| Oracle Enterprise Manager Grid Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド 11gリリース1(11.1.0.1.0) B61023-01 |
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この章では、サイレント・モードで追加のOracle Management Service(OMS)をインストールする方法について説明します。特に、次の内容について説明します。
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注意: 完全なEnterprise Managerシステム・インストールの一部としてインストールした最初のOMSにアドオンがインストールされている場合は、この章に示された手順を実行しないでください。その場合は、第8章「サイレント・モードでOracle Management Serviceソフトウェアのみをインストールして後で構成」を参照してください。 |
インストール・タイプで「追加管理サービスの追加」を選択すると、既存のEnterprise Manager Grid Control環境に追加OMSをインストールできます。このオプションは、動作保証されているOracle DatabaseでEnterprise Manager Grid Controlをすでに使用し、次のような理由で別のOMSを必要とする場合に最適な方法です。
既存のOMSで負荷分散を必要とする場合
既存のOMSでCPUまたはRAMリソースが不足している場合
複数のOMSを使用できますが、接続される管理リポジトリは1つのみである点に注意してください。
表6-1に、インストール・プロセスと、このインストール・タイプでインストールまたは構成されるソフトウェア・コンポーネントを示します。
表6-1 サイレント・モードで追加のOracle Management Serviceを追加するためのプロセス
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ステップ1 |
Oracle Management Service 11gリリース1のインストール Oracleミドルウェア・ホーム内にOracleホームが作成され、新しいホームにOMSのソフトウェア・バイナリがインストールされます。 Oracleミドルウェア・ホームは、Oracle WebLogic Serverホームと(オプションの)1つ以上のOracleホームで構成されます。 Oracleミドルウェア・ホームが |
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ステップ2 |
Oracle Management Agent 11gリリース1のインストール Oracleミドルウェア・ホーム内にOracleホームが作成され、新しいホームにOracle Management Agent(管理エージェント)のソフトウェア・バイナリがインストールされます。 Oracleミドルウェア・ホームが |
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ステップ3 |
Oracle Web Tier 11gリリース1のインストール Oracleミドルウェア・ホーム内にOracleホームが作成され、新しいホームにWeb Tierのソフトウェア・バイナリがインストールされます。 Oracleミドルウェア・ホームが |
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ステップ4 |
Oracle Common Directoryのインストール Oracleミドルウェア・ホーム内に構成ファイルを格納するための共通ディレクトリが作成されます。 Oracleミドルウェア・ホームが |
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ステップ5 |
Oracle Management Serviceのインスタンス・ベースの場所の構成 Oracleミドルウェア・ホームの親ディレクトリ内に、OMS関連のすべての構成ファイルを格納するためのEnterprise Manager Grid Control用のインスタンス・ホームが作成されます。デフォルトのインスタンス・ホームはgc_instですが、これを編集してカスタム名を指定することもできます。 Oracleミドルウェア・ホームが Oracleミドルウェア・ホームの親ディレクトリに書込み権限がない場合は、Oracleミドルウェア・ホームにOracle Management Serviceインスタンス・ベースが作成されます。 |
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ステップ6 |
コア・コンポーネントの構成 コンフィギュレーション・アシスタント・ツールが実行され、次の処理が実行されます。
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開始する前に、次のことに注意してください。
Oracle Management Service 11gリリース1は、Enterprise Manager 11g Grid Controlリリース1でのみサポートされています。
既存のEnterprise Manager 11g Grid Control環境に追加のOracle Management Service 11gリリース1をインストールする場合は、この章に示されているインストール手順に従ってください。
既存のEnterprise Manager 10g Grid Controlリリース2(10.2.X.X)環境に追加のOracle Management Service 11gリリース1をインストールする場合は、まずEnterprise Manager 10g Grid ControlをEnterprise Manager 11g Grid Controlにアップグレードしてから、追加のOracle Management Service 11gをインストールします。
この追加OMSへのアドオンをインストールできるのは、完全なEnterprise Managerシステムとしてインストールした最初のOMSにアドオンがインストールされている場合のみです。最初のOMSにアドオンがインストールされている場合は、この章に示されている手順を実行しないでください。その場合は、第8章「サイレント・モードでOracle Management Serviceソフトウェアのみをインストールして後で構成」を参照してください。
このインストール・タイプでサポートされるのは、インストーラが起動されたサーバーへのローカルなOMSインストールのみです。複数またはリモートのホストへのインストールはサポートされません。
1つのホストに複数のOMSをインストールすることはできません。
デフォルトでは、「インストールに使用されるポート」に示されているアップロード・ポートおよびコンソール・ポートが使用されます。
ただし、デフォルトのポートでなくカスタム・ポートを使用する場合は、「インストールに使用されるポート」の説明に従ってstaticports.iniファイルを更新し、setup.exeまたはrunInstallerの起動中に-staticPortsIniFileパラメータを渡します。
次に例を示します。
./runInstaller -silent -staticPortsIniFile <absolute_path_to_ini_file_location>/staticports.ini -responseFile <absolute_path_to_response_file> [-invPtrLoc <absolute_path_to_inventory_directory>]
デフォルトでは、レスポンス・ファイル内のINSTALL_UPDATES_SELECTIONパラメータが"skip"に設定されているため、インストール中にソフトウェア更新を適用することはできません。インストール中にソフトウェア更新を適用する必要がある場合は、表6-3の説明に従ってこのパラメータを変更します。
DISPLAY環境変数は設定しないでください。
インストール前にEnterprise Manager Grid Control固有の環境変数を設定する必要はありません。ORACLE_HOME変数とORACLE_SID変数は設定しないでください。PATH内にOracleディレクトリを含めることはできません。
Oracleでは、Oracleライフタイム・サポート・ポリシーに基づいて製品のコード修正を提供しています。特定の製品に対するライセンス期間が満了すると、Oracleが提供するコード修正のサポートも同時に終了します。詳細は、次のURLで入手可能なOracleライフタイム・サポート・ポリシーを参照してください。
http://www.oracle.com/support/library/brochure/lifetime-support-technology.pdf
Enterprise Manager Grid Controlインストールのサポート可能性と動作保証の組合せを判断する際は、Enterprise Manager Grid Controlのフレームワーク・コンポーネントと、Enterprise Manager Grid Controlの監視対象のターゲットについて考慮する必要があります。Grid Controlのコンポーネントおよびターゲットを常に動作保証済の最新バージョンにしておくと、拡張サポート・ライセンスを購入しなくてもコード修正を受け取ることができます。動作保証済のEnterprise Manager Grid Controlコンポーネントと監視対象ターゲットの組合せの詳細は、My Oracle Supportノート412431.1を参照してください。
管理リポジトリ内にEMKEYが存在しているかどうかは問題ではありません。いずれにしても、インストールは問題なく続行されます。
Enterprise Manager Grid Controlコンソールにアクセスするために、My Oracle Supportノート412431.1に示されている動作保証済のブラウザ以外は使用しないでください。
追加OMSをサイレント・モードで追加する前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。
必要に応じてこの項を印刷し、各前提条件に対して○または×を記入してください。こうすることで、すでに満たされている前提条件と満たされていない前提条件を追跡できます。
表6-2 サイレント・モードで追加のOracle Management Serviceを追加するための前提条件
| 要件 | 説明 | ○/× |
|---|---|---|
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ハードウェアの要件 |
付録A「ハードウェア要件の確認」に示されているハード・ディスク領域および物理メモリーの要件を満たしていることを確認します。 |
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オペレーティング・システムの要件 |
OMSのインストール先が、My Oracle Supportノート412431.1に示されている動作保証済のオペレーティング・システムであることを確認します。 |
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パッケージの要件 |
付録B「パッケージおよびライブラリの要件の確認」に示されているすべてのプラットフォーム固有パッケージをインストールします。 |
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オペレーティング・システム・グループおよびユーザーの要件 |
付録C「オペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成の要件」の説明に従って、必要なオペレーティング・システム・グループおよびユーザーを作成します。 |
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一意のホスト名および静的IPアドレスの要件 |
ネットワーク構成を確認して、インストール先のホストがネットワーク内の他のホストから認識される一意のホスト名および静的IPアドレスに解決されることを確認します。 注意: 静的IPアドレスのみを使用してください。動的IPアドレスを使用すると、インストールは失敗します。 |
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ファイル記述子の要件 |
ファイル記述子が4096以上に設定されていることを確認します。 ファイル記述子に設定されている現在の値を確認するには、次のコマンドを実行します。
現在の値が4096でない場合は、rootユーザーとして、
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一時ディレクトリ領域の要件 |
実行可能ファイルをコピーできる一時ディレクトリに400 MBの領域が割り当てられていることを確認します。たとえば、UNIXホストの場合は |
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中央インベントリの要件 |
中央インベントリ・ディレクトリに100 MBの領域が割り当てられていることを確認します。 また、中央インベントリ・ディレクトリが共有ファイル・システム上にないことも確認します。中央インベントリがすでに共有ファイル・システム上に存在する場合は、My Oracle Supportノート1092645.1に示されている手順に従って、非共有ファイル・システムに切り替えてください。 |
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UMASK値の要件 |
シェル起動ファイル内でデフォルトのファイル・モード作成マスク(umask)が022に設定されていることを確認します。 次に例を示します。
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共有ファイル・システム・ローダーの場所の要件 |
最初のOMSで共有ファイル・システム・ローダーを構成した場合、共有場所が追加OMSのインストール先のホストからアクセス可能かつ書込み可能であることを確認します。 最初のOMSで共有ファイルシステム・ローダーをまだ構成しておらず、今から構成する場合は、次の手順を実行します。
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JDKの要件 |
Enterprise Manager Grid Controlのインストール先のホストに、次のバージョンのJDKがインストールされていることを確認します。
ご使用のプラットフォーム用のJDKバージョンを、プラットフォーム・ベンダーのWebサイトからダウンロードします。たとえば、Linuxプラットフォーム用のSUN JDK 1.6_18をOracle Webサイトからダウンロードします。同様に、他のプラットフォーム用のJDKを他のベンダーの信頼できるWebサイトからダウンロードします。 また、Linux x86_64プラットフォームにJDK 1.6_18をインストールする例が、My Oracle Supportノート1063587.1に記載されています。 すでにJDKがインストールされている場合は、
注意: JROCKITはサポートされていません。 |
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Enterprise Manager Grid Controlによって、このOracle WebLogic Server内に新しいドメインが作成されます。既存のドメインはいずれも使用されません。 Oracle WebLogic Serverのインストールの詳細は、My Oracle Supportノート1063762.1を参照してください。詳細、ダウンロードおよびデモについては、次のURLにアクセスしてください。
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Oracle Smart Updateユーティリティを使用して、Oracle WebLogic ServerにパッチID このパッチの適用の詳細は、My Oracle Supportノート1072763.1を参照してください。 Oracle Smart Updateユーティリティの詳細は、次のURLで入手できるOracle Smart Updateパッチおよびメンテナンス・パックのインストールを参照してください。
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既存データベース・バージョンの要件 |
動作保証済の既存のOracle Databaseが、My Oracle Supportノート412431.1に一覧表示されているデータベースの1つであることを確認します。データベースは、製品のインストール先のホストかリモート・ホストのいずれかに配置できます。 |
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既存データベース構成の要件 |
動作認証済の既存のOracle Database内でOracle Management Repository 11gリリース1がすでに構成されていることを確認します。 |
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インストール・ユーザーの要件 |
ユーザーが次の要件を満たしていることを確認します。
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権限の要件 |
次の場所へのアクセスおよび書込みができることを確認します。
これらの場所の詳細は、「インストール・ディレクトリの理解」を参照してください。 実行可能ファイルのコピー先の一時ディレクトリに対する書込み権限があることを確認します。たとえば、 |
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近接度の要件 |
OMSをインストールするホストと、管理リポジトリを構成するホストの場所が互いに近接していることを確認します。2つのホストの間のラウンド・トリップ・ネットワーク待機時間を1ミリ秒未満にするのが理想的です。 |
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ファイアウォールの要件 |
環境内にファイアウォールがある場合は、第19章「Enterprise Managerのファイアウォールの構成」を参照してください。 |
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インターネット接続の要件 |
構成情報が自動的に収集されてMy Oracle Supportにアップロードされるように、インストール・ウィザードの実行に使用するホストをインターネットに接続することをお薦めします。 |
サイレント・モードで追加OMSを追加するには、次の手順を実行します。
次のレスポンス・ファイルをローカル・ホスト上のアクセス可能な場所にコピーします。
<Software_Location>/response/additional_mgmt_service.rsp
このコマンドの<Software_Location>は、<DVD>か<Software_Downloaded_Location>のいずれかです。
レスポンス・ファイルを編集し、表6-3に示されたパラメータに適切な値を指定します。
インストーラを起動します。
これがホストにインストールする最初のOracle製品である場合は、次のコマンドを実行します。
./runInstaller -silent -responseFile <absolute_path_to_response_file>/additional_mgmt_service.rsp [-invPtrLoc <absolute_path_to_inventory_directory>]
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注意:
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最初のOracle製品でない場合は、次のコマンドを実行します。
./runInstaller -silent -responseFile <absolute_path_to_response_file>/additional_mgmt_service.rsp
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注意:
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表6-3 追加のOracle Management Serviceを追加するためのレスポンス・ファイル・パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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SECURITY_UPDATES_VIA_MYORACLESUPPORT |
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DECLINE_SECURITY_UPDATES |
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INSTALL_UPDATES_SELECTION |
このパラメータはデフォルトで、インストール中にソフトウェア更新をインストールできないことを示す"skip"に設定されています。 しかし、インストール中にソフトウェア更新をインストールする必要がある場合は、このパラメータを"staged"に設定します。続いて次のパラメータには、ソフトウェア更新が含まれる
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ORACLE_MIDDLEWARE_HOME_LOCATION |
Oracle WebLogic Serverのインストール中に指定した場所を指定します。たとえば、 たとえば、デフォルト場所の この場所の詳細は、「Oracleミドルウェア・ホームとは」を参照してください。 注意: ここで指定するミドルウェア・ホームは、Enterprise Manager Grid Controlのみに対して使用されるようにします。Enterprise Manager Grid Controlに指定したミドルウェア・ホームに、Oracle Fusion Middlewareの他の製品またはコンポーネントがインストールされていないことを確認してください。 |
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ORACLE_INSTANCE_HOME_LOCATION |
デフォルトでは、 デフォルトのディレクトリを受け入れるかカスタム・ディレクトリを指定するかにかかわらず、ディレクトリはデフォルトでOracleミドルウェア・ホームの親ディレクトリの下に作成されます。たとえば、Oracleミドルウェア・ホームが この場所の詳細は、「Oracle Management Serviceインスタンス・ベースの場所とは」を参照してください。 |
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ADMIN_SERVER_HOSTNAME |
管理サーバーが実行されているホストの名前を指定します。管理サーバーは、最初のOracle Management Service 11gリリース1をインストールしたときに作成されたサーバーです。 |
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ADMIN_SERVER_PORT |
管理サーバーが実行されているポートを指定します。 |
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WLS_ADMIN_SERVER_USERNAME |
WebLogicドメイン用の管理ユーザーとして使用されるデフォルト・ユーザー名を指定します。デフォルトのユーザー名は、 |
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WLS_ADMIN_SERVER_PASSWORD |
WebLogicユーザー・アカウントのパスワードを指定します。 |
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NODE_MANAGER_PASSWORD |
ノード・マネージャ・パスワードを指定します。 |
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DATABASE_HOSTNAME |
既存のデータベースが常駐するホストの完全修飾名を指定します。たとえば、db.host.comのように指定します。 |
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LISTENER_PORT |
既存のデータベースに接続するためのリスナー・ポートを指定します。 |
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SERVICENAME_OR_SID |
既存のデータベースのシステムID(SID)を指定します。 |
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SYSMAN_PASSWORD |
SYSMANユーザー・アカウントのパスワードを指定します。 |
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AGENT_REGISTRATION_PASSWORD |
OMSと管理エージェントの間の通信を保護するには、パスワードを指定します。管理エージェントを保護するためのパスワードと同じ登録パスワードを入力する必要があります。 |
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AGENT_REGISTRATION_CONFIRM_PASSWORD |
エージェント登録パスワードを確認します。 |
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LOCK_ORACLE_MANAGMENT_SERVICE |
OMSは常にセキュア・モードで実行されます。さらに、ロックされている状態と、ロックされていない状態に分けられます。ロックされていない状態の場合、セキュアな管理エージェントはHTTPSプロトコルを、セキュアでない管理エージェントはHTTPプロトコルを使用して、OMSと通信します。しかし、ロックされた状態の場合、セキュアな管理エージェントのみがHTTPSプロトコルを使用してOMSと通信します。
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ALLOW_ONLY_SECURE_ACCESS_TO_CONSOLE |
デフォルトでは、HTTPプロトコルかHTTPSプロトコルのいずれかを使用して、Enterprise Manager Grid Controlコンソールにアクセスできます。
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START_OMS |
OMSをインストール後に自動的に起動する場合は、TRUEを指定します。OMSをインストール後に自動的に起動しない場合は、FALSEを指定します。 |
追加OMSを追加した後は、次の手順を実行します。
OMSのOracleホーム(oms11g)に移動して次のコマンドを実行すると、OMSが動作していることを確認するメッセージが表示されます。
$<ORACLE_HOME>/bin/emctl status oms
管理エージェントのOracleホーム(agent11g)に移動して次のコマンドを実行すると、管理エージェントが動作していることを確認するメッセージが表示されます。
$<ORACLE_HOME>/bin/emctl status agent
管理エージェントのOracleホーム(agent11g)に移動して次のコマンドを実行すると、EMDアップロードが正常に完了したことを確認するメッセージが表示されます。
$<ORACLE_HOME>/bin/emctl upload
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注意: デフォルトでは、HTTPSプロトコルを使用してのみEnterprise Manager Grid Controlにアクセスできます。HTTPプロトコルを使用するには、OMSのOraceホームから次のコマンドを実行して、ロック解除します。
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(UNIXオペレーティング・システムのみ)rootユーザーとして次のスクリプトを実行します。
インストーラの起動中にインベントリの場所を指定していない場合、これがホストにインストールした最初のOracle製品であれば、中央インベントリからoraInstRoot.shスクリプトを実行します。
$HOME/oraInventory/oraInstRoot.sh
たとえば、SUDOを使用してrootユーザーに変更する場合は、次のコマンドを実行します。
/usr/local/bin/sudo $Home/oraInventory/oraInstRoot.sh
OMSのOracleホーム(oms11g)から、allroot.shスクリプトを実行します。
<ORACLE_HOME>/allroot.sh
たとえば、SUDOを使用してrootユーザーに変更する場合は、次のコマンドを実行します。
/usr/local/bin/sudo /scratch/OracleHomes/oms11g/allroot.sh
追加OMSを追加した結果としてのドメインの構成変更がGrid Controlコンソールに反映されるように、Enterprise Managerアプリケーションが含まれるOracle WebLogic Serverドメインをリフレッシュします。Oracle WebLogic Serverドメインをリフレッシュするには、次の手順を実行します。
Enterprise Manager Grid Controlで、Enterprise Managerアプリケーションが含まれるOracle WebLogic Serverドメインのホームページにナビゲートします。ほとんどの場合、ホームページへのダイレクトURLは次のようになります。ドメイン名がGCDomainでない場合は、その文字列でドメイン名を置換してください。
[protocol]://[host]:[port]/em/faces/as/as/domainHome?target=/secFarm_GCDomain/GCDomain&type=weblogic_domain
「WebLogicドメイン」メニューから「WebLogicドメインのリフレッシュ」をクリックします。
「WebLogicドメインのリフレッシュ」ページで「続行」をクリックします。
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注意: これにより、「WebLogicドメインのリフレッシュ」ジョブが発行されます。このジョブによってドメイン構成変更が取得され、Enterprise Manager Grid Controlコンソールに反映されます。このジョブは1日に1回繰り返されます。このため、将来的にさらに追加OMSを追加したり、Enterprise ManagerシステムからOMSを削除したりすると、このジョブによってOracle WebLogic Serverドメインの構成変更が自動的に取得されます。追加OMSを追加するたびにこの手順を繰り返す必要はありません。 |
付録H「Oracle Management Serviceのプロキシ構成の設定」の説明に従って、プロキシ・サーバーを構成します。
付録G「監視のためのデータベースおよびASMターゲットの構成」の説明に従って、Oracle DatabaseおよびOracle Automatic Storage Management(Oracle ASM)ターゲットを監視のために構成します。
Enterprise Manager Grid Controlコンソールにアクセスするために、My Oracle Supportノート412431.1に示されている動作保証済のブラウザ以外は使用しないでください。
emoms.propertiesファイルはサポートされなくなったため、管理リポジトリに関連する詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
emctl config oms -list_repos_details
(オプション)別の管理リポジトリに接続する場合は、OMSを停止して次のコマンドを実行してから、OMSを再起動します。
emctl config oms -store_repos_details (-repos_host <host> -repos_port <port> -repos_sid <sid> | -repos_conndesc <connect descriptor>) -repos_user <username> [-repos_pwd <pwd>] [-no_check_db]
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注意: Linuxでは、一重引用符または二重引用符を使用して接続記述子をダブルエスケープする必要があります。ただし、Microsoft Windowsではその必要はありません。Linuxでの例を次に示します。
Microsoft Windowsでの例を次に示します。
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(オプション)SYSMANパスワードを変更する場合は、OMSを停止して次のコマンドを実行してから、OMSを再起動します。
emctl config oms -change_repos_pwd
(オプション)新しくインストールされたターゲットを検出する場合、スタンドアロン管理エージェントをクラスタベース管理エージェントに変換する場合、クラスタの新規ノード上でターゲットを検出する場合、またはクラスタベース管理エージェントを再構成する場合は、agentcaスクリプトを実行して、再構成およびすべての新規ターゲットの検出を行う必要があります。
agentcaスクリプトの詳細は、「エージェント・コンフィギュレーション・アシスタントの用途」を参照してください。
管理エージェントの再構成およびすべての新規ターゲットの検出の詳細は、付録I「Oracle Management Agentの再構成および新規ターゲットの検出」を参照してください。
(オプション)WLSでトランザクション・リクエストをトレースするためにリクエスト監視機能を有効にする場合は、監視対象のターゲットに対して、アプリケーションの依存性とパフォーマンス(ADP)のマネージャとエージェントおよびJVM診断を構成する必要があります。
JVM診断のインストールおよびリクエスト監視機能の有効化の詳細は、Oracle Enterprise Manager管理ガイドを参照してください。
Enterprise Manager Grid ControlでのADP機能の有効化の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Management Pack Plus for SOAスタート・ガイド』を参照してください。
これらのガイドはいずれも、次のURLで入手可能です。