Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulユーザー・ガイド リリース12.2 部品番号: B72356-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章の内容は次のとおりです。
複雑な組立品やシステムをモデリングするには、様々な階層や構造を定義する必要があります。たとえば、各ポジションやロケーションに対して許可された部品や副構成、構成を管理するルール、構成に適用する文書、カウンタの更新が影響するポジション間に適用可能な比率(1対1でない場合)などです。航空機タイプ、機関車、船舶などの複雑なシステムや組立品の組立品構成は、Oracle Complex Maintenance Repair and Overhaulのマスター構成というモジュールによって記述されます。
この章では、Oracle Complex Maintenance Repair and Overhaulのマスター構成モジュールでサポートされる主な機能について説明します。この章では、アプリケーションを使用して構成モデルの管理に不可欠なタスクを実行するための、プロセス指向、タスクベースの手順を紹介します。
参照:
マスター構成は、組立品、システム、半組立品、またはサブシステムのテンプレートまたは管理構造です。これは、構成部品の場所や選択に関するルールと、適用可能な保守工程によって、電気、油圧、空気圧、または機械システムや組立品の構造にモデルを提供するものです。たとえば、ボーイング757-300は、プラット&ホイットニーPW2043エンジンか、それより少しパワフルなロールスロイスRB211-535E4Bエンジンの対で構成できます。マスター構成は、構成階層、部品、半組立品および定義済ルールから取得されたインスタンスまたはユニットを作成および保守するために使用されます。マスター構成があると、資材所要量や処分リストへの資材の追加を決定する際の基礎情報が提供されるため、ルート開発が簡素化されます。マスター構成はまた、保守要件の適用対象となる関連付けポイントとしても機能するため、保守要件開発の簡素化にも役立ちます。
保守ルートの詳細は、ルート管理モジュールを参照してください。
保守要件の詳細は、車両保守プログラム・モジュールを参照してください。
マスター構成モジュールは、次のビジネス・プロセスをサポートしています。
許容される構成の定義
マスター構成は、組立品内の構成部品ポジションの階層を表すテンプレートです。相対構成部品ポジションは、マスター構成内にある品目間の親子関係を定義します。マスター構成モジュールは、ユニットを構成する追跡部品を識別します。これによりユーザーは、論理ツリーを構築し、組立品内の構成部品ポジションを示すことができます。1つの製品に複数のマスター構成を定義して、異なる運用モードに適合させることもできます。また、各構成部品ポジションに許容される代替部品を定義することもできます。
ユニット構成に構成テンプレートを提供する
車両オペレータは、同じ構成のユニットを複数持つことがあります。マスター構成モジュールは、ユニット構成を作成するためのテンプレートを提供します。これは、製品の現在の"導入時点"構成を反映するものです。ユニット構成は、マスター構成のポジション構造を複製します。
適用可能な保守要件の関連付け
ユニットの適用可能保守要件を定義する際、組織は、複数のグループ化メカニズムを使用してプロセスを効率化できます。Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaul(CMRO)では、保守要件を適用する方法として、ユニット構成に直接適用するか、ユニット構成が継承している製品分類内のノードに適用するか、またはユニット構成が継承しているマスター構成内のポジションに適用できます。たとえば、保守要件をマスター構成内のノードに関連付けた場合は、そのマスターに基づいて作成したすべてのユニット構成にそれらの保守要件が適用されます。
ユーザーにチェックリストを提供する
複合組立品の物理分解は、製造現場のプロセスと情報要件に影響を及ぼします。これらの情報は、マスター構成内のノードまたはポジションに関連付けることができます。組立品の精密検査中、保守担当者はシリアル化された部品を削除、導入および置換します。サービス・プロバイダは、これらの運用についてオン/オフ・ログを提供する必要があります。オフ・ログは、保守イベントの前に特定のポジションに導入された品目の品目番号とシリアル番号を示します。オン・ログは、保守中に特定のポジションに導入された品目の品目番号とシリアル番号を示します。Oracle CMROでは、オン/オフ・ログのテンプレートを提供して、ユーザーが品目を導入または削除するノード(ポジション)に対応するすべてのポジションと代替品目を示すことができます。
アメリカ航空運輸協会(ATA: Air Transport Association of America)コードの定義
ATAコードは、最小機器リスト(MEL)および構成標準外リスト(CDL)機能で使用されます。この機能は、航空機上で動作不能となる可能性があるものの、その場合でも航空機の耐空性を維持できる機器を識別します。
マスター構成は、完全な電気機械組立品の構造を表します。これは、組立品を完全に表すために必要なノードで構成されます。車両ユニットを表す組立品が構成できるノードの数に制限はありません。
マスター構成レコードを作成する方法は、次のとおりです。
「マスター構成の作成」ページに移動します。
次のフィールドで情報を選択します。
フィールド | 説明 |
---|---|
名称 | 構成テンプレート階層の名前です。 |
説明 | 付加テキスト・フィールド。 |
ステータス | マスター構成のステータスです。次のオプションがあります: 完了、草案、承認保留、承認否認済、クローズまたは失効済。 |
ポジション | マスター構成階層の最上ノードである組立品内のポジションです。 |
ポジション摘要 | 構成階層内のこのポジションについての説明テキスト・フィールドです。 |
ATAコード | 最小機器リスト(MEL)および構成標準外リスト(CDL)機能で使用されるアメリカ航空運輸協会(ATA: Air Transport Association of America)コードです。「最小機器リスト(MEL)と構成標準外リスト(CDL)の設定」を参照。 |
数量 | このポジションに対する品目選択オプション内の品目数です。 |
単位 | 単位。 |
開始日と終了日 | 構成階層内のこのポジションの発効設定です。 |
品目グループ名と説明 | このノードでの品目オプション選択セットの名前です。 |
表示順序 | 構成ポジションが表示される順序です。 |
改訂 | マスター構成が改訂管理下にあることを示す改訂番号です。改訂管理では、複数の構成改訂を一度に有効にできます。これが必要なのは、すべてのユニットを新しいマスター構成に同時に移行できないためです。遷移フェーズ中、ユーザーは同じマスター構成の2種類の改訂に基づいてユニットを保守します。これは、マスター構成のライフサイクルを通じて構成変更を実施するためにも役立ちます。 |
必要度 | ポジションが必須かオプションかを示します。 |
モデル | 文書のタイプを特定するために使用されます。このフィールドは、Enigma構成情報をマスター構成モジュールに関連付ける場合に、「マスター構成の作成」ページに表示されます。たとえば、モデルがPW4000の場合、これはEnigmaのエンジン保守マニュアルに対応します。 |
「適用」ボタンを選択して作業を保存します。
階層のトップ・ノードを作成する方法は、次のとおりです。
「マスター構成」ページでポジションを選択します。
オプションで、このノードに品目を関連付けます。
「適用」ボタンをクリックして、このマスター構成レコードを保存します。「マスター構成の編集」ページが表示され、構成ツリーが表示されます。構成ツリーの隣には、トップ・ノードに関連付けられた詳細情報が表示されます。
「構成の編集」ページを使用して、次のタスクを実行できます。
ポジションを追加、削除およびコピーする。
代替品目情報を編集する。
ポジションに文書を関連付ける。
ポジションの計算比率を編集する。
構成を承認のために発行する。
ルールを作成する。
副構成を追加または削除する。
関連トピック
マスター構成の一般属性を定義した後に、階層内に各ポジションを作成できます。階層内の各ポジションには、一連の有効品目と、各品目の保守要件を定義できます。Oracle CMROは、この情報をデータベースに保管します。また、マスター構成レコードを取得して、他のマスター構成、品目ロケーションおよび有効品目を、選択した構成内のポジションに追加することもできます。
関連トピック
「マスター構成の編集」ページを使用して、マスター構成内にポジションを作成できます。階層のトップ・ノードは、「マスター構成の作成」ページでマスター構成テンプレートを定義する際に作成されます。すべての追加ノードは後で定義されます。「構成の編集」ページで作成したポジションは、選択したマスター構成内の追加ノードを形成します。
前提条件
ポジションを作成する方法は、次のとおりです。
Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulホーム・ページで構成管理グローバル・ボタンをクリックします。「マスター構成の検索」ページが表示されます。
「作成」ボタンをクリックして、「マスター構成の作成」ページを開きます。
各フィールドにマスター構成情報を入力します。フィールドの説明は、マスター構成レコードに関連するフィールドの説明を参照してください。
構成階層のトップ・ノードを作成します。
「適用」ボタンをクリックして、マスター構成レコードをデータベースに保存します。「マスター構成の編集」ページが表示され、マスター構成ツリーのトップ・ノードが表示されます。
ポジションを追加するノードを選択し、ドロップダウン・リストから「追加」を選択します。「進む」ボタンをクリックすると、ページに「ポジションの作成」セクションが表示されます。
マスター構成の編集
次の表の情報を使用して、「ポジションの作成」ページに情報を入力します。
フィールド | 説明 |
---|---|
ポジション | マスター構成階層で親または子ノードになることができる組立品内のポジションです。一般的な置換メタ文字%(たとえば、Engine%)を使用して部分検索文字列を入力し、「進む」ボタンをクリックして「ポジションの選択 」ページにアクセスします。 |
ポジション摘要 | この構成階層を説明するフレーズまたは文を含んだフィールドです。 |
数量 | 構成階層のこのポジションに対する品目選択オプション内の品目数です。ゼロより大きい数を入力します。 |
単位 | 現在の階層ポジション内の品目の単位です。テキスト値がデータベースに存在する必要があるため、このフィールドにはテキストを直接入力できません。一般的な置換メタ文字%を使用してテキスト検索引数を入力し、「進む」ボタンをクリックして、検索引数に一致するデータベースからすべてのレコードを取得および表示します。正しい値を選択します。 |
開始日 | 構成階層内のこのポジションの発効日です。日付を直接入力するか、日付フィールドの横にあるアイコンをクリックしてカレンダにアクセスし、日付を選択してフィールドに挿入します。 |
終了日 | 構成内のポジションの有効期間最終日を表す日付です。日付を直接入力するか、日付フィールドの横にあるアイコンをクリックしてカレンダにアクセスします。日付を選択してフィールドに挿入します。 |
品目グループ名 | このノードにおける品目オプション選択セットの名前。テキスト値がデータベースに存在する必要があるため、このフィールドにはテキストを直接入力できません。テキスト検索引数(たとえば、MACHINE%)を入力し、「進む」ボタンをクリックして検索結果を取得および表示します。正しい値をクリックします。 |
品目グループ摘要 | 品目オプション・セットの説明です。この説明は、品目グループ名を取得したときに自動的に表示されます。 |
表示順序 | 構成ポジションの表示順序を決定する序数です。 |
必要度 | ノードを必須またはオプションとして定義する値です。このフィールドは、ノードによって表された品目が必須導入かオプションかを定義します。 |
「適用」ボタンをクリックして、ポジションをマスター構成レコードに追加します。
マスター構成の編集
「マスター構成の編集」ページが表示され、必要に応じてポジションを編集できます。
「適用」ボタンをクリックして変更を保存します。このページの適切なボタンを使用して、ポジションの計算比率、文書または代替品目をノード・ポジションに関連付けることができます。詳細は、この章の適切なセクションを参照してください。
「マスター構成の編集」ページでは、「マスター構成の検索」ページにアクセスして、選択したマスター構成ポジションに追加する既存のマスター構成レコードを取得できます。このプロセスでは、既存のマスター構成レコードを使用して構成テンプレート階層を構築できます。
前提条件
ポジションに構成をコピーする方法は、次のとおりです。
構成を追加するノードに移動します。「マスター構成でのポジションの作成」を参照してください。
既存の構成をノードにコピーするには、ノードの隣にあるチェック・ボックスをクリックし、ドロップダウン・メニューから「コピー」を選択します。
「進む」ボタンをクリックすると、「マスター構成の検索」ページが表示されます。
追加するマスター構成を検索します。結果はページの下半分に表示されます。
「マスター構成」リストから、関連するレコードを選択します。「マスター構成の表示」ページが表示されます。
詳細は、次のセクションを参照してください。
「コピー」ボタンをクリックして、選択したポジションにこのマスター構成を追加します。「構成の編集」ページが表示されます。
マスター構成の編集
「適用」ボタンをクリックすると、マスター構成が構成ツリーに表示されます。
追跡品目グループは、マスター構成内の特定のポジションに割り当てることができる品目で構成されます。ユーザーは、品目グループをポジションに関連付けることができます。その後、ポジションに追加される品目インスタンスを選択できます。非追跡品目グループは、品目構成内で使用するために作成されます。品目グループは、マスター構成とは切り離して改訂できます。マスター構成は、品目グループが承認された後に、変更が反映された更新情報を取得します。
品目グループの作成の詳細は、「代替品目情報の管理」を参照してください。
前提条件
品目グループをポジションに関連付ける方法は、次のとおりです。
「マスター構成の作成」ページを使用してポジションを作成し、「適用」ボタンをクリックします。「ポジションの操作」を参照してください。
品目グループを検索すると、グループ名の選択ページが表示されます。「進む」ボタンをクリックして、品目グループのリストを表示します。
グループ名の選択
ポジションに関連付ける品目を選択します。「マスター構成の編集」ページが表示され、関連付けが表示されます。
マスター構成の編集
注意: 品目グループ内のいずれかの品目の数量が1より大きい場合、子ノードを持つポジションにそのグループを関連付けることはできません。
オプションで、ドロップダウン・リストから代替品目値を選択し、代替品目インスタンスに追加できます。「代替品目情報の管理」を参照してください。
マスター構成は、他のマスター構成のポジションや組立品の階層として作成できます。マスター構成は、より上位の組立品の副構成に対して定義できます。この副構成は、単独で存在させることもできますし、別のマスター構成の構成階層に追加することもできます。たとえば、エンジンのマスター構成を航空機のマスター構成内に含めることもできます。副構成をマスター構成ポジションに追加して、1つの構成内で複数の構成の関連付けを可能にすることもできます。
副構成をポジションに関連付ける方法は、次のとおりです。
ポジションを作成し、「適用」ボタンをクリックします。「マスター構成でのポジションの作成」を参照してください。
「ポジションの編集」ページが表示されます。定義したポジションに副構成を追加するには、「行の追加」ボタンを選択します。
「名称」検索ボタンをクリックして副構成を選択します。「優先度」フィールドに値を入力します。
次の表の情報を使用して、副構成の関連付けに関する情報を入力します。
フィールド | 説明 |
---|---|
名称 | 子マスター構成または副構成の名前です。 |
改訂 | 品目改訂識別子です。改訂番号は、マスター構成が改訂管理下にあることを示します。改訂管理では、複数の構成改訂を一度に有効にできます。 |
フォーカス | 副マスター構成へのページ・コンテキストを変更するために使用されるアイコンです。 |
説明 | 副マスター構成の説明です。 |
ステータス | 副マスター構成のステータスです。副マスター構成のステータスは、「クローズ」または「失効済」にすることはできません。 |
優先度 | 取替を計画する際に最優先で使用される組立品を指定するために使用されるフィールドです。 |
開始日 | 副マスター構成マッピングの開始日です。 |
終了日 | 副マスター構成マッピングの終了日です。 |
削除 | 副マスター構成マッピングを削除するために使用されます。 |
「適用」を選択します。副構成がポジションに関連付けられます。
副構成を選択し、「適用」ボタンをクリックします。副構成が構成ツリーに追加されます。
注意: 副構成を組立品階層に追加した後、ツリーを展開し、副構成内のポジションを選択して、それらのポジションを変更できます。副構成ポジションのポジション・コードは、デフォルトでは副マスター構成内で定義された値に設定されます。これを上書きするには、上位レベルのマスター構成のコンテキストからポジション・コードを定義します。新しいポジションは、副構成がこの上位組立品に導入されたとき、副構成にのみ影響し、その導入に基づいてポジションが適用可能になります。
副構成の「フォーカス」アイコンをクリックして、構成全体のフォーカスを副構成に変更します。ユーザーは、副マスター構成のマスター構成ヘッダーとポジション詳細を表示できます。
マスター構成の表示
注意: 副マスター構成をポジションに関連付けることができるのは、そのポジション下に半組立品が定義されている場合に限られます。
互いに連携する構成、副構成、ポジションおよび品目に対してルールを設定し、構成内に導入できる品目を管理できます。構成ルールを定義することで、OEMやFAAなどの規制機関によって発行された機器構成関連の規則遵守を徹底させることができます。具体的には、次のようなルールを作成できます。
ポジションに対して品目を制限する。
ポジションに対して構成を制限する。
ポジションを他のポジションに基づいて制限する。
目的の車両パーセントに対する参照。
構成に対するルールを作成する方法は、次のとおりです。
「構成の編集」ページで、ドロップダウン・リストから「ルール」を選択します。
「進む」ボタンをクリックすると、「ルールの編集」ページが表示されます。
ルールの編集
ルールを作成するには、「ルールの作成」ボタンをクリックして「ルールの作成」ページを表示します。
次の情報を使用してルールを定義します。
フィールド | 説明 |
---|---|
ルール名 | ユーザー定義のルール名です(必須)。 |
説明 | ルールの説明です(オプション)。 |
ルール・タイプ | 必須または車両を指定できます(必須)。ルール・タイプ"必須"は、ルールが導入時に評価されることを意味し、ルール・タイプ"車両"は、ルールが車両パーセントへの参照としてのみ作成されることを意味します。 |
開始日/終了日 | カレンダから選択します(オプション)。終了日は、開始日よりも後の日付である必要があります。 |
順序 | 定義されたルールの順序を決定するユーザー定義値です。 |
左カッコと右カッコ | 2つのルール文をグループ化するために使用されます。 |
件名 | 検索アイコンを使用して「ポジションの選択」にアクセスし、ルールを定義するポジション・パスを選択します。 |
オペレータ(述語) | ルール内の条件です。次の値を指定できます: 導入済、未導入、含む、含まない、必要、不要、同じ副構成が導入されている、同じ副構成が導入されていない。 |
オブジェクト・タイプ | 次のオブジェクト・タイプから選択できます: 子の合計数量、品目、構成、ポジションとしての構成、ポジションとしての品目(1)、ポジションとしての品目。 |
オブジェクト | 検索アイコンを使用し、選択したオブジェクト・タイプに基づいてオブジェクトを選択します。 |
オペレータ | 「および」、「または」、「示す」または「必要」を選択できます。ルール文は、これらのオペレータと組み合せることもできます。 |
ルール・タイプを選択します。
「ルール定義」領域でデータを入力し、ルール文を定義します。
ルールの作成
「適用」ボタンをクリックしてルールを保存します。
ルール編集するには、「ルールの編集」ページで「ルール名」の下のリンクを選択します。ルール詳細が表示されます。
互いに連携する構成、副構成、ポジションおよび品目に対してルール制御を設定し、構成を管理するためのルールまたはルール・セットを作成できます。各管理領域は、組立品を効果的に管理するために、1つまたは複数の管理メソッドと組み合せることもできます。次のルール制御があります。
構成ルール制御には次の条件が適用されます。
件名: 構成
オブジェクト: ポジションとインスタンス
構成を件名として使用した場合、直接オブジェクト・ポインタは1つまたは複数のポジションか、計画するインスタンスのパーセントになります。ルールには、他のルール制御のチェーンまたは副構造が含まれます。ポジションを参照した場合: 必要度(必須、オプション、およびルール付きオプション(空/NULL値、導入済/NULL値でない、同じを含む))の使用を通じて、要求、除外または否認します。インスタンスの参照は、構成ごとの状態/条件によって最大および最小パーセント/数量を示します。
結果は次のようになります。
インストール可能
インストール不可
構成は無効
構成は有効
ポジション・ルール制御には次の条件が適用されます。
件名: ポジション
オブジェクト: 副構成/代替副構成および品目
ポジションを件名として使用した場合、この管理は、副構造内(構成管理の場合)で機能するか、副構造を含んだスタンドアロン(ノード固有の場合)として機能します。
副構成/代替副構成を参照した場合、この管理は、関連付けによって許可を含意し、ルールの追加によって許可を除外し、必須またはルールの使用によって要求します。
品目グループ関連付けを通じて品目を参照した場合、この管理は許可を含意し、ルールを通じて除外または要求します。
結果は次のようになります。
インストール可能
インストール不可
構成は無効
構成は有効
副構成/代替副構成管理には、次の条件が適用されます。
件名: 副構成/代替副構成
オブジェクト: ポジションとインスタンス
ポジションを参照した場合: 必要度(必須、オプション、およびルール付きオプション(空/NULL値、または導入済/NULL値でないを含む)の使用を通じて、要求、除外または否認します。
インスタンスを参照した場合: 構成ごとの状態/条件によって、最小および最大のパーセントまたは数量を含意します。
結果は次のようになります。
インストール可能
インストール不可
構成は無効
構成は有効
品目管理には次の条件が適用されます。
件名: 品目または品目番号
オブジェクト: 項目数、導入済、以前に導入済、交換タイプ、交換コード、およびインスタンス
品目番号を参照した場合: ルールが含まれている階層に基づいて、除外、要求または否認します。
項目数、および導入済または以前に導入済を参照した場合: 現在または履歴の参照に基づいて、要求、除外または否認します。
交換タイプと交換コードを項目数付きで参照した場合: タイプ、コードまたは組合せに基づいて、要求、除外、否認または含意します。
優先度を品目番号付きで参照した場合: デフォルトを提供します。
インスタンスの参照は、構成ごとの状態/条件によって最大および最小パーセント/数量を示します。このルールは評価されません。
結果は次のようになります。
インストール可能
インストール不可
構成は無効
構成は有効
インスタンス管理には次の条件が適用されます。
件名: インスタンス(暗黙)
オブジェクト: 最小、最大、パーセント、数量、ステータス/状態
オブジェクトの組合せを参照した場合: 状態ごとに許可されたインスタンス数量を含意します。このルールは評価されません。
次の表に、適切なルール文の例を示します。
件名 | 述語 | オブジェクト | 結果 |
---|---|---|---|
ポジション | 導入済/未導入 | T/F | |
ポジション | 含む/含まない | 品目 | T/F/U(未導入の場合) |
ポジション | 含む/含まない | 副マスター構成 (改訂固有 | T/F/U(未導入の場合) |
ポジション | 必要/不要 | 品目 | T/F |
各ルール評価の結果は次のようになります。
成功(T)
TRUE/FALSEを決定できません (U)
ルールの評価に失敗しました(F)
ルールが適用される際には、構成の影響を受けるユニットが検証されます。適用可能なルールのリストが各ポジションに対して定義されると、各ルールが個別に評価されます。各文では、UC品目へのポジション・パスのマッピングと、ルール要件とインスタンス・プロパティとの比較が必要になります。検証が完了すると、成功を表すステータス"S"か、ルール違反の一覧が返されます。検証が失敗した場合、構成のステータスが「未完了」に変わります。構成にルールを追加するか、副構成のルールを更新すると、選択の実行時に構成とポジション・パス情報がルール内に入力されます。副構成のルールを上位の組立品から更新した場合、変更されたルールは上位の組立品にのみ適用されます。なお、ベース・ルールは変更できません。
「ポジションの計算比率の編集」ページでは、サービス・タイマーから取得された値が複数のタイマー読取りの倍数であった場合のために、サービス・タイマーの計算比率に関する情報を追加できます。たとえば、高温、高高度の環境で運営されている発電所では、通常よりもかなり高いRPMで稼働しないと、通常の環境と同じトルクを出せない可能性があります。
前提条件
ポジションの計算比率を編集する方法は、次のとおりです。
要件に一致するマスター構成レコードを検索します。
「マスター構成の検索」ページのマスター構成リストから、該当するレコードを選択します。
「マスター構成の編集」ページが表示されます。ツリーを使用して、変更の必要があるポジションを探します。ポジションの計算比率をクリックします。
「ポジションの計算比率の追加」ページが右側に表示されます。
表示されたフィールドに情報を入力します。
ポジションの計算比率が定義されていない場合、ページは空になります。ポジションの計算比率を定義するには、「行の追加」をクリックします。これにより、表に3つの行が追加されます。表示されたフィールドに情報を入力します。
「単位」は、このポジションのオペレーショナル・サービス・タイマーが表す単位を示します。多くの場合、この単位は時間数(hours)になります。テキスト値がデータベースに存在する必要があるため、このフィールドにはテキストを直接入力できません。テキスト検索引数(たとえば、MACHINE%)を入力し、「進む」をクリックして、検索引数に一致するデータベースからすべてのレコードを取得および表示します。単位の選択ページに表示されたレコードから正しい値をクリックすると、フィールドにテキスト値が返されます。
「摘要」は単位のテキスト説明で、データベースから単位が選択されたときに自動的にこのフィールドに入力されます。
「計算比率」は、構成部品のサービス・ライフ値を生成するために、オペレーショナル・サービス・タイマーに適用される倍率です。通常、この計算比率は1以上の数値になります。
「ルール・コード」は、値を選択するためのドロップダウン・リスト・ボックスを含んだフィールドです。このリスト内の一連の値は、Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulの構成がインストールされる際に作成されます。
「適用」をクリックして、ポジションの計算比率情報をデータベースに保持します。
ポジションの計算比率を構成階層から削除するには、「ポジションの計算比率リスト」からレコードを選択します。
「削除」チェック・ボックスを選択し、「適用」ボタンをクリックします。
「マスター構成の編集」ページでは、「文書の関連付け」ページにアクセスして、検索を行ったり、階層内の構成部品ポジションの参照として関連付ける文書を入力したりできます。これにより保守担当者は、適切な文書を参照しながら、システム組立品内の特定のロケーションで保守活動を実行できます。文書参照の詳細は、文書索引モジュールを参照してください。
前提条件
ポジションに文書を関連付ける方法は、次のとおりです。
要件に一致するマスター構成レコードを検索します。
「マスター構成の検索」ページのマスター構成リストから、該当するレコードを選択します。
編集するレコードの隣にある「編集」アイコンをクリックします。「マスター構成の編集」ページが表示されます。
ポジションを選択します。
ドロップダウン・メニューから文書を選択します。
「進む」ボタンをクリックすると、「文書関連の編集」ページが表示されます。
文書関連の編集
「Enigma文書」領域では、Enigmaの3Cアプリケーション内の構成情報を検索して、それらをオラクルのマスター構成に関連付けることができます。
Enigmaの構成情報を関連付けると、Enigma 3Cコンテンツをマスター構成上で取得、表示および関連付けることができます。具体的には、図入り部品カタログ(IPC)、エンジン・マニュアル(EM)および配線図マニュアル(WDM)という3つのタイプの文書を関連付けることができます。文書タイプを選択して、関連するEnigma URLに移動することもできます。
「文書関連の編集」ページには、エンジン・マニュアル(EM)、配線図マニュアル(WDM)および図入り部品カタログ(IPC)を適切に表示するためのボタンが表示されます。
「図入り部品カタログ」、「エンジン・マニュアル」および「配線図マニュアル」ボタンをクリックしてEnigma インタフェースに移動し、関連するページをそれぞれ表示します。
重要: これらのボタンを有効にするには、次のプロファイル・オプションを「Yes」に設定します。
AHL: 関連するEnigma IPC文書
AHL: 関連するEnigma EM文書
AHL: 関連するEnigma WDM文書
「エンジン・マニュアル」ボタンは、先述のプロファイル・オプションを有効になり、かつ対応するノードのATAコードが番号72から開始されている場合に表示されます。
なお、次の手順で説明するように、文書索引から文書を関連付けることもできます。
「行の追加」ボタンをクリックして、文書をポジションに関連付けます。
次の情報を入力します。
文書: 以前に文書索引モジュールを使用して記録された保守文書の名前です。
このフィールドにテキストを直接入力することはできません。一般的な置換メタ文字%を使用して検索文字列を入力し、「進む」をクリックして「文書番号の選択」ページを開きます。「文書番号の選択」ページの下半分には、データベース内の文書のリストが表示されます。適切な文書レコードをクリックすると、その値が「文書の関連付け」ページの「文書リスト」フィールドに返されます。
タイトル: データベースから文書名が選択されたときにこのフィールドに自動的に入力される文書タイトルです。
章: 必要な参照が利用できる章番号です。
階層内のこのレベルの構成部品が単一の章またはそれ以下で保守文書に記述されている場合は、このフィールドで章番号を入力します。
セクション: 現在の構成ポジションによって記述された構成部品の保守手順を記述した保守文書のセクション識別子です。
ページ、図、およびノートフィールド: 現在の構成階層ポジション内の品目の保守文書について、より詳細な情報を提供できます。
最新フィールド: ドロップダウン・リストを使用して、Oracle CMRO構成のインストール時に設定された一連の値の中から特定の値を選択できます。
選択したポジションに文書参照を関連付けると、関連付けた文書がページの「文書リスト」フィールドに表示されます。
文書関連の編集
「適用」ボタンをクリックして、選択した構成ポジションの保守文書定義を保存します。
文書関連の編集
「削除」アイコンをクリックして、文書参照関連付けを削除します。
「適用」ボタンをクリックします。
耐用年数の長い車両は、複数の異なる供給元から類似する品目を調達して設計、製造されます。たとえば航空機は、特定の動力装置を指定して製造業者から注文されることがよくあります。ユニット構成定義の汎用モデルとして機能するマスター構成テンプレート定義を使用すれば、車両製造業者は、構成内の任意の部品に対してオプションの品目グループを定義できます。
マスター構成テンプレート内にリストされた代替品目を使用すると、車両ユニットの作業ごとの構成を表すユニット構成を取得できます。ユーザーは、マスター構成に関連付けるための追跡品目グループと、品目構成内で使用するための非追跡品目グループを作成できます。品目グループを作成した後に、そのグループを承認のために発行します。承認されると、新しい改訂によって現在の改訂が置き換えられます。これにより、品目グループをマスター構成から切り離して改訂できるようになるので、各品目グループが変更されるたびにマスター構成を改訂する必要がなくなります。新しい変更は、品目グループの承認時にマスター構成内に組み込まれます。
関連トピック
「代替部品」タブでは、「代替部品の追加」ページにアクセスして、品目を特定のグループ名に追加できます。グループ名は、ノードで選択された一連の品目オプションを指定します。また、グループ内の代替品目情報に加えられた任意の改訂を記録することもできます。ユーザーは、追跡品目グループまたは非追跡品目グループを作成できます。
前提条件
代替品目を追加する方法は、次のとおりです。
Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulホーム・ページで構成管理グローバル・ボタンをクリックします。
「マスター構成」ページが表示されます。
「代替部品」タブをクリックして、「代替品目の検索」ページにアクセスします。
代替品目の検索
「作成」ボタンをクリックして、「代替部品の追加」ページにアクセスします。
次の表の情報を使用して、代替品目の詳細情報を追加します。
フィールド | 説明 |
---|---|
グループ名 | このノードにおける品目オプション選択セットの名前。テキスト値がデータベースに存在する必要があるため、このフィールドにはテキストを直接入力できません。テキスト検索引数(たとえばMACHINE%)を入力し、「進む」ボタンをクリックして検索結果を表示します。適切なグループ名を選択します。 |
摘要 | 品目オプション・セットの説明です。この説明は、グループ名を取得したときに自動的に表示されます。 |
タイプ | 追跡と非追跡の品目グループがあります。追跡品目グループは、Oracle Install Base追跡品目のグループで、マスター構成内のポジションに関連付けることができます。非追跡品目グループは、追跡品目内に含まれている非追跡品目のグループで、構成部品を保守するためのルート内で必要になることがあります。 |
品目 | このポジションに導入できる品目のグループに追加する品目の識別子です。テキスト値がデータベースに存在する必要があるため、このフィールドにはテキストを直接入力できません。「品目」フィールドの隣にある「検索」ボタンを使用して、品目リストの選択ページにアクセスします。テキスト検索引数(たとえば、MACHINE%)を入力し、「検索」ボタンをクリックして結果を取得および表示します。適切な品目を選択します。 |
ステータス | 品目グループのステータスです。次のオプションがあります: 完了、草案、承認保留、削除済、承認否認済。 |
摘要(品目) | 品目の摘要は、品目番号が選択されたときに自動的にこのフィールドに表示されます。このフィールドに値を入力することはできません。 |
組織コード | 在庫内に品目情報が作成されたときに代替品目に割り当てられる在庫組織のコードです。 |
改訂 | 品目改訂識別子。このフィールドにテキストを直接入力することはできません。これは、改訂が在庫データベース内に存在する必要があるためです。テキスト検索引数(たとえばMACHINE%)を入力し、「進む」ボタンをクリックして検索結果を表示します。適切な改訂を選択します。 |
単位 | 品目の供給に通常使用される単位です。テキスト値がデータベースに存在する必要があるため、このフィールドにはテキストを直接入力できません。ただし、テキスト検索引数(たとえば、MACHINE%)を入力し、「進む」ボタンをクリックして結果を取得および表示することはできます。適切な単位値を選択します。 |
数量 | 導入されるこのグループのオプション品目の数を指定します。 |
優先度 | グループ内の品目の望ましい選択順序です。もっとも優先度の高い品目には、1の値を割り当てます。 |
交換タイプ | 構成に対する品目の選択です。一方向交換は、品目が特定の状況下で導入された場合に有効になることを意味します。品目を一方向交換でCMROに導入した場合、システムはその品目が一方向交換であることを示す警告を表示します。二方向交換は、品目が複数の構成で使用可能であるこを意味します。その他の値としては、削除済、廃止、参照、および代替があります。 |
事由 | 一方向交換の技術的根拠です。このフィールドにはテキストを直接入力できます。 |
構成 | 選択した品目の「品目構成リスト」ページへアクセスするためのボタンです。 |
「適用」ボタンをクリックして、代替品目情報を追加します。
代替部品の編集
「代替品目の検索」ページを使用して、編集する代替品目情報を取得します。代替品目は、品目のグループ名、摘要、品目、タイプ、ステータス、および組織コードに基づいて検索できます。
前提条件
代替品目を検索する方法は、次のとおりです。
Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulホーム・ページで構成管理グローバル・ボタンをクリックします。「マスター構成」ページが表示されます。
「代替部品」タブをクリックして、「代替品目の検索」ページを開きます。
各フィールドに代替品目情報を入力します。フィールドについては、代替品目に関連するフィールドの説明を参照してください。
「検索」ボタンをクリックして、検索条件に一致するすべての代替品目グループを生成します。
代替品目の検索
「代替品目の検索」ページでは、「代替部品の編集」ページにアクセスして、代替品目情報に必要な変更を加えることができます。
前提条件
代替品目情報を編集する方法は、次のとおりです。
「代替品目の検索」ページを使用して、適切な代替品目グループ・レコードを取得します。「代替品目情報の検索」を参照してください。
削除する代替品目グループの「削除」アイコンをクリックします。削除できるのは、マスター構成ポジションに関連付けられていない代替品目グループのみです。
グループを選択して代替品目グループが関連付けられている構成を表示し、ドロップダウン・リストから「ポジションの表示」を選択します。「関連ポジションの編集」ページが表示されます。代替品目の関連付けの表示に関する項を参照してください。
関連ポジションの編集
代替品目グループを承認のために発行するには、品目グループを選択し、ドロップダウン・メニューから「承認のために発行」を選択します。品目グループを承認のために発行する操作は、「代替部品の編集」ページからも行えます。承認されたワークフローを開始するには、少なくとも1つの品目が一方向または二方向交換であることと、数量が1を超えていないことが条件になります(いずれかのポジションに子ポジションが関連付けられている場合)。
注意: 品目グループのステータスは、「草案」から「承認保留」に変更され、最終的に承認されると「完了」になります。新しく作成された「草案」ステータスの品目グループは、マスター構成に関連付けることができます。承認されてステータスが「完了」に変更されると、情報が履歴表に記録されます。
コピーする品目グループを選択し、ドロップダウン・メニューから「コピー」を選択します。「代替部品の追加」ページが表示されるので、そこでグループ内の品目を追加、削除および変更できます。「コピー」ボタンは、「代替部品の編集」ページでも使用できます。
代替品目詳細を編集するのに必要な代替品目グループ名を選択し、「編集」ボタンをクリックします。「代替部品の編集」ページが表示されます。
注意: 完了したグループの使用中に、完了した品目グループを編集できるようにするため、グループの一時コピーが作成されます。このページへは、「マスター構成の編集」ページから「代替部品」ボタンをクリックしてアクセスすることもできます(「検索」>「マスター構成の検索」ページ >「編集」>「マスター構成の編集」ページ >「マスター構成の編集」ツリー・ページ >「代替部品」)。
変更する品目レコードを選択し、必要な変更を加えます。フィールドについては、代替品目に関連するフィールドの説明を参照してください。
代替品目レコードをグループに追加するには、「代替部品の編集」ページの「品目リスト」セクションにあるフィールドを使用する方法もあります(「代替品目情報の追加」を参照してください)。
品目グループから削除する代替品目の「削除」チェック・ボックスを選択します。「適用」ボタンをクリックします。編集した代替品目グループが追加のマスター構成やポジションに関連付けられていない場合は、変更が保存されます。選択した代替品目グループが現在編集中のもの以外のマスター構成やポジションに関連付けられている場合、「削除」または「適用」ボタンをクリックすると、次のメッセージが表示されます。「この品目グループは複数のポジションに関連しています。 全ポジションへの変更を強制しますか?」
「OK」ボタンをクリックして、品目グループが関連付けられているすべての構成ポジションに変更を適用します。
「取消」ボタンをクリックして、変更を取り消し、「代替部品の編集」ページに戻ります。
構成リストを表示する品目の「表示」ボタンをクリックします。構成リストの詳細は、「品目構成リストの作成」を参照してください。
「適用可能ポジションの選択」ボタンをクリックして、ポジションの関連付けを編集します。「関連ポジションの編集」ページが表示されます。
「関連付け」チェック・ボックスの選択を解除して、品目グループのポジション関連付けを削除し、「適用」ボタンをクリックします。「品目グループをポジションに関連付け」ページが表示されます。ここでは、品目グループをポジションに再度関連付けることができます。
品目グループやグループ内の品目に対する編集は、関連付けられたユニット構成に次のように影響します。
品目の交換が「削除済」または「参照」に変更された場合、その変更は、その品目が関連付けられているすべてのユニットに影響します。
交換が「廃止」または「代替」に変更された場合、既存のユニット構成関連に影響はありませんが、それらの品目はそれ以降、ポジションに対して許可されなくなります。
品目グループの複数のバージョンを作成できます。「草案」ステータスの品目グループに「完了」のバージョン・ステータスを使用して承認のために発行した場合、既存の品目グループが上書きされ、変更が履歴表に記録されます。
前提条件
品目グループの改訂を作成する方法は、次のとおりです。
「代替品目の検索」ページに移動します。「代替品目情報の検索」を参照してください。
品目グループ改訂を作成するには、品目グループを選択し、ドロップダウン・メニューから「改訂の作成」を選択します。改訂は、「完了」ステータスの代替品目グループに対してのみ作成できます。品目グループの草案バージョンが作成されます。
代替部品の編集
マスター構成テンプレートを作成した後に、レコードを編集して追加属性を追加できます。構成テンプレートはすべての品目ロケーション、品目導入オプションおよび適切な保守文書で構成される必要があるため、構成階層は以前に作成されたマスター構成レコードを取得して完了します。
構成テンプレートの最上位のポジションを表示した後、「ポジション」リンクをクリックして階層内にドリルダウンできます。
マスター構成レコードを編集する方法は、次のとおりです。
レコードの「マスター構成の検索」ページに移動します。
マスター構成内の摘要や改訂を変更する場合は、「摘要」または「改訂」フィールドに新しい値を入力します。
ツリーで、編集するポジションに移動します。
各フィールドで、必要な変更を加えます。フィールドの説明は、マスター構成レコードに関連付けられたフィールドに関する項を参照してください。
「品目グループ」を選択して、ポジションに関連付けられた品目グループを変更します。
バージョン固有の子マスター構成を追加または削除して、マスター構成内のポジションに関連付けられた副構成を変更できます。
「適用」ボタンをクリックして作業を保存します。
メニューから次のオプションを選択できます。
代替品目 - マスター構成および/または特定のポジションに関連付けられた代替品目を表示します。
文書 - マスター構成に関連付けられた文書参照を表示および編集します。
承認のために発行 - マスター構成全体を承認のために発行します。このオプションは、「草案」または「承認否認済」ステータスのマスター構成についてのみ利用可能です。
ポジションの計算比率 - そのノードのポジション計算比率を表示します。
ルール - このポジションに関連するルールのリストを表示します。
関連トピック
前提条件
マスター構成改訂を作成する方法は、次のとおりです。
要件に一致するマスター構成レコードを検索します。
「マスター構成の検索」ページの「マスター構成リスト」からレコードを選択し、ドロップダウン・メニューから「改訂の作成」を選択します。「進む」をクリックします。検証を通過した場合、マスター構成のヘッダー詳細、関係、カウンタ・ルール、文書関連付け、ルールおよびルール文が新しいバージョンにコピーされます。確認メッセージが表示され、「草案」ステータスのマスター構成リストに新しい改訂が表示されます。「草案」ステータスの間は、新しいマスター構成バージョンを編集できます。
承認階層を設定して、マスター構成をレビューおよび承認できます。マスター構成は、作成または変更時に承認のために発行できます。マスター構成に加えられた変更は、更新されたマスター構成に基づいて、すべてのユニットのユニット構成と保守計画に影響します。承認ワークフローは、これらの変更を追跡および管理します。構成が承認のために発行されると、検証が実行され、構成が完全であること、また完全な品目グループや完全な副構成が各ポジションに関連付けられていることが確認されます。構成が不完全な場合はエラーが返されます。
前提条件
すべてのポジションが設定されている必要があります。
これらのポジションに関連付けられた品目グループと副構成が、「完了」ステータスである必要があります。
マスター構成を承認する方法は、次のとおりです。
「マスター構成の検索」ページを使用して、要件に一致するマスター構成レコードを検索します。
「マスター構成リスト」から適切なマスター構成を選択し、ドロップダウン・リストから「承認のために発行」を選択します。
完了確認 - ユニットの完了確認を実行して、ユニットが「完了」か「未完了」かを決定するコンカレント・プログラムです。
各必須ポジションはインスタンスにマップされる必要があります。オプションのポジションが品目インスタンスにマップされている場合は、その子必須ポジションもインスタンスにマップされている必要があります。メイン・ユニット内のサブユニットは完了である必要があります。すべてのサブユニットが完了で、すべての必須ポジション(オプションの親ポジションがあるが、対応する親品目インスタンスがないものを除く)がマップされている場合、完了確認が成功し、構成が承認されて、ステータスが「承認保留」から「完了」に変わります。
完了確認に失敗すると、構成ステータスが「承認否認済」に変わり、見つからないポジション・パスや追加の必須品目インスタンス、およびルール違反のリストが表示されます。その場合、構成は草案構成扱いとなります(ユーザーが変更できます)。
次の手順を使用してマスター構成詳細を表示します。
前提条件
マスター構成詳細を表示する方法は、次のとおりです。
「マスター構成の検索」ページを使用して、要件に一致するマスター構成レコードを検索します。
「マスター構成名」リンクをクリックします。「マスター構成の表示」ページが表示されます。構成内の最上位ノードがポジション・リストに表示されます。
マスター構成の表示
ドロップダウン・メニューから対応するオプションを選択して、構成内のノードに関連付けられたポジション計算比率、文書、代替品目およびルールを表示できます。
関連トピック
次の手順を使用して、マスター構成ノードのポジション詳細を表示できます。
前提条件
ポジション詳細を表示する方法は、次のとおりです。
「マスター構成の検索」ページを使用して、要件に一致するマスター構成レコードを検索します。
「マスター構成リスト」から、適切なマスター構成の隣にある「オプション」ボタンを選択します。
「マスター構成名」リンクをクリックすると、「マスター構成の表示」ページが表示されます。
構成内の最上位ノードがポジション・リストに表示されます。
ノード階層は左側にツリー構造で示されます。ツリー構造を使用して目的のノードに移動し、ノード・リストの隣にあるプラス・アイコンをクリックして下位ノードを表示します。
ノードをクリックしてノード・ポジション詳細を表示します。
次の手順を使用して、マスター構成内のポジションに関連付けられたポジション計算比率を表示できます。
前提条件
ポジションに関連付けられたポジション計算比率を表示する方法は、次のとおりです。
「マスター構成の検索」ページを使用して、要件に一致するマスター構成レコードを検索します。
「マスター構成リスト」から、適切なマスター構成の隣にある「オプション」ボタンを選択します。「マスター構成名」リンクをクリックします。「マスター構成の表示」ページが表示されます。構成内の最上位ノードがポジション・リストに表示されます。
ツリー構造を使用して、ポジション計算比率を表示するノードにアクセスします。ノード・リストの隣にあるプラス・アイコンをクリックして、下位ノードを表示します。ノードをクリックしてポジション詳細を表示します。
ドロップダウン・メニューからポジション計算比率を選択します。「ポジションの計算比率の表示」ページが表示されます。
ポジションの計算比率の表示
次の手順を使用して、マスター構成ノードに関連付けられた文書を表示します。
前提条件
ポジションに関連付けられた文書を表示する方法は、次のとおりです。
「マスター構成の検索」ページを使用して、要件に一致するマスター構成レコードを検索します。
「マスター構成の検索」ページの「マスター構成リスト」から、適切なマスター構成の隣にある「オプション」ボタンを選択します。
「マスター構成名」リンクをクリックします。「マスター構成の表示」ページが表示され、構成の名称、摘要およびステータスが表示されます。
構成内の最上位ノードがポジション・リストに表示されます。
ノード階層は左側にツリー構造で示されます。
ツリー構造を使用して、文書の関連付けを表示するノードに移動し、ノード・リストの隣にあるプラス・アイコンをクリックして下位ノードを表示します。ノードをクリックして選択します。ノードに対応するポジション詳細が表示されます。
ドロップダウン・リストから文書を選択します。「文書リスト」が表示され、選択したポジションに関連付けられたすべての文書が表示されます。
文書関連の編集
次の手順を使用して、マスター構成内の異なるノードに関連付けられた代替品目を表示します。
前提条件
ポジションに関連付けられた代替品目を表示する方法は、次のとおりです。
「マスター構成の検索」ページを使用して、要件に一致するマスター構成レコードを検索します。
「マスター構成リスト」で、適切なマスター構成の隣にある「オプション」ボタンを選択します。「マスター構成名」リンクをクリックします。「マスター構成の表示」ページが表示されます。構成内の最上位ノードがポジション・リストに表示されます。
ツリー構造を使用して、文書を表示するノードに移動し、ノード・リストの隣にあるプラス・アイコンをクリックして下位ノードを表示します。ノードをクリックしてポジション詳細を表示します。
「代替品目」を選択すると、品目グループ詳細が表示されます。
次の手順を使用して、代替品目グループが関連付けられた構成ポジションを表示します。
前提条件
代替品目グループに関連付けられたポジションを表示する方法は、次のとおりです。
「代替品目の検索」ページを使用して、データベースから適切な代替品目グループ・レコードを取得します(「代替品目情報の検索」を参照)。
適切な品目グループを選択して代替品目グループが関連付けられている構成を表示し、「ポジションの表示」ボタンをクリックします。
「関連ポジションの編集」ページが表示されます。「構成ポジション・リスト」に、品目グループが関連付けられているすべての構成とポジションが表示されます。
次の手順を使用して、構成、副構成、ポジションおよび品目に対して定義されたルールを表示します。
前提条件
ルールを表示する方法は、次のとおりです。
「マスター構成の表示」ページに移動します。「マスター構成レコードの表示」を参照してください。
ドロップダウン・リストからルールを選択します。「ルールの表示」ページが表示され、選択したマスター構成に対して定義されたルールが表示されます。
ルールの表示
前提条件
マスター構成レコードをクローズする方法は、次のとおりです。
「マスター構成の検索」ページを使用して、要件に一致するマスター構成レコードを検索します。
レコードを選択し、「クローズ」列の下で、対応するごみ箱アイコンをクリックします。レコードをクローズするかどうかを確認するメッセージが表示されます。
マスター構成の検索
「OK」ボタンをクリックします。確認メッセージが表示され、選択したマスター構成のステータスが「クローズ」に変更されます。
以前に削除されたマスター構成レコードを再オープンできます。
前提条件
注意: 再オープンできるのは、ステータスが「クローズ」または「失効済」のマスター構成レコードのみです。
クローズ済のマスター構成レコードを再オープンする方法は、次のとおりです。
「マスター構成の検索」ページを使用して、要件に一致するマスター構成レコードを検索します。
「マスター構成」リストで、関連するレコードを選択します。
ドロップダウン・リストから「再オープン」を選択します。クローズされる前のステータスに応じて、ステータスが「完了」または「草案」に戻ります。
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