本書では、SolsticeTM AutoClientTM 2.1 が正常に稼働するために行う、管理者向けの作業について説明します。また、グラフィカルユーザーインタフェースのアプリケーションであるホストマネージャを使用して、AutoClient システムを管理する方法についても説明します。
本書は、ネットワーク上のシステムを設定して管理するシステム管理者を対象にしています。
本書の大部分は、システム管理にあまり慣れていない方や SolsticeTM を初めて使用する方を対象に書かれていますが、システム管理の経験が豊富な方にも役立つ情報を記載しています。
AutoClient システムの利点や AutoClient システムが動作するしくみなど、AutoClient で採用されている技術について説明しています。
AutoClient の機能など、AutoClient についての概要を説明しています。
ネームサービス環境で Solstice AutoClient を使用する方法について説明しています。
Solstice AutoClient のセキュリティ機能と、セキュリティの設定方針について説明しています。
グラフィカルユーザーインタフェースのアプリケーションであるホストマネージャの使用方法について説明しています。
AutoClient システムの設定について説明しています。
AutoClient システムのブートについて説明しています。
ネットワークの設定が終わって使用を開始した後に行う保守作業について説明しています。
AutoClient システムの設定や保守について記載されている、関連文書は次のとおりです。
『日本語 Solaris のインストール (SPARC 版)』
『日本語 Solaris のインストール (x86 版)』
『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』
SunDocsTM プログラムでは、米国 Sun MicrosystemsTM, Inc. (以降、SunTM とします) の 250 冊以上のマニュアルを扱っています。このプログラムを利用して、マニュアルのセットまたは個々のマニュアルをご注文いただけます。
マニュアルのリストと注文方法については、米国 SunExpressTM, Inc. のインターネットホームページ http://www.sun.com/sunexpress にあるカタログセクションを参照してください。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P-1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、またはコード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力とは区別して示します。 |
system% su password: |
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、または強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
¥ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を越える場合、バックスラッシュは継続を示します。 |
sun% grep `^#define ¥ XV_VERSION_STRING' |
ただし AnswerBook2TM では、ユーザーが入力する文字と画面上のコンピュータ出力は区別して表示されません。
コード例は次のように表示されます。
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の場合、filename は省略してもよいことを示します。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
「x86」という用語は、一般に Intel 8086 ファミリに属するマイクロプロセッサを意味します。これには、Pentium、Pentium Pro の各プロセッサ、および AMD と Cyrix が提供する互換マイクロプロセッサチップが含まれます。このマニュアルでは、このプラットフォームのアーキテクチャ全体を指すときに「x86」という用語を使用し、製品名では「Intel 版」という表記で統一しています。