Oracle WebCenter Spacesの管理

Oracle Fusion Middleware管理者は、すべてのOracle WebCenterコンポーネントのセキュリティを考慮したあらゆる管理作業、およびすべてのインストール、構成および監査タスクを実行できます。Oracle WebCenter Spacesコンポーネントを管理および監視するために、Oracle Fusion Middleware管理者ができる作業は次のとおりです。

• Oracle WebCenter Spacesの起動と停止。
  
  
• バックエンド・サービスの構成（メール・サーバー、ワークリスト接続、ディスカッション・サーバー接続、メール・サーバー接続、インスタント・メッセージングとプレゼンスの接続、Oracle Secure Enterprise Search接続、およびグループ・スペース・イベント、リンク、リスト、メモおよびタグのデータベース接続など）。
  
  
• 外部アプリケーションとデータソース（コンテンツ・リポジトリ、外部アプリケーション、ポートレット・プロデューサなど）のメンテナンス。
  
  
• 企業シングル・サインオンを許可するアイデンティティ・ストアの構成。
  
  
• グローバル・オプションの構成（グループ・スペースのサブスクリプション・ワークフローのSOA接続、wikiサービスおよびワークリスト項目など）。
  
  
• グループ・スペースとグループ・スペース・テンプレート、またはOracle WebCenter Spacesアプリケーション全体のインポートおよびエクスポート。これにより、Oracle WebCenterアプリケーションとステージングまたは本番環境間で、コンテンツのバックアップや移動が可能になります。
  
  
• ログ・ファイルを使用した問題点または障害の特定と診断。
  
  
• Oracle WebCenter Spacesのパフォーマンス分析と、Oracle Enterprise Managerによる現在のステータスの監視。
  
  

Oracle WebCenter Spaces内では、最高のアプリケーション権限がOracle WebCenter Spaces管理者に与えられます。Oracle WebCenter Spacesの管理および監視のために、Oracle WebCenter Spaces管理者は、次の作業を実行できます。

• アプリケーション全体の設定の変更: アプリケーションの命名、デフォルトのルック・アンド・フィールのカスタマイズ、デフォルト言語の選択、ディスカッション・フォーラムとRSSニュース・フィードの設定、個人用スペースの無効化、グループ・スペース・サービスの管理など。
  
  
• ユーザーとロールの管理: デフォルト・ロール割当て、カスタム・ロールの作成、ロール権限の定義、およびユーザー・アクセスおよび承認要件の管理。
  
  
• 個人用ページの管理: 個人用ページの表示、編集および削除、ページのデフォルト値の設定、ページのコピーおよびページのセキュリティ管理。
  
  
• ビジネス・ロール・ページの管理: 特定のビジネス・ロールに固有のページの作成と管理、一般読者に対するページの公開、および不要なページの削除。
  
  
• 外部アプリケーション・リンクのメンテナンス: サイドバーのアプリケーションペインにある外部アプリケーション・リンク・リストでの、エントリの追加、変更および削除。
  
  
• グループ・スペースおよびグループ・スペース・テンプレートの管理: グループ・スペースを一時的にオフラインにした後のオンラインへの復帰、グループ・スペースのクローズまたは再アクティブ化、グループ・スペースまたはテンプレートの削除、およびグループ・スペース・テンプレートの公開または非表示化。