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Oracle® Enterprise Data Qualityインストレーションおよびアップグレード・ガイド
リリース11g R1 (11.1.1.7)
E51452-01
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1 インストールの概要

この章では、Oracle Enterprise Data Quality (EDQ)をインストールできる、互換性のあるプラットフォームの組合せについて説明し、インストールのロードマップを示します。

1.1 概要

EDQでは、データ品質の把握、改善、保護および制御に使用される、包括的なデータ品質管理環境を提供します。このソフトウェアによって、ベスト・プラクティスのマスター・データ管理、データ統合、ビジネス・インテリジェンス、およびデータ移行イニシアティブが容易になり、顧客関係管理(CRM)などのアプリケーションで総合的データ品質も得られます。

EDQは、Javaサーブレット・エンジン、Java Web Startグラフィカル・ユーザー・インタフェース、およびStructured Query Language (SQL)を利用したリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)によるデータ・ストレージを使用するJava Webアプリケーションです。

1.1.1 EDQのプラットフォーム

EDQでは、次のコンポーネントを含むプラットフォームが必要です。

  • オペレーティング・システム

  • Javaアプリケーション・サーバー

  • 2つのスキーマを含む、Structured Query Language (SQL)を利用したリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)。EDQの構成を、これらのスキーマの名前およびパスワードで更新する必要があります。

サポートされるプラットフォームにEDQをインストールするには、その前提条件として、いくつかのプラットフォーム・コンポーネントをインストールする必要があります。EDQをカスタム・プラットフォームにインストールする場合は、選択したコンポーネントをインストールして維持するための十分な経験が必要になります。

1.2 インストールのロードマップ

表1-1では、EDQのインストールに必要な高レベルのタスクについて説明します。

表1-1 EDQ製品のインストール手順

タスク 説明 ドキュメント

手順1 - インストール計画の要件を満たす

使用するシステム環境が、インストール要件を満たすことを確認します。また、Oracle Middlewareホーム・ディレクトリ、製品インストールのホーム・ディレクトリも決定します。

インストールの選択肢として、アプリケーション・サーバーとデータベースの組合せがいくつかあります。

インストール要件については、第2.2項「インストールの前提条件」を参照してください。

インストールのホーム・ディレクトリの詳細は、第2.1項「インストールのディレクトリの選択」を参照してください。

インストール・モードの詳細は、第2.2.2項「インストールの組合せの選択」を参照してください。

手順2 - 前提条件のソフトウェアをインストールする

使用するオペレーティング・システムおよびシステム・プロセッサの前提条件となる、適切なソフトウェアをダウンロードしてインストールします。

手順については、第2.2.4項「Java Development Kitのインストール」第2.2.5項「アプリケーション・サーバーのインストール」および第2.2.6項「データベースのインストール」を参照してください。

手順3 - 使用するプラットフォーム用の汎用インストール・ファイルを入手する

このソフトウェアは、Oracle Software Delivery Cloud Webサイトからダウンロードします。使用するインストーラは、プラットフォームに応じて異なります。

ソフトウェアのダウンロード方法については、第2.3項「製品の入手」を参照してください。

手順4 - データベースを構成する

データベース・リポジトリおよびスキーマを作成します。

手順については、第3.1項「Oracle Databaseの構成」または第3.2項「PostgreSQLデータベースの構成」を参照してください。

手順5 - ソフトウェアをインストールする

EDQ Oracle Universal Installer (OUI)インストール・プログラムを実行します。完了時に詳細なインストール・ログを作成するオプションがあります。

インストール手順については、第4.1項「LinuxおよびUNIXでのインストーラの起動」または第4.2項「Windowsでのインストーラの起動」を参照してください。

手順6 - EDQを構成する

アプリケーション・サーバーでEDQを構成し、各種のEDQ製品オプションを構成します。

WebLogicを構成して、クラスタ化または管理対象サーバー環境で、複数インスタンスのEDQを使用するようにします。

手順については、第5.1項「アプリケーション・サーバーの構成」および第5.2項「EDQの構成」を参照してください。

手順については、第5.4項「WebLogicでのクラスタ化、および同一ドメインでの複数のEDQサーバーの実行」を参照してください。

手順7 - 使用を開始する

EDQの使用を開始します。

ログインおよび基本的な使用方法については、第6項「EDQのスタート・ガイド」を参照してください。

(オプション)

EDQをアップグレードします。

手順については、第7項「EDQのアップグレード」を参照してください。