3目標管理

この章の内容は次のとおりです。

パフォーマンス目標の管理: 概要

マネージャおよび就業者は、パフォーマンス目標を管理できます。就業者は、作成したパフォーマンス目標を非公開としてマークすることもできます。非公開の目標は他の人には表示されません。パフォーマンス目標を管理するには、「目標」作業領域の「自分の目標」ページから開始します。

就業者およびマネージャは次のことができます。

  • パフォーマンス目標を追加し、レビュー・サイクルを通じて更新します。

  • ターゲット結果を目標に追加して就業者の個人プロファイルを更新する。

  • 就業者がどのように目標を達成できるかを決定する特定の行動を示すために、タスクを追加および更新する。

  • 自分のパフォーマンス目標を直属の部下または他の人と共有して、目標をコピー可能にします。

  • 直属の部下にパフォーマンス目標を割り当てる。

  • 自分のパフォーマンス目標を、マネージャおよび同僚の共有目標に加えて、公開された組織目標と連携させます。

  • 目標をコピーし、新しくコピーした目標の目標プランおよび属性を必要に応じて変更します。コピーした目標は、就業者の目標リストに追加されます。

  • 目標を別の目標プランに移動します。移動した目標とソース目標プランとの関連付けはなくなります。

  • 就業者が現行目標プラン以降の期間も引き続き目標に取り組めるように、目標を別の目標プランに拡張します。ターゲット目標プランには、現行目標プランの終了日よりも後の終了日を設定する必要があります。拡張後、目標はソース目標プランとターゲット目標プランのどちらにも関連付けられています。それ以降にソース目標プラン内の目標に行われた変更は、目標を拡張した後もターゲット目標プランに引き継がれます。

  • 目標に追加された指標を追跡します。

自分の目標の管理

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視聴: このビデオ・チュートリアルでは、組織内の目標および目標連携をレビューし、目標進捗を更新して完了としてマークする方法について学習します。このビデオの内容はテキスト・トピックでも説明しています。

作業例

この例では、目標進捗を追跡して、既存の目標の詳細を編集し、組織内の目標連携を表示して、目標を直属の部下と共有する方法を示します。

次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。

検討事項 この例

自分の目標に関連付けられているのはどのレビュー期間ですか。

2015年の年間サイクル

自分の目標を追加したレビュー期間に関連付けられているのはどの目標プランですか。

2015年のパフォーマンス目標

自分に割り当てられている目標は何ですか。

次の目標が割り当てられています。

  • チームの開発

  • 株主価値の向上

  • 顧客満足度レベル90%の達成

  • ビジネス倫理コースの完了

タスクの概要

次のようにして自分の目標を管理します。

  1. 自分の目標の表示

  2. 既存の目標の詳細の編集

  3. 目標連携チャートの表示

  4. 目標の共有

自分の目標の表示

  1. 「目標」作業領域で、「自分の目標」タブをクリックします。

  2. 「自分の目標」ページのレビュー期間リストから、「2015年の年間サイクル」を選択します。

  3. 「目標プラン」リストで、「2015年のパフォーマンス目標」を選択します。「自分の目標」ページでは、「2015年のパフォーマンス目標」目標プランに含まれている各目標について、優先度、加重および自分の進捗を表示して更新できます。

  4. 「顧客満足度レベル90%の達成」目標の進捗を更新するには、進捗インジケータのグラフをクリックします。目標ステータスの更新ダイアログ・ボックスが開きます。

  5. 進捗を50%に更新し、「保存」をクリックします。

自分の目標の編集

自分に割り当てられた目標を編集できます。
  1. 「顧客満足度レベル90%の達成」目標を編集するには、「自分の目標」ページで目標名をクリックします。

  2. 「目標の編集」ページでは、目標の名前、開始日、摘要、達成基準など、目標の詳細を表示できます。さらに、目標の指標、ターゲット結果およびタスクも表示できます。「目標詳細」タブで、次の表に示すように、目標に関する次のプロパティを編集します。

    フィールド

    カテゴリ

    顧客満足度

    レベル

    ターゲット

    摘要

    評価期間中に顧客サーベイに基づいて全体的な顧客満足度を90%に向上させます。

  3. 「保存してクローズ」をクリックして、目標に対する変更を保存します。

目標連携チャートの表示

目標が他の目標に連携されている場合、または目標に他の目標が連携されている場合は、その目標について目標連携チャートを表示できます。
  1. 「自分の目標」ページで、「チームの開発」目標の目標連携アイコンをクリックします。

  2. 「目標連携: チームの開発」ページでは、「チームの開発」目標の連携チャートを表示できます。チャートを移動して、自分の目標が組織目標にどのように連携しているか、およびその他の目標が自分の目標にどのように連携しているかを確認できます。自分の目標の進捗を表示することもできます。

目標の共有

目標は共有できます。
  1. 「自分の目標」ページで、目標の「処理」メニューをクリックして「共有」を選択します。

  2. 「目標の共有」ページで、目標を共有する対象者を選択します。マネージャとして、目標をチーム全体と共有できます。「追加」をクリックし、「直属の部下」を選択します。目標に関係のない部下を削除したり、他の就業者を追加することもできます。

  3. 「保存してクローズ」をクリックします。目標が選択した就業者と共有され、「自分の目標」ページの目標に共有アイコンが表示されます。

  4. 目標を共有している就業者を確認するには、目標の共有アイコンをクリックします。

目標の管理

組織目標、就業者目標、就業者目標プランおよび承認待ちの就業者目標プランは、「目標の管理」ページから管理します。ロールおよびセキュリティ権限に応じて、「目標の管理」ページにアクセスできます。ページにアクセスするには、「目標」作業領域で「タスク」タブを選択し、「関連リンク」パネルにある「目標の管理」をクリックします。

組織目標の管理

組織目標を管理するには、「目標の管理」ページで「組織目標」を選択します。

このオプションを使用すると、次の処理を実行できます。

  • 既存の組織目標の更新: 組織所有者に対する組織目標を検索して、編集、取消または削除できます。

  • 組織目標の転送: 異なる組織所有者間で組織目標を転送できます。

  • スプレッドシートを使用した組織目標のアップロードおよび割当: アプリケーション生成スプレッドシートを使用して新規の組織目標をアップロードして就業者に割り当てることができます。

  • 組織目標のエクスポート: 部門に割り当てられている組織目標を検索し、Excelワークブックにエクスポートして、エクスポートしたデータを表示または分析できます。ワークブックには、UIに表示されていた列のみが追加されます。

就業者目標の管理

就業者目標を管理するには、「目標の管理」ページで「就業者目標」を選択します。

このオプションを使用すると、次の処理を実行できます。

  • 就業者目標のコピー、移動、取消または削除: 就業者の目標を検索して、コピー、移動、取消または削除できます。

  • 既存の就業者目標の更新: 検索して検索結果の目標名をクリックし、完了していない目標の「目標の編集」ページを開いたり、完了した目標の「目標」ページを表示できます。

  • 就業者目標の要約の表示: 検索結果で就業者名をクリックし、就業者に割り当てられている目標の要約を表示できます。

  • スプレッドシートを使用した目標、タスクおよび指標のアップロード: アプリケーション生成スプレッドシートをダウンロードして、就業者目標、および就業者目標に関連付けられたタスクと指標をアップロードまたは更新できます。

  • Excelワークブックへの就業者の目標のエクスポート: 就業者に割り当てられている目標を検索し、Excelワークブックにエクスポートして、エクスポートしたデータを表示または分析できます。ワークブックには、UIに表示されていた列のみが追加されます。

就業者目標プラン・セットの管理

就業者目標プラン・セットを管理するには、「目標の管理」ページで「就業者目標プラン・セット」を選択します。

このオプションを使用すると、次の処理を実行できます。

  • 日付の変更: 就業者の目標プラン・セットの有効日を変更できます。たとえば、就業者の異動による目標プラン・セットの日付の矛盾を解決します。

  • アクティブまたは待ち状態への設定: アクティブな目標プラン・セットのステータスを待ち状態に変更したり、待ち状態をアクティブに変更できます。待ち状態ステータスの目標プラン・セットは、アプリケーションのページには表示されません。

  • 目標プラン加重の変更: 検索して検索結果の目標プラン・セットをクリックし、就業者の目標プラン・セットの目標プランの加重を変更します。

  • Excelワークブックへの目標プラン・セットのエクスポート: 就業者に割り当てられている目標プラン・セットを検索し、Excelワークブックにエクスポートして、エクスポートしたデータを表示または分析できます。ワークブックには、UIに表示されていた列のみが追加されます。

待ち状態の目標プランの管理

待ち状態の目標プランを管理するには、「目標の管理」ページで「待ち状態の目標プラン」を選択します。

このオプションを使用すると、次の処理を実行できます。

  • 承認待ちの就業者目標プランの検索: 承認待ちの目標プランを検索し、目標の変更について、処理タイプやトランザクションIDなどの関連する承認要求の情報をレビューできます。

  • 承認トランザクションの完了: 目標プランに対する承認待ちのトランザクションを承認または否認できます。「目標の管理」ページで承認要求に対して実行される処理は、その他の承認ワークフローおよび通知をすべてバイパスします。

    注意: 「待ち状態の目標プラン」オプションに対して「目標の管理」ページで承認ボタンを使用できるようにするには、Oracle Page Composerを使用する必要があります。
  • Excelワークブックへの待ち状態の目標プランのエクスポート: 承認待ち状態の目標プランを検索し、Excelワークブックにエクスポートして、エクスポートしたデータを表示または分析できます。ワークブックには、UIに表示されていた列のみが追加されます。

「目標管理」作業領域の「目標の管理」ページで承認処理を実行するには、そのページで承認の処理ボタンを使用できるようにする必要があります。「目標の管理」ページで承認の処理ボタン(承認と否認)を使用可能にするには、Oracle Page Composerを使用します。

注意: Oracle Page Composerを使用して「目標の管理」ページを変更するには、アクティブなサンドボックスを使用する必要があります。

「目標の管理」ページに「承認」および「否認」のボタンを表示する手順は、次のとおりです。

  1. HR担当者としてサイン・インします。

  2. 「ナビゲータ」「自分のクライアント・グループ」「目標」を選択します。

  3. 「タスク」タブの「関連リンク」パネルで、「目標の管理」をクリックします。

  4. 「目標の管理」ページで、「ソース」に対して「待ち状態の目標プラン」を選択します。

  5. ユーザー名をクリックし、設定および処理メニューから、「管理」「ページの編集」を選択します。

  6. 「サイト」レイヤーの「編集」オプションを選択し、「OK」をクリックします。

  7. ページの左上のセクションで、「選択」オプションを選択します。

  8. 「検索結果」セクションで、「フォーマット」メニューの横にある空のコンポーネントをクリックします。ボックスが表示されます。

  9. ボックス内の親コンポーネントの編集をクリックして、コンポーネント・プロパティ・グループ・ダイアログ・ボックスを開きます。

  10. 「子コンポーネント」タブを選択します。

  11. 「否認」および「承認」を選択します。

    ヒント: ページに表示されるボタンの位置を調整できます。
  12. 「適用」をクリックし、「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。「承認」および「否認」ボタンがページに表示されます。

  13. ページ・レベルで「クローズ」をクリックして、Oracle Page Composerを閉じてページを表示します。これで、検索結果に表示される目標プランの承認に、「承認」および「否認」ボタンを使用できるようになります。

就業者は、指標を追加して、目標達成の成功レベルを査定できます。マネージャは、目標達成に対する就業者の成功を査定できるように、指標を追加して部下の目標に割り当てることができます。

目標の単一の指標の作成について

1つの目標に対して単一の指標を選択し、定義できます。目標の指標は、「指標」セクションで定義および表示します。単位(UOM)を選択した場合、指標のオプション・データ(ターゲット・タイプ、ターゲット値、実績値など)を含めることができます。このセクションにアクセスするには、目標の追加または編集のページで「指標」リンクをクリックします。

目標の複数の指標の作成について

プロファイル・オプションを使用して、目標の複数の指標を使用可能にします。プロファイル・オプションが使用可能になっている場合、1つの目標に対して複数の指標を定義および表示できます。単位を選択した場合は、ターゲット・タイプ、ターゲット値、実績値など、指標のオプション・データを含めることができます。「指標」セクションで、指標をドラッグ・アンド・ドロップして、セクションおよびOTBIレポートでの表示順序を変更できます。

複数の指標の計算ルール

「目標の追加」または「目標の編集」ページで複数の指標に同じUOMが設定されている場合、計算ルールを選択します。選択した計算ルールは、目標の全体的なターゲット値および実績値を決定するために使用されます。次のオプションがあります。

  • 平均: 実績値およびターゲット値の平均は、目標の全体的な実績値およびターゲット値です。

  • 合計: 実績値およびターゲット値の合計は、目標の全体的な実績値およびターゲット値です。

目標処理

パフォーマンス目標を連携させて、就業者の目標と上位レベルの目標(組織目標やマネージャ目標)との関係を作成します。この関係によって、就業者の目標が上位レベルの目標をサポートし、その達成に貢献できます。自分の目標の1つを他の1つの目標とのみ連携できます。両方の目標が同じレビュー期間に関連付けられている必要があります。

目標を同僚の目標と連携させて、同僚の目標をサポートすることもできます(これらの目標が同じレビュー期間内にある場合)。これにより、異なるレポート・グループにわたって勤務する非公式のチームまたはグループに属する就業者がそれぞれの関係を示すことができます。他の目標と連携される目標の所有者は、この方法によって、特定のプロジェクトやイニシアチブなどで目標に取り組んでいる人の数を判断できます。非公開の目標を別の目標に連携させたり、他の目標を非公開の目標に連携させることはできません。

目標の連携は、次の柔軟性を提供します。

  • 目標の自動連携。

  • サポート目標の変更。

  • 連携の削除。

目標の自動連携

組織所有者が組織目標を就業者に割り当てる場合、またはマネージャが自分自身の目標を就業者に割り当てる場合、割り当てられる目標はソースの組織目標またはマネージャ目標のコピーです。割り当てられた目標は、ソース目標と自動的に連携されます。就業者またはマネージャが組織目標から追加する目標、またはマネージャまたは同僚によって共有される目標も、組織目標または共有されるソース目標と自動的に連携されます。

目標が目標と連携されると、「目標」ページのソース目標および連携された目標の両方の横に、目標連携アイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると、「目標連携」ページを開いて、選択した目標の目標連携階層を表示できます。

サポート目標の変更

サポートする目標は、ソース目標と同一である(おそらくターゲットは異なります)、または完全に異なるものが可能です。就業者およびマネージャは、サポート就業者目標の属性を変更できます。

連携の削除

マネージャ、就業者およびHR担当者は、目標間の連携を削除できます。別の目標に連携された目標を削除すると、目標間の連携が削除されます。削除されていない目標は影響を受けず、残っている目標を別の目標に連携させることができます。組織目標を取り消すと、他の目標への連携も削除されます。

マネージャおよび就業者は、他の人が共有目標のコピーを自分の目標リストに追加したり、自分自身の目標を共有目標と連携させることができるように、パフォーマンス目標を共有できます。たとえば、マネージャが就業者に海外赴任に対する目標の情報を提供したいが、その目標を追加するかどうかの決定は就業者に任せたい場合があります。目標を共有するには、「自分の目標」ページで目標の「共有」処理を選択します。

マネージャは、自分の目標を直属の部下、直属以外の部下または選択した個人と共有できます。就業者は、自分の目標を、選択した同僚と共有できます。目標に関連付けられているタスクも共有できます。Eメール通知が目標の共有相手に送信されます。

マネージャが共有している目標は、「マネージャから共有された目標」として表示されます。同僚が共有している目標は、「同僚から共有された目標」として表示されます。共有している目標は次の場所に表示されます。

  • 「自分の目標」ページの「自分と共有する目標」セクション。

  • 「他のソースからの目標の追加」および「目標の連携」ページの「ソース」メニュー。「他のソースからの目標の追加」ページを表示するには、「自分の目標」ページで、「目標の追加」「他のソース」をクリックします。「目標の連携」ページを表示するには、「自分の目標」ページで、目標に対して「連携」処理を選択します。

共有される属性

元の目標から次の属性が受信者と共有されます。

  • 目標名

  • 開始日、ターゲット完了日、カテゴリ、レベル、摘要などの目標詳細

  • 名前、単位、ターゲット・タイプ、ターゲット値などの指標属性

  • ターゲット結果属性(名前、摘要、ソースなど)

  • タスク属性(名前、タイプ、優先度、開始日、関連リンクなど)

注意: プロファイル・オプションによって、ターゲット結果およびタスクを目標に追加できるかどうかが決まります。プロファイル・オプションは、「設定および保守」作業領域で設定します。目標プラン設定によって、追加された目標のどのキー目標フィールドを変更できるかが決まります。目標を共有する際、タスクが使用可能な場合はタスクを共有するかどうかをさらに決定できます。

共有目標の更新および連携

就業者は、共有目標から追加した目標を更新して、目標名や日付を変更したり、ターゲット結果やタスクを追加できます。マネージャが共有している目標を就業者が追加すると、新しい目標はマネージャの目標に自動的に連携されて、追加された目標が元の目標をサポートします。追加や連携によって元の目標が変更されることはありません。

就業者またはマネージャの異動での目標の共有

就業者またはマネージャが異動し、その就業者がマネージャの直属の部下でなくなった場合も、目標はまだその就業者に使用可能であり、「目標の追加: 他のソース」および「目標の連携」ページの「ソース」メニューに「同僚が共有する目標」として表示されます。

目標の一括承認

目標の一括承認プロセスを使用して、就業者は、目標プランに関連付けられている複数の目標に対する承認要求を1つのトランザクションで送信できます。「自分の目標」ページの「承認のために送信」ボタンを使用して、承認のために目標の変更を送信できます。この結果、マネージャは、就業者の「目標」ページから、目標プラン内のすべての目標の変更に対する承認プロセスを1つのトランザクションで完了できます。就業者の「目標」ページにある「目標の承認」ボタンを使用して、目標の変更をレビューし、承認要求を完了できます。マネージャは、目標の承認にワークリストを使用することもできます。

HR担当者および実装者は、プロファイル・オプションを使用して、目標の追加、更新、完了、取消および削除の要求のあらゆる組合せに対する承認を使用可能にできます。プロファイル・オプションの値は、「設定および保守」作業領域で「就業者目標設定プロファイル・オプション値の管理」タスクを使用して設定します。また、「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用してプロファイル・オプションの値を設定することもできます。

承認のための目標の変更の送信

就業者は、レビュー期間内の1つの目標プランに対するすべての目標の変更を送信できます。「目標」作業領域の「自分の目標」ページにある「承認のために送信」ボタンをクリックして、承認のために目標の変更をすべて送信します。目標プランに対するボタンがページに表示されるのは、目標プラン内の目標に対して承認使用可能処理を実行した場合のみです。

目標プラン内の目標の変更を承認のために送信する前に、次のことができます。

  • 目標に対する追加、取消、削除、更新または完了処理の実行。

  • 目標に対する変更を元に戻す処理。

  • 承認のために目標を送信する前に追加した新規目標の削除。

承認のために目標プランを送信するまで、マネージャは「目標」ページで目標の変更を表示することはできません。

すべての目標の変更を含む目標プランが承認のために送信された後、その目標プランは「目標」ページに読取り専用で表示されます。送信されると、承認プロセスが完了するまでは次のようになります。

  • 目標および関連目標プランは、就業者の「目標」ページ、マネージャと就業者のビューの両方に読取り専用で表示されます。

  • 承認のために送信された目標属性の値は、就業者の「目標」ページに表示されます。マネージャは、就業者の「目標」ページで目標に対する変更を表示することもできます。

承認プロセスが完了すると、目標属性の値は承認処理に基づいて更新されます。

承認処理の実行

マネージャは、目標プランに対するすべての目標の変更を1回の処理で承認または否認できます。就業者の「目標」ページにある「目標の承認」ボタンをクリックして、目標の変更を承認または否認します。目標プランに対するボタンがページに表示されるのは、承認が使用可能であり、目標プランが承認のために送信された場合のみです。ワークリストを使用して目標の変更を承認または否認することもできます。

就業者の「目標」ページからの目標の承認では、次が提供されます。

  • 就業者の目標プランの完全なビュー

  • 目標プラン内のすべての目標の変更のリスト

承認処理結果

次の表に、マネージャが就業者の目標承認要求に対して実行する承認処理とその結果を示します。

承認処理 結果

目標の変更の承認

  • 就業者の目標および目標プランに対する読取り専用アクセスが削除されます。

  • 就業者は、目標属性の更新済値を含む目標に引き続き取り組むことができます。

  • 削除した目標が目標のページから削除されます。

目標の変更の否認

  • 就業者の目標および目標プランに対する読取り専用アクセスが削除されます。

  • 承認のために送信された目標属性の更新済値は、目標に対して引き続き表示されます。就業者は、変更を元に戻して以前承認されたバージョンの目標に戻し、目標に引き続き取り組むことができます。

  • 就業者は、承認のために送信した新規目標を「自分の目標」ページで引き続き表示できます。就業者は、新規目標を変更または削除できます。

注意: 目標に対するその後の更新は、承認が使用可能な場合は承認のために再度送信する必要があります。

目標管理に関するFAQ

承認のために送信した目標はすべて、関連する目標プランが承認されるまで読取り専用になります。目標を承認のために送信するとき、すべての目標プラン変更を承認するために、その目標の追加先の目標プランも送信します。目標プラン内のすべての目標は、承認要求が完了するまで読取り専用になります。

目標プラン期間を通じていつでも、「自分の目標」ページで目標へのリンクをクリックして、目標の完了に向けて進捗中の完了率を記録したり、他の更新を行います。または、「自分の目標」ページで目標の目標進捗を示すビジュアル・ゲージをクリックして、目標ステータスの更新ダイアログ・ボックスを開き、進捗詳細を入力します。

「目標」作業領域の「自分の目標」ページを開いて、完了する目標へのリンクをクリックします。次に、目標の編集ページにある「目標詳細」をクリックし、目標のステータスを「完了」に更新します。または、「自分の目標」ページで目標の目標進捗を示すビジュアル・ゲージをクリックして、目標ステータスの更新ダイアログ・ボックスを開き、ステータスを「完了」に更新します。ステータスを変更した後で、目標の実績完了日を入力することもできます。マネージャの承認が必要な場合、目標を完了するための最終承認を取得する必要があります。

パフォーマンス目標を上位レベルのソース目標と連携させる場合、2つの目標の間に、連携された目標がソース目標をサポートすることを示す関係を作成します。ソース目標は、組織目標か、就業者のマネージャまたは同僚が割り当てたか共有している目標です。ただし、就業者の目標は独立しており、就業者は、必要に応じて目標を更新または変更でき、連携を削除できます。

共有パフォーマンス目標は他の人に対して使用可能になるため、連携が構成されている場合は、他の人が共有パフォーマンス目標を自分自身の目標リストに追加したり、自分自身の目標をそのパフォーマンス目標と連携させたりできます。目標を共有にしても自分のみが所有し、共有している人は目標を変更できません。

ターゲット結果とは何ですか。

ターゲット結果とは、目標の正常完了によって達成または獲得できる、目標に追加される特定のスキル、コンピテンシまたは資格のことです。ターゲット結果は、就業者が現在のジョブにおける熟達度を向上させたり、将来のジョブに対する準備として追加の資格を開発するうえで役立ちます。ターゲット結果を目標に追加できるかどうかは、自分のロールに対するコンテンツ・セクション・アクセス設定によって異なります。

承認待ちの目標プランは更新できません。承認が必要な場合、目標または目標プランに行った変更は、関連付けられた目標プランに承認が付与されるまでは最終ではありません。

マネージャ、組織またはHR担当者があなたの目標プラン・リスト内の目標を割り当てた可能性があります。自分に割り当てられた目標を取り消したり、削除することはできません。人事担当者が現行目標プランを作成したときに、完了していない目標が前の目標プランからコピーされる場合もあります。未完了目標とは、ステータスが「未開始」または「進行中」の目標です。