Sun WorkShop 入門

付録 A Sun WorkShop リソースの設定

Sun WorkShop のウィンドウで使用するデフォルトの色とフォント、他のいくつかのオプションは、2 つのリソースファイルによって決まります。デフォルトの一部を変更して、Sun WorkShop ユーザーインタフェースを各自の好みに合わせることもできます。

この付録では、設定可能な Sun WorkShop リソースと、設定を変更する前に必要な情報について説明します。

この付録は、次の各節で構成されています。

Sun WorkShop リソースファイルについて

Sun WorkShop では、次の 2 つのリソースファイルを使用しています。

各リソースファイルには、CDE (共通デスクトップ環境) 版と非 CDE 版があり、それぞれ WorkShop インストールディレクトリ内の次のディレクトリに格納されています。デフォルトのインストールディレクトリは /opt です。

/opt/SUNWspro/WS5.0/lib/locale/ja/app-defaults/CDE /opt/SunWspro/WS5.0/lib/locale/ja/app-defaults/non-CDE


注 -

リソースファイルが見つからない場合は、システム管理者に問い合わせてください。Sun WorkShop が、別のサイトのディレクトリにインストールされていることがあります。


Sun WorkShop プログラムは、CDE ウィンドウマネージャが動作しているかどうかによって、正しいリソースファイルを自動的に読み込みます。CDE 環境と非 CDE 環境の唯一の違いは、Motif 要素用の汎用の色とフォントが非 CDE では定義されていないという点です。非 CDE では、これらの要素を CDE スタイルマネージャで制御しています。

編集可能なリソース

WORKSHOP ファイルと ESERVE ファイルの中には、リソースのグループが何に関連しているかを示す注釈があります。たとえば、次のリソースのグループは、テキストエディタで強調表示に使用される色を制御します。


!WORKSHOPがエディタ中の強調表示の色として使用するリソース 

WORKSHOP.curPCColor:   #8BD98B
WORKSHOP.visitPCColor:  #EDC9FF
WORKSHOP.breakptColor:   #FF9696

編集できる Sun WorkShop リソースの種類は、以下のとおりです。

各リソースに関する詳細は、付録 A 「Sun WorkShop リソースの設定」「ESERVE リソース」を参照してください。

Sun WorkShop 製品の主要な構成要素に影響するリソースは、TeamWare 構成要素または「ツール」メニューの構成要素には影響しない点に注意してください。各リソースの定義の前にある注釈を必ずお読みください。

リソースの変更方法

リソースの定義を変更するには、次の手順に従ってください。

  1. ホームディレクトリ、または環境変数 XFILESEARCHPATH か XAPPLRESDIR で指定したディレクトリに、WORKSHOP または ESERVE というファイルを作成します。

  2. 変更したいリソースが格納されているファイルのあるディレクトリに移動します。

    WORKSHOP または ESERVE というファイルのデフォルトパス名は、「Sun WorkShop リソースファイルについて」に示しています。ファイルが見つからない場合は、システム管理者に問い合わせてください。

  3. リソースファイルを開き、変更したいリソース定義だけをコピーします。

  4. ホームディレクトリに作成したファイルにリソース定義をペーストします。

  5. リソース設定を変更し、Sun WorkShop を起動します。

    Sun WorkShop がすでに起動している場合は、いったん終了してから再起動します。


    注 -

    Sun WorkShop のデフォルトカラーを変更して、指定された以外の色を使用する場合、Sun WorkShop でカラーマップを使い果たす可能性があります。


ハイパーリンクウィンドウでのワイド文字フォントの変更

Sun WorkShop の多くのウィンドウでは、別のウィンドウへのハイパーリンクで関連情報を表示できます。たとえば、「構築」ウィンドウの構築エラーをクリックすると、そのエラーを含むソースコードがエディタウィンドウに表示されます。

特定のリソースは、ハイパーリンク表示で使用する非 ASCII 文字を複数バイト文字と解釈することを示すフラグの機能を持っています。複数バイト文字は、リソースで設定されたフォントで表示されます。

リソースは、非 ASCII 文字の複数バイト解釈があるロケールに対してのみ設定してください。

WORKSHOP リソースファイルに設定されている場合、リソースの名前は次のように表示されます。

 WORKSHOP*HTML*WCfont:
 WORKSHOP*HTML*boldWCFont:
 WORKSHOP*HTML*plainWCFont:
 WORKSHOP*HTML*plainboldWCFont:
 WORKSHOP*HTML*Font:
 WORKSHOP*HTML*boldFont:
 WORKSHOP*HTML*plainFont:
 WORKSHOP*HTML*plainboldFont:

各 WC フォントリソースは、非 WC フォントリソースに対応しています。WC フォントリソースを設定すると、設定されたサイズによって、WC フォントや対応する非 WC フォントで書かれたテキスト要素の行間隔と基準線が決定されます。これによって、ASCI I 文字と複数バイト文字が混在する場合でも、行の間隔が一定になります。さらに、非 WC フォントのみで書かれる行の書式にも WC フォントのサイズが使われます。


注 -

複数バイト文字のハイパーリンク表示に WC フォントが設定されていて、その内容を変更する場合、WC フォントのサイズと間隔は、非 WC フォントのサイズや間隔と比例している必要があります。そのために、非 WC フォントリソースを変更しなければならない場合があります。


Sun WorkShop リソース

表 A-1 から表 A-17 に、WORKSHOP リソースファイルで変更可能な Sun WorkShop の色とフォントのリソースを示します。

エディタウィンドウの強調色

表 A-1 のリソースは、関数、ブレークポイント、問い合わせに対する一致、ソースコードの構築エラーをテキストエディタウィンドウで強調表示するための色を制御します。

表 A-1 エディタウィンドウで使用する強調色のリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

WORKSHOP.curPCColor: 

現在の関数 

#8BD98B 

WORKSHOP.visitPCColor: 

表示関数 

#EDC9FF 

WORKSHOP.breakptColor: 

ブレークポイント 

#FF9696 

WORKSHOP.disabledBreakptColor 

休止中のブレークポイント 

#BDBDBD 

WORKSHOP.matchColor: 

パターンまたはシンボルによる検索 

#99CFFF 

WORKSHOP.errorColor: 

現在の構築エラー 

#FFCC40 

データグラフウィンドウの色

表 A-2 のリソースは、デバッガの「データグラファ」ウィンドウのグラフで使用される色を制御します。『dbx コマンドによるデバッグ』を参照してください。

表 A-2 データグラフウィンドウの色のリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

WORKSHOP.dgLineColor: 

線グラフの色 

#OOOOFF 

WORKSHOP.dgFillColor: 

塗りつぶしグラフの色 

#FDF5E6 

WORKSHOP.dgMeshColor: 

メッシュグラフの色 

#OOOOFF 

「コールグラファ」ウィンドウと 「クラスグラファ」ウィンドウの色

表 A-3 のリソースは、ノード、ノード間を結ぶ線 (または矢印)、「コールグラファ」ウィンドウ (図 3-5) と「クラスグラファ」ウィンドウ (図 3-6) のグラフ区画の背景色を制御します。

表 A-3 クラスグラファとコールグラファのウィンドウで使用する色のリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

WORKSHOP*labelNodeBackground: 

各ノードの背景色 

#EFEFEF 

WORKSHOP*viewBackground: 

グラフ区画の背景色 (デフォルトは X の OldLace) 

#FDF5E6 

強調色を解除した場合のノードの属性

WORKSHOP*arcForeground: 

ノード間の矢印 

#000000 

WORKSHOP*nodeForegroundColor: 

ノードの境界線 

#000000 

WORKSHOP*labelNodeForeground: 

ノードのテキスト 

#000000 

強調色を使用した場合のノードの属性

WORKSHOP*arcHighlightColor:  

ノード間の矢印 

#FF0000 

WORKSHOP*nodeHighlightColor:  

ノードの境界線 

#FF0000 

「ヘルプ」ウィンドウの色

表 A-4 のリリースは、標準的な「ヘルプ」ウィンドウとコンパクトな「クイックヘルプ」ウィンドウの色の設定を制御します。

表 A-4 標準的なヘルプビューアで使用する色のリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

ヘルプビューアの色

WORKSHOP*XmDialogShell.DtHelpDialog*DisplayArea.background: 

背景色 

White (白) 

WORKSHOP*XmDialogShell*XmDialogShell.DtHelpDialog*DisplayArea.backgrou nd 

背景色 

White (白) 

WORKSHOP*XmDialogShell.DtHelpDialog*DisplayArea.foreground: 

前景色 

Black (黒) 

WORKSHOP*XmDialogShell*XmDialogShell.DtHelpDialog*DisplayArea.foreground 

前景色 

Black (黒) 

クイックヘルプビューアの色

WORKSHOP*XmDialogShell.DtHelpQuickDialog*DisplayArea.background: 

背景色 

White (白) 

WORKSHOP*XmDialogShell*XmDialogShell.DtHelpQuickDialog*DisplayArea.background 

背景色 

White (白) 

WORKSHOP*XmDialogShell.DtHelpQuickDialog*DisplayArea.foreground: 

前景色 

Black (黒) 

WORKSHOP*XmDialogShell*XmDialogShell.DtHelpQuickDialog*DisplayArea.foreground 

前景色 

Black (黒) 

警告音

表 A-5 のリソースでは、警告音を無効にすることができます。使用可能な値は、XmBellXmNONE です。

表 A-5 警告音の有効・無効を切り替えるリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

WORKSHOP*audibleWarning: 

警告音を有効または無効にする 

XmBell 

デバッガボタン

表 A-6 のリソースでは、dbx を起動した際に、デバッガとテキストエディタのボタンが無効になるまでの時間をミリ秒単位で設定できます。デバッガとテキストエディタのボタンを無効にすると、コードのステップ実行の際、ボタンの点滅を防ぐことができます。処理速度が遅いシステムや ISDN 回線を介して Sun WorkShop を実行している場合は、この値を上げた方が良いことがあります。

表 A-6 デバッガのボタンが無効になるまでの遅延時間を指定するリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

WORKSHOP.ButtonDisableDelay 

dbx の起動時にデバッガとテキストエディタのボタンが無効になるのを遅らせる

250 

「dbx コマンド」ウィンドウと「プログラム入出力」ウィンドウの出力行数

表 A-7 のリソースでは、「dbx コマンド」ウィンドウと「プログラム入出力」ウィンドウに保存される出力行数を設定します。

表 A-7 「dbx コマンド」ウィンドウおよび「プログラム入出力」ウィンドウに保存される出力行数を設定するリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

WORKSHOP*dtTerm.saveLines 

保存される出力行数 

1000 

「Web での最新情報」の表示に使用するブラウザ

表 A-8 のリソースでは、Sun WorkShop の「Web での最新情報」ページの表示に使用するブラウザのデフォルトのパスを変更できます。「「Web での最新情報」ダイアログボックス」を参照してください。

表 A-8 「Web での最新情報」の表示に使用するブラウザのパスを変更するリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

WORKSHOP.browser 

「Web での最新情報」の表示に使用するブラウザのパス 

sdtwebclient 

ハイパーリンクリソース

表 A-9 のリソースでは、英語版 Sun WorkShop のウィンドウとダイアログボックスのハイパーリンクで使用するフォントの種類、太さ、アングルを設定します。Sun WorkShop ウィンドウのハイパーリンクの例については、図 4-6 (「構築」ウィンドウの構築エラーリンク) と 図 5-1 (デバッグウィンドウの「スタック」区画の関数リンク) を参照してください。

表 A-9 英語版 Sun WorkShop のハイパーリンクで使用するフォントを設定するリソース

リソース名 

デフォルト値 

WORKSHOP*HTML*BoldFont: 

-dt-gothic-medium-r-normal--14-*-*-*-c-*-*-* 

WORKSHOP*HTML*PlainFont: 

-dt-gothic-medium-r-normal--14-*-*-*-c-*-*-* 

WORKSHOP*HTML*PlainboldFont: 

-dt-gothic-medium-r-normal--14-*-*-*-c-*-*-* 

表 A-10 に、複数バイト文字のあるロケールのハイパーリンク WC フォントを示します。設定すると、HTML 表示に書かれる非 ASCII 文字は複数バイト文字として解釈され、リソースで設定したフォントで表示されます。

表 A-10 日本語版 Sun WorkShop のハイパーリンクで使用するフォントを設定するリソース

リソース名 

デフォルト値 

WORKSHOP*HTML*boldWCfont: 

-dt-gothic-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-0 

WORKSHOP*HTML*plainWCfont: 

-dt-gothic-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-0 

WORKSHOP*HTML*plainboldWCfont: 

-dt-gothic-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-0 

テキストの自動改行

表 A-11 のリソースでは、Sun WorkShop ウィンドウでテキストを自動改行するか、新しい行を開始するかを設定できます。デフォルト値は true で、この場合、ウィンドウの端でテキストが自動改行されます。

表 A-11 テキストの自動改行を設定するリソース

リソース名 

デフォルト値 

WORKSHOP*HTML*wrapPreformatText: 

True 

表 A-12 のリソースでは、垂直スクロールバーの有効・無効を切り替えることができます。

表 A-12 垂直スクロールバーの有効・無効を切り替えるリソース

リソース名 

デフォルト値 

WORKSHOP*HTML*verticalScrollbarAlways: 

True 

Motif に固有のリソース

表 A-13 から表 A-17 に、Motif 環境のみで使用され、CDE では使用されない固有のリソースを示します。

表 A-13 Motif (非 CDE) 固有のフォントのリソース

リソース名 

デフォルト値 

WORKSHOP.labelFontList: 

-*-gothic-medium-r-normal--14-120-75-75-c-*-*-*: 

WORKSHOP.buttonFontList: 

-*-gothic-medium-r-normal--14-120-75-75-c-*-*-*: 

WORKSHOP.textFontList: 

-*-gothic-medium-r-normal--14-120-75-75-c-*-*-*: 

ソースファイルでは、表 A-14 のようにコメントアウトされています。特定の Sun WorkShop ウィンドウのフォントを変更したい場合は、コメントを解除してください。

表 A-14 ウィンドウ固有のフォントのリソース

リソース名 

デフォルト値 

WORKSHOP*ipeDbxCommandWindow*userFont: 

-*-lucidatypewriter-medium-r-normal-*-12-*-*-*-*-*-iso8859-1: 

WORKSHOP*ipeProgramIOShell*userFont: 

-*-lucidatypewriter-medium-r-normal-*-12-*-*-*-*-*-iso8859-1: 

WORKSHOP*threadsList*fontList: 

-*-lucidatypewriter-medium-r-normal-*-12-*-*-*-*-*-iso8859-1: 

WORKSHOP*handlerList*fontList: 

-*-lucidatypewriter-medium-r-normal-*-12-*-*-*-*-*-iso8859-1: 

WORKSHOP*processList*fontList: 

-*-lucidatypewriter-medium-r-normal-*-12-*-*-*-*-*-iso8859-1: 

表 A-15 のリソースは、表などのテーブル形式のテキストに適用されます。

表 A-15 テーブル形式のウィンドウで使用するフォントのリソース

リソース名 

デフォルト値 

WORKSHOP.DataMonospacedFont: 

-*-gothic-medium-r-normal--14-120-75-75-c-*-*-*: 

ウィンドウの前景色と背景色

表 A-16 のリソースでは、ほとんどの Sun WorkShop ウィンドウで使用される前景色と背景色を制御します。

表 A-16 Sun WorkSHop のウィンドウ、ダイアログボックス、メニュー、ボタンで使用する色のリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

WORKSHOP*foreground: 

ウィンドウの前景色 (ラベルなどのテキスト) 

#000000 

WORKSHOP*XmTextField*background: 

テキストボックスの背景色 

#FFFFFF 

WORKSHOP*XmText*background: 

テキストの色 

#FFFFFF 

WORKSHOP*threadsList.background: 

スレッド区画の背景色 

#FFFFFF 

WORKSHOP*ipeDbxCommandWindow*dtTerm.background: 

「dbx コマンド」ウィンドウの背景色 

#FFFFFF 

WORKSHOP*ipeProgramIOShell*dtTerm.background: 

「プログラム入出力」ウィンドウの背景色 

#FFFFFF 

WORKSHOP*XmDrawingArea.background: 

スタック区画やデータ表示などの背景色 

#FFFFFF 

WORKSHOP*background: 

Sun WorkShop ウィンドウの背景色 

#DEDEDE 

WORKSHOP*XmPushButton*background: 

ボタンの背景色 

#DEDEDE 

WORKSHOP*XmMenuShell*background: 

メニューの背景色 

#DEDEDE 

WORKSHOP*XmList*background: 

「ブラウズ」ウィンドウの 「一致」リストなど、リストの背景色 

#DEDEDE 

WORKSHOP*topShadowColor: 

ボタンやテキストボックスなどの上部および左端の影の色 

#FFFFFF 

スクロールバーの背景とトグルボタンの色

表 A-17 に、スクロールバーの背景に使用する色とトグルのオン・オフを表すトグルボタンの色のリソースを示します。

表 A-17 スクロールバーの背景やトグルボタンの色のリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

WORKSHOP*HTML*troughColor: 

スクロールバーの背景色 

#DEDEDE 

WORKSHOP*XmToggleButton.selectColor: 

選択された状態のチェックボックスの色 

#FF9696 

WORKSHOP*XmToggleButton.fillOnSelect: 

選択された状態でチェックボックスを塗り潰し 

true 

WORKSHOP*XmToggleButtonGadget.selectColor: 

選択された状態のラジオボタンの色 

#FF9696 

WORKSHOP*XmToggleButtonGadget.fillOnSelect: 

選択された状態でラジオボタンを塗り潰し 

true 

ESERVE リソース

以下の表に、変更可能な ESERVE リソースを示します。

Emacs エディタのデフォルトパス名

表 A-18 に、編集サーバーが GNU Emacs と XEmacs テキストエディタを呼び出すために使用するリソースを示します。絶対パスが指定される場合、それが実行されます。

表 A-18 Emacs エディタのデフォルトパスを設定するリソース

リソース名 

デフォルト値 

ESERVE*defaultGnuEmacsPath: 

mule 

ESERVE*defaultXEmacsPath: 

xemacs-mule 

表 A-18 のリソース値は、絶対パスでもコマンドのベース名でもかまいません ( myfavoriteemacs など)。

ベース名は、PATH 環境変数から呼び出されます。

点滅ポインタ

表 A-19 に、テキストエディタウィンドウのポインタを点滅しないポインタに変更するリソースを示します。ポインタは、デフォルトでは点滅するように設定されています。 点滅しないポインタの場合は、0 に設定します。

表 A-19 点滅ポインタのリソース

リソース名 

デフォルト値 

ESERVE*DtTerm.blinkRate: 

250 

Motif 環境のフォント

表 A-20 に、Motif 環境のみに使用され、CDE では使用されない固有のテキストエディタウィンドウのフォントリソースを示します。

表 A-20 Motif (非 CDE) 固有のフォントのリソース

リソース名 

デフォルト値 

ESERVE.labelFontList: 

-*-gothic-medium-r-normal--14-120-75-75-c-*-*-*: 

ESERVE.buttonFontList: 

-*-gothic-medium-r-normal--14-120-75-75-c-*-*-*: 

ESERVE.textFontList: 

-*-gothic-medium-r-normal--14-120-75-75-c-*-*-*: 

テキストエディタウィンドウの色

表 A-21 に、テキストエディタウィンドウの前景色と背景色のリソースを示します。

表 A-21 Sun WorkShop のウィンドウ、ダイアログボックス、メニュー、ボタンで使用する色のリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

ESERVE*foreground: 

ウィンドウの前景色 (ラベルなどのテキスト) 

black (黒) 

ESERVE*background: 

ウィンドウの背景色 

#dededededede 

ESERVE*XmPushButton*background: 

ボタンの背景色 

#dededededede 

ESERVE*XmMenuShell*background: 

メニューの背景色 

#dededededede 

スクロールリストの背景の色

表 A-22 に、テキストエディタウィンドウで使用する、スクロールリストの背景色を設定するリソースを示します。

表 A-22 読み取り専用テキスト領域の色を設定するリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

ESERVE*XmList*background: 

スクロールリストの背景色 

#dededededede 

書き込み可能領域の背景色

表 A-23 に、メニューとボタン以外にテキストを含む、テキストエディタの領域の色を設定するリソースを示します (Emacs、XEmacs には適用されません)。

表 A-23 書き込み可能なテキスト領域の色を設定するリソース

リソース名 

デフォルト値 

ESERVE*XmTextField*background: 

white (白) 

ESERVE*XmText*background: 

white (白) 

ESERVE*dtTerm*background: 

white (白) 

ESERVE*readwriteBackground: 

white (白) 

警告音

表 A-24 のリソースでは、警告音を無効にすることができます。使用可能な値は、XmBel lXmNONE です。

表 A-24 警告音の有効・無効を切り替えるリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

ESERVE*audibleWarning: 

警告音を有効または無効にする 

XmBell 

「Web での最新情報」の表示に使用するブラウザ

表 A-25 のリソースを使用すると、Sun WorkShop「Web での最新情報」ページの表示に使用するブラウザのデフォルトのパスを変更できます。「「Web での最新情報」ダイアログボックス」を参照してください。

表 A-25 「Web での最新情報」の表示に使用するブラウザのパスを変更するリソース

リソース名 

内容 

デフォルト値 

ESERVE.browser 

「Web での最新情報」の表示に使用するブラウザのパス 

sdtwebclient