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Oracle Enterprise Manager アドバンスト構成
10gリリース5(10.2.0.5.0)

B53907-01
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8 Enterprise Managerログ・ファイルの位置確認および構成

Oracle Management AgentまたはOracle Management Serviceをインストールすると、Enterprise Managerでは、特定の情報、警告およびエラー情報などを一連のログ・ファイルに保存するようにシステムが自動的に構成されます。

ログ・ファイルは、Enterprise Managerインストールにおける潜在的な問題を解決する際に役立ちます。このファイルにはEnterprise Managerによって実行された処理の詳細や、警告またはエラーの発生の有無が記述されています。

この章には、Enterprise Managerログ・ファイルの内容の位置確認および参照方法のみでなく、問題解決の場合は詳細を、ディスク領域を節約する場合は概要をそれぞれ提供するようにログ・ファイルを構成する手順についても記載されています。

この章では次の項について説明します。

8.1 管理エージェントのログ・ファイルとトレース・ファイルの位置確認および構成

次の項ではOracle Management Agentのログおよびトレース・ファイルについて説明します。

8.1.1 管理エージェントのログおよびトレース・ファイルについて

Oracle Management Agentのログおよびトレース・ファイルには、ユーザーが問題解決のために後で使用できる重要な情報が保存されています。管理エージェントでは3種類のログ・ファイルが使用されます。

次の表に、その他の管理エージェント・ログ・ファイルを示します。

表8-1    ログ・ファイル 
ログ・ファイル  説明 

agabend.log 

10.2.0.3以上で提供されるこのログには、エージェントの起動エラーがすべて記録されます。起動に失敗するたびにこのファイルにエラーが追加されます。エージェント・ウォッチドッグは、このファイルから情報を取得してエージェントの異常終了についてレポートします。 

apmeum.log  

エンドユーザー監視(Chronos)スクリプトに基づくログおよびトレースの情報。 

e2eme.log  

OC4Jのエンドツーエンド・トレースのログ・ファイル。 

e2eme.trc 

OC4Jのエンドツーエンド・トレースのトレース・ファイル。 

emagent.log 

エージェント・プロセスで使用されるログ・ファイル。すべての情報メッセージがローカル言語で記録されます。 

emagent.nohup 

エージェント・ウォッチドッグのログ・ファイル。このファイルには、ウォッチドッグが実行したアクションがすべて記録されます。 

emagent.trc 

エージェント・プロセスで使用されるトレース・ファイル。すべてのトレース・メッセージが英語のみで記録されます。 

emagent_memdump_<time>.trc 

emctl status agent memoryコマンドで生成されるオプションのトレース・ファイル。エージェントのその時点でのメモリー使用量の概要が記録されます。 

emagent_perl.trc 

PERLスクリプトのトレース・ファイル。このファイルにはPERLのメトリックおよび検出が記録されます。 

emdctl.log 

エージェント制御ユーティリティのログ・ファイル。 

emdctl.trc 

エージェント制御ユーティリティのトレース・ファイル。 

emsubagent.log 

SNMPサブエージェントのログ・ファイル。 

emsubagent.nohup 

STDOUTおよびSTDERRメッセージが記録されるSNMPサブエージェントのログ・ファイル。 

emsubagent.trc 

SNMPサブエージェントのトレース・ファイル。 

nfsPatchPlug.log 

Oracleホームのパッチ適用時におけるNFSエージェントのログ・ファイル。 

nmei.log 

ilint XMLファイル検証のログ・ファイル。 

nmei.trc 

ilint XMLファイル検証のログ・ファイル。 

nmo.trc  

Windows NTのみ。ファイルの追加の認証トレースがnmotracingであるトレースがemd.propertiesファイルで有効になります。 

secure.log 

エージェントが実行した保護操作がすべて記録されるログ・ファイル。 

また、管理エージェントが特定のデータ収集タスクに使用するソフトウェア・プログラムであるfetchletについても、Enterprise Managerでログ・ファイルおよびトレース・ファイルが用意されています。

8.1.2 管理エージェントのログおよびトレース・ファイルの位置確認

エージェントのログおよびトレース・ファイルは、エージェントのランタイム・ディレクトリに書き込まれます。ランタイム・ディレクトリを検索するには次のコマンドを使用します。

$ emctl getemhome

ログおよびトレース・ファイルは<EMHOME>/sysman/logにあります。

関連項目

エージェント・ホーム・ディレクトリの位置確認の詳細は
第1章「Enterprise Managerの詳細構成の概要」 

8.1.3 管理エージェントのロールオーバー・ファイルについて

管理エージェント・ログ・ファイルおよび管理エージェント・トレース・ファイルは両方とも、ファイルへの情報の書込みに伴ってサイズが拡大するように設計されています。ただし、ファイルの最大サイズも設定されています。ファイルが事前定義された最大サイズに達すると、管理エージェントではロギングまたはトレース情報の名前が変更(ロール)されて新しいファイル名になり、新規のログ・ファイルまたはトレース・ファイルが起動します。このプロセスによって、ログ・ファイルが大きくなりすぎることを防ぎます。

重要なログまたはトレース・ファイル情報へのアクセスを可能にするため、デフォルトでは
4回、管理エージェントでログ・ファイルおよびトレース・ファイルがロールオーバーされます。ログまたはトレース・ファイルのロールオーバーが4回を超えると、一番古いロールオーバー・ファイルは削除されます。

このため通常は、合計で4つのログ・ファイルと4つのトレース・ファイルがログ・ディレクトリにあります。次に示すのは、AGENT_HOME/sysman/logディレクトリにある3つのアーカイブ・トレース・ファイルと現在のトレース・ファイルの例です。

emagent.trc
emagent.trc.1
emagent.trc.2
emagent.trc.3

8.1.4 管理エージェントのログおよびトレース・ファイルのサイズと数量の制御

ログおよびトレース・ファイルがどのくらいのサイズに達すると管理エージェントでロールオーバー・ファイルが作成されるかを制御できます。また、ロールオーバー・ファイルがいくつ作成されると管理エージェントでロギングまたはトレース・データが削除されるかを制御できます。

管理エージェントのログおよびトレース・ファイルのサイズと数量を制御するには、次のようにします。

  1. 管理エージェントを停止します。

    関連項目

    「UNIX上の管理エージェントの起動、停止およびステータス確認」 

  2. 次のディレクトリにあるemd.propertiesファイルを探します。

    AGENT_HOME/sysman/config/ (UNIX)
    AGENT_HOME¥sysman¥config (Windows)
    
    
  3. テキスト・エディタを使用して、emd.propertiesファイルを開きます。

  4. 表8-2の情報を使用して、emd.propertiesファイル内のエージェントのロギングおよびトレース・プロパティを探して変更します。

  5. 管理エージェントを再起動します。

    表8-2    管理エージェントのログおよびトレース・ファイルのプロパティ 
    プロパティ  目的   
    LogFilewithPID
     

    trueに設定すると、このプロパティは管理エージェントのプロセスIDをログ・ファイル名に追加します。これによって、監視している管理エージェントのプロセスIDの指定が容易になります。 

    LogFilewithPID=true 

    LogFileMaxSize
     

    管理エージェント・ログ・ファイルがこのサイズ(KB)に達すると、管理エージェントではロギング・データが新しいロールオーバー・ファイルにコピーされ、新規のemagent.logロギング・ファイルが作成されます。 

    LogFileMaxSize=4096 

    LogFileMaxRolls
     

    デフォルトでは、エージェントでログ・ファイルが4回ロールオーバーされると、ロギング・データが削除されます。ロールオーバー・ファイルの数量はこのプロパティによって制御されます。 

    LogFileMaxRolls=4 

    TrcFileMaxSize
     

    管理エージェント・トレース・ファイルがこのサイズ(KB)に達すると、管理エージェントではロギング・データが新しいロールオーバー・ファイルにコピーされ、新規のemagent.trcロギング・ファイルが作成されます。 

    TrcFileMaxSize=4096 

    TrcFileMaxRolls 

    デフォルトでは、エージェントでトレース・ファイルが4回ロールオーバーされると、トレース・データが削除されます。ロールオーバー・ファイルの数量はこのプロパティによって制御されます。 

    TrcFileMaxRolls=4 

8.1.5 管理エージェント・トレース・ファイルの内容の制御

管理エージェント・トレース・ファイルに保存される情報量を変更するには、次のようにします。

  1. 管理エージェントを停止します。

    関連項目

    「UNIX上の管理エージェントの起動、停止およびステータス確認」 

  2. 次のディレクトリにあるemd.propertiesファイルを探します。

    AGENT_HOME/sysman/config
    
    
  3. テキスト・エディタを使用してemd.propertiesファイルを開き、ファイル内の終わり近くにある次のエントリを探します。

    tracelevel.main=WARN
    tracelevel.emdSDK=WARN
    tracelevel.emdSDK.util=WARN
    tracelevel.ResMonitor=WARN
    tracelevel.Dispatcher=WARN
    tracelevel.ThreadPool=WARN
    tracelevel.pingManger=WARN
    .
    .
    .
    
    

    これらのプロパティはそれぞれ、管理エージェントの各種のサブコンポーネントに対するロギング詳細レベルを制御します。

  4. 各プロパティのWARN値を表8-3に示されている値の1つに置き換えることによって、トレース・ファイルに含まれる情報量を変更します。


    注意:

    表8-3に示されている値では大文字/小文字が区別されます。 


  5. 管理エージェントを再起動します。

    表8-3    Enterprise Managerコンポーネントのトレース・レベル 
    レベル  目的 

    ERROR 

    致命的なエラーのみをトレース・ファイルに記録します。この設定では最小限のトレース・データが生成されます。このロギング・レベルを選択すると、トレース・ファイルは比較的ゆるやかに拡大します。 

    WARN 

    致命的エラーに加えて警告情報も記録されます。 

    INFO 

    警告および致命的エラー情報に加えて、情報メッセージも記録されます。 

    DEBUG 

    情報トレース、警告および致命的エラーのみでなく、デバッグ情報も記録されます。この設定では最大限のトレース・データが生成されます。

    注意: このロギング・レベルを選択すると、トレース・ファイルは比較的速く拡大します。 

8.1.6 fetchletのログおよびトレース・ファイルのサイズと数量の制御

管理エージェントのログおよびトレース・ファイルと同様に、管理エージェントのfetchletログ・ファイルおよびトレース・ファイルが最大サイズに達すると、管理エージェントではその情報の名前が変更(ロール)されて新しいファイル名になり、新規のログ・ファイルまたはトレース・ファイルが起動します。

管理エージェントのfetchletログおよびトレース・ファイルの最大サイズ、およびロールオーバー・ファイルの数量を制御するには、次のようにします。

  1. 管理エージェントを停止します。

    関連項目

    「UNIX上の管理エージェントの起動、停止およびステータス確認」 

  2. 次のディレクトリにあるemagentlogging.propertiesファイルを探します。

    AGENT_HOME/sysman/config
    
    
  3. テキスト・エディタを使用してemagentlogging.propertiesファイルを開き、
    表8-4に記述されているエントリを変更します。

  4. 管理エージェントを再起動します。

    表8-4    管理エージェントのサーブレット・ログおよびトレース・ファイルのプロパティ 
    プロパティ  目的   

    log4j.appender.
    emagentlogAppender.
    MaxFileSize 

    fetchletログ・ファイルがこのサイズに達すると、管理エージェントではロギング・データが新しいロールオーバー・ファイルにコピーされ、新規のemagentfetchlet.logファイルが作成されます。 

    log4j.appender.
    emagentlogAppender.
    MaxFileSize=20000000 

    log4j.appender.
    emagentlogAppender.
    MaxBackupIndex 

    このオプション・プロパティは、ロギング・データが削除されるまでに、管理エージェントでfetchletログ・ファイルが新しいファイル名にロールオーバーされる回数を示します。

    注意:ログ・ファイルにはトレース・ファイルほどのデータは記録されないため、通常、複数のロールオーバー・ファイルを作成する必要はありません。このため、このエントリはデフォルトではプロパティ・ファイルに含まれていません。 

    log4j.appender.emagentlogAppender.
    MaxBackupIndex=1 

    log4j.appender.
    emagenttrcAppender.
    MaxFileSize 

    fetchletトレース・ファイルがこのサイズに達すると、管理エージェントではロギング・データが新しいロールオーバー・ファイルにコピーされ、新規のemagentfetchlet.trcログ・ファイルが作成されます。 

    log4j.appender.
    emagenttrcAppender.
    MaxFileSize=5000000 

    log4j.appender.
    emagenttrcAppender.
    MaxBackupIndex 

    このプロパティは、トレース・データが削除されるまでに、管理エージェントでトレース・ファイルが新しいファイル名にロールオーバーされる回数を示します。 

    log4j.appender.
    emagenttrcAppender.
    MaxBackupIndex=10 

8.1.7 fetchletトレース・ファイルの内容の制御

デフォルトでは、管理エージェントのfetchletで生成されたすべての致命的エラーおよび警告メッセージがemagentfetchlet.trcファイルに保存されます。ただし、fetchletが生成するロギング情報量を調整することは可能です。

管理エージェントのfetchletで生成されるトレース情報量を変更するには、次のようにします。

  1. 管理エージェントを停止します。

    関連項目

    「UNIX上の管理エージェントの起動、停止およびステータス確認」 

  2. 次のディレクトリにあるemagentlogging.propertiesファイルを探します。

    AGENT_HOME/sysman/config
    
    
  3. テキスト・エディタを使用してemagentlogging.propertiesファイルを開き、次のエントリを探します。

    log4j.rootCategory=WARN, emagentlogAppender, emagenttrcAppender
    
    
  4. log4j.rootCategoryパラメータの値を表8-3に示されている値の1つに変更します。


    注意:

    表8-3に示されている値では大文字/小文字が区別されます。 


  5. 管理エージェントを再起動します。

8.2 管理サービスのログ・ファイルとトレース・ファイルの位置確認および構成

次の項では管理サービスのログ・ファイルの位置確認および構成方法を説明します。

8.2.1 管理サービスのログおよびトレース・ファイルについて

Oracle Management Serviceのログおよびトレース・ファイルには、ユーザーが問題解決のために後で使用できる重要な情報が保存されています。管理サービスでは2種類のログ・ファイルが使用されます。

8.2.2 管理サービスのログおよびトレース・ファイルの位置確認

管理サービスのログおよびトレース・ファイルは、Oracle Management ServiceがインストールされデプロイされているOracle Application Serverホーム内の次のディレクトリに保存されます。

AS_HOME/sysman/log/

8.2.3 管理サービスのログおよびトレース・ファイルのサイズと数量の制御

管理サービスのログおよびトレース・ファイルは、ファイルへの情報の書込みに伴ってサイズが拡大します。ただし、ファイルの最大サイズも設定されています。ファイルが事前定義された最大サイズに達すると、管理サービスではロギング情報の名前が変更(ロール)されて新しいファイル名になり、新規のログ・ファイルまたはトレース・ファイルが起動します。このプロセスによって、ログおよびトレース・ファイルが大きくなりすぎることを防ぎます。

このため、複数のログおよびトレース・ファイルが管理サービスのログ・ディレクトリにあることがほとんどです。次に示すのは、AS_HOME/sysman/logディレクトリにある1つのアーカイブ・ログ・ファイルと現在のログ・ファイルの例です。

emoms.log
emoms.log.1

管理サービスのログおよびトレース・ファイルの最大サイズ、およびロールオーバー・ファイルの数量を制御するには、次のようにします。

  1. 管理サービスを停止します。

    関連項目

    「Oracle Management Serviceの制御」 

  2. 次のディレクトリにあるemomslogging.propertiesファイルを探します。

    AS_HOME/sysman/config
    
    
  3. テキスト・エディタを使用してemomslogging.propertiesファイルを開き、表8-5に記述されているエントリを変更します。

  4. 管理サービスを再起動します。

    表8-5    emomslogging.propertiesファイル内の管理サービス・ログ・ファイルのプロパティ 
    プロパティ  目的   

    log4j.appender.emlogAppender.
    MaxFileSize 

    管理サービス・ログ・ファイルがこのサイズに達すると、管理サービスではロギング・データが新しいロールオーバー・ファイルにコピーされ、新規のemoms.logログ・ファイルが作成されます。  

    log4j.appender.emlogAppender.
    MaxFileSize=20000000 

    log4j.appender.emlogAppender.
    MaxBackupIndex 

    このオプション・プロパティは、ロギング・データが削除されるまでに、管理サービスでログ・ファイルが新しいファイル名にロールオーバーされる回数を示します。

    注意:ログ・ファイルにはトレース・ファイルほどのデータは記録されないため、通常、複数のロールオーバー・ファイルを作成する必要はありません。このため、このエントリはデフォルトではプロパティ・ファイルに含まれていません。 

    log4j.appender.emlogAppender.
    MaxBackupIndex=1 

    log4j.appender.emtrcAppender.
    MaxFileSize 

    管理サービス・トレース・ファイルがこのサイズに達すると、管理サービスではロギング・データが新しいロールオーバー・ファイルにコピーされ、新規のemoms.trcログ・ファイルが作成されます。 

    log4j.appender.emtrcAppender.
    MaxFileSize=5000000 

    log4j.appender.emtrcAppender.
    MaxBackupIndex 

    このプロパティは、トレース・データが削除されるまでに、管理サービスでトレース・ファイルが新しいファイル名にロールオーバーされる回数を示します。 

    log4j.appender.emtrcAppender.
    MaxBackupIndex=10 

8.2.4 管理サービス・トレース・ファイルの内容の制御

デフォルトでは、管理サービスによってすべての致命的エラーおよび警告メッセージがemoms.trcファイルに保存されます。ただし、管理サービスが生成するロギング情報量を調整することは可能です。

管理サービスで生成されるロギング情報量を変更するには、次のようにします。

  1. 管理サービスを停止します。

    関連項目

    「Oracle Management Serviceの制御」 

  2. 次のディレクトリにあるemomslogging.propertiesファイルを探します。

    AS_HOME/sysman/config
    
    
  3. テキスト・エディタを使用してemomslogging.propertiesファイルを開き、次のエントリを探します。

    log4j.rootCategory=WARN, emlogAppender, emtrcAppender
    
    
  4. log4j.rootCategoryパラメータの値を表8-3に示されている値の1つに変更します。


    注意:

    表8-3に示されている値では大文字/小文字が区別されます。 


  5. 管理サービスを再起動します。

8.2.5 Oracle Application Serverログ・ファイルの制御

管理サービスは、Application Server内のOracle Application Server Containers for J2EE(OC4J)インスタンスで実行されるJ2EEアプリケーションです。Application Serverの別のコンポーネントでは、独自のログ・ファイルが生成されます。これらのファイルには、問題解決のために後で使用できる重要な情報が含まれます。

表8-6に、いくつかのコンポーネントのログ・ファイルの場所を示します。

表8-6    コンポーネント・ログ・ファイルの場所 
コンポーネント  場所 

HTTPサーバー 

ORACLE_HOME/Apache/Apache/logs/error_log.time
ORACLE_HOME/Apache/Apache/logs/access_log.time 

OC4J 

ORACLE_HOME/j2ee/instance_name/
logORACLE_HOME/j2ee/instance_name/
application-deployments/application_name/application.log 

OPMN 

ORACLE_HOME/opmn/logs 

Web Cache 

ORACLE_HOME/webcache/logs 

iASファイルには2GBまでしか保存できないため、ログ・ファイルをローテーションするか、ODLに切り替えてください。

これらのログ・ファイルのサイズおよび繰返しの制御方法は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。


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