svccfg extract コマンドは、指定したサービスまたはインスタンスのサービスプロファイルを表示します。特定のレイヤーから値を抽出するには、-l オプションを使用します。-l オプション引数には 1 つのレイヤー名を指定することも、コンマ区切りのリストで複数のレイヤー名を指定することもできます。レイヤー名の包括的なリストについては、svccfg(8) のマニュアルページを参照してください。レイヤーの説明は、リポジトリレイヤーを参照してください。current および all レイヤー名はどちらも、それぞれのプロパティーの最上位レイヤー値を選択します。
次のコマンドは、network/dns/client サービスの各プロパティーの最上位レイヤー設定を dnsclientprofile.xml ファイルに抽出します。
$ svccfg extract -l current network/dns/client > dnsclientprofile.xml
プロファイルの名前を意味のある名前に変更します。次の例に示すように、デフォルトでは名前は extract に設定されます。
<service_bundle type='profile' name='extract'>
ターゲットシステムに必要な変更を行います。
次のコマンドは、このプロファイルが、所定のロケールまたはサイトの全システムを対象としていることを示します。
$ cp dnsclientprofile.xml /etc/svc/profile/site/
必要に応じて、プロファイルの所有権とアクセス権を変更します。
$ svcadm restart manifest-import
manifest-import サービスログファイルを調べて、プロパティー値の競合に関するメッセージやほかのエラーメッセージを確認します。
$ svcs -Lv manifest-import
svcs -x コマンドを使用して、保守状態のサービスがないことを確認します。