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Sun Server X3-2 (旧 Sun Fire X4170 M3) プロダクトノート、Version 1.5

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更新: 2016 年 10 月
 
 

Oracle ILOM 拡張による IPv4 専用、IPv6 専用、またはデュアルスタックへの対応

Oracle ILOM の標準のネットワーク接続機能は、IPv4 ネットワーク接続またはデュアルスタック (IPv4 および IPv6) ネットワーク接続を構成する機能をサポートします。システムソフトウェアリリース 1.4.2 以降では、Oracle ILOM の拡張ネットワーク接続プロパティーによって、静的な IPv6 ゲートウェイアドレスと、IPv4 専用IPv6 専用、またはデュアルスタック (IPv4 および IPv6 に対応) のあらゆるタイプのネットワーク接続を構成する機能がサポートされます。

次の Web インタフェースおよびコマンド行インタフェース (CLI) の手順では、SP に割り当てられるネットワーク設定の表示および変更について詳しく説明します。

Oracle ILOM Web インタフェースから SP ネットワーク設定を変更するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle ILOM に管理者としてログインします。

  2. 「ILOM Administration」>「Connectivity」>「Network」をクリックします。

  3. 必要に応じて「Network Settings」ページの設定を変更します。

    「Network Settings」ページでプロパティーを構成する方法の詳細については、More Details リンクをクリックしてください。

  4. 「Save」をクリックして Oracle ILOM でのネットワークプロパティーの変更を保存します。


    注 -  IP ネットワークプロパティーを変更して変更内容を保存すると、SP 上のすべてのユーザーセッションが終了します。Oracle ILOM にログインし直すには、新しく割り当てられたサービスプロセッサの IP アドレスを使用します。

Oracle ILOM CLI から SP ネットワーク設定を変更するには、次の操作を実行します。

  1. Oracle ILOM に管理者としてログインします。

  2. SP に割り当てられている IPv4 および IPv6 ネットワーク設定を表示するには、次の手順を実行します。

    IPv4 の場合、show /SP/network と入力します

    IPv6 の場合、show /SP/network/ipv6 と入力します

  3. IPv4 および IPv6 の各ネットワークプロパティーの説明を表示するには、次の手順を実行します。

    IPv4 の場合、help /SP/network と入力します

    IPv6 の場合、help /SP/network/ipv6 と入力します

  4. SP 上の IPv4 および IPv6 ネットワークプロパティーを変更するには、set コマンドを発行します。

    IPv4 の例:

    set /SP/network state=enabled|ipv4-only|ipv6-only|disabled pendingipdiscovery=static|dhcp pendingipaddress=value pendingipgateway=value pendingipnetmask=value

    IPv6 の例:

    set /SP/network/ipv6 state=enabled|disabled pending_static_ipaddress=value/subnet_mask_value pending_static_ipgatewayaddress=value


    注 -  デュアルスタックネットワーク接続は、IPv4 と IPv6 両方の状態プロパティーが有効に設定されている場合に有効になります。デフォルトでは、すぐに使用できるようにデュアルスタック (IPv4 および IPv6) ネットワーク接続が有効になったネットワーク設定で Oracle ILOM が届きます。IPv4 の状態プロパティーが有効 (/SP/network state=enabled) で、IPv6 の状態プロパティーが無効 (/SP/network/ipv6 state=disabled) になっている場合、Oracle ILOM は IPv4 専用のネットワーク接続をサポートします。
  5. Oracle ILOM で保留中のネットワーク変更 (IPv4 または IPv6) をコミットするには、次を入力します。

    set /SP/network commitpending=true


    注 -  IP ネットワークプロパティーを変更して変更内容を保存すると、SP 上のすべてのユーザーセッションが終了します。Oracle ILOM にログインし直すには、新しく割り当てられたサービスプロセッサの IP アドレスを使用します。