Hardware Management Agent 構成ファイル
Hardware Management Agent では、ログメッセージが hwmgmtd.log ファイルに記録されます。これらのメッセージは、Hardware Management Agent の実行ステータスのトラブルシューティングに使用できます。
格納された詳細のレベルを構成するには、hwmgmtd.conf ファイルで hwagentd_log_levels パラメータを設定します。Hardware Management Agent のロギングレベルを構成するを参照してください。
このパラメータでは 2 つバージョン (基本またはビットフラグ) を使用できます。次のサブセクションでは、それぞれについて説明します。
基本パラメータ
次の表は、hwmgmtd.conf ファイルの hwagentd_log_levels パラメータの基本的な値を示しています。
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ERROR
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Hardware Management Agent によって生成されるエラーメッセージ
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WARNING
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Hardware Management Agent によって生成されるエラーおよび警告メッセージ
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INFO
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Hardware Management Agent によって生成されるエラーおよび警告メッセージと、正常な動作に関する通知メッセージ
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ビットフラグパラメータ
ビットフラグを使用すると、より細かい粒度でロギングレベルを設定できます。次の表に値を示します。
注 -
上記のロギングレベルを使用することをお勧めします。ビットフラグオプションは、高度なトラブルシューティングで使用されます。
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EMERG
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0x0001
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使用できなくなっているシステムに関する情報
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ALARM
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0x0002
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すぐに実行する必要のあるアクションについての情報
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CRIT
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0x0004
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重大な状態のために起動または停止できない Hardware Management Agent に関する情報
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ERROR
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0x0008
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Hardware Management Agent によって生成されるエラーメッセージに関する情報
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WARNING
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0x0010
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Hardware Management Agent によって生成されるエラーおよび警告メッセージに関する情報
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NOTICE
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0x0020
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正常な動作に関する情報
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INFO
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0x0040
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Hardware Management Agent によって生成されるエラーおよび警告メッセージと、正常な動作に関する通知メッセージに関する情報
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DEBUG
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0x0080
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トラブルシューティングに役立つ詳細なデバッグレベルメッセージ
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TRACE
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0x0100
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トラブルシューティングに役立つ非常に詳細なデバッグレベルメッセージ
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注 -
DEBUG レベルと TRACE レベルでは大量の詳細メッセージが生成され、これらはトラブルシューティング用に設計されています。運用時にはこれらのレベルを使用しないことをお勧めします。
たとえば、EMERG と NOTICE の間のすべてのロギングレベルを設定するときは、必要なすべてのレベルのビットコード値を加算したあと、10 進値に変換する必要があります。前述の表を参考にすると、加算は次のようになります。
0x0001 + 0x0002 + 0x0004 + 0x0008 + 0x0010 + 0x0020 = 0x003f
0x003f を 10 進値に変換すると 63 に等しくなり、これが望ましいログレベルです。これは、hwmgmtd.conf ファイル内の hwagentd_log_levels パラメータに割り当てるべき 10 進数です。