表4-3には、ディスク・グループの互換性属性設定の有効な組合せによって使用可能になるOracle ASM機能を示します。
表4-3 ディスク・グループの互換性属性設定により使用可能になるOracle ASM機能
使用可能なディスク・グループ機能 | COMPATIBLE.ASM | COMPATIBLE.RDBMS | COMPATIBLE.ADVM |
---|---|---|---|
>= 11.1 |
>= 11.1 |
該当なし |
|
>= 11.1 |
該当なし |
該当なし |
|
>= 11.1 |
>= 11.1 |
該当なし |
|
>= 11.1 |
>= 11.1 |
該当なし |
|
>= 11.1.0.7 |
>= 11.1.0.7 |
該当なし |
|
>= 11.2 |
>= 11.2 |
該当なし |
|
>= 11.2 |
該当なし |
該当なし |
|
>= 11.2 |
>= 11.2 |
該当なし |
|
>= 11.2 |
該当なし |
該当なし |
|
>= 11.2 |
>= 11.2 |
該当なし |
|
>= 11.2.0.2 |
該当なし |
該当なし |
|
>= 11.2.0.3 |
該当なし |
該当なし |
|
>= 12.1 |
該当なし |
該当なし |
|
>= 12.1 |
該当なし |
該当なし |
|
>= 12.1 |
>= 12.1 |
該当なし |
表4-4には、ディスク・グループの互換性属性設定の有効な組合せによって使用可能になるOracle ACFS機能を示します。
表4-4 ディスク・グループの互換性属性設定により使用可能になるOracle ACFS機能
Oracle ASM 11gリリース2 (11.2.0.3)をLinuxで初回使用時に暗号化を設定する場合、またはLinux上でOracle ASM 11gリリース2 (11.2.0.3)へのソフトウェアのアップグレードに伴って、暗号化パラメータを変更または新しいボリュームの暗号化キーを作成する必要がある場合、ASM
およびADVM
のディスク・グループ互換性の属性は、11.2.0.3
以上に設定する必要があります。
Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.4)から、Oracle Restart構成でのデータファイルおよびREDOログ以外の、Oracle Databaseのすべてのデータベース・ファイルをOracle ACFSに格納できます。Oracle ACFSでのデータベース・ファイルによるレプリケーションまたは暗号化の使用は、サポートされていません。Oracle ACFSファイルシステムでのデータファイルの格納に関する制限事項を含む詳細は、「Oracle ACFSの概要」を参照してください。
表4-3および表4-4に明示的に示す以外のOracle ASM機能およびOracle ACFS機能については、ディスク・グループの互換性属性設定を拡張する必要はありません。
表4-3および表4-4のオペレーティング・システムによって明示的に特定されるOracle ASM機能およびOracle ACFS機能は、関連するディスク・グループの属性設定から、そのオペレーティング・システムで使用可能になります。
COMPATIBLE.ASM
の値は常に、COMPATIBLE.RDBMS
およびCOMPATIBLE.ADVM
の値以上である必要があります。
該当なしとは、属性の設定がその機能に影響を及ぼさないことを意味します。
リバランス処理とASM_POWER_LIMIT
初期化パラメータの詳細は、「ASM_POWER_LIMIT」を参照してください。