Solstice AutoClient 2.1 管理者ガイド

OS サーバーに OS サービスを追加する


注 -

以下の手順は、AutoClient サーバーがすでに OS サーバーとして設定されていることを前提とします。OS サーバーの追加、または既存システムの OS サーバーへの変換については、オンラインヘルプまたはSolstice AdminSuite 2.3 管理者ガイドを参照してください。


  1. Solstice 起動ツールからホストマネージャを起動して、ネームサービスを選択します (まだこの手順を実行していない場合)。

    詳細は、「ホストマネージャの起動」を参照してください。

  2. ホストマネージャのメインウィンドウから、サービスの追加先となる OS サーバーを選択します。

  3. 「編集」メニューから「変更」を選択します。

    「変更」ウィンドウが表示されます。

  4. 「OS サービス」ウィンドウから「追加」をクリックして、サービスを追加します。

    現在のホストマネージャセッションで初めてサービスを追加する場合は、「メディアのパスの設定」ウィンドウが表示されるので手順 5 に進んでください。現在のホストマネージャセッションですでに別のサービスを追加した場合は、「OS サービスの追加」ウィンドウが表示されるので手順 7 に進んでください。

  5. 「メディアのパスの設定」ウィンドウ内のフィールドに必要事項を入力します。

    Solaris CD イメージのあるシステム (最低限、管理対象システムとして設定されている必要があります) を選択して、表 6-1に示すように、残りのフィールドに必要事項を入力します。

    表 6-1 メディアパスの設定

    Solaris の使用形態 

    Solaris CD の管理 

    入力するパス 

    Solaris CD イメージとしてSolaris CD を使用 

    ボリューム管理機能によって管理されている 

     

    /cdrom/cdrom0

    /cdrom/cdrom0/s0

    /cdrom/cdrom0/s2

    のいずれか 

    ボリューム管理機能によって管理されていない 

    Solaris CD のマウント場所 

    インストールサーバーのハードディスク上にある Solaris CD のコピーを使用 (setup_install_server コマンドによって設定)

     

    Solaris CD イメージがある場所 

  6. 「了解」をクリックします。

    「OS サービスの追加」ウィンドウが表示されます。

  7. (必要な場合のみ)「メディアのパスの設定」をクリックして、Solaris CD イメージへのパスを変更します。このパスの位置からクライアントサービスを追加します。

    すでにメディアパスが入力されている場合、このパスがデフォルトとして使用されます。パスが正しくない場合には、この手順を実行してください。

  8. 配布タイプを選択します。

    デフォルトは「Entire Distribution」です。

  9. 追加するサービスを選択して、「追加」をクリックします。

    「OS サービスの追加」ウィンドウが閉じます。さらに別のサービスを追加する場合は、手順 4〜手順 9 を繰り返します。

  10. 「了解」をクリックします。

    「変更」ウィンドウが閉じます。

  11. 「ファイル」メニューから「変更を保存」を選択して、サービスを追加します。

「変更」ウィンドウの入力例 (OS サービスの追加)

OS サービスを OS サーバー lorna に追加する場合の、「変更」ウィンドウの入力例を示します。

Graphic

検証

すべての OS サービスが追加された場合には、メインウィンドウの一番下の状態表示行に「すべての処理に成功」と表示されます。

コマンド行インタフェースによる OS サーバーへのサービス追加

ホストマネージャに対応するコマンドを使用して、OS サービスを OS サーバーに追加する例を示します。


% admhostmod -x mediapath=jupiter:/cdrom/cdrom0/s0 ¥

-x platform=sparc.sun4c.Solaris_2.5 lorna

-x mediapath= jupiter:/cdrom/cdrom0/s0

Solaris CD イメージが、jupiter というリモートシステムにマウントされた CD にあることを示します。リモートシステムには、管理対象として設定されているシステムを指定してください。

-x platform= sparc.sun4c.Solaris_2.5

インストールするサービスを指定します。この例では、SPARC、Solaris、sun4c アーキテクチャ (sparc.sun4c.Solaris_2.5) に Solaris 2.5 サービスを追加します。

lorna

OS サーバー名を指定します。