JavaScript is required to for searching.
ナビゲーションリンクをスキップ
印刷ビューの終了
Sun Server X4-8 サービスマニュアル
Oracle Technology Network
ライブラリ
PDF
印刷ビュー
フィードバック
search filter icon
search icon

Document Information

このドキュメントの使用法

このドキュメントについて

保守についての注意事項

サーバーとコンポーネントの概要

サーバーの概要

シャーシの概要

シャーシ前面コンポーネント

シャーシ内部

シャーシ背面コンポーネント

計算モジュール (CMOD) の概要

プロセッサおよびメモリーの概要

CMOD 構成オプション

CMOD 配置規則

CMOD レイアウト

CMOD 保守要求インジケータ

CMOD およびファンモジュールの電源

システムモジュール (SMOD)

SMOD の概要

ストレージドライブ

SMOD マザーボード

サービスプロセッサ (SP)

ストレージドライブバックプレーン

SAS ホストバスアダプタ (HBA) カード、ライザー、およびケーブル

内蔵 USB ポート

サーバーサブシステム

システム管理サブシステム

前面のインジケータモジュール (FIM) パネル

背面インジケータパネル

スイッチとボタン

サービスプロセッサ (SP) Oracle ILOM

Oracle System Assistant

ストレージと IO サブシステム

バックパネルのポートとコネクタ

デュアル PCIe カードキャリア (DPCC)

シャーシ冷却サブシステム

冷却ゾーン

冷却ファンの電源

ファンモジュールの冗長性

電源サブシステム

サーバーのブロック図

トラブルシューティングと診断

サーバーの保守

保守の準備

コンポーネントの保守

サーバーの再稼働

BIOS 設定ユーティリティー

索引

計算モジュール (CMOD) の概要

計算モジュール (CMOD) は、サーバー処理エンジンです。これらには、プロセッサ (CPU) とシステムのメモリーが含まれます。また、CMOD は、ファンモジュールおよび DPCC に電力を供給します。CMOD は内部コールドサービスコンポーネントで、サーバーの前面または背面から直接アクセスできません。CMOD にアクセスするには、最初にサーバーの電源をオフにし、AC 電源ケーブルと、ファンモジュールおよびファンフレームを取り外す必要があります。

次のセクションでは、CMOD の構成オプションとコンポーネントの内部レイアウトについて説明します。

プロセッサおよびメモリーの概要

各 CMOD には、1 基の Intel Xeon E7 -8890 v2 15 コア 2.8 GHz プロセッサが含まれています。

サーバーの CMOD にはシステムメモリーが含まれます。最大のシステムメモリーは、サーバーの CMOD の数によって異なります。サーバーは、4 CMOD 構成または 8 CMOD 構成の 2 つの CMOD 構成が可能です。4 CMOD システムでは最大メモリー (DDR-1333 32 GB DIMM) は 6 TB で、8 CMOD システムでは最大メモリー (DDR-1333 32 GB DIMM) は 12 TB になります。

CMOD 構成オプション

サーバーでは、4 CMOD 構成および 8 CMOD 構成の 2 つの CMOD 構成をサポートしています。4 CMOD 構成では、左側 (スロット 0-3) の最初の 4 つのスロットが占有され、右側 (4-7) の 4 つのスロットは空いています。

次の図に 4 CMOD 構成のサーバーを示します。図では、左側のファンモジュールとファンフレームが取り外され、4 つの CMOD が現れています。吹き出し 1 は、4 つの CMOD のグループを示しています。

image:4 CMOD 構成のサーバーを示す図。

次の図は、4 CMOD 構成で、8 つすべてのファンモジュールおよび両方のファンフレームが取り外され、右側の空の CMOD ベイが現れているサーバーを示しています。右側の 4 つのファンモジュールには電源は供給されませんが、4 CMOD 構成では、これらのファンモジュールが取り付けられている必要があります。吹き出し 1 は、サーバーの左側に取り付けられた 4 つの CMOD のグループを示しています。吹き出し 2 は、サーバーの右側の空の CMOD ベイを示しています。

image:すべてのファンモジュールとファンフレームが取り外された 4 CMOD サーバーの前面を示す図。

次の図に 8 (フル) CMOD 構成のサーバーを示します。吹き出し 1 はサーバーの左側に取り付けられた 4 つの CMOD のグループを示し、吹き出し 2 はサーバーの右側に取り付けられた 4 つの CMOD の 2 つ目のグループを示しています。

image:8 CMOD 構成で、すべてのファンモジュールとファンフレームが取り外されたサーバーの図。

いずれの CMOD 構成でも、システムには 4 台の電源装置、8 つのファンモジュール、および 8 つの DPCC が含まれます。ただし、ファンモジュールおよび DPCC は CMOD から電源を得るため、CMOD がスロット 0-3 に取り付けられている 4 CPU 構成では、ファンモジュール 0-3 および DPCC 0-3 のみがアクティブになります。ファンモジュール 4-7 および DPCC 4-7 には電源が供給されず、アクティブではありません。4 CMOD 構成のサーバーを使用する場合、キットが使用可能なため、サーバーを 8 CMOD 構成にアップグレードできます。

CMOD 配置規則

4 ソケットサーバー構成の場合:

8 ソケットサーバー構成の場合:

CMOD レイアウト

各 CMOD には、次のコンポーネントが含まれています。

次の図に、CMOD コンポーネントの位置を示します。

image:内部 CMOD コンポーネントを吹き出しとともに示す図。
吹き出し
説明
1
障害検知ボタン
2
回路充電ステータスインジケータ
3
DIMM スロット (24 個、各 6 個の 4 バンク)
4
DIMM スロット障害インジケータ (24 個、各スロットに 1 つ)
5
ヒートシンクと CPU 構成部品
6
CPU 障害インジケータ

コンポーネントの保守性、位置、および名称については、コンポーネントの保守性、位置、および名称を参照してください。

CMOD 保守要求インジケータ

CMOD の障害インジケータは、前面のインジケータモジュール (FIM) に配置されています。インジケータは CMOD の名称を使用して左から右に名称設定されます (CMOD 0 は 0 と名称設定され、CMOD 7 は 7 と名称設定されます)。インジケータは 2 つのグループに分けられ、左と右に名称設定されます。グループ名称は、特定の CMOD にアクセスするためにどのファンモジュールとファンフレームを取り外すのかを識別するのに役立ちます。たとえば、CMOD 6 が障害状態になっている場合、 6 と名称設定されたインジケータが点灯します。次の図が示すように、CMOD 6 は右側のグループに属しているため、右側のファンフレームとそのファンモジュールを取り外して CMOD にアクセスする必要があります。

次の図は、FIM の下側のセクションと CMOD 保守要求インジケータの 2 つのグループ (左と右) を示しています。

image:FIM の CMOD 障害インジケータを示す図。

CMOD およびファンモジュールの電源

ファンモジュール (FM) は CMOD から電源を取得します。ただし、特定のスロットの CMOD のみがファンモジュールに電源を供給します。次の表に、FM に電源を供給する CMOD スロットを示します。

電源スロット
電源を供給されるファンモジュール
CMOD 0
FM 0 および 1
CMOD 2
FM 2 および 3
CMOD 4
FM 4 および 5
CMOD 6
FM 6 および 7

スロット 1、3、5 および 7 の CMOD は FM に電源を供給しません。