Oracle® Solaris 11.2 仮想化環境の紹介

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 12 月
 
 

Oracle VM Server for x86 の概要

Oracle VM Server for x86 は単一マシン上で複数の OS インスタンスを同時に実行する x86 仮想化ソリューションです。Oracle VM Server for x86 はオープンソース Xen プロジェクトに基づいています。Oracle VM Server for x86 ソフトウェアは、ゲストドメインを管理する特権ドメイン (dom0) と、ワークロードを実行する非特権ドメイン (domU とも呼ばれる) をサポートします。Oracle VM Server for SPARC の制御ドメインと同様、dom0 ドメインにより、小さくかつ効率的なハイパーバイザの使用が可能となり、可用性が向上します。Oracle VM Server for x86 ソフトウェアは、ゲストドメインでの Oracle Solaris OS の実行をサポートします。Oracle Solaris ゲストドメインでは、ゾーンなどの OS レベルの仮想化機能を使用できます。

    Oracle VM Server for x86 は、ブラウザを使用して次のことを実行できるようにする、Oracle VM Manager という管理ツールを使用します。

  • 仮想マシンをプロビジョニングして管理します

  • 物理サーバーをプールに配置します

  • リソース管理ポリシーを適用します

  • ネットワークおよびストレージリソースを管理します

Oracle VM Manager は、Oracle VM Server for SPARC システムでも使用できます。Oracle VM Server for SPARC での Oracle VM Manager の使用については、http://docs.oracle.com/cd/E35328_01/E35329/html/vmrns-sparc.html を参照してください。

Oracle VM Server for x86 製品についての詳細は、『Oracle VM Server for x86 documentation』を参照してください。