システムを冷却する通気は、前面からアクセスできる 8 つの冗長な 100 ワットのホットスワップ対応の冷却ファンによって、前面から背面に主な冷却が供給されるものです。冷却システムの保全性を維持するには、次のことを確認してください。
すべての CMOD プロセッサにヒートシンクがある。
各ドライブベイにストレージデバイスまたはドライブスロットフィラーが含まれている。
(カードを含んでいるかどうかにかかわらず) 各 DPCC が取り付けられている。
両ファンフレームがファンモジュールとともに搭載されている。
サーバーには 5 つの冷却ゾーンがあります。冷却ゾーンは、(サーバーの前面から) 左から右にゾーン 0 からゾーン 4 と名称設定されます。ゾーン 0 の通気冷却は、電源装置 (PSU) を介して集められ、内蔵 PSU ファンによって提供されます。
ファンモジュール (FM) は、ゾーン 1 から 4 に通気冷却を提供します。各ゾーンには専用の FM のペアがあります。
ゾーン 1 の通気冷却は、計算モジュール (CMOD) 0 および 1 に集められ、FM 0 および 1 によって提供されます。
ゾーン 2 の通気冷却は、CMOD 2 および 3 に集められ、FM 2 および 3 によって提供されます。
ゾーン 3 の通気冷却は、CMOD 4 および 5 に集められ、FM 4 および 5 によって提供されます。
ゾーン 4 の通気は、CMOD 6 および 7 に集められ、FM 6 および 7 によって提供されます。
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シャーシ冷却ファンは、シャーシが全電力モードの場合にのみ動作します (全電力モードを参照)。これらはスタンバイ電源モードでは動作しません。ゾーン 0 の内部 PSU 冷却ファンの電源は、PSU によって供給されます。ゾーン 1 から 4 を冷却するファンモジュール (FM) の電源は、次の表に示すように、計算モジュール (CMOD) 0、2、4 および 6 から供給されます。
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8 つのファンモジュール (FM) は、各ゾーンが専用の FM のペアを持つシャーシの冷却ゾーン 1-4 に通気を送ります。FM のペアは冗長性を提供し、ペアの FM のうち 1 つに障害が発生した場合にゾーンが過熱状態になることを防ぎます。一方の FM に障害が発生した場合、すぐに交換してください。FM はホットサービスに対応しています。ただし、完全に電源が供給されているシャーシ内の 1 つの冷却ゾーンから 2 つ (以上) の FM を取り外さないでください。こうすると、サーバー内が異常な温度上昇の状態になる場合があります。完全に動作しているシャーシから 4 つの FM を取り外すと、サーバーがただちに停止します (即時シャットダウンを参照)。
FM のリファレンスおよび保守については、ファンモジュールおよびファンフレームの保守を参照してください。