Predictorの事象機能を使用して、実測データに影響し、予測データにも影響する可能性のある識別可能な発生を定義します。これらの事象は嵐などの1回のみのもの、または四半期ごとの販売促進など、定期的に繰り返される事象のいずれかにできます。また、製造ラインのロックアウトやタグアウトなど、不定期に繰り返される事象も定義できます。このような事象は、スクリーニング・データの表示で説明した既知の原因のない、異常な値とは異なります。
実測データと予測データの事象を定義できます。事象が実測データに対してのみ定義される場合、Predictorでは定義済の事象による変更が計算され、その情報を使用して、データ予測に影響のある事象が最小化されます。事象が実測データと予測データ範囲に対して定義される場合、将来の同じ事象に対するデータの予測に実測データが使用されます。
Predictorでの計算に定義済の事象を使用するには、「データ属性」で「事象を含める」を選択します。
事象を追加、編集、削除および表示するには、「データ属性」で「事象の表示」をクリックします。事象がすでに定義されている場合は、図3.3「事象が追加された「実測データ - 事象」ダイアログ」と同等の「実測データ - 事象」ダイアログが開きます。
系列グラフ、左上 - 選択した系列の実測データ値をプロットします; 定義済の事象は垂直線で示されます。
Y軸の下のグラフ下部で「ズーム」ボタンをクリックして縮小し、X軸を拡大して、長さ単位ごとに表示する期間数を増減します。
「事象」リスト - 事象を番号、名前、期間および日付でリストします。チェック・ボックスは、その事象がすべての系列に適用されるか、選択した系列のみかを示します。ボタンを使用して事象を追加、編集または削除します。詳細は、次を参照してください:
注: | 事象は重複できません。事象として定義されていない期間が1つ以上必要です。事象として定義されている実測値が10パーセントを超えている場合、予測精度に影響することがあります。警告メッセージが表示されますが、そのまま予測を完了することもできます。 |
「系列」リスト、左下 - 選択したスプレッドシートのセル範囲のデータ系列をすべてリストします。グラフには現在選択されている系列が表示されます。
「統計量」、右上 - 実測データ値、最小値、平均値、最大値、値の標準偏差、循環内の期間数(1年の12か月など)をリストします。
グラフのコピーおよび印刷(「編集」メニュー)
実測データ・グラフとデータ表の間の切替え(「表示」メニュー)
統計量の表示および非表示(「表示」メニュー)
グラフ・プリファレンスの設定(「プリファレンス」メニュー)
Predictorヘルプのオープン(「ヘルプ」メニュー)
ヒント: | 「系列」リストから別のデータ系列を選択すると、そのデータ系列の情報を表示できます。 |
事象を1つ以上定義し、「データ属性」で「事象を含める」を選択したら、レポートに事象データを含め、事象データを抽出できます。手順については、レポートの作成および結果データの抽出を参照してください。