Sun Management Center 3.5 Performance Reporting Manager ユーザーガイド

カスタムレポートテンプレート

レポートテンプレートの手順に従って、独自のカスタムレポートを作成します。表示されるレポートフィールドは、レポートタイプ別のレポートテンプレートごとに予め定義されています。カスタムレポート用にオプションを選択して保存したレポートテンプレートを、レポート要求と呼びます。全てのカスタムレポート要求は、Performance Reporting Manager に付属するレポートテンプレートのいずれか 1 つに基づきます。

レポートテンプレートは、レポート要求のタイプ (カスタムパフォーマンスレポート、カスタムシステム構成レポート) によって、多少異なります。パフォーマンスレポートは、時間の経過とともに変化するデータプロパティの数を表します。返されたデータは、時間を追ってグラフなどに表示されます。このグラフは、マシンパフォーマンスの推移を判断する際に使用することができます。システム構成レポートは、ホストのハードウェアとソフトウェアの構成について詳細なデータを提供します。

レポートマネージャの「ファイル」メニューからレポート要求を指定すると、ダイアログボックス内で、レポートテンプレートが自動的に起動します。表示されるテンプレートは、指定したレポート要求タイプによって異なります。使用可能なテンプレートは、次のとおりです。

次に、レポートテンプレートのフィールドについて説明します。レポートフィールドは、パフォーマンスレポート用、システムレポート用、両方のレポート用に分類されます。

共通カスタムレポートフィールド

パフォーマンスレポートとシステムレポートに共通のフィールドを、以下に示します。

カテゴリ

「カテゴリ」ドロップダウンメニューから、希望するカテゴリを選択します。ドロップダウンメニューには、新規カテゴリも表示されます。このフィールドで、保存されたレポート要求を階層表示する位置を決定します。

サブカテゴリ

「サブカテゴリ」フィールドは省略可能です。ドロップダウンメニューから、希望するサブカテゴリを選択します。ドロップダウンメニューには、新規サブカテゴリも表示されます。

レポート要求

レポート要求の名前を指定します。指定した名前は、レポート要求のタイトルとして表示され、さらにレポートマネージャのレポートサマリーと階層にも表示されます。

レポートタイトル

「レポートタイトル」フィールド (省略可能) は、タイトル表示されたレポートの詳細を、レポート マネージャのレポートサマリーに表示します。レポートサマリーは、階層からレポート名を選択すると表示されます。

データプロパティ

データプロパティフィールドで、レポートに含めるデータプロパティを選択します。「編集」をクリックして、 「新規パフォーマンスレポートの要求」あるいは「プロパティチューザ」ダイアログボックスから指定します。「新規パフォーマンスレポートの要求」あるいは「プロパティチューザ」ダイアログボックスは、パフォーマンスレポートとシステムレポートのテンプレートで多少異なるため、どちらか該当するダイアログボックスが自動的に起動します。現在ホスト上に記録されているデータプロパティだけが、データを返します。詳細については、データプロパティを参照してください。

選択されたホスト

レポートに含めるホストと該当ポートを指定します。データを返すのは、ソフトウェアがインストールされているエージェントマシン、サーバーのトポロジ内にあるエージェントマシン、およびサーバーコンテキストにリンクされているエージェントマシンだけです。ホストに対してポートが指定されていない場合は、デフォルトポート 161 が割り当てられます。次に、ホストの選択方法を示します。

出力モード

ドロップダウンメニューから、希望するレポート形式を指定します。作成するレポート要求のタイプによって、使用できるオプションが異なります。選択可能なオプションには、次のものがあります。

レポート形式に関する詳細は、レポート用の出力形式オプションを参照してください。

カスタマイズ

「カスタマイズ」フィールドは省略可能です。「グラフのカスタマイズ」ダイアログボックスでは、グラフレポートの形状をさらにカスタマイズすることができます。詳細については、レポート形態のカスタマイズを参照してください。

パフォーマンスレポートフィールド

各パフォーマンスレポートテンプレートには、3 つのレポートフィールドが用意されています。

このレポートタイプで使用可能なその他のフィールドについては、共通カスタムレポートフィールド を参照してください。

機能

「機能」フィールドは、レポートに表示されるデータを制御します。ドロップメニューから希望するデータのタイプを選択します。データの収集方法については、データ収集プロセスを参照してください。次に、選択可能な関数を示します。

時間範囲

このフィールドは、レポートの時間範囲を決定します。次に、選択可能な時間範囲を示します。

グラフの方向

出力形式として折れ線グラフまたは棒グラフを選択した場合は、レポート内のグラフの表示設定を指定します。次に、選択可能なグラフの表示設定オプションを示します。

カスタムシステムレポートフィールド

カスタムシステムレポート用のレポートテンプレートには、このレポートに用意されている 2 つのフィールドがあります。

このレポートタイプで使用可能なその他のフィールドについては、共通カスタムレポートフィールド を参照してください。

詳細レベル

「詳細レベル」フィールドから「詳細 」(デフォルト) または「概要」を指定して、レポートに必要な詳細度を決定します。「概要」を選択すると、以下の情報が返されます。

フィルタ

「フィルタ」フィールドは省略可能です。「フィルタの設定」をクリックして、「フィルタ」ダイアログボックスからフィルタオプションを選択します。ドロップダウンメニューを使用して、必要なレポートフィルタを作成するための式を作成します。フィルタリングオプションでは、大文字と小文字を区別します。詳細は、レポートのフィルタリングを参照してください。