アナリティクス・レポートの概要

レポートは、データを問い合せる方法の定義または式です。レポートの構築には、少なくとも1つのディメンションと1つのメジャーが必要で、セグメントはオプションです。レポートは1つのカテゴリに割り当てられ、複数のレポート・コレクションに割り当てることができます。Oracle Infinity Analyticsにはいくつかの標準レポートが用意されており、これを使用してさらにアドホック・データ調査を開始できます。また、独自のレポートを作成することもできます。

Infinityは、柔軟なレポート作成やデータ調査機能を備えています。すべてのレポートは、すぐにカスタマイズでき、利用可能なディメンションおよびメジャーを使用して拡張できます。

レポート作成におけるディメンションは階層的で、下位の各ディメンションはその上位のディメンションによってフィルタされます。レポートに追加できるディメンションは5つというUI制限がありますが、この制限はデータまたは問合せ方法には適用されません。

レポートのデータは事前処理および事前集計されません。メニューからレポートを選択すると、そのレポート定義を使用して、選択された時点のInfinityビッグ・データ・プラットフォームの問合せが実行されます。

レポートには次の機能があります。

  • レポートに対してメジャーディメンションおよびセグメントを動的に追加または削除できます。
  • ディメンションのドリルダウン: レポートにディメンションをすばやく追加して、結果を調整できます。
  • すべてのレポートでレポート・セグメンテーション(セグメント比較を含む)が可能で、レポートをすぐにセグメント化できます。
  • すべてのレポートはアドホックで問い合せることができます。
  • レポート変更はすぐに使用可能になり、再分析は必要ありません。
  • すべてのレポートで一意ユーザー数が使用可能で、期間が異なっても一貫性が維持されます。

レポートの表示

Oracle Infinityレポートは実際にはレポート定義で、事前処理されません。すぐに評価されて、さらなるアドホック調査の開始点になります。レポート(ファネル分析レポートを除く)の5つのディメンションの深さまでドリルダウンでき、必要な回答を検索するために、ディメンション、メジャーまたはセグメントを追加したり削除できます。

レポートを表示するには:

  1. Oracle Infinityサインインし、アナリティクスをクリックします。

    アナリティクス・ページには次の内容が表示されます。

    • コレクション(メイン・セクション)。コレクションとは、データをビューに表示するために共通セグメントまたはセグメント・セットを共有する一連のレポートです。各コレクションには、名前、セグメントのセット、レポートのセットおよび権限があります。コレクションへのアクセス権は、すべてのユーザーが使用できるようにすることも、特定のユーザー・グループに制限することもできます。
    • 現在の場所のブレッドクラム
    • 各コレクションのレポート・メニュー

    レポートを開いてアプリケーションを切り替える方法を示すコレクション・ページのイメージ

  2. コレクションのレポート・リストから特定のレポートを選択して移動します。

    コレクションのレポート・リストのイメージ

  3. レポートが表示され、左側のパネルからこのコレクション内の他のレポートに移動できます。
    左ペインに現在のレポートが表示されたレポートのイメージ

レポートの編成方法

コレクションおよびレポート・カテゴリ内の様々なレポートを強調表示したレポートUIのイメージ

ドロップダウン・リストからレポートを選択すると、そのレポートがロードされ、次の新しいナビゲーション・オプションが表示されます。

  • カテゴリ: レポート・ページの左側は、キャンペーンコンテンツモバイル・アプリなどのカテゴリのリストが表示され、ここからこのコレクション内の他のレポートに移動できます。各カテゴリの右側にある数字は、そのカテゴリ内のレポートの数を表します。レポート・カテゴリの詳細は、レポートの編集を参照してください。
  • レポートの検索: レポート・リストの上部付近にある検索フィールドにキーワードを入力して、レポートを検索できます。
  • 日付範囲の選択: デフォルトの日付範囲は今日ですが、別の日付範囲を選択できます。
  • セグメントの追加: セグメントを追加してレポートをフィルタできます。
  • レポート・データを検索するためのオプションを表示するには、検索レポートのチャートの上にある検索ボタンのイメージをクリックします。
  • ディメンション列: 左側の最初の列には、レポートのディメンションの階層ビューが表示されます。
  • メジャー: メジャー列には、レポートのディメンションに適用される値が表示されます。レポート内のメジャーを追加削除および順序変更できます。
  • 名前を付けて保存: 名前を付けて保存をクリックしてレポートをコピーできます。
  • チャート・タイプ: レポート・データの傾向線または棒グラフを表示したり、チャートを非表示にしてレポート表のデータにフォーカスできます。
  • レポート表: Oracle Infinity Analyticsレポート表は、ディメンションおよびメジャーに基づいてデータを調べるための直感的なキャンバスです。

次のステップ

レポートの管理

コレクションの管理

チャート・データの表示

レポートの検索

レポートのエクスポート

さらに学ぶ

標準レポート

レポート表

標準パラメータ

ファネル分析レポート

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