Oracle Service Parts Planningインプリメンテーションおよびユーザー・ガイド リリース12.1 B70972-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章では、次のトピックを説明します。
次のデータはソース・インスタンスで設定され、Service Parts Planningの表に収集されます。
次の品目属性は、「在庫」→「品目」→「組織品目」→「(T) MPS/MRP計画」の修理ソース組織で設定されます。
修理プログラム– Spares Managementでは、特定の品目と修理仕入先の組合せに対し、次の修理プログラムをサポートします。この情報は、修理リード・タイムの計画および生成された推奨メッセージの両方に影響を及ぼします。
修理返品(プル)
事前配置の修理返品(プッシュ)
事前配置参照
- 発注発行に関する事前交換
- 障害品受入に対する事前交換
事前配置参照
- 発注発行に関する事前交換
- 障害品受入に対する事前交換
注意: SPPは基本的に、障害品の返品と良品部品への需要を個別に扱い、それぞれ発生した時点で考慮に入れます。
「修理プログラム」の詳細は、「社外修理実行管理」を参照してください。
パーセント表示されるこの属性は、修理に送られ、良品部品の仕様のとおりに適切に修理された品目数量の比率を表します。この定義は常に、最終的な良品部品または製品と関連します。たとえば、品目Aを修理することで品目Bが作成される場合、計画では、適切に修理された障害品品目Aの比率を計算するときに、品目Bの修理歩留を使用します。
この属性は、修理組織が障害品部品を良品部品に処理するために必要な期間(日数)を表します。この定義は常に、最終的な良品部品または製品と関連します。たとえば、品目Aを修理することで品目Bが作成される場合、計画では、障害品品目Aを修理するためのリード・タイム・オフセットを計算するときに、品目Bの修理リード・タイムを使用します。
この品目属性チェック・ボックスは、修理仕入先とのプッシュ・タイプの関係で使用して、品目の障害品が、実際に必要になる前に物理的に修理仕入先のサイトに保管されていることを示します。計画が品目と組織の組み合わせの事前配置ポイントにヒットすると、すべての既存の供給ダウン・ストリームをこのポイントにプッシュします。
事前配置在庫プロセスが、実行システムの仕入先契約に基づいてトリガーされることが前提となっています。これには、出荷サイズ、頻度、および修理仕入先サイトでの最大/最小保管能力などの契約の制約が含まれます。計画では、さらに障害品の移動を推奨する前に、事前配置された既存の障害品在庫を修理仕入先で使い切らせるようにします。
注意: 修理を複数ソーシングする場合、複数の品目と修理仕入先の組合せで事前配置ポイントを設定しないことをお薦めします。複数のソース事前配置関係が定義されている場合、計画では、最初に検出された修理仕入先に在庫全体を移動します。
ただし、Service Parts Planningは主にプル・モードで計画を作成します。プル・モードは、修理返品関係の需要タイプです。SPPは、事前配置在庫の計画を作成しません。
関連トピック
複数の品目属性がソース・インスタンスで設定された後、Service Parts Planningで使用するために収集されます。
修理ソース組織で品目属性を定義するには
ソース・インスタンスの「製造および物流マネージャ」職責から、組織を修理ソース組織に変更します。
「在庫」→「品目」→「組織品目」
「組織品目情報の検索」ウィンドウが表示されます。
品目を検索して、「OK」をクリックします。
「組織品目」フォームに、選択した品目の情報が入力されます。
「MPS/MRP計画」タブにナビゲートします。
右下で次の操作を実行します。
値リストから「修理プログラム」を1つ選択します。
「社外修理実行管理」を参照してください。
障害品受入に対する事前交換
発注発行に関する事前交換
修理返品
「修理歩留」のパーセントを指定します。
「修理リード・タイム」を定義します。
該当する場合は、事前配置チェック・ボックスをオンにします。
「保存」をクリックします。
「サービス計画」のソース・インスタンス品目属性
「品目」タブ | フィールド | 説明 | フィールド・タイプ | デフォルト値 |
---|---|---|---|---|
MPS/MRP計画 | 修理プログラム | 品目と仕入れ先の組合せの修理プログラム関係 | 値リスト (LOV): 障害品受入に対する事前交換、 発注発行に関する事前交換、 修理返品 | 修理返品 |
MPS/MRP計画 | 修理歩留 | 修理中のパーセント単位の利回り率 | 数値(%) | NULL |
MPS/MRP計画 | 修理リード・タイム | 部品の修理に必要な日数 | 数値 | NULL |
MPS/MRP計画 | 事前配置在庫 | 計画で障害品在庫をこのポイントにプッシュするかどうかを示します。 | チェック・ボックス | オフ |
現場技術者と内部修理デポは両方とも在庫組織としてモデル化されるため、「組織」フォームには、「なし」、「現場技術者」、「デポ修理」といった値の組織タイプ・ドロップダウン・フィールドがあります。この情報は、収集プロセスでService Parts Planning用に適切なデータ・ストリームを特定、収集する際に役立ちます。
たとえば、受注と社内受注を履行するためのアウトバウンド出荷履歴が、すべての組織について収集されます。ただし、現場への出荷を予測する目的のため、Service Parts Planningでは、組織タイプが現場技術者として指定された組織への出荷履歴のみが考慮されます。
フィールド | 説明 | 検証 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
組織タイプ | 収集対象の組織タイプを示し、計画におけるデータ・ストリームの使用方法に影響を及ぼします。 | LOVには、「なし」、「現場技術者」、および「デポ修理」が含まれます。 | なし |
組織タイプを定義するには
「アドバンスト・プランニング管理者」職責から「アプリケーション・インスタンス」フォームにナビゲートします。
「管理」→「インスタンス」
「アプリケーション・インスタンス」フォームが表示されます。
宛先インスタンスを選択します。
「組織」ボタンをクリックします。
「組織」ウィンドウが表示されます。
修理組織を選択します。「タイプ」列の値リストから組織タイプを選択します。
なし
現場技術者
デポ修理
社外修理
仕入先
「保存」をクリックします。
Spares Managementでは、技術者は外部組織としてモデル化されています。これらの組織には、障害品と良品部品用の個別の保管場所事業所があります。現場技術者と保管場所事業所を関連付けることで、社内受注(現場組織へのアウトバウンド出荷用)が現場技術者の組織タイプに結び付きます。
割付ワークベンチから使用可能なOracle Spares Managementの機能により、現場技術者からの社内受注と社内購買依頼に基づいて、不十分な供給が技術者トランク在庫に割り当てられます。
現場技術者を保管場所事業所に関連付けるには
「Spares Management」職責から、「所在地と保管場所」ウィンドウにナビゲートします。
「設定」→「所在地と保管場所」
「生産資源タイプ」の値リストから従業員リソースを選択します。
「従業員名」の値リストから現場技術者の名前を選択します。
「所在地」タブで、従業員の住所情報を入力します。
「保管場所」タブを選択します。
従業員の名前が保管場所の所有者として表示されます。
「保管場所」タブの「組織」の値リストから現場技術者組織を選択します。
「保管場所」の値リストから該当する保管場所を選択します。
(オプション)保管場所に保管されている品目の部品条件を指定します。
「部品条件の保管場所タイプの設定」を参照してください。
(オプション)有効になる開始および終了日を指定します。開始日のデフォルト値は今日の日付です。
「保存」をクリックします。
同じ組織内で障害品と良品手持在庫の両方を保管できます。同じ部品が異なる条件下にある場合、良品手持在庫と障害品在庫を区別して、サプライ・チェーンの計画で適切なネッティングおよびソーシング・ロジックを使用できるようにします。
Spares Managementでは、保管場所タイプを使用して、手持障害品在庫から良品手持在庫を区別します。計画ではこのデータを収集し、手持在庫の条件を適切にマークします。障害品保管場所に保管された在庫は、「障害品」とマークされます。良品保管場所に保管された在庫は、「良品」とマークされます。
部品条件の保管場所タイプを設定するには
「スペア管理」職責から、「所在地と保管場所」ウィンドウにナビゲートします。
「設定」→「所在地と保管場所」
「保管場所」タブを選択します。
「保管場所」タブの「組織」の値リストから修理デポまたは現場技術者組織を選択します。
「保管場所」の値リストから保管場所を選択します。
次の「条件」の値リストのいずれかを選択して、部品条件を指定します。
障害品
良品
(オプション)有効になる開始および終了日を指定します。開始日のデフォルト値は今日の日付です。
「保存」をクリックします。
データ・ストリーム、サービス品目、または両方に基づいて製品と部品の関連を作成できます。ここで定義される品目関連は、製品の修理請求に提供されます。
Spares Managementでは、交替という在庫品目関連を使用して、交替チェーンを収集します。交替の定義は、グローバル交替および処理生産能力を定義します。
「修理箇所」定義は、次のことを決定します。
障害品部品が修理可能かどうか。
障害品部品が交替チェーンのより上の(より新しい)バージョンに修理可能かどうか。
良品部品のみで構成されるフォワード・サプライ・チェーンでは、処分コードのデフォルト値は「使い切り」です。「廃棄」処分コードが必要な場合、交替品目の使用可能な手持在庫を引当不可保管在庫に移動する必要があります。「新規購買」推奨の場合、計画では常に交替チェーンの最新改訂をオーダーします。リバース・サプライ・チェーンでは、定義の「修理箇所」の部分により、交替チェーンのグローバル処理生産能力が決定されます(修理歩留とリード・タイムが考慮されます)。
注意: 明示的な定義を必要とすることなく、どの品目も元の状態になるように修理できます。
サービス・サプライ・チェーン計画では、交替チェーンと処分コードを保持します。
交替品目とインライン予測
予測は常に、最新の(有効な)交替品目について生成されます。Service Parts Planningでは、スペア部品予測が生成される際、交替の有効日をサポートします。最新の交替品目の予測を生成する際、計画ではすべての交替品目の履歴が考慮されます。
たとえば、今日の日付が4月1日だとします。交替チェーンは次のように定義されます。
A ->A1 -> A2 <- -> A3.
A3の交替部品A4は今後、5月15日に有効になるように計画されます。
4月1日から5月14日までの期間の予測が部品A3について生成され、5月15日から先は部品4について生成されます。予測は、部品Aから部品A3の履歴データに基づきます。
関連項目の計画
SPPが需要計画または補充計画を生成すると、デポ修理作業指示の部品改訂、交替品目、およびコンポーネントとして関連付けられた品目はグループとして計画されます。
品目関連を定義するには
「製造および物流マネージャ」職責から「品目関連」ウィンドウにナビゲートします。
「在庫」→「品目」→「品目関連」
組織を選択すると、「品目関連の検索」ウィンドウが表示されます。
新しい品目関連を作成するには、「新規」をクリックします。
既存の品目関連を更新するには、関連問合せ基準を入力して、「検索」をクリックします。
ヒント: 両方向で既存の関連を表示する場合は、「方向」フィールドを空のままにします。既存の関連の全タイプを表示する場合は、「タイプ」フィールドを空のままにします。
「品目関連」を作成するには、空の行を強調表示して、置き換える品目を「品目:自」の値リストから選択します。
代替品目を「品目:至」の値リストから選択します。
「タイプ」の値リストから希望の関連を選択します。
代替 - 交替チェーンにリンクを作成します。
修理箇所 - 「品目:自」をより上位の改訂に修理できるかどうかを定義します。
関連が双方向である場合、つまり、どちらの方向にも変換できる場合は、「相互」チェック・ボックスをオンにします。
(オプション)有効な開始日と終了日を指定します。
「保存」をクリックします。
次のデータが宛先インスタンスで設定されます。
計画タイム・フェンスにより、Service Parts Planningは、修理リード・タイム内で修理品目に対してタイム・フェンス管理を行います。
ユーザーがブレンド予測方法を選択し、「断続的実行需要」品目属性が「Yes」に設定されている場合、またはユーザーがこの属性を「自動」に設定し、「断続性しきい値」(次を参照)によって指定されたしきい値よりゼロの数が大きい場合、履歴データ系列は断続的と見なされます。
断続性しきい値
属性「断続的実行需要」が「自動」に設定されている場合、ここで設定されたしきい値は、品目の需要パターンが断続的かそうでないかを判別するために使用されます。
これは、品目と組織の組合せのサービス・レベル(パーセント単位)を手動で設定します。この属性により、この場所に保管するこの品目の安全在庫が計算されます。各種フォームで指定された複数のサービス・レベルの評価を参照してください。
属性 | 説明 | フィールド・タイプ | デフォルト値 |
---|---|---|---|
修理リード・タイム | この属性を修理リード・タイムと同じに設定すると、Service Parts Planningは、この期間内の日付の修理オーダーへの変更を推奨しなくなります。 * | 正の整数 | NULL |
断続的実行需要 | この属性は、この品目の需要履歴に多くのNULL値が含まれていることを示します。この設定により、予測で特別な処理が実行されます。 | 「Yes」または「No」 | No |
サービス・レベル | 手動設定により、この指定サービス・レベルに相当する安全在庫数量が計算されます。 | 数値 | NULL |
断続性しきい値 | 属性「断続的実行需要」が「自動」に設定されている場合、ここで設定されたしきい値は、品目の需要パターンが断続的かそうでないかを判別するために使用されます。 | 数値 | NULL |
注意: * 修理リード・タイム値はソース・インスタンスで設定してから収集するか、宛先インスタンスで設定できます。ソース・インスタンス品目属性は、在庫品目MPS/MRPタブに表示されます。対応する宛先インスタンス値は、宛先インスタンスの「品目属性一括保守」ウィンドウに品目属性として設定されます。Service Parts Planning用に両方の場所で設定すると、収集実行時に宛先インスタンス値はソース・インスタンス値を上書きします。
宛先インスタンス品目属性を定義するには
「サービス・サプライ・チェーン・プランナ」職責から「品目属性一括保守」ウィンドウにナビゲートします。
「設定」→「品目属性一括保守」
ヘッダー領域で、品目シミュレーション・セット名を入力します。「範囲」領域で、「組織」ラジオ・ボタンを選択します。「品目の検索」領域で、「すべて」ラジオ・ボタンを選択します。
「検索」をクリックします。
これらの品目属性の設定対象とする品目-組織の組合せを取得するための条件を指定します。
「検索」をクリックします。
「品目の検索」ウィンドウが閉じます。検索条件に一致する品目と組織の組合せが「品目属性一括保守」ウィンドウに表示されます。
1つ以上の品目を選択します。
「更新する品目属性」領域で問合せを実行して、目的の属性を取得します。
例:
修理リード・タイム
断続的実行需要
サービス・レベル
「適用」をクリックします。
「品目シミュレーション・セットの作成」を参照してください。
SPPのシミュレーション・セットは、搬入先の品目属性を更新するためにプランナが使用します。このデータを一括保守する場合、標準形式のExcelテンプレートがOAテンプレートとともに提供されます。この.datファイルは固定形式を使用します(「レガシー収集」と同様)。最初の列は、更新が必要なシミュレーション・セットの名前です(注意: したがって、一度のアップロードで複数のシミュレーション・セットを更新できます)。ファイルには、更新可能なシミュレーション・セットの「品目」、「組織」、「ゾーン」、「顧客」、および他のすべての属性の列も含まれます。
プランナはこのテンプレートを使用して、属性値を入力、編集、または削除してから、Excelファイルをアップデートし、品目のそれぞれの属性の値を一括更新します。
参照:
品目シミュレーション・セット(一括保守)、8-17ページ
.datファイルの編集後、プランナはファイルをインポートし戻して、シミュレーション・セットを更新できます。「サービス部品計画」→「設定」メニューに、シミュレーション・セットをインポートするためのオプションがあります。
プランナがインポートのファイルを選択すると、ダイアログボックスが表示されるので、インポートする更新済み属性を含んだフラット・ファイルの名前と場所を入力します。
フラット・ファイルがインポートされたら、シミュレーション・セット(ファイルに指定)が次のように更新されます。
シミュレーション・セットと.datファイルで使用可能な「品目-組織」の各行(または、範囲に応じてゾーン/顧客)については、シミュレーション・セットの属性が.datファイル内の属性値に置き換えられます。
.datファイルに属性の空のエントリがある場合、その属性の既存の値が保持されます。
.datファイルで属性に対してNULLのテキストがある場合、既存の値が消去されて、収集された値が入力されます。
シミュレーション・セットにはないが、.datファイルにはある「品目-組織」(または、範囲に応じてゾーン/顧客)の場合、新しい行が作成され、.datファイルの属性値が挿入されます。
シミュレーション・セットにはあるが、.datファイルにはない「品目-組織」(または、範囲に応じてゾーン/顧客)の各行については、インポート・プログラムは何の処理も実行しません。
「部品使用」ウィンドウには、保守またはサービス中に特定のサービス部品を使用するすべての製品の使用箇所ビューが表示されます。
部品使用を表示するには、「サプライ・チェーン計画担当」職責から「部品使用」ウィンドウにナビゲートします。または、選択した品目のコンテキストで「部品使用」を開くには、プランナ・ワークシートで「部品使用」アイコンをクリックします。
注意: ここでは、製品-部品関連は作成できません。製品-部品関連は、「失敗率」ウィンドウで操作します。
サプライ・チェーン全体における商品の動きを制御するルールを定義できます。このネットワークは、資材フローのバックボーンです。期間別補充戦略を定義することで、その動作をさらに制御できます。Oracle ASCPは、この戦略をソース・ルールと物流構成表(BOD)とともに実装します。
Sソーシング・ルールとBODの両方がソーシング供給を記述します。つまり、どの組織に対しても、「部品Aはどこで入手するのか」という問いに答えます(組織は、「部品Aをどこに送ればいいのか」とは絶対に問いません)。ソース・ルールは、答えを1つの組織または社内の全組織に適用します。BODは、1つの組織だけ、あるいは全組織ではなく、複数の組織にまたがってこの動作を定義します。
工場での購買品目など、組織での品目の補充方法を指定するソース・ルールを定義できます。ソース・ルールは、会社全体が特定の組織から半組立品を調達する場合など、全組織の補充方法も指定できます。
ソーシングで競合が生じた場合、事前定義された階層がソーシングの競合を解決します。たとえば、部品を別の組織NYCから調達するように指示する物流構成表を組織AUSに割り当てた場合でも、組織AUSでは、ローカル・ソース・ルールを定義して、別の組織SACからその部品を調達できます。この場合、ローカル・ソース・ルールが物流構成表より優先されます。
計画割当セットは、次の情報を保持します。
受注グローバル配分
組織間のソーシング
外部需要のソース・ルールと内部需要のソース・ルール間の競合を監視してください。例:
品目の外部需要は、組織M1またはM2のいずれかからグローバルに調達されている。ソース・ルールは、「M1、M2から転送」となっており、品目レベルで割り当てられている。
組織M1の内部需要は、組織M3から調達されている。ソース・ルールは、「M3から転送」となっており、品目/組織レベルで割り当てられている。品目/組織割当により、計画エンジンは、このソース・ルールを外部需要ではなく、内部需要のソーシングに適用するように指示されている。
外部需要のソース・ルールを品目レベルで割り当てると、内部需要のソース・ルールを品目レベルで割り当てることはできない。
ソース・ルールの定義の詳細は、『Oracle Master Scheduling/MRP and Oracle Supply Chain Planning User's Guide』のソース・ルールの定義に関する項を参照してください。ソース・ルール割当の表示の詳細は、『Oracle Advanced Supply Chain Planningインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイド』のサプライ・チェーンの表示の項を参照してください。
出荷方法は「購買元」および「移動元」ソース・ルールに適用されます。出荷方法を作成するには、次の手順を実行します。
「Oracle Inventory」→「出荷ネットワーク」の順にナビゲートします。
詳細領域にナビゲートします。
(M) 「ツール」→「出荷方法」の順にナビゲートします。
倉庫、物流センター、製造センター(工場)、および取引先の複数レベルの補充ネットワークを指定するBODを定義できます。
BODの定義の詳細は、『Oracle Master Scheduling/MRP and Oracle Supply Chain Planning User's Guide』の物流構成表の定義に関する項を参照してください。BOD割当の表示の詳細は、『Oracle Advanced Supply Chain Planningインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイド』のサプライ・チェーンの表示の項を参照してください。
ソース・ルールとBODを定義したら、特定の品目および/または組織に割り当てる必要があります。これらの割当は、割当セットにまとめられます。ここでは、各種ソース戦略によって特定のサプライ・チェーン・ネットワークが定義されます。
各割当セットは、計画する組織および/または品目の選択を表します。計画プロセスに働きかけるには、計画オプションに割当セットを含める必要があります。
割当セットでは、ソース・ルールとBODを次に示すように、さまざまなレベルで割り当てられます。
品目-インスタンス-組織
カテゴリ-インスタンス-組織
カテゴリ-インスタンス
品目-インスタンス: 「品目」フィールドが空の場合、基準の軽減ウィンドウを使用して選択を制限します。
インスタンス-組織
インスタンス
これらのレベルにより、補充ルールをできるだけ多くの数または少ない数の品目に割り当てることができます。たとえば、品目のカテゴリを梱包資材として定義することができ、仕入先を特定するソース・ルールをこのカテゴリに割り当てることができます。
ソース・ルールまたはBODの割当の詳細は、『Oracle Master Scheduling/MRP and Oracle Supply Chain Planning User's Guide』のルールと構成表の割当に関する項を参照してください。ソース・ルールとBOD割当の表示の詳細は、『Oracle Advanced Supply Chain Planningインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイド』のサプライ・チェーンの表示の項を参照してください。
割当レベルの上記のリストでは、上の行は下の行を上書きします。たとえば、「品目-組織」は「品目」を上書きします。
割当の表示の詳細は、『Oracle Advanced Supply Chain Planningインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイド』のサプライ・チェーンの表示の項を参照してください。
再発注点計画を有効にするには、計画起動パラメータ「SSおよびEOQの計算」を「Yes」に設定します(デフォルトは「No」)。これにより、計画エンジンは、再発注点ベースの計画が有効化された品目の安全在庫値および経済的オーダー数量を再計算します(「品目-組織」を有効化するには、次を参照)。
計画起動パラメータ | 有効な値 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|
SSおよびEOQの計算 | Yes/No | No | 再発注点を基に計画された品目の安全在庫値とEOQを再計算するコードを起動するかどうかの計画レベル管理 |
2つの管理レベルにより、品目-組織の再発注ベースの計画パラメータが再計算されるかどうかが決まります。計画起動パラメータ「SSおよびEOQの計算」に加えて、品目属性の安全在庫値の計算も、その品目-組織の安全在庫値を再計算するかどうかを決定します。
この属性は、「品目属性一括保守」フォームの宛先側で使用できます。「Yes」または「No」の値を指定でき、空の場合は「No」と見なされます。
属性 | 有効な値 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|
安全在庫値の計算 | Yes/No | No | 特定の品目-組織の安全在庫値を再計算する必要があるかどうかを決定する「品目組織」レベル管理 |
次の例は、この属性を有効または無効にした場合の影響を示します。
品目 | 組織 | IMM \> 安全在庫値 | 安全在庫値の計算 |
---|---|---|---|
品目_1 | TST:M1 | 50 | Yes |
品目_2 | TST:M1 | 40 | No |
品目_3 | TST:M1 | - | Yes |
品目_4 | TST:M1 | - | No |
品目_1の場合、安全在庫値の計算は「Yes」なので、SPPは安全在庫の新しい値を計算し、IMM→「安全在庫値」フィールドの50個を上書きします。
品目_2の場合、安全在庫値の計算は「No」なので、SPPは40個の目標をそのまま保持します。
品目_3の場合、安全在庫値の計算は「Yes」なので、SPPは安全在庫値を計算し、IMM→「安全在庫値」フィールドを更新します。
品目_4の場合、安全在庫値の計算は「No」なので、SPPは新しいプログラムを基に安全在庫を計算しません。品目_4にIO / MRP /非MRPの安全在庫目標がある場合、この目標はそのまま保持されます。
2つの管理レベルにより、品目-組織の再発注ベースの計画パラメータが再計算されるかどうかが決まります。計画起動パラメータ「SSおよびEOQの計算」に加えて、品目属性の「EOQの計算」も、その品目-組織の経済的オーダー数量を再計算するかどうかを決定します。
この属性は、「品目属性一括保守」フォームの宛先側で使用できます。「Yes」または「No」の値を指定でき、空の場合は「No」と見なされます。
属性 | 有効な値 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|
EOQの計算 | Yes/No | No | 特定の品目-組織の経済的オーダー数量を再計算する必要があるかどうかを決定する「品目-組織」レベル管理 |
次の例は、この属性を有効または無効にした場合の影響を示します。
品目 | 組織 | 固定発注数量 | EOQの計算 |
---|---|---|---|
品目_1 | TST:M1 | 1000 | Yes |
品目_2 | TST:M1 | 1200 | No |
品目_3 | TST:M1 | - | Yes |
品目_4 | TST:M1 | - | No |
品目_1の場合、「EOQの計算」は「Yes」なので、SPPはEOQの新しい値を計算し、IMMの100個を上書きします。
品目_2の場合、「EOQの計算」は「No」なので、SPPは1200個の固定発注数量をそのまま保持します。
品目_3の場合、「EOQの計算」は「Yes」なので、SPPはEOQを計算し、IMMを更新します。
品目_4の場合、「EOQの計算」は「No」なので、SPPはEOQを計算しません。SPPは需要に応じて、この品目のオーダーを計画します(通常のSPP計画)。
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