様々なソースに対する標準ベースのポートレットの構築
Oracle WebCenter Portal: Frameworkには、様々なデータ・ソースに対する標準ベースのポートレット作成に使用できる次の機能が備わっています。
- ポートレット作成ウィザード: JSR 286およびPDK-Java(Portlet Development Framework for Oracle Portal)のポートレットの素早く簡単な構築を支援します。
- JSR 286ポートレット: これはつまり、コードを変更しなくてもポータル間でシームレスにポートレットを再利用できるということです。
JSR 286ポートレットをWebCenter Portalのポートレット・コンテナにデプロイすると、Web Services for Remote Portlets(WSRP)を介して公開されます(これは、ポータルや他の中間Webアプリケーションでのビジュアルなユーザー向けWebサービスのプラグ・アンド・プレイが可能になるWebサービス標準です)。この標準により、WSRP 1.0および2.0準拠のポートレットが使用可能になり、コンシューマはこれらのポートレットを異なるOracleポータル製品(Oracle WebLogic Portal、Oracle Portal、Oracle WebCenter Interactionなど)および非Oracle標準ベースのポータル間で共有できるようになります。この技術を使用すると、標準のJava Server Faces(JSF)およびOracle ADF Faces(リッチ・クライアント)コンポーネントを、ポートレットとして企業内のどこででも表示できます。
- OmniPortlet: ビジネス・ユーザーは、様々なレイアウトを使用して各種データソースのデータを簡単に公開できます(コードを記述する必要はありません)。ウィザードベースの方法によって、ビジネス・ユーザーは、開発者が生成するすべての標準フィードから新しいマッシュアップを迅速に生成できます。開発者はAJAXベースのユーザー・インタフェースを簡単に構築して、ビジネス・ユーザーが選択するウィザードに追加できます。
OmniPortletでは、Webサービス、SQLデータベース、スプレッドシート(値間を特定文字で区切ったもの)、XML、および既存のWebページからのアプリケーション・データなど、ほとんどあらゆる種類のデータソースを使用できます。OmniPortletには最初から、表、チャート、HTML、パラメータ・フォーム、ニュース、箇条書きリストおよびフォームなど、最も一般的なポートレット用のレイアウトが用意されています。OmniPortletを使用すると、ユーザーはページにGoogleガシェットまたはRSSフィードを含めて、ポータルのコンテキスト内にどのようなタイプのインターネット・コンテンツでも含めることができます。
- Webクリッピング: Webページの一部またはすべてをクリップして、Oracle WebCenter Portalアプリケーション内で公開できるマッシュアップ・ツールが含まれています。開発者はWebクリッピング・スタジオを使用して、コンテンツのクリッピング、Webクリッピング・ポートレット内のコンテンツの公開、および広範囲なWebコンテンツの再利用ができます(フォーム送信によって取得されたHTML、JavaScript、アプレットおよびプラグイン対応コンテンツで記述されたページを含む)。Oracle WebCenter EnsembleをWebCenter Portalと併用すると、ポートレットの追加、コンテンツの統合および軽量マッシュアップの作成を実行できます。