ローカルメディアまたはリモートメディアを使用して Oracle Linux 7.0 OS を手動でインストールする
この手順では、 Oracle Linux OS 7.0 をローカルメディアまたはリモートメディアからインストールする方法について説明します。この手順では、次のいずれかのソースから Oracle Linux のインストールメディアをブートすることを前提にしています。
PXE 環境からインストールメディアを起動している場合は、Install Oracle Linux 6.6, or 7.0 Using PXE Network Bootで手順を参照してください。
-
インストールメディアがブートできることを確認します。
-
配布 DVD の場合、ローカルまたはリモート DVD-ROM ドライブに、Oracle Linux OS 7.0 配布メディアブートディスク (DVD) を挿入します。
-
ISO イメージの場合、 Oracle Linux OS 7.0 ISO イメージが利用できること、および ISO イメージが KVMS メニューを使用して Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスアプリケーションにマウントされていることを確認します。
インストールメディアを設定する方法の詳細は、Selecting the Boot Media Optionを参照してください。
-
サーバーをリセットするか、サーバーの電源を入れます。
たとえば、次のいずれかを実行します。
-
ローカルサーバーから、サーバーのフロントパネルの電源ボタンを押して (約 1 秒) サーバーの電源を切断し、電源ボタンをもう一度押してサーバーの電源を入れます。
-
Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」をクリックし、次に「Select Action」リストボックスから「Reset」を選択して、「Save」をクリックします。
-
Oracle ILOM CLI で「reset /System」と入力します
サーバーがブートプロセスを開始し、BIOS 画面が表示されます。
注 -
次のイベントがすぐに発生するため、次の手順では集中する必要があります。画面に表示される時間が短いため、これらのメッセージを注意して観察してください。スクロールバーが表示されないように画面のサイズを拡大してもかまいません。
-
BIOS 画面で、F8 キーを押して、 Linux OS のインストールで使用する一時ブートデバイスを指定します。
[Boot Pop Up Menu Selected] が BIOS 画面の最下部に表示され、「Please Select Boot Device」メニューが表示されます。表示される画面は、「UEFI/BIOS Boot Mode」をレガシー BIOS に構成したか UEFI に構成したかに応じて異なります。
注 -
インストール時に表示される「Please Select Boot Device」メニューは、サーバーに取り付けられているディスクコントローラのタイプや、PCIe ネットワークカードなどのほかのハードウェアによって異なる場合があります。
-
「Please Select Boot Device」メニューで、使用対象として選択した Linux OS メディアのインストール方法と BIOS モードに応じたメニュー項目を選択し、Enter キーを押します。
例:
-
レガシー BIOS ブートモードで Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスアプリケーションによる提供方法を使用することを選択した場合は、レガシー BIOS 画面で USB:SUN を選択します。
-
UEFI ブートモードで Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスアプリケーションによる提供方法を使用することを選択した場合は、UEFI 画面で [UEFI]USB:SUN を選択します。
-
インストールプログラムによって表示される次の画面は、レガシー BIOS ブートモードまたは UEFI ブートモードのどちらを選択したかによって異なります。
-
このインストールを行うために、次のいずれかを実行します。
「Disc Found」画面が表示されます。この画面から、インストールを実行する前にメディアをテストするかどうかを選択できます。
-
今回はじめて、このメディアからインストールを実行する場合は、「OK」を選択してメディアをテストすることをお勧めします。それ以外の場合は「Skip」を選択して Enter を押します。
注 -
以前このディスクを使用してインストールを実行したことがある場合、「Skip」を選択します。それ以外の場合は「OK」を選択してディスクをテストします。
Oracle Linux 7.0 のスプラッシュ画面が表示されます。
-
Oracle Linux 7.0 のインストール手順に進みます。インストール手順は、Oracle Linux 7.0 の製品ドキュメントライブラリ (http://docs.oracle.com/cd/E52668_01) に含まれています。
注 -
Oracle Linux 7.0 には、Oracle Linux 6.x と異なる動作や結果を伴う新機能が含まれています。インストールは慎重に進めてください。
インストールが完了すると、サーバーがリブートして BIOS 画面が表示されます。
-
BIOS 設定ユーティリティーにアクセスして、インストールしたオペレーティングシステムからブートするようにサーバーを設定するには、F2 キーを押します。
BIOS 設定ユーティリティー画面が表示され、ブートメニューが選択されています。表示される BIOS 画面や、インストールを続行するために必要なアクションは、OS をインストールするために選択した UEFI/BIOS ブートモードによって異なります。
-
レガシー BIOS ブートモードで OS をインストールした場合は、これらの手順を実行して、Step 12 に進みます。
-
次に示す BIOS 設定ユーティリティー画面で、下向きの矢印キーを使用して、「Legacy Boot Option Priority」の下にある [USB:SUN] を選択し、Enter を押します。
注 -
インストール時に表示される BIOS ブート画面は、サーバーに取り付けられているディスクコントローラのタイプや、PCIe ネットワークカードなどのほかのハードウェアによって異なる場合があります。
「Boot Option #1」ダイアログが表示されます。
-
[SAS:PCIE4:E01S06-43BB92B5 HITACHI H109030SESUN30] を選択して、Enter を押します。
[SAS:PCIE4:E01S06-43BB92B5 HITACHI H109030SESUN30] がいちばん上の位置に移動します。
-
F10 キーを押して変更を保存し、BIOS 設定ユーティリティーを終了してStep 12 に進みます。
-
UEFI ブートモードで OS をインストールした場合、次の手順を実行します。
-
次に示す BIOS 設定ユーティリティー画面で、[Oracle Linux Server (HITACHI H109030SESUN300GA606)] が「UEFI Boot Option Priority」フィールドの下の最初のオプションとして一覧表示されていることを確認します。
注 -
インストール時に表示される BIOS ブート画面は、サーバーに取り付けられているディスクコントローラのタイプや、PCIe ネットワークカードなどのほかのハードウェアによって異なる場合があります。
-
F10 キーを押して BIOS 設定ユーティリティーを終了します。
-
リブートが続行する間、お待ちください。
次のカーネル画面が表示されます。
Press any key to enter the menu
Booting Oracle Linux Server Unbreakable Enterprise Kernel (3.8.13-16.2.1.el6uek.x86_64) in 2 seconds...
Oracle Unbreakable Enterprise Kernel Release 3 for Linux はデフォルトのカーネルです。
-
デフォルトのカーネルを変更しない場合は、Step 15 に進みます。それ以外の場合は、Step 14 に進みます。
-
(オプション) Oracle Linux 7.0 をインストールしているときに、Red Hat 互換カーネルに切り替える場合は、次を実行します。
-
いずれかの文字キーを押します。
GNU GRUB 画面が表示されます。
-
Red Hat 互換カーネルの場合は、2 番目のメニューオプションを選択したあと、Enter キーを押します。
-
Oracle Linux のインストールを完了し、目的の Linux カーネルでサーバーをリブートしたあと、Post Installation Tasks for Oracle Linux 6.6, or 7.0 OSに進みます。