正午にレベル1の累積バックアップを、木曜日の正午にレベル0のバックアップを実行します。各日次バックアップの直後に、 注意: |
この副次句は、制御ファイルの自動バックアップに関する永続構成を作成します。
構文要素 | 説明 |
---|---|
CONTROLFILE AUTOBACKUP |
制御ファイルの自動バックアップ機能を制御します。
注意: リカバリ・カタログを使用せずにRMANを使用する場合は、制御ファイルの自動バックアップ機能を有効にする必要があります。 |
ON |
次のような状況で、制御ファイルの自動バックアップを実行するように指定します。
バックアップ・ジョブまたはコピー・ジョブで割り当てた最初のチャネルによって自動バックアップが作成され、独自のバックアップ・セットに格納され、構造の自動バックアップ後にデフォルトのディスク・チャネルによってバックアップが作成されます。RMANは、制御ファイルとサーバー・パラメータ・ファイルを同じバックアップ・ピースに書き込みます。制御ファイルの自動バックアップが完了すると、データベースによってバックアップ・ピースへのフルパスとデバイス・タイプを含むメッセージがアラート・ログに書き込まれます。 ディスク上の自動バックアップのデフォルトの場所は、高速リカバリ領域(構成されている場合)またはプラットフォーム固有の場所(構成されていない場合)です。現行の制御ファイルは、デフォルトのフォーマット 自動バックアップを複数の場所に書き込むようにRMANを構成することはできません。制御ファイルのバックアップを複数作成するには、バックアップ・ジョブの最後のコマンドを 注意:
自動バックアップ形式は、 |
OFF |
自動バックアップ機能を無効化します(デフォルト)。
データファイル |
CLEAR |
この構成をデフォルト設定のOFF に戻します。 |
FORMAT FOR DEVICE TYPE deviceSpecifier TO formatSpec |
指定したデバイス・タイプへの制御ファイルの自動バックアップについて、デフォルトの場所とファイル名の形式を構成します(例2-46を参照)。
デフォルトのフォーマットは、どのデバイスの場合も 高速リカバリ領域が有効で、フォーマットがデフォルトの
CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP FOR DEVICE TYPE DISK TO '+dgroup1'; 関連項目: |
この副次句は、チャネルおよびデバイスに関する永続構成を作成します。
構成済チャネルの名前
RMANは構成済チャネルの名前を決定することに注意してください。RMANで使用される規則は、ORA_
devicetype
_
n
です。devicetype
はDISK
またはsbt_tape
などのユーザー・デバイスのタイプ、n
はチャネル番号です。接頭辞ORA_
で始まるチャネル名は、RMAN専用に予約されています。名前がORA_
で始まるチャネルを手動で割り当てることはできません。
注意: デバイス・タイプのsbt とsbt_tape はシノニムですが、RMANへの入力がsbt とsbt_tape のいずれの場合でも、RMANの出力は、常にsbt_tape が表示されます。 |
RMANでは、最初のDISK
チャネルにORA_DISK_1
、2番目のチャネルにORA_DISK_2
という名前が付けられ、以降も同様に名前が付けられます。sbt
チャネルの場合は、最初のチャネルにORA_SBT_TAPE_1
、2番目のチャネルにORA_SBT_TAPE_2
という名前が付けられ、以降も同様に名前が付けられます。チャネルをパラレル化すると、RMANによってチャネルは常に番号順に割り当てられます。番号は、1から始まり、パラレル化の設定値(CONFIGURE DEVICE TYPE ... PARALLELISM
n
)で終わります。
特定の構成済チャネルでBACKUP
またはジョブを実行するには、システムで生成されたチャネル名を使用します。CONFIGURE CHANNEL
コマンド(deviceConf
句を参照)でチャネル番号を指定すると、システム生成のチャネル名に同じ番号が使用されます。
チャネルの自動割当ては、メンテナンス・コマンドにも適用されます。RMANで自動メンテナンス・チャネルを割り当てる場合、他の自動割当てチャネルと同じネーミング規則が使用されます。
Oracle RAC環境の構成済チャネル
Oracle RAC環境でRMANを使用する場合、負荷および可用性に応じて、クラスタ内の様々なインスタンスでセッションを確立するTARGET
接続文字列を指定することをお薦めします。
CONNECT
オプションを使用して個々のチャネルと特定のOracle RACインスタンスとの接続を構成すると、チャネル構成で指定した特定のインスタンスにRMANスクリプトが依存するようになるため、これはお薦めできません。そのインスタンスのうちの1つが使用できなくなると、バックアップ・スクリプトの実行は失敗します。ロード・バランシング接続文字列を使用すると、RMANスクリプトのコーディングが容易になるうえ、個々のインスタンスの障害に対するリジリエンスが向上します。
CONNECT
オプションを使用してRMANチャネルを特定のノードにダイレクトする場合は、チャネル構成でパスワードを使用しないことを強くお薦めします。すべてのインスタンスのSYSDBAパスワードがTARGET
接続のパスワードと同じ場合は、チャネルをCONNECT "@
nodename
"
で構成する必要があります。RMANはそのチャネルへの接続に、TARGET
接続からのユーザーIDとパスワードを使用します。
構文要素 | 説明 |
---|---|
[AUXILIARY] CHANNEL [ integer ] DEVICE TYPE deviceSpecifier |
構成または消去する標準またはAUXILIARY チャネルと、そのチャネルのデバイス・タイプを指定します。
注意: 汎用チャネルを構成するか、チャネルを番号で指定できます。この場合、
チャネル・オプションは、1つ以上指定する必要があります。たとえば、 指定したデバイス・タイプの汎用チャネルについて、新規コマンドにより、そのデバイス・タイプの以前の設定が消去されます。次のコマンドを実行するとします。 CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt MAXPIECESIZE 1G; CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt FORMAT 'bkup_%U'; 2番目のコマンドでは、最初のコマンドの 注意: RMANでは、 関連項目: チャネル番号で指定した自動チャネルを構成する方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 |
allocOperandList |
構成済チャネルの制御オプションを指定します。
デフォルト以外の
CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE DISK FORMAT '+dgroup1'; 関連項目: |
CLEAR |
指定したチャネルを消去します。たとえば、CONFIGURE CHANNEL 1 DEVICE TYPE DISK CLEAR はチャネル1のみをデフォルトに戻しますが、CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE DISK CLEAR は汎用ディスク・チャネルをデフォルトに戻します。CLEAR を指定する場合は、他のチャネル・オプション(PARMS など)を指定できません。 |
DEFAULT DEVICE TYPE TO deviceSpecifier |
自動チャネルのデフォルトのデバイス・タイプを指定します。デフォルトのデバイス・タイプはDISK です。CLEAR を指定すると、デフォルトのデバイス・タイプがDISK に戻ります。
デフォルトでは、
|
DEVICE TYPE deviceSpecifier |
このCONFIGURE コマンドで指定された設定の適用対象としてデバイス・タイプ(ディスクまたはsbt)を指定します。CLEAR オプションを使用すると、このデバイスのバックアップ・タイプおよび並列度の設定がデフォルトにリセットされます。
CONFIGURE DEVICE TYPE sbt PARALLELISM 1; BACKUP DEVICE TYPE sbt DATABASE; 実際には、RMANでは、このバックアップを次のように実行します。 RUN { ALLOCATE CHANNEL ORA_SBT_TAPE_1 DEVICE TYPE sbt; BACKUP DATABASE; } |
BACKUP TYPE TO [[COMPRESSED] BACKUPSET | COPY] |
ディスク・バックアップまたはテープ・バックアップのデフォルトのバックアップ・タイプを構成します。SBTデバイスの場合、COPY オプションはサポートされていません。ディスクの場合のデフォルトは、BACKUPSET です。
ディスク・バックアップのデフォルトの場所は、高速リカバリ領域が構成されている場合は高速リカバリ領域です。構成されていない場合は、RMANによってプラットフォーム固有の場所にバックアップが格納されます。バックアップ・ファイル名のデフォルトの形式は |
PARALLELISM integer |
RMANのジョブに割り当てられるデバイス・タイプに指定された自動チャネルの数を構成します。デフォルトでは、PARALLELISM は1 に設定されています。
注意: ディスク・バックアップの 注意: 手動で番号を取得した デバイス・タイプの並列度を CONFIGURE DEVICE TYPE sbt PARALLELISM 3; CONFIGURE DEVICE TYPE sbt PARALLELISM 2; |
例2-41 デバイスおよびバックアップ・オプションの構成
この例では、デバイス・タイプDISK
およびsbt
のチャネルを構成し、デフォルトのデバイス・タイプをsbt
に設定します。また、バックアップの最適化を有効にし、リカバリ期間を2週間に構成します。
CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk1/backups/%U'; CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt PARMS 'ENV=(OB_DEVICE_1=tape1)'; CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO sbt; CONFIGURE BACKUP OPTIMIZATION ON; CONFIGURE RETENTION POLICY TO RECOVERY WINDOW OF 14 DAYS;
例2-42 デフォルト・デバイス・タイプのオーバーライド
この例では、データファイルと制御ファイルのDISK
バックアップについて多重化を2
に構成し(ただし、ディスクへの制御ファイルの自動バックアップは特例で、多重化されません)、次いでsbt
をデフォルト・デバイスに構成します。
CONFIGURE DATAFILE BACKUP COPIES FOR DEVICE TYPE DISK TO 2; CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt PARMS 'ENV=(OB_DEVICE_1=tape1)'; CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO sbt;
最初のBACKUP
コマンドは、アーカイブREDOログ・ファイルをデフォルトのsbt
チャネルにバックアップします。2番目のBACKUP
コマンドは、データベースをディスクの場所にバックアップします。ディスク・バックアップの多重化が有効であるため、各出力バックアップ・セットのコピーが2つ作成されます。
BACKUP ARCHIVELOG ALL; BACKUP DEVICE TYPE DISK DATABASE FORMAT '/disk1/db_backup_%U','/disk2/db_backup_%U';
例2-43 ファイル・システムにまたがる自動チャネルの構成
この例では、2つのファイル・システムにまたがる自動ディスク・チャネルを構成します。
CONFIGURE DEVICE TYPE DISK PARALLELISM 2; CONFIGURE CHANNEL 1 DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk1/%U'; CONFIGURE CHANNEL 2 DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk2/%U';
PARALLELISM
が2
に設定されているため、次のコマンドは出力データを2つのファイル・システム間で分割します。
BACKUP DEVICE TYPE DISK DATABASE PLUS ARCHIVELOG;
次のLIST
コマンドは、データファイルのバックアップがどのようにパラレル化されたかを示します。
RMAN> LIST BACKUPSET 2031, 2032; List of Backup Sets =================== BS Key Type LV Size Device Type Elapsed Time Completion Time ------- ---- -- ---------- ----------- ------------ --------------- 2031 Full 401.99M DISK 00:00:57 19-JAN-07 BP Key: 2038 Status: AVAILABLE Compressed: NO Tag: TAG20070119T100532 Piece Name: /disk1/24i7ssnc_1_1 List of Datafiles in backup set 2031 File LV Type Ckp SCN Ckp Time Name ---- -- ---- ---------- --------- ---- 1 Full 973497 19-JAN-07 /disk3/oracle/dbs/t_db1.f 5 Full 973497 19-JAN-07 /disk3/oracle/dbs/tbs_112.f BS Key Type LV Size Device Type Elapsed Time Completion Time ------- ---- -- ---------- ----------- ------------ --------------- 2032 Full 133.29M DISK 00:00:57 19-JAN-07 BP Key: 2039 Status: AVAILABLE Compressed: NO Tag: TAG20070119T100532 Piece Name: /disk2/25i7ssnc_1_1 List of Datafiles in backup set 2032 File LV Type Ckp SCN Ckp Time Name ---- -- ---- ---------- --------- ---- 2 Full 973501 19-JAN-07 /disk3/oracle/dbs/t_ax1.f 3 Full 973501 19-JAN-07 /disk3/oracle/dbs/t_undo1.f 4 Full 973501 19-JAN-07 /disk3/oracle/dbs/tbs_111.f
例2-44 Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)構成での自動チャネルの構成
この例では、Oracle RACデータベースに2つのノードがあるとします。メディア・マネージャはOracle Secure Backupです。テープ・ドライブtape1
はnode1
に直接接続され、テープ・ドライブtape2
はnode2
に直接接続されています。この例では、各クラスタ・ノードにSBT自動チャネルを構成します。
この例では、Oracle RACインスタンスnode1
およびnode2
へのチャネル接続を示します。両方のチャネル接続で、RMANは、ターゲット・データベース接続で入力したユーザー名とパスワードと同じものを使用します。
CONFIGURE DEVICE TYPE sbt PARALLELISM 2; CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO sbt; CONFIGURE CHANNEL 1 DEVICE TYPE sbt CONNECT '@node1' PARMS 'ENV=(OB_DEVICE=tape1)'; CONFIGURE CHANNEL 2 DEVICE TYPE sbt CONNECT '@node2' PARMS 'ENV=(OB_DEVICE=tape2)';
例2-45 補助ファイル名の構成
この例では、CONFIGURE AUXNAME
を使用して、データファイルの新しいファイル名を指定します。DUPLICATE
コマンドによって、ディレクトリ構造が異なるリモート・ホストにデータベースが多重化されます。
# set auxiliary names for the data files CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 1 TO '/oracle/auxfiles/aux_1.f'; CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 2 TO '/oracle/auxfiles/aux_2.f'; CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 3 TO '/oracle/auxfiles/aux_3.f'; CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 4 TO '/oracle/auxfiles/aux_4.f'; RUN { ALLOCATE AUXILIARY CHANNEL dupdb1 TYPE DISK; DUPLICATE TARGET DATABASE TO dupdb LOGFILE GROUP 1 ('?/dbs/dupdb_log_1_1.f', '?/dbs/dupdb_log_1_2.f') SIZE 4M, GROUP 2 ('?/dbs/dupdb_log_2_1.f', '?/dbs/dupdb_log_2_2.f') SIZE 4M REUSE; } # Un-specify the auxiliary names for the data files so that they are not # overwritten by mistake: CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 1 CLEAR; CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 2 CLEAR; CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 3 CLEAR; CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 4 CLEAR;
例2-46 制御ファイルの自動バックアップに使用するデフォルトの形式の指定
次の例では、自動バックアップ機能を有効にし、DISK
およびsbt
デバイスに対してデフォルトの自動バックアップ形式を構成します。
CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP ON; CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMAT FOR DEVICE TYPE DISK TO '/disk2/%F'; CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMAT FOR DEVICE TYPE sbt TO 'cf_auto_%F';
例2-47 スタンバイ・データベースの構成の作成
プライマリ・データベースprod
が、dgprod3
およびdgprod4
というDB_UNIQUE_NAME
名の2つのスタンバイ・データベースに関連付けられているとします。RMANを起動し、TARGET
としてprod
に接続して、リカバリ・カタログに接続するとします。次のコマンドでは、データベースdgprod3
およびdgprod4
のデフォルトのデバイス・タイプを構成します。
CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO sbt FOR DB_UNIQUE_NAME dgprod3; CONFIGURE DEVICE TYPE sbt PARALLELISM 2 FOR DB_UNIQUE_NAME dgprod3; CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO DISK FOR DB_UNIQUE_NAME dgprod4;
この構成で2つのスタンバイ・データベースの制御ファイルが更新されるのは、リカバリ・カタログから制御ファイルへの逆方向の再同期が行われた後のみです。この再同期は、ユーザーがdgprod3
およびdgprod4
に初めて接続するときに行われます。
次のSHOW
コマンドは、dgprod3
という一意の名前を持つデータベースのデバイス・タイプの永続構成を表示します。
RMAN> SHOW DEVICE TYPE FOR DB_UNIQUE_NAME dgprod3; RMAN configuration parameters for database with db_unique_name DGPROD3 are: CONFIGURE DEVICE TYPE 'SBT_TAPE' PARALLELISM 2 BACKUP TYPE TO BACKUPSET; CONFIGURE DEVICE TYPE DISK PARALLELISM 1 BACKUP TYPE TO BACKUPSET; # default
次のSHOW
コマンドは、リカバリ・カタログが認識しているデータベースで、DBIDが3257174182のすべてのデータベースの永続構成を表示します(DBIDの値は、先行するSET DBID
コマンドで指定されます)。
SHOW ALL FOR DB_UNIQUE_NAME ALL;
例2-48 バックアップの最適化
次の例では、表2-3で示したバックアップの最適化について説明します。バックアップの最適化が無効になっているとします。午前9時に、既存のすべてのアーカイブREDOログ・ファイルの3つのコピーをテープにバックアップします。
バックアップをテープに多重化する場合は、BACKUP_TAPE_IO_SLAVES
初期化パラメータをtrue
にする必要があります。
BACKUP DEVICE TYPE sbt COPIES 3 ARCHIVELOG ALL;
午前11時に、バックアップの最適化を有効にします。
CONFIGURE BACKUP OPTIMIZATION ON;
正午に、次のアーカイブREDOログのバックアップを実行します。
BACKUP DEVICE TYPE sbt COPIES 2 ARCHIVELOG ALL; Starting backup at 19-JAN-07 current log archived using channel ORA_SBT_TAPE_1 skipping archived log file /d1/db1r_605ab325_1_34_612112605.arc; already backed up 3 time(s) skipping archived log file /d1/db1r_605ab325_1_35_612112605.arc; already backed up 3 time(s) skipping archived log file /d1/db1r_605ab325_1_36_612112605.arc; already backed up 3 time(s) skipping archived log file /d1/db1r_605ab325_1_37_612112605.arc; already backed up 3 time(s) skipping archived log file /d1/db1r_605ab325_1_38_612112605.arc; already backed up 3 time(s) skipping archived log file /d1/db1r_605ab325_1_39_612112605.arc; already backed up 3 time(s) channel ORA_SBT_TAPE_1: starting archived log backup set channel ORA_SBT_TAPE_1: specifying archived log(s) in backup set input archived log thread=1 sequence=40 RECID=170 STAMP=612270506 channel ORA_SBT_TAPE_1: starting piece 1 at 19-JAN-07 channel ORA_SBT_TAPE_1: finished piece 1 at 19-JAN-07 with 2 copies and tag TAG20070119T110827 piece handle=2hi7t0db_1_1 comment=API Version 2.0,MMS Version 10.1.0.0 piece handle=2hi7t0db_1_2 comment=API Version 2.0,MMS Version 10.1.0.0
この場合、BACKUP
...
COPIES
の設定がCONFIGURE
...
COPIES
の設定をオーバーライドするため、n
=2
が設定されます。RMANは、sbt
デバイスにログのコピーが2つ以上ある場合にのみ、ログのバックアップをスキップします。午前9時までに生成されたすべてのログについて、各ログの3つのコピーがsbt
上に存在するため、RMANはこれらのログのバックアップをスキップします。ただし、午前9時より後に生成されたすべてのログについては、2つのコピーがバックアップされます。これは、そのログがまだテープにバックアップされていないためです。