事象の表示および管理

Predictorの事象機能を使用して、実測データに影響し、予測データにも影響する可能性のある識別可能な発生を定義します。これらの事象は嵐などの1回のみのもの、または四半期ごとの販売促進など、定期的に繰り返される事象のいずれかにできます。また、製造ラインのロックアウトやタグアウトなど、不定期に繰り返される事象も定義できます。このような事象は、スクリーニング・データの表示で説明した既知の原因のない、異常な値とは異なります。

実測データと予測データの事象を定義できます。事象が実測データに対してのみ定義される場合、Predictorでは定義済の事象による変更が計算され、その情報を使用して、データ予測に影響のある事象が最小化されます。事象が実測データと予測データ範囲に対して定義される場合、将来の同じ事象に対するデータの予測に実測データが使用されます。

Predictorでの計算に定義済の事象を使用するには、「データ属性」「事象を含める」を選択します。

事象を追加、編集、削除および表示するには、「データ属性」「事象の表示」をクリックします。事象がすでに定義されている場合は、図3.3「事象が追加された「実測データ - 事象」ダイアログ」と同等の「実測データ - 事象」ダイアログが開きます。

図3.3 事象が追加された「実測データ - 事象」ダイアログ

「実測データ - 事象」ダイアログは次の段落で説明しています

「実測データ - 事象」には次のものが含まれます:

ヒント:

「系列」リストから別のデータ系列を選択すると、そのデータ系列の情報を表示できます。

事象を1つ以上定義し、「データ属性」で「事象を含める」を選択したら、レポートに事象データを含め、事象データを抽出できます。手順については、レポートの作成および結果データの抽出を参照してください。