この付録では、このマニュアルの改訂履歴について説明しています。
このマニュアルの最新バージョンは、Oracle Solaris 10 9/10 リリースに該当します。
次に、追加、変更、または旧式となったカーネルチューニング可能パラメータについて説明します。
Solaris 10 10/09: このリリースには、zfs_arc_min および zfs_arc_max パラメータに関する記述が含まれます。詳細は、「zfs_arc_min」および 「zfs_arc_max」を参照してください。
Solaris 10 10/09: このリリースには ddi_msix_alloc_limit パラメータが含まれます。このパラメータは、デバイスインスタンスが割り当てることのできる MSI-X 割り込みの数を増やすために使用できます。詳細は、「ddi_msix_alloc_limit」を参照してください。
Solaris 10 5/09: このリリースでは、tcp_local_dack_interval パラメータの範囲に関する情報が訂正されています。詳細は、「tcp_local_dack_interval」を参照してください。
Solaris 10 10/08: このマニュアルの Solaris 10 バージョンでは、誤って nfs4_shrinkreaddir パラメータの情報が含められていました。このパラメータは使用できません。
Solaris 10 10/08: ZFS ファイルシステムの調整については、次のサイトを参照してください。
http://www.solarisinternals.com/wiki/index.php/ZFS_Evil_Tuning_Guide
Solaris 10 5/08: メモリーの近傍性グループのパラメータは、Solaris 10 5/08 カーネルのパッチで提供されます。これらのパラメータについての詳細は、「近傍性グループのパラメータ」を参照してください。
Solaris 10 5/08: このマニュアルの Solaris 10 バージョンでは、誤って nfs4_dynamic パラメータの情報が含められていました。このパラメータは使用できません。
Solaris 10 5/08: 「sun4u または sun4v 固有のパラメータ」 節の変換記憶バッファーのパラメータが、より適切な情報に更新されています。このリリースでは、次のパラメータが変更されています。
「default_tsb_size」 – デフォルトの文が明確にされました。
「enable_tsb_rss_sizing」 – デフォルトの文が誤っていたため、訂正されています。
「tsb_rss_factor」 – 例に関する部分が、適切なパラメータ単位ではなくパーセンテージで記述されていました。この問題は解決されています。
Solaris 10 5/08: このマニュアルの Solaris 10 バージョンでは、誤って tcp_keepalive_abort_interval パラメータの情報が含められていました。このパラメータは、OpenSolaris リリースでしか使用できません。
Solaris 10 8/07: パラメータの情報が sun4v システムを含むように更新されています。詳細は、次のマニュアルページを参照してください。
Solaris 10 8/07: 以前にこのマニュアルに記載されていた maxpgio パラメータの値の範囲に関する情報には誤りがありました。詳細は、「maxpgio」を参照してください。
Solaris 10 8/07: 大域ゾーンのみで変更可能なパラメータの変更については、「Oracle Solaris システムチューニングの新機能」を参照してください。
Solaris 10 8/07: 以前にこのマニュアルに記載されていた ip_squeue_write パラメータの情報は不正確であったため、削除されました。
Solaris 10 11/06: Solaris 10 リリースで、ncsize パラメータのデフォルト値に関する記述に誤りがありました。詳細は、「ncsize」を参照してください。
Solaris 10 11/06: Solaris 10 リリースで、nfs:nfs3_nra パラメータのデフォルト値に関する記述に誤りがありました。デフォルト値は 4 です。詳細は、「nfs:nfs3_nra」を参照してください。
Solaris 10 6/06: ip_squeue_fanout パラメータが変更されました。詳細は、「ip_squeue_fanout」を参照してください。
Solaris 10 6/06: Solaris 10 リリースで sq_max_size パラメータに関する記述に誤りがありました。デフォルト値は 10000 メッセージです。詳細は、「sq_max_size」を参照してください。
Solaris 10 6/06: logevent_max_q_sz パラメータのデフォルト値が 2000 イベントから 5000 イベントに変更されました。詳細は、「logevent_max_q_sz」を参照してください。
Solaris 10 6/06: Solaris 10 リリースで lwp_default_stksize パラメータに関する記述に誤りがありました。SPARC システムのデフォルト値は 24,576 です。詳細は、「lwp_default_stksize」を参照してください。
Solaris 10 6/06: ip_multidata_outbound パラメータが拡張されました。詳細は、「ip_multidata_outbound (Solaris 10 リリース)」を参照してください。
Solaris 10 6/06: Solaris 9 および Solaris 10 リリースでの ip_forward_src_routed パラメータおよび ip6_forward_src_routed パラメータのデフォルト値に関する記述に誤りがありました。正しいデフォルト値は無効です。詳細は、「ip_forward_src_routed と ip6_forward_src_routed」を参照してください。
Solaris 10 6/06: UDP パラメータのデフォルト値および範囲が Solaris 10 リリースで変更されました。以前は新しい値に関する記述がありませんでした。新しい値については、「UDP チューニング可能パラメータ」を参照してください。
Solaris 10 6/06: Solaris 10 リリースで sq_max_size パラメータに関する記述に誤りがありました。デフォルト値は 10000 メッセージです。詳細は、「sq_max_size」を参照してください。
次に、追加、変更、または旧式となったカーネルチューニング可能パラメータについて説明します。
「default_stksize」 パラメータが Solaris 10 リリースで新しく追加されました。
「lwp_default_stksize」 パラメータおよび 「noexec_user_stack」 パラメータがこのリリースで変更されました。
Solaris 10 リリースでは、次のパラメータが変更されています。
Solaris 10 リリースでは、次のパラメータの記述が新たに追加されています。
Solaris 10 リリースでは、次のパラメータが削除されました。
msgsys:msginfo_msgmap
msgsys:msginfo_msgmax
msgsys:msginfo_msgseg
msgsys:msginfo_msgssz
Solaris 10 リリースでは、次のパラメータは旧式とされました。
msgsys:msginfo_msgmnb
msgsys:msginfo_msgmni
msgsys:msginfo_msgtql
Solaris 10 リリースでは、次のパラメータが削除されました。
semsys:seminfo_semmaem
semsys:seminfo_semmap
semsys:seminfo_semmns
semsys:seminfo_semmnu
semsys:seminfo_semvmx
semsys:seminfo_semume
semsys:seminfo_semusz
Solaris 10 リリースから次のパラメータが削除されました。
次のパラメータは旧式となりました。
shmsys:shminfo_shmmni
shmsys:shminfo_shmmax
Solaris 10 リリースでは、次の TSB パラメータが新しく追加されました。
すべての NFS パラメータについて、安定度が「発展中」から「変更される可能性あり」に変更されました。
Solaris 10 リリースでは、次の NFSv4 パラメータが新しく追加されました。
Solaris 10 リリースでは、次の NFS パラメータが追加または変更されました。
次の NFS パラメータはこれまで誤って提供されていましたが、削除されました。
nfsserv:nfs_shrinkreaddir
nfsserv:nfs3_shrinkreaddir
Solaris 10 リリースでは、次の IP パラメータが新しく追加されました。
この Solaris リリースでは、次の TCP パラメータが追加されました。
Solaris 10 リリースでは、次の TCP/IP パラメータが旧式とされました。
tcp_conn_hash_size
ipc_tcp_conn_hash_size
tcp_compression_enabled
ip_forwarding
ip6_forwarding
xxx_forwarding
Solaris 10 リリースでは、次の SCTP パラメータが新しく追加されました。
Solaris 10 リリースでは、次のシステム機能が新しく追加されました。
Solaris 10 リリースでは、inetd システム機能が旧式とされました。
Solaris 10 リリースは sun4m プラットフォームをサポートしません。sun4m のサポート終了に伴ない、次のパラメータが変更されました。
次に、Solaris 9 リリースで追加または変更されたパラメータについて説明します。
Solaris 9 12/02 リリースでは、このパラメータが追加されました。詳細は、「ip_policy_mask」を参照してください。
Solaris 9 リリースは sun4d プラットフォームをサポートしません。sun4d のサポート終了に伴ない、次のパラメータが変更されました。
Solaris 9 リリースは、priority_paging および cachefree チューニング可能パラメータをサポートしません。これらは優先度ページングと同様の機能を常に有効にするページングポリシーを実装する拡張ファイルシステムキャッシングアーキテクチャーにより置き換えられました。/etc/system ファイル内でこれらのパラメータを設定しようとすると、ブート時に次のような警告が表示されます。
sorry, variable 'priority_paging' is not defined in the 'kernel' sorry, variable 'cachefree' is not defined in the 'kernel' |
/etc/system ファイルを含む SUNWcsr パッケージは、 priority_paging や cachefree のチューニング可能パラメータを含むことを防止するように変更されました。/etc/system ファイルに priority_paging または cachefree パラメータを含んだまま、Solaris 9 リリースへアップグレードしたり、SUNWcsr パッケージを追加すると、次のようになります。
/etc/system ファイル内に priority_paging または cachefree パラメータが設定されていると次のメッセージが表示されます。
/etc/system has been modified since it contains references to priority paging tunables. Please review the changed file. |
/etc/system ファイル内のpriority_paging および cachefree を設定するすべての行の前に次のコメントが挿入されます。たとえば priority_paging を 1 に設定している場合、priority_paging 値の行の前に、次の行が挿入されます。
*NOTE: As of Solaris 9, priority paging is unnecessary and has been removed. * Since references to priority paging-related tunables will now result in * boot-time warnings, the assignment below has been commented out. For more * details,see the Solaris 9 Release Notes,or the "Solaris Tunable Parameters * Reference Manual". |
次のパラメータは旧式とされました。
Solaris 8 1/01 リリースでは、このパラメータが新しく追加されました。詳細は、「logevent_max_q_sz」を参照してください。