ASR のコールホームの構成

Oracle FS System から My Oracle Support (MOS) に特定のイベント通知が送信されるようにコールホームのオプションを構成します。MOS はこれらの通知を受信し、必要な場合はサービスリクエスト (SR) を開始します。
前提条件
  • Oracle FS Systemコールホームのオプションと自動サービスリクエスト (ASR) に対して構成されていて、コールホームサーバーへの接続がプロキシなしの直接の場合、すべてのファイアウォールで、パイロット の 3 つすべての IP アドレスが、Oracle 側コールホームサーバーへのアウトバウンド接続を TCP ポート 443 で確立できる必要があります。

  • Oracle FS Systemコールホームのオプションと ASR に対して構成されていても、プロキシを使用するように構成されている場合、パイロット の 3 つすべての IP アドレスからの接続を受け入れて、これらの IP アドレスがプロキシからポート 443 にある Oracle コールホームサーバーに接続できるように、プロキシを構成する必要があります。

  • パイロット とプロキシの間のすべてのファイアウォールで、パイロット の 3 つすべての IP アドレスのファイアウォールを通過するために、パイロット に対して構成された TCP ポートからプロキシへの接続を許可する必要があります。

ASR 機能をアクティブな状態にしておくコールホームのオプションも構成します。MOS は、Oracle FS System からハートビートと呼ばれるイベントを毎日受信することを期待しています。このハートビートは、「標準定期的コールホームを有効にします」オプションによって制御されます。
  1. 「システム」 > 「グローバル設定」 > 「ネットワーク」に移動します。
  2. 「アクション」 > 「変更」を選択します。
  3. 「通知」タブをクリックします。
  4. 「イベントトリガーコールホームを有効にします」オプションを選択します。
  5. 「標準定期的コールホームを有効にします」オプションを選択します。
    注: デフォルトの周期「毎日」を受け入れます。ASR 機能は毎日のコールホーム通知を予測します。
  6. 「大規模定期的コールホームの有効化」オプションを選択します。
    デフォルトの周期「毎週」を受け入れます。
  7. 「Oracle Server を使用」オプションが選択されていることを確認します。
  8. 「Oracle Server を使用」オプションのデフォルト設定を受け入れます。
    注: 「HTTP サーバー」アドレスのサーバー名を変更しないでください。
    注: ユーザーの環境でプロキシが使用されていない場合は、DNS サーバーを少なくとも 1 つ構成する必要があります。Oracle サーバーのホスト名 callhome.support.pillardata.com が DNS サーバーによって解決されることを確認します。
  9. (オプション) 「プロキシを使用します」を選択し、プロキシ管理者から提供されたプロキシサーバーのアドレス、ポート番号、およびプロトコルタイプを入力します。
    注: プロキシサーバーを使用する場合、Oracle サーバーのホスト名 callhome.support.pillardata.com がそのプロキシサーバーによって解決されることを確認します。
  10. 「大規模ファイル転送の有効化」を選択します。
    注: このオプションを選択すると、Oracle カスタマサポートが、イベントに対して作成された詳細ログを必ず受け取るようになります。
  11. 「ヘッダーで送信する最新のイベントの数」オプションのデフォルト値を受け入れます。
    注: Oracle カスタマサポートの専門家から、この値を特定の目的のために変更するよう要求される可能性があります。
  12. 「OK」をクリックします。

「システム」タブの「ネットワーク」概要ページから、コールホームの設定をテストできます。