このドキュメントでは、Oracle Enterprise Manager Ops Centerの管理機能について説明します。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerには、ソフトウェアを維持および管理するために使用できる様々な管理機能が含まれます。これらの機能を使用すると、ソフトウェアが効率よく作動し、環境のニーズを満たすことができます。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerは、エンタープライズ・コントローラ(高可用性環境では複数のエンタープライズ・コントローラ・ノード)、製品データベース、1つ以上のプロキシ・コントローラ、エージェント・コントローラ(オペレーティング・システム・アセットを管理)、およびナレッジ・ベースで構成されます。このようなインフラストラクチャを監視、管理および更新して、ソフトウェアの稼働を維持できます。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerを構成して、特定のインシデントが発生した場合に、条件を満たすアセットに対して自動サービス・リクエスト(ASR)を作成することができます。
環境の管理の一環として、Oracle Enterprise Manager Ops Centerで認識されるユーザーを追加して管理できます。また、ユーザーにロールを付与して、ユーザーが起動できるジョブやユーザーが表示できるデータを制御できます。
必要であれば、Oracle Enterprise Manager Ops Centerインフラストラクチャの様々な要素をアンインストールすることもできます。
次の項目について説明します。
インフラストラクチャ: エンタープライズ・コントローラ、プロキシ・コントローラ、エージェント・コントローラおよびナレッジ・ベースの管理方法について説明します。
データベースの管理: 埋込み製品データベースまたはユーザー管理製品データベースの管理方法について説明します。
一般的な管理: いくつかの管理ツールの使用方法、ログの表示方法、および認証の指定方法について説明します。
OCDoctor: 前提条件のチェックやトラブルシューティングを行うOCDoctorツールの使用方法について説明します。
自動サービス・リクエスト: 条件を満たすアセットに対して自動サービス・リクエスト(ASR)を有効化する方法について説明します。
ユーザーおよびロールの管理: ローカル・システムまたはリモート・ディレクトリ・サーバーからユーザーを追加して、ロールを割り当てる方法について説明します。
バックアップおよびリカバリ: エンタープライズ・コントローラをバックアップし、バックアップ・ファイルからリカバリする方法について説明します。
高可用性: エンタープライズ・コントローラの高可用性構成を設定および管理する方法、およびプロキシ・コントローラの高可用性機能を管理する方法について説明します。
アップグレード: 最新バージョンのOracle Enterprise Manager Ops Centerへのアップグレード方法について説明します。
アンインストールおよび構成解除: Oracle Enterprise Manager Ops Centerのアンインストールと構成解除の方法について説明します。