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Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0 補足マニュアル Sun Blade X6275 M2 サーバーモジュール
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ドキュメントの情報

このマニュアルの使用法

ILOM 補足マニュアルの概要

Oracle ILOM の概要

電力使用状態の管理と消費電力の監視

サーバーの電源の再投入ポリシーの設定

SP とホストコンソール間のシリアルポート出力の切り替え

ファームウェアの更新

ファームウェアバージョンの規則

現在のファームウェアバージョンの特定

Web インタフェースを使用して BIOS および ILOM のファームウェアバージョンを確認する方法

CLI を使用して BIOS および ILOM のファームウェアバージョンを確認する方法

コマンド行インタフェースを使用して ILOM および BIOS のファームウェアバージョンを確認する方法 (シリアルポート経由)

ファームウェアの更新をダウンロードする方法

ILOM を使用してシステム BIOS および ILOM ファームウェアを更新する

ILOM Web インタフェースを使用してシステム BIOS および ILOM ファームウェアを更新する方法

ILOM CLI を使用してシステム BIOS および ILOM ファームウェアを更新する方法

システム BIOS および ILOM ファームウェアのその他の更新方法

更新後にサービスプロセッサをリセットする

更新後に CMOS の設定をクリアする (省略可能)

ILOM の「Preboot」メニューの使用

インジケータ、センサー、およびトラップ

索引

ILOM Web インタフェースを使用してシステム BIOS および ILOM ファームウェアを更新する方法

始める前に

注 - ファームウェアの更新プロセスの完了には、15 分程度かかる場合があります。この間、ほかの ILOM タスクを実行しないでください。ファームウェアの更新が完了すると、システムが再起動します。



注 - Web インタフェースを使用する方法は最も簡単な方法ですが、Web インタフェースの操作中にはメモリーの使用が増加するため、ファームウェアを正しく更新できない場合があります。このような場合には、ILOM CLI または Oracle Enterprise Manager Ops Center を使用する方法で、ファームウェアを更新する必要があります。


  1. ブラウザのアドレスフィールドにサーバーノードの SP の IP アドレスを入力して、ILOM Web インタフェースを起動します。例:

    https://129.146.53.150

    ILOM のログイン画面が表示されます。


    ILOM のログイン画面の例。
  2. ユーザー名とパスワードを入力してログインします。

    root アカウントを使用してログインする場合、デフォルトのパスワードは changeme になります。別のユーザーアカウントを使用する場合は、そのアカウントに管理者権限があることを確認します。

    ILOM Web インタフェースが表示されます。

  3. 「Maintenance」–>「Firmware Upgrade」を選択します。

    「Firmware Upgrade」ページが表示されます。


    「Firmware Upgrade」ページ
  4. 「Firmware Upgrade」ページで、「Enter Upgrade Mode」をクリックします。

    更新プロセスが完了すると、「Upgrade Verification」ダイアログが表示されます。このダイアログには、ログインしているほかのユーザーのセッションが切断されるという内容のメッセージが表示されます。

  5. 「Upgrade verification」ダイアログボックスで、「OK」をクリックして続行します。

    アップロードするイメージファイルの選択を求められます。


    「Upgrade verification」ダイアログボックス。
  6. 次の操作を実行します。
    1. 「Browse」をクリックして、インストールするファームウェアイメージの位置を選択します。
    2. 「Upload」ボタンをクリックして、ファイルをアップロードし検証します。

      ファイルがアップロードされ検証されるまで待ちます。

      「Firmware Verification」ページが表示されます。

  7. 「Firmware Verification」ページで、次のいずれかのオプションを有効にします。
    • Preserve Configuration。

      ILOM の既存の設定を保存し更新プロセスの完了後に復元する場合は、このオプションを有効にします。

    • Delay BIOS upgrade until next server power off。

      次にシステムの電源がオフになるまで BIOS アップグレードを延期する場合は、このオプションを有効にします。

  8. 「Start Upgrade」をクリックして、アップグレードプロセスを開始するか、「Exit」をクリックしてプロセスを取り消します。

    「Start Upgrade」をクリックすると、アップグレードプロセスが開始され、プロセスの続行を確認するプロンプトが表示されます。


    注 - ファームウェア更新の前に ILOM 設定を保存していない場合は、ILOM に再接続するための ILOM 初期セットアップ手順を実行する必要があります。


  9. プロンプトで「OK」をクリックして続行します。

    「Update Status」ページが表示され、更新の進捗状況が表示されます。更新の進捗状況が 100% を示すと、ファームウェアの更新は完了です。アップロードが完了すると、システムが自動的に再起動します。


    注 - 更新の完了後、ILOM のWeb インタフェースが正しく再表示されないことがあります。ILOM Web インタフェースで情報が欠落している場合やエラーメッセージが表示される場合は、更新前のバージョンのキャッシュされているページが表示されている可能性があります。ブラウザのキャッシュをクリアしてブラウザを再表示してから、続行してください。


  10. アップグレードするファームウェアに新しいバージョンの CPLD (Complex Programmable Logic Device) が含まれる場合は、サーバーモジュールノードの電源をオフにして、サーバーのシャーシ内のブレードを装着し直し、新しい CPLD コードを使用する必要があります。

    ファームウェアのリリース情報については、『Sun Blade X6275 M2 サーバーモジュールご使用にあたって』を参照してください。


    注 - 以前のファームウェアバージョンにダウングレードする場合、ファームウェアに以前のバージョンの CPLD が含まれていても、CPLD はダウングレードされません。そのため、シャーシ内のブレードを装着し直す必要はありません。


  11. サーバーが起動したら、ノードの ILOM Web インタフェースにログインします。
  12. 「System Information」–>「Versions」の順に選択して、SP のファームウェアバージョンが、インストールしたファームウェアイメージのバージョンと一致することを確認します。
    ILOM の「Versions」画面の例。
  13. 2 番目のサーバーノードに対して、アップグレードプロセスの手順を繰り返します。

    注 - 両方のサーバーノードで、同じバージョンのファームウェアが実行されている必要があります。


次の手順