Solstice PPP 3.0.1 管理者ガイド

このマニュアルの構成

第 1 章「Solstice PPP の概要」では、PPP (ポイントツーポイントプロトコル) の Solstice PPP 実装について説明します。また、IP 接続を PPP リンク上で Solstice PPP を使用して確立する方法についても説明します。

第 2 章「pppinit による Solstice PPP の構成」では、スクリプト pppinit(1M) を使用して基本構成を作成する方法について説明します。また、admintool(1M) を使用して、着信接続用ユーザーアカウントを追加する方法についても説明します。

第 3 章「Solstice PPP の起動と使用」では、マシン上で Solstice PPP を起動する方法、IP 接続を PPP リンク上で確立する方法、接続を切断する方法について説明します。この章は、Solstice PPP がマシンにすでにインストールされ、構成されていることを前提とします。

第 4 章「構成ファイルの編集」では、Solstice PPP の各構成ファイルのフォーマットと構文について説明し、構成ファイルを変更することによって、より複雑なネットワーク構成を実現する方法について説明します。

第 5 章「構成例」では、Solstice PPP を使用して作成したネットワーク構成例をいくつか紹介します。また、それぞれの例に対応する構成ファイル ppp.conflink.conf を紹介します。

第 6 章「トラブルシューティングと診断」は、Solstice PPP の運用時に発生する問題を検出して解決する方法について説明します。PPP リンクのフレームトラフィックを ppptracepppstat によって調べる手順、および /var/adm/log/ppp.log ファイルに記録されるエラーメッセージとステータスメッセージについても説明します。

付録 A 「PPP リンクの動作」 は PPP リンクの動作についての簡単な概要です。フェーズダイアグラムと PPP フレームについて説明します。

付録 B 「モデムケーブルとヌルモデムケーブル」 では、大半のモデム構成とヌルモデム構成で使用できるケーブルのピンアウトについて説明します。モデム接続に特殊なケーブルを使用する必要がある場合は、そのケーブルに添付されているマニュアルを参照してください。