この章では、対話的なグラフィカルインタフェースを使用して、Sun JavaTM Enterprise System (Java ES) ソフトウェアをインストールする方法を説明します。
この章で説明する内容は、次のとおりです。
具体的な内容については、「一般的なインストール前提条件の確認」を参照してください。
システム要件については、『Sun Java Enterprise System 5 リリースノート (Windows 版)』の「ハードウェアとソフトウェアのプラットフォーム情報」を参照してください。
インストール中に問題が発生した場合は、第 8 章「トラブルシューティング」のトラブルシューティング情報を参照してください。
Sun Java Enterprise System がマウントされた DVD ドライブにアクセスします。
セットアップ起動プログラムをクリックして、ウィザードを起動します。
インストールを開始するには、\Windows\setup.exe ではなく \setup.bat を実行します。
ダウンロードの場合: ファイルを解凍して、ソフトウェアをダウンロードしたディレクトリに移動し、セットアップ起動プログラム (setup.bat) をクリックします。
DVD の場合: DVD ドライブのディレクトリに移動し、セットアップ起動プログラムをクリックします。
「ようこそ」ページが表示されます。
「次へ」をクリックして次に進みます。
「ソフトウェアライセンス契約」ページが表示されます。
「ライセンス使用許諾契約を承諾します」を選択します。「次へ」をクリックします。
J2SE Software Development Kit 5.0 update 9 以上がシステム内で検出されない場合、次のページで J2SE Software Development Kit 5.0 update 9 をインストールする場所を指定できます。
それ以外の場合は、「インストールする場所を選択」ページが表示されます。
Java ES をインストールするフォルダを参照します。
デフォルトの場所のままにする場合は、何も変更しません。「次へ」をクリックします。
「セットアップタイプ」ページが表示されます。
次のインストールのタイプから選択します。
デフォルト
一度にすべての製品と機能を自動的にインストールして設定する場合は、「デフォルト」タイプのインストールを選択します。
カスタム
インストールする製品と機能、および設定の種類を選択する場合は、「カスタム」タイプのインストールを選択します。
「セットアップタイプ」ページから「デフォルト」セットアップを選択し、「次へ」をクリックします。
デフォルトですべてのコンポーネントがインストールされ設定されてから、「管理者設定」ページが表示されます
「次へ」をクリックして次に進みます。
「管理者設定」ページが表示されます。
対応する各フィールドに管理者ユーザー ID、管理者パスワードを入力し、パスワードを再入力します。「次へ」をクリックします。
このページに入力した値はデフォルト値として設定されますが、これらのデフォルト設定はインストール後に変更できます。
「ファイルのコピーを開始」画面が表示されます。この画面でも、このインストールセッションでのコンポーネントの選択内容が確認されます。
選択した製品のページに、インストールおよび設定するすべてのコンポーネントが表示されます。「次へ」をクリックします。
コンポーネントの選択を変更するには、「戻る」をクリックして必要な変更を行います。「セットアップの状態」ページ、またそのあとにインストールが進行中であることを示すページが表示されます。インストールが進行中のページに続いて、設定が進行中であることを示すページが表示されます。サーバーの設定によっては、この表示にしばらく時間がかかる場合があります。
コンポーネントのインストールと設定が完了すると、情報ページが表示されます。「次へ」をクリックして次に進みます。
「インストールが完了しました」ページが表示されます。
「完了」をクリックして、セットアップを終了します。
「インストール中に自動的に設定」では、ユーザーが選択したコンポーネントがインストールされ、デフォルトの設定値に従って設定されます。Java ES を使用するのがはじめてであり、必要を満たす最適な設定が決まっていない場合は、このオプションをお勧めします。
「インストール中に自動的に設定」オプションをクリックし、「次へ」をクリックします。
「インストールのカスタマイズ」ページが表示されます。
チェックボックスを選択または選択解除して、自動的にインストールおよび設定するコンポーネントを選択します。コンポーネントは、すべてを選択することも、いくつかを選択することもできます。
すべてのコンポーネントを選択する: デフォルトでは、「インストールのカスタマイズ」ページですべての製品が選択されています。
いくつかのコンポーネントを選択する: まず「Java ES」の横にあるチェックボックスの選択を解除してから、インストールするコンポーネントの横にあるチェックボックスを選択します。コンポーネントを選択するたびに、そのコンポーネントが依存するほかのコンポーネントが自動的に選択されます。
選択するごとにインストールするファイルが増え、インストールに必要なディスク容量が増えます。ページには、ホストで使用可能なディスク容量、および選択したコンポーネントに必要なディスク容量が表示されます。
「選択したすべてのコンポーネントに多言語パッケージをインストール」オプションを選択して、言語パッケージをインストールします。
Web アプリケーション (Access Manager または Portal Server) が選択され、Web コンテナが選択されていない場合、Web コンテナの選択ページが表示されます。
いずれかの Web コンテナを選択して「了解」をクリックすると、「インストールのカスタマイズ」ページに戻ります。
「次へ」をクリックして次に進みます。
「管理者設定」ページが表示されます。
対応する各フィールドに管理者ユーザー ID、管理者パスワードを入力し、パスワードを再入力します。「次へ」をクリックします。
このページに入力された値はデフォルト値として設定されますが、これらのデフォルト設定はインストール後に変更できます。
「ファイルのコピーを開始」ページが表示されます。このページでも、このインストールセッションでのコンポーネントの選択内容が確認されます。
選択した製品の一覧に、インストールおよび設定するすべてのコンポーネントが表示されていれば、「次へ」をクリックします。コンポーネントの選択を変更するには、「戻る」をクリックして必要な変更を行います。
「セットアップの状態」ページ、またそのあとにインストールが進行中であることを示すページが表示されます。インストールが進行中のページに続いて、設定が進行中であることを示すページが表示されます。サーバーの設定によっては、この表示にしばらく時間がかかる場合があります。
コンポーネントのインストールと設定が完了すると、情報ページが表示されます。
「次へ」をクリックして次に進みます。
「インストールが完了しました」ページが表示されます。
「完了」をクリックして、セットアップを終了します。
「インストール後に手動で設定」オプションでは、選択したコンポーネントのみがインストールされます。ユーザーがあとで手動でコンポーネントを設定する必要があります。インストールの完了後にコンポーネントの設定へ進むには、第 5 章「インストール後の設定の実行」を参照してください。
「インストール後に手動で設定」ラジオボタンを選択します。「次へ」をクリックします。
「インストールのカスタマイズ」ページが表示されます。
チェックボックスを選択または選択解除して、インストールするコンポーネントを選択する必要があります。コンポーネントは、すべてを選択することも、いくつかを選択することもできます。
すべてのコンポーネントを選択する: 「Sun Java Enterprise System」の横にあるチェックボックスを選択します。
いくつかのコンポーネントを選択する: インストールするコンポーネントの横にあるチェックボックスを選択します。コンポーネントを選択するたびに、そのコンポーネントが依存するほかのコンポーネントが自動的に選択されます。
リモートシステムにインストールされたコンポーネントを使用する予定の場合、インストーラが選択したコンポーネントを選択解除することもできます。
選択するごとにインストールするファイルが増え、インストールに必要なディスク容量が増えます。ページには、ホストで使用可能なディスク容量、および選択したコンポーネントに必要なディスク容量が表示されます。
「選択したすべてのコンポーネントに多言語パッケージをインストール」オプションを選択して、言語パッケージをインストールします。
「次へ」をクリックして次に進みます。
「ファイルのコピーを開始」ページが表示されます。このページで、インストールの選択内容が確認されます。
選択した製品のページには、インストールするコンポーネントがすべて一覧表示されます。「次へ」をクリックします。コンポーネントの選択を変更するには、「戻る」をクリックして必要な変更を行います。
「セットアップの状態」ページ、またそのあとにインストールが進行中であることを示すページが表示されます。サーバーの設定によっては、この表示にしばらく時間がかかる場合があります。
インストールが完了すると、情報ページが表示されます。
「次へ」をクリックして次に進みます。
Message Queue は、選択すると自動的に設定されます。Message Queue を個別に設定する必要はありません。
「インストールが完了しました」ページが表示されます。
「完了」をクリックして、セットアップを終了します。
インストールセッション後、インストールされた製品のリストが含まれるサマリーファイルを表示するには、インストールウィザードの「サマリーの表示」ボタンをクリックするか、このファイルが格納されたインストールディレクトリにアクセスします。
「取消し」をクリックすると、インストールを取り消すことができます。インストールを取り消すと、アンインストールプロセスが起動し、すでにインストールされている Java ES ソフトウェアが消去されます。
「インストール中に自動的に設定」オプションを選択した場合、インストールのためのファイルのコピーが完了し設定が進行中のときは、インストールを取り消さないでください。設定中にインストールを取り消すと、変更内容のロールバックが行われません。
Java ES インストールが正常に完了したあと、インストーラを起動したコンソールまたは端末ウィンドウで Java ES レポータインストールユーティリティーが自動的に起動します。レポータがインターネット経由で Sun にアクセスするために使用するプロキシの URL または IP アドレスを指定することを求められます。その他の入力は必要ありません。
Java ES レポータの詳細については、「Java ES レポータ」を参照してください。
「インストール中に自動的に設定」オプションによるコンポーネントのインストールと設定が完了した場合は、第 6 章「インストールした Java ES コンポーネントの確認」に進み、コンポーネントの起動と停止の方法を学んでください。
「インストール後に手動で設定」オプションによるインストールが完了した場合は、第 5 章「インストール後の設定の実行」に進み、コンポーネントの設定方法を学んでください。