ロードするデータを含むデータ・ファイルを指定するには、INFILE
キーワードにファイル名を続け、必要な場合はファイル処理オプション文字列を続けます。指定する単一ファイルが複数ある場合は、INFILE
キーワードを複数使用できます。ファイル名にワイルドカードを使用することもできます(アスタリスク(*)は複数文字を、疑問符(?)は1文字を表します)。
注意:
コマンドラインからデータ・ファイルを指定する場合は、「SQL*Loaderのコマンドライン・パラメータ」で説明しているDATA
パラメータを使用します。コマンドラインでファイル名を指定すると、制御ファイルの最初のINFILE
句が上書きされます。
ファイル名が指定されない場合は、制御ファイル名の拡張子(ファイルのタイプ)を.dat
にしたファイル名がデフォルトで採用されます。
ロードするデータを制御ファイル内にも記述した場合は、ファイル名にアスタリスク(*)を指定してください。この指定の詳細は、「BEGINDATAによる制御ファイルのデータの識別」を参照してください。
注意:
ここで説明する内容は、プライマリ・データ・ファイルのみに適用されます。LOBFILEまたはSDFには適用されません。
LOBFILEの詳細は、「LOBFILEからのLOBデータのロード」を参照してください。
SDFの詳細は、「セカンダリ・データ・ファイル(SDF)」を参照してください。
INFILE
の構文は次のとおりです。
表9-1では、INFILE
キーワードのパラメータについて説明します。
表9-1 INFILEキーワードのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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データ・ファイル指定が続くことを示します。 |
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データが入っているファイルの名前。ファイル名にはワイルドカードを使用できます。アスタリスク(*)は複数文字を表し、疑問符(?)は1文字を表します。次に例を示します。 INFILE 'emp*.dat' INFILE 'm?emp.dat' ファイル名に空白やその他の句読点文字が含まれている場合は、一重引用符で囲む必要があります。詳細は、「ファイル名およびオブジェクト名の指定」を参照してください。 |
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データが制御ファイル中にある場合は、ファイル名のかわりにアスタリスク(*)を指定します。制御ファイルおよびデータ・ファイルにデータがある場合は、読み込むデータをまずアスタリスクで指定する必要があります。 |
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ファイル処理オプション文字列。データ・ファイルの形式を指定します。また、この指定によってデータ・ファイルの読取りを最適化できます。この文字列の構文は、ご使用のオペレーティング・システムに依存します。詳細は、「データ・ファイル形式およびバッファリングの指定」を参照してください。 |