システム管理サブシステムには、サーバーの前面と背面のボタン、スイッチおよびインジケータ、組み込みのサーバーの管理ソフトウェア、Oracle System Assistant、および Oracle ILOM が含まれます。
前面のインジケータモジュール (FIM) パネルは、(サーバーの前面から見て) サーバーの左上隅にあります。ここには、サーバーを管理してステータスを判断できるインジケータとボタンが含まれています。
FIM の上半分には、次のボタンとインジケータの行 (左から右へ) が含まれます。
ロケータインジケータとボタン
保守要求インジケータ (オレンジ色)
電源 OK インジケータ (緑色)
電源オン/オフボタン
サービスプロセッサ (SP) インジケータ (緑色)
サーバー温度超過インジケータ (オレンジ色)
背面保守要求インジケータ (オレンジ色)
FIM の下半分には、CMOD 障害インジケータが含まれ、これは CMOD スロットの位置に対応し、左から右に CMOD 0 - CMOD 7 と名称設定されます。CMOD 障害インジケータの詳細は、CMOD 保守要求インジケータを参照してください。
次の図は、FIM のボタンおよびインジケータを示しています。
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サーバーには、サーバーを管理し、処理中に背面側からその状態を確認できるインジケータパネルがあります。このパネルは SMOD 上にあり、SMOD 内のコンポーネント用のリセットスイッチやインジケータなどの、前面のインジケータモジュール (FIM) にはないインジケータとボタンが含まれます。9 個のスイッチとボタンのうち、4 つはシステムの状態のサマリーを提供し、3 つはスイッチで、2 つは SMOD 内のコンポーネント用です。
背面インジケータパネルには、次のスイッチおよびボタンの行 (左から右へ) があります。
NMI ピンホールスイッチ
ホストピンホールリセットスイッチ
ロケータインジケータとボタン
システム保守要求 (障害) インジケータ
電源 OK インジケータ
SP インジケータ
SP ピンホールリセットスイッチ
SMOD 保守要求インジケータ
HBA 保守要求インジケータ
次の図は、バックインジケータパネルのインジケータ、ボタン、およびスイッチの配置を示しています。
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サーバーの近くにいる場合、次のスイッチとボタンにアクセスできます。
フロントパネルの電源ボタン
サーバーに対してローカルのとき (サーバーの近くにいるとき)、サーバーの電源をコントロールできます。電源オフの詳細は、サーバーの電源切断を参照してください。電源オンの詳細は、サーバーの電源を入れるを参照してください。
2 つのロケータインジケータボタン (サーバーの前面に 1 つと背面に 1 つ)
(Oracle ILOM から) リモートでアクティブ化されると、ロケータインジケータを使用してサーバーをローカルで識別できます。ロケータインジケータを非アクティブ (またはアクティブ) にするには、このボタンを押したり解除したりします (ロケータインジケータの管理を参照)。
サーバー背面のサービスプロセッサ (SP) ピンホールリセットスイッチ
SP リセットスイッチを使用すると、SP を手動でリセットできます。このリセットボタンは、SP が応答不能な場合や、スタンバイ電源モードへのブートに失敗した場合に使用します (スタイラスの使用が必要です)。
サーバー背面のホストピンホールリセットスイッチ
ホストリセットスイッチを使用すると、サーバーを正常に停止できます (スタイラスの使用が必要です)。
サーバー背面の NMI ピンホールリセットスイッチ。
NMI スイッチは保守担当者によってのみ使用されます。押さないでください。
障害検知ボタン。
各 CMOD にはマザーボードに搭載された障害検知ボタンがあります。
このボタンは CMOD 障害検知回路の一部です。この回路は充電され、CMOD がサーバーから取り外されたあとに障害のある DIMM または CPU を特定できます。
16 個の埋め込み式 ATTN (注意) ボタン (各 DPCC に 2 つ)。
このボタンは、DPCC の取り外しおよび取り付けを開始する際に使用します。DPCC を取り外す前に、スタイラスを使用して両方の ATTN ボタンを押します。システムは、DPCC を取り外す準備ができたことを示す ATTN インジケータを点灯して応答します。PCIe カードを含む DPCC を取り付けたあと、スタイラスを使用してカードを含むスロットの埋め込み式のボタンを押します。OS へのボタン押し信号は、カードに通知されオンラインにされる必要があります。
サーバーシステムモジュール (SMOD) には、Oracle ILOM を実行する Pilot 3 サービスプロセッサ (SP) が含まれています。Oracle ILOM を使用すると、全電力モードまたはスタンバイ電源モードで、サーバーをローカルまたはリモートで管理およびモニターできます。SP へのローカルおよびリモートのインタフェースおよび制御接続がサーバーの背面にあり、RJ45 GigabitEthernet ポート (リモートアクセス)、RJ45 シリアルコネクタおよび DB15 VGA コネクタ (ローカルアクセス) が含まれています。初期リリースバージョンおよび更新情報などの Oracle ILOM の詳細は、サーバーの 『プロダクトノート』を参照してください。
サーバーに Oracle System Assistant が装備されている場合があります。Oracle System Assistant はサーバーの初期設定や OS のインストールを支援するサーバープロビジョニングと更新のためのツールで、サーバーの更新を簡単に管理できるようになります。オプションである Oracle System Assistant は、工場出荷時に内蔵 USB スロット P0 に装着される USB ストレージドライブとして提供されます。このドライブにはサーバー固有バージョンの Oracle System Assistant が工場において構成されています。Oracle System Assistant はサーバーのブート画面または Oracle ILOM から起動できます。
Oracle System Assistant では、次が可能です。
入手可能な最新の BIOS、Oracle ILOM、ハードウェアファームウェア、最新ツール、および OS ドライバを 1 つにまとめたサーバー固有のバンドルを Oracle サポートサイトから取得できます。
OS ドライバおよびコンポーネントファームウェアを更新し、RAID を構成します。
サポートされているオペレーティングシステムを最新のドライバやサポートされているツールとともにインストールします。
Oracle ILOM 設定のサブセットを構成します。
カスタマイズした BIOS 設定を保存および復元したり、BIOS を工場出荷時のデフォルト設定に戻します。
組み込みの製品ドキュメントにアクセスします。
システムの概要とハードウェアの詳細なインベントリ情報を表示します。