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Oracle® Solaris 11.3 でのネットワークのセキュリティー保護

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更新: 2016 年 11 月
 
 

IPsec パケットのフロー

図 6に、アウトバウンドパケットに対して IPsec が呼び出された場合に、IP packetがどのように処理されるかを示しています。フロー図は、認証ヘッダー (AH) とカプセル化されたセキュリティーペイロード (ESP) エンティティーがどこでパケットに適用されるかを示しています。以降のセクションでは、これらのエンティティーの適用方法とアルゴリズムの選択方法について説明します。

図 7は、IPsec インバウンドプロセスを示しています。

図 6  アウトバウンドパケットプロセスに適用された IPsec

image:フロー図は、アウトバウンドパケットがまず ESP によって、次に AH によって保護されていることを示しています。次にパケットは、トンネルまたは物理インタフェースに送られます。

図 7  IPsec をインバウンドパケットプロセスに適用

image:フロー図は、IPsec がまず AH ヘッダーを処理して、次にインバウンドパケットの ESP ヘッダーを処理することを示しています。十分に保護されていないパケットは、振り落とされます。