ポータルのカスタマイズおよびパーソナライズ

WebCenter Portalは、Oracle Metadata Services(MDS)リポジトリを使用して、ユーザーがポータルの操作性のカスタマイズできるようにします。その情報は、レイヤーとしてベース・アプリケーション・デプロイメントの上に格納され、自身およびユーザーがベース・アプリケーションまたはポータルを更新およびパッチの適用をする必要がありません。MDSは、ビジネス・プロセスおよびOracleのエンタープライズ・アプリケーション間で、ビジネス・インテリジェンス情報とともに使用されます。これは、他のどの製品よりも優れた共通のメタデータ・ストアです。

パーソナライズされたコンテンツには、特定のユーザーまたはターゲット者向けのコンテンツまたはイメージを含めることができます。たとえば、各ユーザー用にパーソナライズされた動的なイメージまたはリンクを作成することができます。従業員給付やオンライン・ショッピングへの登録など、個人的プリファレンスまたは特徴に基づいてユーザーを別の場所に移動するプロセスを使用して、ユーザーを動的にガイドすることができます。

さらに、ポータルでユーザーが通った道筋を記録して、ポータル、設計またはプロセス・フローの効果を評価することができます。このようなタイプの行動追跡を行うと、戦略の検証または改善に役立つ情報が得られます。また、WebCenter Portalでは、次のようなアプリケーションを作成できる対話管理フレームワークが用意されています。

• ユーザー・プロファイル属性、ユーザー動作、日時などに基づいて、ユーザー固有のコンテンツおよびポートレットを自動的に表示するアプリケーション。
  
  
• ユーザーがアプリケーションまたはポータルと交わした対話を追跡するアプリケーション。
  
  
• 特定のイベント発生時にカスタム・アクションをトリガーするアプリケーション。

最後に、新しいWebCenter Portalのパーソナライズは、ユーザーのアクティビティを解釈し、特定のシナリオに基づいてポータルに情報を配信する機能を提供します。