データ削除要求データ・オブジェクトを使用したデータの削除

データ・モデルから、特定のレコードとそれにリンクするレコードを削除する必要がある場合は、特別なデータ・オブジェクトに対象データを取り込むことで実現できます。特別なデータ・オブジェクトとは、組込み済みのデータ削除要求データ・オブジェクトか、または、削除するデータを格納するために作成されたカスタム・データ・オブジェクトです。その後、削除を処理する削除ジョブを作成して実行できます。

重要: データ削除ジョブを通じて構成するデータを必ず検証してください。このデータは完全に削除され、復元できません。

データを削除するためのワークフローを管理するには、ジョブ順序付けを利用します。ジョブの順序を設定する方法については、Oracle Unity Developerヘルプ・センターを参照してください。

データ削除要求データ・オブジェクトを使用してデータを削除するには、次のステップに従います。

ステップ1: ソースの作成

削除する必要があるレコードを識別するファイルを含むソースを定義する必要があります。

ソースの作成のステップを実行します。

ステップ2: 取込みジョブの作成

削除するレコードを次のいずれかまたは両方にマップする取込みジョブを作成します。

  • 組込み済みのDataDeletionRequestデータ・オブジェクト。

  • データを削除する目的で作成されたカスタム・データ・オブジェクト。

カスタム・データ・オブジェクトを作成する場合は、カスタム・データ・オブジェクトの作成のステップに従って、次の属性を作成する必要があります。

属性名 データ型 説明
SourceObjectID 文字列 (ソースからのもの)削除する必要があるレコードの一意のID。
ObjectName 文字列 データを削除する必要があるオブジェクトの名前。
ObjectClass 文字列 データを削除する必要があるオブジェクトのタイプ(Table)。
ObjectIDName 文字列 ObjectName内の識別子がsource<ObjectName>IDと異なる場合に使用されます。

取込みジョブを作成するには:

  1. 取込みジョブの作成のステップを実行します。
  2.  ノートOracle Unityプラットフォームで取込みジョブを作成するかわりに、次のいずれかを実行できます。

    ステップ2: フィールド・マッピングを完了したら、DataDeletionRequestデータ・オブジェクトまたは作成したカスタムの削除データ・オブジェクトの次の属性のフィールド・マッピングを構成していることを確認します。

    • Column - SourceDataDeletionRequestID: 削除要求の一意の識別子。

    • ObjectClass: データを削除する必要があるオブジェクトのタイプ(Table)。

    • ObjectName: データを削除する必要があるオブジェクトの名前。

    • SourceObjectID: (ソースからのもの)削除する必要があるレコードの一意のID。

    • データ削除要求の「フィールド・マッピング」セクションのイメージです

  3. 変更の公開のステップに従います。

ステップ3: 取込みジョブの実行

取込みジョブを作成して公開した後、ジョブを実行して、削除する特定のレコードの詳細をインポートします。

取込みジョブを実行するには:

  1. 「データ・フィード」ページから取込みジョブを実行します。
  2. ジョブ・ダッシュボードから進捗状況をモニターし、正常に完了したことを確認します。

ステップ4: データ・ウェアハウス・ジョブの実行

データ・ウェアハウス・ジョブを実行して、データ・モデルに対する変更を処理します。

データ・ウェアハウス・ジョブを実行するには:

  1. 右下隅にあるOracleアイコンアプリケーション・ナビゲーション・ボタンのイメージ。Oracle Unityの様々な部分へのアクセスに使用します。をクリックして、ナビゲーション・メニューを開きます。
  2. 「データ・フィード」を選択します。
  3. 「システム - データ・ウェアハウス・ジョブ」「アクション」メニュー(アクション・メニュー・ボタンのイメージカスタム・データ・オブジェクトを編集する場合に使用します。)をクリックし、「開始」を選択します。
  4. ジョブ・ダッシュボードからジョブをモニターします。

ステップ5: 削除ジョブの作成

データ・モデルからのデータ削除を処理する削除ジョブを作成します。

削除ジョブを作成するには:

  1. 右下隅にあるOracleアイコンアプリケーション・ナビゲーション・ボタンのイメージ。Oracle Unityの様々な部分へのアクセスに使用します。をクリックして、ナビゲーション・メニューを開きます。
  2. 「データ・フィード」を選択します。
  3. 右上隅の「データ・フィードの作成」をクリックし、「削除ジョブ」を選択します。

「削除ジョブの作成」ページが表示されます。

ジョブ詳細の定義

ジョブ詳細セクションでは、Oracle Unityで削除ジョブを表示する方法を定義できます。

ジョブ詳細を定義するには:

  1. 削除ジョブの詳細を入力します。
  2. ジョブ詳細セクションのイメージ

    • 名前: 名前を入力します。名前は1文字以上50文字以内である必要があります。アンダースコア(_)とハイフン(-)以外の特殊文字は使用できません。先頭の文字にスペースは使用できません。言語設定でサポートされているすべての言語の文字を使用できます。
    • ジョブID: ジョブの一意のシステム識別子。ジョブを作成した後はこの値を変更できません。

      • ジョブ名に英字が使用されている場合、「ジョブID」フィールドには、ユーザーが入力したジョブ名が自動入力されます。この値は、ジョブを作成する前に変更できます。
      • ジョブ名に言語設定でサポートされている別の言語の文字が使用されている場合、「ジョブID」フィールドは空白のままになります。英字を使用して名前を入力する必要があります。
    • 摘要: 摘要を入力します。このフィールドはオプションですが、作成するすべてのエンティティに対して摘要を追加することをお薦めします。これは、他のユーザーがOracle Unityを使用したり操作するときに、追加の情報を得るのに役立ちます。説明には最大512文字を使用でき、使用する文字に制限はありません。言語設定でサポートされているすべての言語の文字を使用できます。
  3. ジョブの詳細を確認し、「続行」をクリックします。

削除対象データ

「削除対象データ」セクションでは、削除方法を選択できます。

「削除対象データ」セクションを設定するには:

  1. 「削除タイプ」で、「DataDeletionRequestデータ・オブジェクトにより削除」を選択します。
  2. 「削除タイプ」セクションのイメージ

  3. 「データ・オブジェクト」フィールドでは、組込み済みのDataDeletionRequestデータ・オブジェクトまたはカスタムのデータ削除データ・オブジェクト(あるいはその両方)を使用することができます。カスタム・データ・オブジェクトを使用している場合は、「データ・オブジェクト」フィールドを使用して選択します。
  4. 「データ・オブジェクト」フィールドの事前選択されたDataDeletionRequestデータ・オブジェクトのイメージ

    「データ・オブジェクト」フィールドのイメージ

  5. 「追加プリファレンス」セクションを確認します。
    • 関連データ・オブジェクトからリンク済レコードを削除します: これは、指定したデータ・オブジェクトおよび外部キーに関連するデータ・オブジェクトからデータ・レコードを削除します。リンクされたレコードは、Customerデータ・オブジェクト、Accountデータ・オブジェクトおよびカスタム・データ・オブジェクトからのみ削除できます。関係についてさらに学習します。
    • すべての顧客360データを削除します: これは、インスタンスのすべての顧客360データを削除し、プロファイル・エクスプローラなどの領域に影響する場合があります。ジョブが正常に実行されたら、ステップ8: ID解決ジョブおよび顧客360ジョブの実行を完了する必要があります。
    • すべてのキューブ・データを削除します: これは、インスタンスのすべてのキューブ・データを削除し、分析やインテリジェント属性などの領域に影響する場合があります。ジョブが正常に実行されたら、ステップ8: ID解決ジョブおよび顧客360ジョブの実行を完了する必要があります。
  6. 「追加プリファレンス」セクションのイメージ

  7. 選択内容を確認し、「続行」をクリックします。

確認レポート

データ削除レポートを受け取る宛先を選択する必要があります。選択できる宛先のタイプは、「セキュアFTP」「Oracle Object Storage」および「AWS」のみです。

必要に応じて、新しい宛先を作成します

確認レポートを構成するには:

  1. ドロップダウン・リストまたは検索バーを使用して、宛先(「セキュアFTP」、「Oracle Object Storage」または「AWS」のタイプ)を選択します。

  2. 「確認レポート」セクションのイメージ

  3. 「ファイル形式」の情報を確認して入力します。「圧縮形式」および「暗号化キー」パラメータは、「セキュアFTP」宛先を選択した場合にのみ使用できます。

      ファイル形式セクションのイメージ

    1. 「フィールド区切り文字」を確認して確定します。
    2. ファイル名を入力します。
      • 識別しやすいように、削除ジョブ名を含むファイル名を使用することをお薦めします。
      • 言語設定でサポートされているすべての言語の文字を使用できます。
      • 指定したファイル名により、宛先で定義されたファイル名が上書きされます。
      • yyyy-MM-dd-HH-mm-ss-SSSの形式で、指定したカスタム・ファイル名にタイムスタンプが追加されます。たとえば、delete_job_01というファイル名を入力すると、実行時に宛先にdelete_job_01_2020-05-13-08-04-13-354_0.csvというファイル名が生成されます。
    3. 「セキュアFTP」の宛先を選択した場合は、圧縮形式を確認します。

      • デフォルト値は、選択した「宛先」設定で構成された値から生成されます。

      • 圧縮形式に加えた変更で、「宛先」設定の構成が上書きされます。

      • 「PGP」を選択した場合は、暗号化キーを指定する必要があります。

    4. PGP圧縮形式が選択された場合は、暗号化キーが必要です。既存の圧縮形式をPGPに変更する場合は、暗号化キーがあるファイルを選択します。

    5. 次の暗号化キーがサポートされています。

      キー・タイプビット長
      RSA
      (RSA暗号システム)
      2048
      3072
      4096
  4. 詳細を確認し、「続行」をクリックします。

スケジュールと通知

削除ジョブのスケジュールと通知設定を構成する必要があります。

「スケジュールと通知」セクションのイメージ

削除ジョブをスケジュールして、通知設定を定義するには:

  1. 削除ジョブのスケジュールを構成します。
    • 定期的にジョブを自動的に実行する場合は、「繰返し」をクリックします。次のジョブの実行がスケジュールされているのに、あるジョブがまだ実行されている場合、現在のジョブが完了するまで次のスケジュール済実行は開始しません。同じジョブの2つのスケジュール済インスタンスは同時に実行できません。
    • 必要に応じてジョブを実行する場合は、「オンデマンド」をクリックします。
  2. ジョブが繰返しの場合は、実行する「頻度」「開始時間」および「日」を選択します。
  3. 「通知」フィールドに、ジョブの実行時に通知を受け取る個人のEメール・アドレスを入力します。言語設定でサポートされているすべての言語の文字を使用できます。複数のEメールを指定する場合は、カンマで区切ります。
  4. ジョブが失敗した場合にのみ通知が必要な場合は、「失敗時のみ通知」チェック・ボックスを選択します。

削除ジョブの構成が完了したら、ページの上部までスクロールし、「保存」または「保存してクローズ」をクリックします。

ステップ6: 変更の公開

削除ジョブを保存したら、実行する前に変更を公開する必要があります。変更の公開のステップに従います。

ノート: 公開ジョブの「変更リスト」には、削除ジョブの変更はリストされません。

ステップ7: 削除ジョブの実行

削除ジョブを実行できるようになりました。繰返しスケジュールを構成した場合、ジョブはそのスケジュールに従って自動的に実行されます。

オンデマンド・スケジュールを設定した場合は、手動でジョブを開始する必要があります。

オンデマンドの削除ジョブを実行するには:

  1. 右下隅にあるOracleアイコンアプリケーション・ナビゲーション・ボタンのイメージ。Oracle Unityの様々な部分へのアクセスに使用します。をクリックして、ナビゲーション・メニューを開きます。

  2. 「データ・フィード」を選択します。

  3. 削除ジョブを見つけます。必要に応じて、フィルタと検索バーを使用します。

  4. ジョブの「アクション」メニュー(「アクション」メニュー・アイコンのイメージ)をクリックし、「開始」を選択します。

  5. ジョブ・ダッシュボードからジョブのステータスをモニターします。

ステップ8: ID解決ジョブおよび顧客360ジョブの実行

ID解決ジョブおよび顧客360ジョブを実行すると、次の処理が実行されます。

  • マスター・エンティティから関連データを削除します(ID解決ジョブ)

  • 「削除対象データ」セクション「すべてのキューブ・データを削除します」を選択した場合、キューブ・データを再入力します(ID解決ジョブ)

  • 「削除対象データ」セクション「すべての顧客360データを削除します」を選択した場合、顧客360データを再入力します(顧客360ジョブ)

再入力されたデータの表示には数時間かかる場合があります。

ID解決ジョブおよび顧客360ジョブを実行するには:

  1. 右下隅にあるOracleアイコンアプリケーション・ナビゲーション・ボタンのイメージ。Oracle Unityの様々な部分へのアクセスに使用します。をクリックして、ナビゲーション・メニューを開きます。

  2. 「データ・フィード」を選択します。

  3. データ・フィードのリストの上部にある2つのジョブを見つけます。システム・ジョブが最初にリストされます。

  4. 各ジョブの「アクション」メニュー(「アクション」メニュー・アイコンのイメージ)をクリックし、「開始」を選択します。

  5. ジョブ・ダッシュボードからジョブのステータスをモニターします。

ステップ9: データ削除レポートのレビュー

削除ジョブが正常に完了すると、データが削除されたデータ・オブジェクトと削除されたレコードの数をリストするレポートが、宛先フォルダに生成されます。削除レポートには次の情報が含まれます。

列ヘッダー 説明
ObjectClass データが削除されたデータ・オブジェクトのクラス。たとえば、データ・オブジェクトはTableと命名されます。
ObjectName データが削除されたデータ・オブジェクトの名前。
ObjectType

データ・オブジェクトから削除されるデータのタイプ。

  • DW: データ・ウェアハウスのデータ・オブジェクトからのデータ。

  • R: データ・オブジェクトからのデータ。

  • RS: ストリームAPIから取り込まれた生データ。

DeleteMode ジョブに指定された削除のモード。
ItemsDeleted 削除されたレコード数。
AdditionalInfo データ削除ジョブに関するその他の詳細。
DeleteSourceType

レコード削除の起源。

  • : データ削除データ・オブジェクトからの削除。

  • 問合せ: 問合せからの削除。

DeleteSourceID

ジョブのソースID。次の値のいずれかが表示されます。

  • 表ID

  • 問合せID

DeleteSourceRecordID

削除ソース・レコードのID。次の値のいずれかが表示されます。

  • データ削除レコードID。

  • 問合せからの増分行。

さらに学ぶ

データ・オブジェクトの削除

アクティブ化スナップショットの削除

セグメントを使用したレコードの削除

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