付録 A
インストールのチェックシート

Sun ONE Application Server 7, Enterprise Edition は、実装が複雑な製品です。しかし、インストール経験が豊富で高可用性システムの設定に慣れているユーザーであれば、この付録に記載されている概略手順を有効に使用できます。

製品の実装のインストールは、次の高度なレベルのタスクで構成されます。

1. インストール要件の確認

2. ソフトウェアコンポーネントのインストール

3. 高可用性のインストールの完了

4. インストール後のタスクの完了

この付録に一覧されているタスクが完了したら、インストールが完了したことになります。これで、『Sun ONE Application Server 管理者ガイド』に説明されている高可用性の設定タスクに進む準備ができました。

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1. インストール要件の確認

表 A-1 に、Sun ONE Application Server Version 7, Enterprise Edition 製品のインストール要件の一覧を示します。

表 A-1 インストール要件に関するタスク 

完了	タスク	詳細な説明の記載箇所
	プラットフォームおよび HA 設定 - プラットフォームおよび HA 設定が満たされていることを確認します 。	「プラットフォーム要件」
	(必要に応じて) Solaris 8 パッチ - 正しいパッチがインストールされていることを確認します。	「Solaris 8 のパッチ要件」
	(必要に応じて) Solaris 9 にバンドルされている Message Queue ブローカ - ドメインとインスタンスに一意な名前が付けられていることを確認します。	「共有 Message Queue ブローカの要件」
	(必要に応じて) セキュリティ強化されたオペレーティングシステム - 必要なライブラリがインストールされていることを確認します。	「セキュリティ強化された Solaris オペレーティング環境の要件」
	(必要に応じて) 既存のインストール - アンインストールにより、既存の Application Server を削除します。	「一般的な要件」
	利用可能なポート - ポートの設定を計画します。	「一般的な要件」
	root 権限- インストールするユーザーにターゲットマシン上の root 権限があることを確認します。
	HA トポロジ - 高可用性のトポロジを計画します。	「トポロジの計画」 Operational Deployment Guide
	HA スペース - 高可用性のスペース要件を計画します。	「容量に関する注意事項」 「プラットフォーム要件」
	Web サーバー - Sun ONE Web Server 6.0 SP6 のインストール。	「Web サーバーのインストール」 iPlanet WebServer インストールガイド

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2. ソフトウェアコンポーネントのインストール

表 A-2 に、Sun ONE Application Server Version 7, Enterprise Edition 製品コンポーネントのインストールタスクの一覧を示します。

表 A-2 製品インストールのタスク 

完了	タスク	詳細な説明の記載箇所
	要件 - 要件が満たされていることを確認します。	表 A-1
	プロセスの起動 - ポートを使用し Application Server と同時に実行されるプロセスを、起動します。	以下に示すページから手順の説明が始まります。 「Application Server ソフトウェアのインストール」
	(必要に応じて) ソフトウェアのバンドルをダウンロードします。 gunzip sun-appserver7-sol.tar.gz tar -xvf sun-appserver7-sol.tar
	インストール方法を選択します。 グラフィカルインタフェースを起動 - ./setup コマンド行インタフェースを起動 - ./setup -console
	インストールコンポーネントを選択し (ロードバランサは通常は別にインストールする)、すべてのインストールプログラムのプロンプトに応答します。
	インストールの概要とログをチェックします。
	HADB /bin に PATH 環境変数を設定します。
	Application Server を起動します。
	asadmin コマンドと hadbm コマンドが実行されることを確認します。
	以前のロードバランサプラグインがインストールされている場合は、アンインストールプログラムで削除します。	以下に示すページから手順の説明が始まります。 「ロードバランサプラグインのインストール」
	正しい Web サーバー (Sun ONE 6.0 SP6 または Apache Web Server 1.3.27) がインストールされていることを確認します。
	インストールプログラムを起動して、ロードバランサプラグインをインストールし、すべてのインストールプログラムのプロンプトに応答します。
	(必要に応じて) サイレントインストールを実行します。	「サイレントモードでのインストール (非対話型)」

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3. 高可用性のインストールの完了

表 A-3 に、Sun ONE Application Server Version 7, Enterprise Edition 製品のインストールの一部である高可用性の準備タスクの一覧を示します。

表 A-3 高可用性のインストールタスク 

完了	タスク	詳細な説明の記載箇所
	HADB ホストの共有メモリーを設定します。	「共有メモリーとセマフォの設定」
	RSH または SSH のどちらかを使用して、HADB ホストの通信を設定します (SSH は Solaris 9 のデフォルトです)。	「HADB 管理のための RSH の設定」
		「HADB 管理のための SSH の設定」
	Solaris 8 で必要な場合は、OpenSSH をインストールします。	「Solaris 8 への SSH のインストール」
	hadbm のユーザー環境を設定します。	「ユーザー環境の設定」
	(必要に応じて) root ユーザー以外のユーザーとして clsetup コマンドを実行できるよう設定します。	「root 以外の特権に対する管理の設定」
	clsetup の要件が満たされていることを確認します。	「clsetup の要件と制限事項」
	(必要に応じて) 設定の clsetup 入力ファイルを編集します。	「clsetup 入力ファイルの編集」
	clsetup を実行して基本クラスタを設定します。	「clsetup コマンドの実行」
	clsetup ログをスキャンし、エラーを修正します。	「clsetup コマンドのクリーンナップ手順」

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4. インストール後のタスクの完了

表 A-4 に、Sun ONE Application Server Version 7, Enterprise Edition 製品のインストールに必要な最後のタスクの一覧を示します。

表 A-4 インストール後のタスク 

完了	タスク	詳細な説明の記載箇所
	(必要に応じて) asadmin コマンドを使用して、Application Server を起動または停止します。	「ドメインとインスタンスの作成」
	(必要に応じて) 追加のドメインを作成します。	「ドメインとインスタンスの作成」
	(必要に応じて) hadbm コマンドを使用して、HADB を停止または起動します。	「HADB の停止と起動」
	(必要に応じて) Web サービスクライアントをインストールし設定します。	Developer's Guide to Clients

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