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Oracle® Server Management Agents ユーザーズガイド

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更新: 2015 年 10 月
 
 

Hardware Management Agent 構成ファイル

Hardware Management Agent では、ログメッセージが hwmgmtd.log ファイルに記録されます。これらのメッセージは、Hardware Management Agent の実行ステータスのトラブルシューティングに使用できます。

格納された詳細のレベルを構成するには、hwmgmtd.conf ファイルで hwagentd_log_levels パラメータを設定します。Hardware Management Agent のロギングレベルを構成するを参照してください。

このパラメータでは 2 つバージョン (基本またはビットフラグ) を使用できます。次のサブセクションでは、それぞれについて説明します。

基本パラメータ

次の表は、hwmgmtd.conf ファイルの hwagentd_log_levels パラメータの基本的な値を示しています。

ログレベル
記録されるメッセージ
ERROR
Hardware Management Agent によって生成されるエラーメッセージ
WARNING
Hardware Management Agent によって生成されるエラーおよび警告メッセージ
INFO
Hardware Management Agent によって生成されるエラーおよび警告メッセージと、正常な動作に関する通知メッセージ

ビットフラグパラメータ

ビットフラグを使用すると、より細かい粒度でロギングレベルを設定できます。次の表に値を示します。


注 -  上記のロギングレベルを使用することをお勧めします。ビットフラグオプションは、高度なトラブルシューティングで使用されます。
ログレベル
ビットコード
記録されるメッセージ
EMERG
0x0001
使用できなくなっているシステムに関する情報
ALARM
0x0002
すぐに実行する必要のあるアクションについての情報
CRIT
0x0004
重大な状態のために起動または停止できない Hardware Management Agent に関する情報
ERROR
0x0008
Hardware Management Agent によって生成されるエラーメッセージに関する情報
WARNING
0x0010
Hardware Management Agent によって生成されるエラーおよび警告メッセージに関する情報
NOTICE
0x0020
正常な動作に関する情報
INFO
0x0040
Hardware Management Agent によって生成されるエラーおよび警告メッセージと、正常な動作に関する通知メッセージに関する情報
DEBUG
0x0080
トラブルシューティングに役立つ詳細なデバッグレベルメッセージ
TRACE
0x0100
トラブルシューティングに役立つ非常に詳細なデバッグレベルメッセージ

注 -  DEBUG レベルと TRACE レベルでは大量の詳細メッセージが生成され、これらはトラブルシューティング用に設計されています。運用時にはこれらのレベルを使用しないことをお勧めします。

たとえば、EMERG と NOTICE の間のすべてのロギングレベルを設定するときは、必要なすべてのレベルのビットコード値を加算したあと、10 進値に変換する必要があります。前述の表を参考にすると、加算は次のようになります。

0x0001 + 0x0002 + 0x0004 + 0x0008 + 0x0010 + 0x0020 = 0x003f

0x003f を 10 進値に変換すると 63 に等しくなり、これが望ましいログレベルです。これは、hwmgmtd.conf ファイル内の hwagentd_log_levels パラメータに割り当てるべき 10 進数です。