Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド 11g リリース1(11.1.1) B63029-01 |
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ここでは、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition 11g リリース1 (11.1.1)のシステム管理機能の変更について説明します。旧バージョンからOracle BI EEにアップグレードする場合は、機能、ツールおよび手順に大幅な変更があるため、次の情報を注意してお読みください。
この序章には、次のトピックが含まれています。
このセクションには次のトピックが含まれます。
Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.5)におけるシステム管理の新機能は、次のとおりです。
簡易インストール・タイプが変更されています。このリリースでは、管理サーバーのみがこのタイプの一環として構成され、管理対象サーバーおよびノード・マネージャはインストールされません。そのため、特定の管理タスクの実行方法が変更されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド』の「インストール・タイプ」を参照してください。
翻訳用カタログからキャプションをエクスポートするプロセスが強化され、キャプションの重複に対応するようになりました。詳細は、第15.2.2.4項「ステップ4: 重複するエクスポートされたテキスト文字列の処理」を参照してください。
カタログ・マネージャを使用してテナントをプロビジョニングできます。詳細は、第17.6.7項「テナントの使用」を参照してください。
この項の項目は次のとおりです。
Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.3)におけるシステム管理の新機能は、次のとおりです。
統合管理の実現
このリリースでは、Fusion Middleware ControlおよびOracle WebLogic Server管理コンソールを使用した、Javaコンポーネントおよび非Javaコンポーネントの完全な統合管理が実現されます。これにより、ほとんどの管理タスクの構成ファイルを手動で変更する必要がなくなります。
集中型システム管理
このリリースでは、集中管理機能を使用して、次に示すような大半のシステム管理タスクを実行できます。
Oracle Business Intelligenceコンポーネントの起動と停止。詳細は、第4章「Oracle Business Intelligenceの起動と停止」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceコンポーネントのスケーリングによるシステム容量の増加。詳細は、第5章「デプロイメントのスケーリング」を参照してください。
システム可用性の構成および監視。詳細は、第6章「高可用性実現のためのOracle Business Intelligenceのデプロイ」 を参照してください。
パフォーマンス・メトリックの表示とシステムのチューニング。詳細は、第7章「パフォーマンス・チューニングと問合せキャッシングの管理」を参照してください。
クラスタ内のすべてのコンピュータにわたる問題の診断とトラブルシューティング。詳細は、第8章「Oracle Business Intelligenceの問題の診断および解決」を参照してください。
構成とシステム・プリファレンスの変更。詳細は、第10章「リポジトリの構成」を参照してください。
詳細は、第2章「Oracle Business Intelligenceの管理」を参照してください。
管理操作におけるプログラム機能およびスクリプト機能
このリリースでは、構成とシステム管理を自動化できます。新しいBI Systems Management API Javaプログラミング・インタフェースには、標準ベースのJMX MBeanの豊富なセットが用意されており、開発者は、WLST (WebLogic Scripting Tool)やJPythonなどのスクリプト・テクノロジおよびJavaを使用して管理操作を自動化できます。詳細は、第22章「Oracle BI Systems Management APIの概要」を参照してください。
ビューの新しい構成設定
このリリースには、表、ピボット表、グラフおよびゲージの各ビューに対する新しい構成設定が用意されており、マップ・ビューという新しいタイプのビューも導入されています。これらのビューの構成に関する詳細は、第18章「分析とダッシュボードの構成および管理」を参照してください。
カタログの検証
このリリースには、カタログを検証して、時間の経過とともに発生した不整合に対処できる機能が用意されています。詳細は、第17.2.4.1項「基本的なカタログ検証の実行」を参照してください。
ユーザーおよびグループの管理
このリリースには、ユーザーとグループの管理方法に関していくつかの機能強化および変更が導入されており、ユーザーの編成にアプリケーション・ロールが使用されます。旧リリースのプレゼンテーション・サービス・グループは、カタログ・グループに変更されています。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイド』のカタログ・グループの使用に関する項を参照してください。
ローカライゼーションの強化
このリリースには、参照表や別名表など、システムのローカライズ用にいくつかの機能強化が導入されています。詳細は、第15章「Oracle Business Intelligenceのローカライズ」を参照してください。
Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.3)にアップグレードする場合は、次の点に注意してください。
EveryoneグループはAuthenticatedUserロールに変更されています。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイド』を参照してください。
Oracle BI EE 11gへのアップグレードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceアップグレード・ガイド』を参照してください。