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Sun Storage Archive Manager 5.3 構成および管理ガイド Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語) |
デフォルトでは、スーパーユーザーだけが管理者コマンドを実行できます。ただし、インストール時に管理者グループの名前を指定することができます。インストール中に、pkgadd プロセスで、このグループ名を入力するプロンプトが表示されます。
管理者グループのメンバーは、star、samfsck、samgrowfs、sammkfs、および samd を除くすべての管理者コマンドを実行できます。管理者コマンドは、/opt/SUNWsamfs/sbin にあります。
パッケージのインストール後に、set_admin コマンドを使用して、管理者グループを追加または削除できます。このコマンドを実行すると、パッケージのインストール時に管理者グループを選択するときと同じ処理が行われます。set_admin コマンドを使用するには、スーパーユーザーとしてログインしている必要があります。管理者グループの設定を元に戻し、スーパーユーザーだけが /opt/SUNWsamfs/sbin 内のプログラムを実行できるようにすることもできます。詳細は、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「set_admin(1M)」 を参照してください。
次の例は、このソフトウェアの管理者グループを指定する group ファイルのエントリです。この例では、samadm グループは adm ユーザーと operator ユーザーの両方で構成されます。
samadm::1999:adm,operator
このソフトウェアは、標準の Oracle Solaris syslog インタフェースを使用して、エラー、注意、警告、およびその他のメッセージを記録します。デフォルトでは、Sun SAM の機能は local7 です。
local7.debug /var/adm/sam-log
注 - 上記のエントリは 1 行に収まっており、各フィールドは、空白文字ではなく、タブで区切られています。
デフォルトの機能は local7 です。/etc/syslog.conf ファイルで local7 以外へのログを設定する場合は、defaults.conf ファイルも編集してそれを再設定します。詳細は、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「defaults.conf(4)」 を参照してください。
次に例を示します。
# cp /etc/syslog.conf /etc/syslog.conf.orig # cat /opt/SUNWsamfs/examples/syslog.conf_changes >> /etc/syslog.conf
たとえば、/var/adm/sam-log にログファイルを作成して syslogd デーモンに HUP を送信するには、次を入力します。
# touch /var/adm/sam-log # pkill -HUP syslogd
詳細は、syslog.conf(4) と syslogd(1M) のマニュアルページを参照してください。
ログファイルは非常に大きくなる可能性があり、log_rotate.sh コマンドはログファイルの管理に役立ちます。詳細は、log_rotate.sh(1M) のマニュアルページを参照してください。
Sun SAM-QFS のインストールおよび構成プロセスは完了しました。この時点で、関連するストレージ製品を構成できます。たとえば、Sun SAM-Remote ソフトウェアを構成するには、第 18 章Sun SAM-Remote ソフトウェアの使用を参照してください。