Oracle Assetsユーザー・ガイド リリース12 E06049-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章のトピックは、次のとおりです。
「会計情報」ウィンドウを使用して、資産の説明と財務情報を表示します。選択する資産の取引、減価償却および取得価額履歴をレビューすることができます。
「ナビゲータ」ウィンドウで「照会」 > 「財務情報」を選択します。
「資産の検索」ウィンドウでは、「資産」、「詳細」、「資産台帳」、「割当」、「ソース明細」、「リース」による資産の検索ができます。フィールドには必要な数のみ検索基準を入力できます。
資産詳細による検索: 検索基準として、資産番号、摘要、現品票番号、カテゴリ、シリアル番号、資産キー、保証番号、資産タイプ、グループ資産などの資産情報を入力します。
注意: 資産番号や現品票番号など、一意の値を使って問合せを行うと、効率よく処理が行われます。
資産台帳による検索: 検索基準として資産台帳情報を入力します。
資産割当による検索: 検索基準として、割当情報を入力します。減価償却費勘定を使用して検索したい場合は、まず「資産台帳」を入力する必要があります。
ソース明細による検索: 仕入先、請求書番号などのソース明細情報、またはプロジェクト番号、タスク番号などのプロジェクト情報を、検索基準として入力します。
リースによる検索: 検索基準としてリース情報を入力します。
「検索」ボタンを選択して、レビューする資産を問い合せます。
問い合せた資産の詳細情報が「資産表示」ウィンドウに表示されます。
資産の現行の資産割当を表示するには、レビューする資産をクリックして、「割当」ボタンを選択します。
「ソース明細」を選択して、ソース明細情報を表示します。資産がOracle Projects内の資産計上資産明細から作成された場合は、その資産の「プロジェクト番号」と「タスク番号」が表示されます。
「プロジェクト詳細」ボタンを選択して、資産の詳細プロジェクト情報を表示します。「資産明細詳細」ウィンドウには、支出タイプ、品目日付、従業員、仕入先、数量、建設仮勘定費用、支出賦課組織、非労務資源、非労務組織などのような、資産のプロジェクト情報が含まれています。
選択した資産は「財務情報の表示」ウィンドウのタイトルに表示され、その資産の財務情報が減価償却台帳別に表示されます。
注意: 「資産」ウィンドウの「財務照会」ボタンを選択することにより、財務情報を資産ワークベンチから直接表示することもできます。ただし、資産ワークベンチから「財務情報の表示」ウィンドウを開いた場合、「取引」ボタンが表示されず、取引の履歴が参照できません。
「年償却累計」フィールドは、減価償却費とボーナス減価償却費の合計です。「償却累計」フィールドは、償却累計額とボーナス累積額の合計です。「年償却累計」フィールドおよび「LTDボーナス償却」フィールドに、ボーナス減価償却費およびボーナス累積額を別個に継続記録することもできます。
「減価償却」タブ・リージョンには、資産の減価償却履歴が表示されます。
このタブ・リージョンには、特定のボーナス減価償却勘定科目を設定した場合でも、減価償却費勘定科目に含まれる減価償却費およびボーナス減価償却費が表示されます。
「取得価額履歴」タブ・リージョンには、資産の取得価額履歴が表示されます。
資産を取得した期間で、取得価額以外の資産情報を変更すると、「取得価額履歴」タブ・リージョンに取得取引ではなく、取得/無効取引が表示されます。
「取引」を選択し、「取引履歴」ウィンドウでこの資産の取引履歴をレビューします。この資産の個々の取引詳細を表示するには、取引を選択し、「詳細」を選択して「取引詳細」ウィンドウをオープンします。
取引に関する詳細な会計明細を、「財務情報の表示」ウィンドウおよび「取引履歴」ウィンドウから表示できます。会計明細は、借方と貸方が等しい貸借一致会計仕訳形式で表示されます。また、詳細な会計を、T字型勘定として表示することもできます。
関連項目: 会計明細の表示
関連項目
複数報告通貨(MRC)の機能を使用しており、元帳通貨に関連する職責を使用している場合は、「通貨詳細の表示」ウィンドウを使用して、1つのウィンドウ内に元帳通貨の取引金額とすべての報告通貨の取引金額を表示できます。取引通貨が元帳通貨と異なる場合は、その取引通貨の金額も表示されます。
ウィンドウには、取得価額、償却対象額、純帳簿価額などの通貨換算の詳細も表示されます。
資産について、ウィンドウには次の情報が表示されます。
取得価額情報
減価償却情報
再評価情報
残存価額情報
ボーナス償却情報
「通貨詳細の表示」ウィンドウをオープンするには、元帳通貨に関連する職責を使用します。次のウィンドウの1つから取引を1つ選択し、「ツール」メニューから「通貨詳細の表示」オプションを選択するか、ツールバーの「通貨詳細の表示」アイコンを選択します。
元帳通貨に関連する職責から、メニューの「照会」 > 「財務情報」を選択します。
資産を問い合せます。
「資産台帳」ボタンを選択して、財務情報を表示します。
「財務情報」ウィンドウで、「通貨詳細の表示」を選択します。
関連項目
通貨詳細の表示(『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』またはオンライン・ヘルプの「複数報告通貨」)
資産台帳、会計期間、取引タイプまたは資産範囲についての取引をすべてレビューするには、「取引履歴」ウィンドウを使用します。
「ナビゲータ」ウィンドウで「照会」 > 「取引履歴」を選択します。
「取引の検索」ウィンドウに、問合せの検索基準を入力します。取引履歴を問い合せるには、「資産台帳」と「参照番号」または「資産番号」を入力する必要があります。必要であれば、「期間」、「取引タイプ」、「カテゴリ」など、他の検索基準を入力できます。
「検索」を選択します。資産取引の要約を表示できます。
詳細を表示するには、資産をチェックしてから「詳細」ボタンを選択します。
注意: 取引に関する詳細な会計明細を、貸借一致会計仕訳(借方と貸方が等しい)形式で表示できます。また、詳細な会計を、T字型勘定として表示できます。
関連項目: 会計明細の表示
関連項目
Oracle Assetsで資産の問合せを行う場合、問い合せた取引に関する詳細な会計明細を、貸借一致会計仕訳(借方と貸方が等しい)形式で表示することを選択できます。また、詳細会計をT字型勘定として表示することも選択できます。これらの機能を使用して、取引により、総勘定元帳の会計残高に対して及ぶ影響を把握できます。
会計明細を表示する資産を問い合せます。
Oracle Subledger Accountingで、「ツール」メニューから「会計の参照」を選択し、会計情報を表示します。
(オプション)会計詳細をT字型勘定として表示するには、「T字型勘定」ボタンを選択します。
会計明細を表示する資産の取引履歴を問い合せます。
Oracle Subledger Accountingで、「ツール」メニューから「会計の参照」を選択し、会計情報を表示します。
注意: 表示している取引に遡及減価償却額が発生している場合、遡及減価償却額は、「取引会計の表示」ウィンドウには表示されません。この減価償却額を表示するには、資産の財務情報を問い合せる必要があります。関連項目: 資産の表示
Oracle Subledger Accountingで、会計イベントを表示する資産の取引履歴を問い合せます。
「ツール」メニューから「会計イベントの表示」を選択します。
取引データがリリース12にアップグレードされていない場合は、「ツール」メニューから「会計の表示」を選択して、Oracle Assetsの「取引会計の表示」ウィンドウに取引を表示します。
(オプション)組織で複数報告通貨を使用する場合は、代替通貨ボタンを選択し、代替通貨で会計を表示します。たとえば、会計を元帳通貨(たとえば、BEF)で表示している場合は、EUR(報告通貨)に切り替えることができます。
代替通貨ボタンの選択後に表示されるポップリストから、表示する取引の元帳を選択します。「請求書会計の表示」ウィンドウが変更され、選択した元帳の適切な通貨が金額に反映されます。
(オプション)会計詳細をT字型勘定として表示するには、「T字型勘定」ボタンを選択します。
会計明細を表示する資産の取引履歴を問い合せます。
「ツール」メニューの「会計の表示」を選択します。
注意: 表示している取引に遡及減価償却額が発生している場合、遡及減価償却額は、「取引会計の表示」ウィンドウには表示されません。この減価償却額を表示するには、資産の財務情報を問い合せる必要があります。関連項目: 資産の表示
「請求書会計の表示」ウィンドウの初回のオープン時には、詳細な会計明細に関する次の情報が表示されます。
取引タイプ | 参照番号 |
明細タイプ | 勘定科目 |
借方 | 貸方 |
詳細な会計明細を選択すると、「請求書会計の表示」ウィンドウの下部に次の情報が表示されます。
勘定科目摘要 | 取引日 |
会計日 | 注釈 |
GLに転送済 |
「請求書会計の表示」ウィンドウはフォルダです。このウィンドウに表示される情報は、簡単にカスタマイズできます。
関連項目: 『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』のフォルダ内のデータ表現のカスタマイズに関する項
「請求書会計の表示」ウィンドウをカスタマイズする場合、通常このウィンドウに表示される列を非表示にしたり、使用可能な追加列の表示を選択できます。
次のリストは、表示可能なすべての非表示列を示します。
勘定科目摘要 | 通貨換算レート |
会計日 | 通貨換算タイプ |
資産台帳 | 通貨 |
資産カテゴリ | 入力済借方 |
資産摘要 | 入力済貸方 |
資産キー | 明細参照 |
資産番号 | 取引日 |
注釈 | GLに転送済 |
通貨換算日 |
関連項目
Oracle General LedgerからOracle Assetsへのドリルダウン
General Ledgerから、「勘定科目照会」、「仕訳データの入力」または「仕訳の表示」ウィンドウを介して、特別に割り当てられた仕訳ソースを持つ仕訳について、補助元帳詳細へドリルダウンできます。たとえば、仕訳ソースがAssetsである場合、Oracle Assetsの取引詳細へドリルダウンできます。
General Ledgerからドリルダウンすると、「資産取引会計」ウィンドウがオープンします。このウィンドウを初めてオープンしたときは、次の情報が表示されます。
取引タイプ | 参照番号 |
取引日 | 資産番号 |
資産摘要 | 借方 |
貸方 | 明細タイプ |
詳細な会計明細を選択すると、関連するウィンドウの下部に次の情報が表示されます。
資産台帳 | 資産カテゴリ |
会計日 | 注釈 |
General Ledgerからドリルダウンすると、「資産取引会計」ウィンドウがオープンします。詳細な会計明細を選択すると、関連するウィンドウの下部に追加情報が表示されます。
ドリルダウン・ウィンドウはフォルダです。ウィンドウに表示される情報は、簡単にカスタマイズできます。
関連項目: 『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』のフォルダ内のデータ表現のカスタマイズに関する項
ドリルダウン・ウィンドウをカスタマイズすると、通常はウィンドウに表示される列を非表示にしたり、使用可能な列を追加表示するように選択できます。
次のリストは、表示可能なすべての非表示列を示します。
勘定科目 | 通貨換算日 |
勘定科目摘要 | 通貨換算レート |
会計日 | 通貨換算タイプ |
資産台帳 | 入力済借方 |
資産カテゴリ | 入力済貸方 |
資産キー | 入力通貨 |
注釈 | 明細参照 |
注釈 | GLに転送済 |
通貨換算日 |
「資産取引会計」ウィンドウからは、より深くドリルダウンして詳細な取引を表示したり、基本となる取引会計を表示できます。
「資産取引会計」ウィンドウから、詳細会計明細を選択します。
「取引の表示」ボタンを選択して、詳細取引を表示します。
「取引会計の表示」ボタンを選択して、取引会計を表示します。
関連項目