サイトが企業外の電子メールサービスに接続していないか、あるいは企業が 1 つのドメイン内にある場合は、メールサービスを設定できます。
ローカルメール構成には、メールホストとメールクライアントの 2 種類のコンポーネントが必要です。ドメイン外のネットワークと通信するためには、メールゲートウェイとメールサーバーも必要です。ドメインの外部にあるネットワークとの通信構成のグラフィカルな説明については、メールサービスのコンポーネント内の図 1またはローカルメールとリモート接続内の 図 5を参照してください。
メールサーバーはローカルユーザーにメールサービスを提供するだけなので、設定には特別な手順は必要ありません。ユーザーはパスワードファイルまたは名前空間にエントリが必要です。メールが配信されるためには、ユーザーは ~/.forward ファイルを確認するためのローカルのホームディレクトリを用意する必要があります。このため、ホームディレクトリサーバーがしばしばメールサーバーとして設定されます。詳細は、メール構成のハードウェアコンポーネントを参照してください。
コンポーネントは同じシステムで組み合わせることも、別のシステムで提供することもできます。たとえば、同じシステムにメールホストとメールサーバーの機能を持たせる場合は、このセクションの説明に従って、まずそのシステムをメールホストとして設定します。次に、このセクションの説明に従って、そのシステムをメールサーバーとして設定します。
DNS ネームサービスは、個別の別名をサポートしません。DNS ネームサービスは、MX (メール交換局) レコードおよび CNAME レコードを使用するホストまたはドメインの別名をサポートします。ホスト名とドメイン名は両方またはいずれか一方を DNS データベースで指定できます。詳細は、sendmail とネームサービスの連携の仕組みまたはOracle Solaris 11.3 ディレクトリサービスとネームサービスでの作業: DNS と NISを参照してください。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
詳細は、nslookup(1M) のマニュアルページを参照してください。