通信アダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

TCP/IP HL7 アダプタのアウトバウンド接続マッププロパティーの設定

接続マップからアクセスされる TCP/IP HL7 サーバーアウトバウンドアダプタの設定プロパティーは、次の各セクションに編成されています。

一般アウトバウンド設定

一般的な HL7 アウトバウンド設定を提供します。TCP/IP HL7 アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–71 接続マップ - 一般アウトバウンド設定

名前 

説明 

必要な値 

最大データサイズ

プログラムの内部に格納できるデータの最大サイズを指定します。有効な範囲は、1 から 2G バイト (Java の整数の最大値) までです。 

1 から 2147483647 (2G バイト) の範囲内で、最大サイズをバイトで示す整数。デフォルト設定は 2147483647 です。

状態のスコープ

OTD ノードである State オブジェクトのスコープを定義するために使用されます。このパラメータの有効なオプションは、次のとおりです。 

  • リソースアダプタレベル: State のライフサイクルはリソースアダプタと同じになります。

  • 接続レベル: State のライフサイクルは接続と同じになります。

  • OTD レベル: State のライフサイクルは OTD オブジェクトと同じになります。

    このスコープは State のライフサイクルを表します。

リソースアダプタレベル」、「接続レベル」、または「OTD レベル」を選択します。デフォルト設定は「リソースアダプタレベル」です。

TCPIP アウトバウンド設定

Java の Socket のオプションを提供します。詳細については、JDK の Javadoc を参照してください。TCP/IP HL7 アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–72 接続マップ - TCPIP アウトバウンド設定

名前 

説明 

必要な値 

接続タイプ

アダプタによる TCP/IP 接続の確立方法を指定します。 

  • クライアント: アダプタは、外部サーバー (ホスト/ポート) に接続して接続を確立します。アダプタは能動モードになります。

  • サーバー: アダプタは、外部クライアントからの接続要求が受信されるまで特定のポート上で待機します。要求が受信されると、アダプタはその要求を受け付け、接続を確立します。アダプタは受動モードになります。

「クライアント」または「サーバー」を選択します。「サーバー」モードが特に必要でないかぎり、この値はデフォルトの「クライアント」のままにしておいてください。

ServerSoTimeout

ServerSocket の SoTimeout の値をミリ秒で設定または取得します。ServerSocket.accept() で使用されます。

このオプションをゼロ以外のタイムアウトに設定すると、この ServerSocket の accept() を呼び出した際に、その期間だけブロックが発生します。タイムアウトの期限が切れると、java.net.SocketTimeoutException (または java.net.InterruptedIOException) がスローされますが、ServerSocket は有効なままです。

ブロック動作に入る前に、このオプションを有効にしてください。このパラメータが使用されるのは、「接続タイプ」が「サーバー」に設定されている場合だけです。

SoTimeout の値 (ミリ秒)。このタイムアウトは 0 (ゼロ) より大きくする必要があります。ゼロのタイムアウトは、タイムアウトが無限であると解釈されます。

デフォルト設定は 60000 (60 秒) です。

キープアライブ

クライアントの SO_KEEPALIVE オプションが有効、無効のいずれであるかを指定します。ある TCP ソケットでこのオプションが設定されており、そのソケット経由で2 時間、どちらの方向にもデータがまったく交換されなかった場合、TCP は自動的に KEEPALIVE プローブをピアに送信します (実際の値は実装に依存する)。このプローブは TCP セグメントであり、ピアはこれに応答する必要があります。次の 3 つの応答のいずれかが予期されます。

  1. ピアが期待どおりの ACK で応答する。アプリケーションへの通知は行われません (何も問題がないため)。その後さらに 2 時間非活動状態が続くと、TCP は再度プローブを送信します。

  2. ピアが RST で応答する。これは、ピアのホストがクラッシュしてリブートしたことをことを、ローカルの TCP に通知します。ソケットが閉じられます。

  3. ピアからの応答がない。ソケットが閉じられます。このオプションの目的は、ピアのホストがクラッシュしたかどうかを検出することです。これは、受け付けられたクライアント Socket で使用されます。

true または falsetrue は、SO_KEEPALIVE オプションが有効であることを示します。

受信バッファーサイズ

現在のソケットの SO_RCVBUF オプションの値を設定または取得します。これは、オペレーティングシステムがこのソケットの入力用に使用するバッファーのサイズです。これは、プラットフォームが受信ネットワーク入出力用に使用する配下のバッファーの概算サイズを提供します。

これを設定に使用すると、その値は、このソケット経由で受信されるデータ用に使用するバッファーのサイズに関する、アプリケーションからカーネルへの提案値になります。これを取得に使用すると、プラットフォームがこのソケット上でのデータ受信時に使用するバッファーの実際のサイズが返されます。

受信バッファーサイズを示す数値。 

デフォルト設定は 8192 です。

送信バッファーサイズ

現在のソケットの SO_SNDBUF オプションの値を設定または取得します。これは、オペレーティングシステムがこのソケットの出力用に使用するバッファーのサイズです。これは、プラットフォームが送信ネットワーク入出力用に使用する配下のバッファーの概算サイズを提供します。

これを設定に使用すると、その値は、このソケット経由で送信されるデータ用に使用するバッファーのサイズに関する、アプリケーションからカーネルへの提案値になります。これを取得に使用すると、プラットフォームがこのソケット上でのデータ送信時に使用するバッファーの実際のサイズが返されます。

送信バッファーサイズを示す数値。 

デフォルト設定は 8192 です。

SoLinger

アダプタが linger-on-close タイムアウトを実行するかどうかを指定します。このオプションは、TCP Socket の close() からの即時リターンを無効化/有効化します。このパラメータは「SoLinger タイムアウト」と組み合わせて使用されます。

  • true で、かつ「SoLinger タイムアウト」がゼロ以外の整数タイムアウトに設定された場合: これは、ピアに書き込まれたすべてのデータの送信と肯定応答が完了するまで、close() がブロックされることを意味します。それが完了した時点で、ソケットは正常に閉じられます。linger タイムアウトに達すると、ソケットは TCP RST で強制的に閉じられます。

  • true で、かつ「SoLinger タイムアウト」がゼロのタイムアウトに設定された場合: 強制的なクローズが即時に行われることを示します。「SoLinger Timeout」プロパティーを参照してください。

true または false。true の場合、SO_Linger オプションが有効になります。

SoLinger タイムアウト

サーバーの SoLinger タイムアウトを秒で指定します。「SoLinger タイムアウト」は「linger-on-close」タイムアウトを設定するために、「SoLinger」 (「SoLinger」プロパティーを参照) と組み合わせて使用されます。

SoLinger」が true (有効) に設定された場合、「SoLinger タイムアウト」値の意味は、次のようになります。

  • ゼロ以外の整数は、ピアに書き込まれたすべてのデータの送信と肯定応答が完了するまで、close() 呼び出しがブロックされることを意味します。それが完了した時点で、ソケットは正常に閉じられます。linger タイムアウトに達すると、ソケットは TCP RST で強制的に閉じられます。指定したタイムアウト値が 65,535 を超えていると、その値は 65,535 に減らされます。

  • 整数ゼロは、強制的なクローズが即時に行われることを示します。

-1 から 65535 までの整数。

-1 秒は、「SoLinger」オプションを無効にする (false に設定する) ことを示します。

0 (ゼロ) は、SoLinger が即時に強制的なクローズを実行することを示します。

1 から 65535 までは、タイムアウトの秒数を示します。

デフォルト設定は -1 秒です。

SoTimeout

SoTimeout の値をミリ秒で設定または取得します。このオプションをゼロ以外のタイムアウトに設定すると、このソケットに関連付けられた InputStream 上で read() を呼び出した際に、設定された時間の間だけブロックが発生します。

タイムアウトの期限が切れると、java.io.InterruptedIOException (または java.net.SocketTimeoutException) がスローされますが、Socket は有効なままです。ブロック動作に入る前に、このオプションを有効にしてください。

SoTimeout の値 (ミリ秒)。このタイムアウトはゼロ (0) より大きくする必要があります。ゼロのタイムアウトは、タイムアウトが無限であると解釈されます。 

デフォルト設定は 10000 (10 秒) です。

TcpNoDelay

サーバーの TcpNoDelay オプション (つまり、Nagle のアルゴリズム) が有効、無効のいずれであるかを指定します。

  • true: 最大転送単位 (MTU) のサイズより小さいデータパケットがネットワーク経由で即時に送信されるのを、サーバーが許可することを示します。高速ネットワークでは、true を設定するとパフォーマンスが改善される可能性があります。

  • false: MTU サイズより小さいデータパケットがネットワーク経由で即時に送信されるのを、サーバーが許可しないことを示します。

    これは、受け付けられたクライアントソケットで使用されます。

true または false を選択します。

デフォルト設定は false です。

ソケットファクトリ実装クラス名

ソケットファクトリを実装した Java クラスの名前を指定します。このクラスは、ソケットを作成するために使用されます。ユーザー独自のソケット実装を用意した場合には、その実装を含む Java クラスの名前をここで入力します。ファクトリ実装クラスは、次のインタフェースを実装する必要があります。 

com.stc.connector.tcpip.model.factory.TCPIPSocketFactory 

Java クラス名。 

デフォルト値は次のとおりです 

com.stc.connector.tcpip.model.factory.TCPIPSocketFactoryImpl

TCPIP アウトバウンド設定 - クライアント接続の確立

「TCPIP アウトバウンド設定」 - 「クライアント接続の確立」セクションは、接続の確立を制御するために使用される構成パラメータを定義します。これらのプロパティーが使用されるのは、「接続タイプ」が「クライアント」の場合だけです。

TCP/IP HL7 アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–73 接続マップ - TCPIP アウトバウンド設定 - クライアント接続の確立

名前 

説明 

必要な値 

接続試行までの待機時間

外部システムへの接続を試みるまでにアダプタが待機する時間の長さ (ミリ秒) を指定します。 

アダプタが接続を試みるまでの待機時間の長さをミリ秒で示す整数。 

デフォルト設定は 0 です。

新しい接続を常に作成

アダプタが接続確立要求の受信時に常に新しい接続の作成を試みるかどうかを指定します。 

  • true は、アダプタが既存接続のマッチングを行わないで常に新しい接続の作成を試みることを示します。

  • false は、アダプタがコンテナによって管理されている既存接続のマッチングを試みることを示します。

true または false を選択します。

デフォルト設定は false です。

マッチングエラー時に自動再接続

アダプタが条件に一致する接続をコンテナから取得したが、その接続が、外部アプリケーションのロジックのために外部側の接続がクローズ/リセットされるなど、さまざまな理由により有効でなくなっていた場合に、再接続を自動的に試みるかどうかを指定します。 

  • true は、アダプタが条件に一致する無効な接続を破棄し、新しい接続を使って自動的に再接続を試みることを示します。

  • false は、アダプタが新しい接続を使って自動的に再接続を試みないことを示します。代わりにアダプタは、再接続の制御をユーザーのビジネスルールに委ねます。ユーザーはこのタイプの障害を検出し、適切なアクションを実行する必要があります。

true または false を選択します。

デフォルト設定は true です。

接続の最大再試行回数

アダプタが特定の外部 TCP/IP 宛先 (ホスト/ポート) への接続を試みる最大回数を指定します。この回数を超えるとアダプタは接続をあきらめます。 

アダプタが接続を試みる回数を示す整数。 

デフォルト設定は 3 です。

接続再試行間隔

特定の外部 TCP/IP 宛先 (ホスト/ポート) への複数の接続試行間でのアダプタの待機時間の長さ (ミリ秒) を指定します。 

複数の接続試行間でのアダプタの待機時間の長さをミリ秒で示す整数。 

デフォルト設定は 30000 (つまり 30 秒) です。

TCPIP アウトバウンド設定 - サーバーポートのバインディング

サーバーポートのバインディングを制御するために使用される構成パラメータを指定します。これらのプロパティーが使用されるのは、「接続タイプ」が「サーバー」の場合だけです。

TCP/IP HL7 アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–74 接続マップ - TCPIP アウトバウンド設定 - サーバーポートのバインディング

名前 

説明 

必要な値 

バインディングの最大再試行回数

localhost 上の指定された TCP/IP ポートへのバインドを、アダプタがあきらめてしまう前に試みる最大回数を指定します。 

localhost 上の指定された TCP/IP ポートへのバインドをアダプタが試みる回数を示す整数。 

デフォルト設定は 3 です。

バインディングの再試行間隔

localhost 上の指定された TCP/IP ポートへの複数のバインド試行間での、アダプタの待機時間の長さ (ミリ秒) を指定します。 

指定された TCP/IP ポートへの複数のバインド試行間の時間の長さをミリ秒で示す整数。 

デフォルト設定は 30000 (30 秒) です。

HL7 肯定応答

アプリケーション肯定応答イベントの処理方法を制御する HL7 肯定応答設定を提供します。

TCP/IP HL7 アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–75 接続マップ - HL7 肯定応答

名前 

説明 

必要な値 

肯定応答レベル

外部アプリケーションがメッセージの受信に成功したあとで HL7 アプリケーション肯定応答を送信するように設定するか、あるいはアプリケーションデータベースにメッセージが正常にコミットされたあとで肯定応答を送信するように設定するかを指定します。有効なレベルは次のとおりです。 

  • A: アプリケーション肯定応答。この肯定応答は、メッセージが 1 つの受信システムによって正常かつ機能的に処理されたあとで送信されます。

  • C: コミット (受け付け) 肯定応答。この肯定応答は、メッセージの受信に成功した際に送信されます。

A」または「C」。

デフォルト設定は「A」です。

eGate がアプリケーション ACK を送信

インバウンド、アウトバウンドの両方のコラボレーションで使用されます。 

  • インバウンドの場合: 外部システムに送信される HL7 アプリケーション肯定応答が、アダプタで生成されるか、あるいはアプリケーションサーバーから転送されるかを指定します。

  • true は、アダプタがアプリケーションサーバーから外部受信 HL7 アプリケーション肯定応答を受け取り、それを外部システムに送信することを示します。

  • false は、アダプタが直接 HL7 アプリケーション肯定応答を作成して外部システムに送信することを示します。

  • アウトバウンドの場合: アウトバウンドコラボレーションがアウトバウンド遅延 ACK ロールを引き受けるかどうか、つまり遅延 ACK レシーバとして通信し、2 つの ACK をアダプタに送信する外部システムにアウトバウンドアダプタが接続するかどうかを指定します。

  • true は、アダプタが遅延 ACK (2 つの ACK) を予期することを示します。

  • false は、アダプタが遅延 ACK を予期しないことを示します。

true または false

デフォルト設定は false です。

外部 ACK を転送

HL7 アプリケーション肯定応答をアプリケーションサーバーに転送するかどうかを指定します。HL7 アプリケーション肯定応答を受信した場合、HL7 アプリケーション肯定応答の内容を、アプリケーションサーバーに (データとして) 転送する必要がある場合があります。 

  • true は、アダプタが外部システムからの HL7 アプリケーション肯定応答を処理対象としてアプリケーションサーバーに転送することを示します。

  • false は、外部システムからの HL7 アプリケーション肯定応答がアダプタから転送されないことを示します。

    このパラメータは、アウトバウンドコラボレーションコードで使用されます。

true または false

デフォルト設定は false です。

遅延 ACK のタイムアウト

遅延 ACK のタイムアウト値をミリ秒で指定します。 

このパラメータは、アウトバウンドコラボレーションコードで使用されます。 

タイムアウトをミリ秒で示す整数。 

デフォルト設定は 30000 です。

下位層プロトコル

下位層プロトコル (LLP) の設定を提供します。

TCP/IP HL7 アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–76 接続マップ - 下位層プロトコル

名前 

説明 

必要な値 

LLP タイプ

LLP (Lower Layer Protocol) のタイプを指定します。有効なタイプは次のとおりです。

  • MLLP (Minimal Lower Layer Protocol)

  • HLLP (Hybrid Lower Layer Protocol)

    使用可能なエンベロープタイプの詳細については、「TCP/IP HL7 アダプタ動作における下位層プロトコル」を参照してください。

  • MLLP v2.0 (Minimal Lower Layer Protocol v2.0)

MLLP」、「HLLP」、または「MLLP v2.0」。

MLLP」がデフォルト設定値になります。

開始ブロック文字

開始ブロック文字 (HL7 エンベロープ内の最初のエンベロープマーカー文字) を、10 進 ASCII 番号として指定します。

1 から 127 までの範囲内の 10 進数。競合が存在するのでないかぎり、値は ASCII の VT (10 進の 11) にすべきです。

デフォルト値は 11 です。

終了データ文字

終了データ文字 (HL7 エンベロープ内の最後のエンベロープマーカー文字の 1 つ前の文字) を、10 進 ASCII 番号として指定します。指定可能な範囲は、1 から 127 までです。

1 から 127 までの範囲内の 10 進数。競合が存在するのでないかぎり、値は ASCII の FS (10 進の 28) にすべきです。

デフォルト値は 28 です。

終了ブロック文字

終了ブロック文字 (HL7 エンベロープ内の最後のエンベロープマーカー文字) を、10 進 ASCII 番号として指定します。

1 から 127 までの範囲内の 10 進数。HL7 標準に厳格に準拠するには、このパラメータをキャリッジリターン (10 進の 13) に設定する必要があります。

デフォルト値は 13 です。

HLLP チェックサムが有効

HLLP (Hybrid Lower Level Protocol) チェックサムが有効、無効のいずれであるかを指定します。

true または falsetrue は、HLLP チェックサムが有効であることを示します。

デフォルト設定は true です。

最大再試行回数

アダプタがピアから MLLP v2.0 コミット否定応答を受信した際にメッセージの送信を試みる回数の最大値。この回数のあと、アダプタは送信をあきらめます。 

このパラメータは、アウトバウンドモードの HL7 アダプタによって使用されます。 

アダプタがピアから MLLP v2.0 コミット否定応答を受信した際にメッセージの送信を試みる回数を示す整数。  

デフォルト設定値は 5 です。

シーケンス番号プロトコル

シーケンス番号プロトコルの設定を提供します。


注 –

アダプタのパラメータの多くが、データの移動方向、つまりアダプタがアプリケーションサーバーに対してインバウンド、アウトバウンドのいずれであるか、に固有のものとなっています。


TCP/IP HL7 アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–77 接続マップ - シーケンス番号プロトコル

名前 

説明 

必要な値 

シーケンス番号が有効

シーケンス番号プロトコルが有効、無効のいずれであるかを指定します。HL7 のシーケンス番号付けは、データの重複を回避しやすくするために使用されます。true は、シーケンス番号が有効であることを示します。

true または false。

デフォルト設定は true です。

HL7 MSH セグメント

HL7 MSH ヘッダーセグメントの設定を提供します。

TCP/IP HL7 アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–78 接続マップ - HL7 肯定応答

名前 

説明 

必要な値 

フィールド区切り文字

セグメント ID と実際の先頭フィールドとの間の区切り文字を指定します。この値は、メッセージの残りの部分の区切り文字として使用される文字を定義します。 

これは、HL7 MSH セグメント内の 1 番目のフィールド (MSH-01) です。 

10 進 ASCII 番号としてのフィールド区切り文字値。指定可能な範囲は、1 から 127 までです。

デフォルト設定は 124 ですが、これは文字「|」です。

エンコーディング文字

4 つのエンコーディング文字を次の順番で指定します。 

  • コンポーネント区切り文字

  • 繰り返し区切り文字

  • エスケープ文字

  • サブコンポーネント区切り文字

    これは、HL7 MSH セグメント内の 2 番目のフィールド (MSH-02) です。

対応する順番に並べられた HL7 エンコーディング文字。 

デフォルト設定は「^~\& (それぞれ ASCII の 94、126、92、38)」です。

送信アプリケーション

ネットワークエンタープライズ内の各種アプリケーションの中で、送信アプリケーションを指定します。ネットワークエンタープライズは、企業内での HL7 メッセージの交換に参加するアプリケーションから構成されます。 

これは、HL7 MSH セグメント内の 3 番目のフィールド (MSH-03) です。 

HL7 送信アプリケーション用のユーザー定義値。 

デフォルト設定は「Sun HL7 adapter」です。

送信施設

さまざまな組織の代わりに動作する同一アプリケーションの複数インスタンスの中で、送信アプリケーションを指定 (さらに特定) します。 

これは、HL7 MSH セグメント内の 4 番目のフィールド (MSH-04) です。 

HL7 送信施設用のユーザー定義値。 

デフォルト設定は「Sun HL7 adapter」です。

受信アプリケーション

ネットワークエンタープライズ内の各種アプリケーションの中で、受信アプリケーションを指定します。ネットワークエンタープライズは、企業内での HL7 メッセージの交換に参加するアプリケーションから構成されます。 

これは、HL7 MSH セグメント内の 5 番目のフィールド (MSH-05) です。 

HL7 受信アプリケーション用のユーザー定義値。 

デフォルト設定は「Sun HL7 adapter」です。

受信施設

さまざまな組織の代わりに動作する同一アプリケーションの複数インスタンスの中で、受信アプリケーションを指定 (さらに特定) します。 

これは、HL7 MSH セグメント内の 6 番目のフィールド (MSH-06) です。 

HL7 受信施設用のユーザー定義値。 

デフォルト設定は「Sun HL7 adapter」です。

セキュリティー

実装されたアプリケーションレベルのセキュリティー機能を指定します。 

これは、HL7 MSH セグメント内の 8 番目のフィールド (MSH-08) です。 

HL7 で開発中です。 

処理 ID

MSH-11 のサブコンポーネント「処理 ID」を指定します。MSH-11 は、HL7 アプリケーション (レベル 7) 処理規則の定義に従ってメッセージが処理されるかどうかを示すために使用されます。 

次のいずれかを入力します。 

  • D - (デバッグ用)

  • P - (本番用)

  • T - (トレーニング用)

    場合によっては、追加のサブコンポーネント「処理モード」が初期値のあとに存在している可能性があります。

    P」がデフォルト設定になります。

バージョン ID

受信側のシステムが自身のバージョンと照合すべき特定の HL7 バージョンを指定します。 

これは、HL7 MSH セグメント内の 12 番目のフィールド (MSH-12) です。 

HL7 表 0104 - Version ID に表示される、HL7 標準のバージョン値。 

デフォルト値は 2.5 です。

国番号

メッセージが作成された国を示すコードを指定します (HL7 表 0399 を参照)。通貨など、メッセージ内のデフォルト要素を指定するために使用されます。 

これは、HL7 MSH セグメント内の 17 番目のフィールド (MSH-17) です。 

国番号の値として、ISO 3166 の 3 文字 (アルファベット) 形式が使用されます。 

デフォルト値は「USA」です。

文字セット

メッセージで使用される文字セットを指定します (HL7 表 0211 を参照)。このフィールドを空白のままにすると、使用されている文字セットは 7 ビット ASCII セットであるとみなされます。 

これは、HL7 MSH セグメント内の 18 番目のフィールド (MSH-18) です。 

デフォルト設定は、「8859/1」 (印刷可能な 7 ビット ASCII 文字セット) です。使用可能な値とその説明については、HL7 表 0211 を参照してください。

メッセージの主な言語

メッセージの主な言語を指定します。コードは ISO 639 のものを使用します。 

これは、HL7 MSH セグメント内の 19 番目のフィールド (MSH-19) です。 

2 文字の ISO 639 アルファベットコード。 

代替文字セット処理方式

任意の代替文字セットが使用されるために特殊な処理方式が必要になった場合に使用すべき、代替文字セット処理方式の値を指定します (HL7 表 0356 を参照)。 

これは、HL7 MSH セグメント内の 20 番目のフィールド (MSH-20) です。 

使用可能な値は「ISO 2022-1994」、「2.3」、および「<null>」(空) です。このフィールドを空白のままにすると、文字セットの切り替えが行われなくなります。

適合性ステートメント ID

適合性ステートメント ID (V2.5 のメッセージプロファイル識別子) は、クエリーの適合性ステートメントに適用される一意の識別子であるか、あるいはメッセージプロファイル識別子として、あるメッセージプロファイルへの準拠 (文法、構文、使用方法など) を主張します。 

これは、HL7 MSH セグメント内の 21 番目のフィールド (MSH-21) です。 

HL7 適合性ステートメント ID の値。あるいは空白のままにします。 

MSH の検証

インバウンドの場合はデータメッセージの MSH セグメント、アウトバウンドの場合は ACK の MSH セグメントを検証するかどうかを指定します。 

このパラメータは、アウトバウンドコラボレーションコードで使用されます。 


注 –

このプロパティーは、HL7 メッセージ自身の全体の構造検証には影響を与えません。構造検証は常に実行されます。


true または false。true は、コラボレーションが MSH セグメントを検証することを示します。

デフォルト設定は true です。

HL7 SFT セグメント

HL7 SFT セグメントの設定を提供します。SFT セグメントは HL7 version 2.5 以降で使用できます。このセグメントは、送信アプリケーションとして使用される 1 つ以上のソフトウェア製品に関する追加情報を提供します。このセグメントの主な目的は、診断用途です。サイト固有の契約に基づくその他の用途も考えられます。

TCP/IP HL7 アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–79 接続マップ - HL7 SFT セグメント

名前 

説明 

必要な値 

有効化

省略可能な SFT セグメントを ACK メッセージ内で有効にするかどうかを指定します。 


注 –

「有効化」を true に設定した場合、HL7 のバージョンが 2.5 として設定されていなければ、アダプタの起動時にエラーが発生します。


true または false。true は、SFT セグメントを有効にすることを示します。

デフォルト設定は true です。

ソフトウェアベンダー組織

HL7 セグメント SFT-01、具体的にはこのトランザクションを作成した送信ソフトウェアの発行または配布、あるいはその両方を行う企業の名前、を指定します。このフィールドとこのセグメントの残りのフィールドの目的は、送信アプリケーションのより完全なプロファイルを提供することです。

「ソフトウェアベンダー組織」フィールドは、アプリケーションを保守する責任があるベンダーを特定します。 

送信ソフトウェアの発行元またはベンダーの名前。 

デフォルト設定は「Sun Microsystems, Inc.」です


注 –

このプロパティーは、HL7 version 2.5 または HL7 version 2.5.1 に適用されます。


ソフトウェア認定バージョン番号またはリリース番号

HL7 セグメント SFT-02、具体的には送信システムの最新のソフトウェアバージョン番号またはリリース番号である「ソフトウェア認定バージョン番号またはリリース番号」、を指定します。送信システムの最新のソフトウェアバージョン番号またはリリース番号があれば、HL7 メッセージを送信または受信しているアプリケーションのより完全なプロファイルを提供しやすくなります。

バージョン番号は、特定「リリース」のアプリケーションを識別する際に重要となります。場合によっては、受信アプリケーションが特定のソフトウェアの「認定」されたバージョンまたはリリースのリストに基づいて、このソフトウェア認定バージョン番号またはリリース番号を検証することもあります。これにより、受信アプリケーションが必要とする特定のビジネスルールに送信アプリケーションが準拠しているかどうかを判断しやすくなります。あるいは、送信ソフトウェアのバージョンに応じて異なる処理をソフトウェアに実行させることもできます。 

ソフトウェア認定バージョン番号またはリリース番号。 

デフォルト設定は 6.0.0 です。


注 –

このプロパティーは、HL7 version 2.5 または HL7 version 2.5.1 に適用されます。


ソフトウェア製品名

HL7 セグメント SFT-03、具体的にはこのトランザクションを送信したソフトウェア製品の名前、を指定します。ソフトウェア製品名は、送信アプリケーションを特定する際に重要となる要素の 1 つです。

送信ソフトウェア製品名。デフォルト値は「HL7 adapter」です。 

デフォルト設定は「Sun TCP/IP HL7 adapter Intelligent Adapter」です。


注 –

このプロパティーは、HL7 version 2.5 または HL7 version 2.5.1 に適用されます。


ソフトウェアバイナリ ID

HL7 セグメント SFT-04、具体的にはソフトウェアバイナリ ID、を指定します。このプロパティーは、HL7 version 2.5 以降で使用できます。ソフトウェアバイナリ ID は、ベンダーによって一意のソフトウェアバージョンインスタンスごとに発行されます。

これらの ID は、同じソフトウェアの異なるバージョンを区別するために使用されます。ソフトウェア ID は、一意のソフトウェアバージョンインスタンスごとに発行されます。主要 ID が同じであれば、ソフトウェアがバイナリレベルで同じであることになりますが、設定は異なる可能性があります。 

一意のソフトウェアバイナリ ID。 

デフォルト設定は 6.0.0 です。 


注 –

このプロパティーは、HL7 version 2.5 または HL7 version 2.5.1 に適用されます。


ソフトウェア製品情報

HL7 セグメント SFT-05、具体的にはソフトウェア製品の識別情報、を指定します。これには、ソフトウェアアプリケーションの説明、設定、ソフトウェアに施された変更など含めることができます。このフィールドには、送信アプリケーションとそれが送信したトランザクションに関する任意の追加情報を含めることができます。

この情報は診断目的に使用されますが、それにより、アプリケーションソフトウェアの識別をより柔軟に行える可能性があります。 

特定の送信ソフトウェアの識別に役立つ可能性のある情報。このフィールドを使用するのは、診断を実行する場合だけにすべきです。 

デフォルト値は、「これは、TCP/IP 接続経由での HL7 用 JCA アダプタです」です。


注 –

このプロパティーは、HL7 version 2.5 または HL7 version 2.5.1 に適用されます。


ソフトウェアインストール日付

HL7 セグメント SFT-06、具体的にはソフトウェアインストール日付、を指定します。これは、送信ソフトウェアが送信側のサイトにインストールされた日付です。ソフトウェアインストール日付はそれだけで、アプリケーションの動作に関する重要な情報になることも少なくありません。これは、送信アプリケーションのより完全なプロファイルを提供するために必要です。

送信アプリケーションソフトウェアのインストール日付。 


注 –

このプロパティーは、HL7 version 2.5 または HL7 version 2.5.1 に適用されます。


通信制御

TCP/IP 接続上でのデータ転送 (送信/受信) を制御します。

TCP/IP HL7 アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–80 接続マップ - 通信制御

名前 

説明 

必要な値 

応答待機時間

アダプタがリコースアクションを実行する前に外部システムからの応答を待つ時間の長さ (ミリ秒) を指定します (表 1–81 の表の「応答なし時のアクション」を参照)。外部システムからのデータはすべて、応答とみなされます。

このプロパティーは、初回の読み取り/受信処理のタイムアウトに対応しています。いったん応答が受信されると、後続の読み取り/受信処理では、「SoTimeout」に指定されたタイムアウトが使用されます (表 1–72 の表の「So Timeout」を参照)。

アダプタが外部システムからの応答を待つ時間の長さをミリ秒で示す整数。値 0 (ゼロ) は、タイムアウトが無限であると解釈されます。

デフォルト設定は 30000 (30 秒) です。

空読み取りの最大再試行回数

読み取り/受信処理から何も返されなくなったあと、アダプタが外部システムからのデータの読み取りを試みる最大回数を指定します。これは、応答が到着し始めたあとの読み取りまたは受信処理に適用されます。 

空の読み取り」は、読み取り/受信処理でタイムアウトが発生したことを意味しますが、その際には、「TCPIP インバウンド設定」セクションの「SoTimeout」パラメータが、適用されるタイムアウト設定として使用されます (表 1–72 の表の「So Timeout」を参照)。

対応するリコースアクションは、表 1–81 の表の「読み取り失敗の最大試行回数に達したときのアクション」で指定されます。

最大試行回数を示す整数。 

デフォルト設定は 5 です。

応答なしの最大回数

アダプタが外部システムからのデータを待っている間に許可する、応答タイムアウトの最大数を指定します。この数を超えるとリコースアクションが実行されます。 

このパラメータは、アウトバウンドアダプタによってのみ使用され、表 1–81 の表のリコースアクションパラメータ「応答なし時のアクション」の「再送信」オプションと連携して動作します。これは、後続のリコースアクションを実行する前に、指定された最大回数に達するまで最後のメッセージを再送信するように、アダプタを設定します。

リコースアクションが実行される前に発生可能な適切な回数を示す整数。 

デフォルト値は 5 です。

NAK 受信の最大試行回数

アダプタがリコースアクションを実行する前に受信する否定応答の最大数を指定します (表 1–81 の表の「NAK 受信の最大回数に達したときのアクション」を参照)。

このパラメータは、アウトバウンドコラボレーションコードで使用されます。 

リコースアクションの実行前に受信される NAK の適切な最大数を示す整数。 

デフォルト値は 5 です。

NAK 送信の最大試行回数

アダプタがリコースアクションを実行する前に送信する否定応答の最大数を指定します (表 1–81 の表の「NAK 送信の最大回数に達したときのアクション」を参照)。

リコースアクションの実行前にアダプタから送信される NAK の適切な最大数を示す整数。 

デフォルト値は 5 です。

Canned NAK 送信の最大試行回数

アダプタがリコースアクションを実行する前に送信する Canned 否定応答の最大数を指定します (表 1–81 の表の「NAK 送信の最大回数に達したときのアクション」を参照)。

リコースアクションの実行前に送信する Canned NAK の適切な最大数。0 は、アダプタが Canned NAK の作成または送信を試みないことを示します。

デフォルト値は 3 です。

ジャーナルを有効化

メッセージジャーナルを有効にするかどうかを指定します。 

このパラメータは、アウトバウンドコラボレーションコードで使用されます。 

true または falsetrue は、ジャーナルを有効にすることを示します。

デフォルト値は false です。

HL7 リコースアクション

設定された制約の範囲外で処理が行われた際にアダプタが実行するアクションを決定します。

TCP/IP HL7 アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–81 接続マップ - HL7 リコースアクション

名前 

説明 

必要な値 

応答なし時のアクション

割り当てられた時間内に外部システムから ACK が受信されなかった場合にアダプタが実行するアクションを指定します。時間の長さは、「応答待機時間」パラメータによって決まります (表 1–80 の表の「応答待機時間」を参照)。オプションは次のとおりです。

  • 終了: アダプタは、外部システムとの接続を終了し、シャットダウンします。

  • 再送信: アダプタは、外部システムへのメッセージの再送信を試みます。「再送信」オプションを使用できるのは、シーケンス番号付けが有効になっている場合だけです。

  • リセット: アダプタは、外部システムとの接続を閉じ、接続シナリオを実行します。

    このパラメータは、アウトバウンドコラボレーションコードで使用されます。

終了」、「再送信」、または「リセット」。

デフォルト設定は「リセット」です。

応答なしの最大回数に達したときのアクション

アダプタが外部システムへのメッセージ送信を許可された最大回数だけ試みても外部システムから応答 (HL7 アプリケーション肯定応答) がまったく得られなかった場合にアダプタが実行するアクションを指定します。アダプタが応答が得られないままメッセージを送信する最大回数は、「応答なしの最大回数」パラメータによって決まります (表 1–80 の表の「応答なしの最大回数」を参照)。オプションは次のとおりです。

  • 終了: アダプタは、外部システムとの接続を終了し、シャットダウンします。

  • リセット: アダプタは、外部システムとの接続を閉じ、接続シナリオを実行します。

    このパラメータは、アウトバウンドコラボレーションコードで使用されます。

終了」または「リセット」を選択します。

デフォルト値は「リセット」です。

読み取り失敗の最大試行回数に達したときのアクション

空読み取りの最大再試行回数」パラメータに設定された空読み取りの上限に達したあとでアダプタが実行するアクションを指定します。リコースオプションは次のとおりです。

  • 終了: アダプタは、外部システムとの接続を終了し、シャットダウンします。

  • リセット: アダプタは、外部システムとの接続を閉じ、接続シナリオを実行します。

    このパラメータは、アウトバウンドコラボレーションコードで使用されます。

終了」または「リセット」を選択します。

デフォルト設定は「リセット」です。

NAK 受信時のアクション

アダプタが外部システムから HL7 アプリケーション NAK を受信した際に実行するアクションを指定します。オプションは次のとおりです。 

  • 再送信: アダプタは、外部システムへのメッセージの再送信を試みます。

  • リセット: アダプタは、外部システムとの接続を閉じ、接続シナリオを実行します。

  • メッセージをスキップ: アダプタは、接続状態を保ちますが、メッセージをエラーキューに書き込みます。


    注 –

    「NAK 受信時のアクション」と「NAK 受信の最大回数に達したときのアクション」の両方のパラメータを「メッセージをスキップ」に設定することは避けてください。


    このパラメータは、アウトバウンドコラボレーションコードで使用されます。

再送信」、「リセット」、または「メッセージをスキップ」を選択します。

デフォルト設定は「再送信」です。

NAK 受信の最大回数に達したときのアクション

NAK 受信の最大試行回数」パラメータ (表 1–80 の表の「NAK 受信の最大試行回数」を参照) で設定された HL7 アプリケーション NAK の最大数が外部システムから受信された場合にアダプタが実行するアクションを指定します。オプションは次のとおりです。

  • 終了: アダプタは、外部システムとの接続を終了し、シャットダウンします。

  • リセット: アダプタは、外部システムとの接続を閉じ、接続シナリオを実行します。

  • メッセージをスキップ: アダプタは、接続状態を保ちますが、メッセージをエラーキューに書き込みます。

    このパラメータは、アウトバウンドコラボレーションコードで使用されます。


    注 –

    「NAK 受信時のアクション」と「NAK 受信の最大回数に達したときのアクション」の両方のパラメータを「メッセージをスキップ」に設定することは避けてください。


終了」、「リセット」、または「メッセージをスキップ」を選択します。

デフォルト設定は「メッセージをスキップ」です。

NAK 送信の最大回数に達したときのアクション

NAK 送信の最大試行回数 パラメータ (表 1–80 の表の「NAK 送信の最大試行回数」を参照) で設定された最大許容数の NAK をアダプタが外部システムに送信した場合に、アダプタが実行するアクションを指定します。オプションは次のとおりです。

  • 終了: アダプタは、外部システムとの接続を終了し、シャットダウンします。

  • リセット: アダプタは、外部システムとの接続を閉じ、接続シナリオを実行します。

終了」または「リセット」を選択します。

デフォルト値は「終了」です。