この手順では、ttymon に渡されるパラメータを変更する方法を示します。
ttymon(1M) のマニュアルページには、変更するサービスが svc:/system/console-login であると記されています。ttymon(1M) のマニュアルページには、ttymon プロパティーグループ内のプロパティーの記述も含まれています。
次のコマンドを実行すると、このイメージ内の console-login サービスの複数のインスタンスが表示され、default インスタンスが現在オンラインになっている唯一のインスタンスであることが示されます。
$ svcs console-login STATE STIME FMRI disabled 10:49:43 svc:/system/console-login:terma disabled 10:49:43 svc:/system/console-login:termb online 10:50:54 svc:/system/console-login:default
次のコマンドを実行すると、default インスタンスの ttymon プロパティーグループ内の各プロパティーの名前、データ型、値、および簡単な説明が表示されます。
$ svccfg -s console-login:default describe ttymon
ttymon application
ttymon/device astring /dev/console
The terminal device to be used for the console login prompt.
ttymon/terminal_type astring
Sets the initial value of the TERM environment variable
前述の出力には、terminal_type プロパティーの値は表示されません。次のコマンドは、console-login:default インスタンスの ttymon/terminal_type プロパティーの値が、現在 null であることを確認します。
$ svcprop -p ttymon/terminal_type console-login:default ""
次のコマンドを入力して、console-login:default インスタンスの ttymon/terminal_type プロパティーの値を xterm に変更します。
$ svccfg -s system/console-login:default setprop ttymon/terminal_type=xterm
次の出力では、terminal_type プロパティーの値が編集中の構成では変更されているが、実行中のスナップショットでは変更されていないことが示されています。
$ svccfg -s console-login:default listprop ttymon/terminal_type ttymon/terminal_type astring xterm $ svcprop -p ttymon/terminal_type console-login:default ""
サービスインスタンスをリフレッシュしたあと、実行中のスナップショットでプロパティー値は変更されます。
$ svcadm refresh console-login:default $ svcprop -p ttymon/terminal_type console-login:default xterm