Oracle® Solaris 11.2 仮想化環境の紹介

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更新: 2014 年 12 月
 
 

Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの構成とインストール

  1. サービスおよび Oracle VM Server for SPARC 制御ドメインを構成します。SPARC T5-2 システムで制御ドメインサービスを設定します。Oracle VM Server for SPARC 3.1 Administration Guide の第 4 章Setting Up Services and the Control Domainを参照してください。

    Oracle VM Server for SPARC のセキュリティー機能については、Oracle VM Server for SPARC 3.1 Administration Guide の第 3 章Oracle VM Server for SPARC Securityを参照してください。

  2. Oracle VM Server for SPARC ゲストドメインを構成し、インストールします。

    次のゲストドメインを作成し、起動します。

    1. ldg1 Oracle Solaris 11.2 OS を実行します。ldg1 は次のゾーンをホストします。

      • zone1、データベースアプリケーションを実行する solaris ブランドゾーン

      • zone2、Web サーバーアプリケーションを実行する solaris ブランドゾーン

      • kzone1、サーバーの残りの部分からの別の SRU を実行しているアプリケーションをホストする solaris-kz ブランドゾーン、またはカーネルゾーン

    2. ldg2 Oracle Solaris 10 OS を実行し、次のゾーンをホストします。

      • Sol8-zone2、レガシーアプリケーションを実行している solaris8 ブランドゾーン

      • Sol8-zone3、レガシーアプリケーションを実行している solaris8 ブランドゾーン

    3. ldg3 Oracle Solaris 10 OS を実行します

    4. ldg4 Oracle Solaris 11.2 OS を実行し、次のゾーンをホストします。

      • zone3、ユーザーログインをホストする solaris ブランドゾーン

      • kzone2、四半期サイクルではなく、月単位で管理される別のアプリケーションを実行する solaris-kz ブランドゾーン

    Oracle VM Server for SPARC 3.1 Administration Guide のCreating and Starting a Guest Domainを参照してください。

    ゲストドメインが起動したら、ldg1ldg2ldg3、および ldg4 ゲストドメインに適切なバージョンの Oracle Solaris OS ソフトウェアをインストールできます。Oracle VM Server for SPARC 3.1 Administration Guide のInstalling Oracle Solaris OS on a Guest Domainを参照してください。

  3. レガシー Solaris 8 システム Sol8_sys1 を SPARC T5-2 システム上の論理ドメインに変換します。

    Oracle VM Server for SPARC ldmp2v コマンドを使用して、既存の物理 Solaris 8 システムを、Oracle Solaris 10 を実行する論理ドメインに変換します。Solaris 8、Solaris 9、または Oracle Solaris 10 システムを、SPARC T5-2 システム上の論理ドメインで Oracle Solaris 10 OS を実行する仮想システムに変換できます。Oracle VM Server for SPARC 3.1 管理ガイド の第 14 章Oracle VM Server for SPARC 物理から仮想への変換ツールを参照してください。