この章では、前の章で説明した内容と手順を組み合わせて、テープストレージの操作および健全性に関する一般的な質問に対処します。ここでは、方法について完全には説明しませんが、STA を使用して、これらの質問や同様の質問に回答し、その過程で、STA 製品の使用についての専門知識を構築できるいくつか方法の例を示します。
各手順には、前の章で示した内容と手順を参照する「参照タスク」セクションが含まれています。
質問は、次のカテゴリに分類されています。
質問 |
タスク |
---|---|
最近 30 日間で、もっとも多くのエラーが発生したドライブとメディアはどれですか。2 つの間には相関関係がありますか。 | もっとも多くのエラーが発生したメディアとドライブのレポート |
今週、もっとも多くのエラーが発生したドライブはどれですか。エラー率は上がりましたか。 | ドライブのエラー率の傾向のレポート |
長期にわたって、効率性が大幅に低下しているドライブはどれですか。 | ドライブの効率性傾向のレポート |
今日 2 回目の障害が発生したのは、2 か月前に問題が発生したものと同じドライブですか。 | ドライブの障害傾向のレポート |
今日の午前 9 時に、テープジョブのいずれかでエラーが発生しました。関与したドライブとメディアはどれですか。ほかのエラーも発生しましたか。 | テープジョブエラーのトラブルシューティングに役立つ情報のレポート |
先月、STA にレポートされたクリティカルなエラーは何ですか。合計数は増加している傾向ですか。それとも、安定していますか。 | クリティカルなエラーの傾向のレポート |
これらの手順は次の質問に対処します。「最近 30 日間で、もっとも多くのエラーが発生したドライブとメディアはどれですか。2 つの間には相関関係がありますか。」
次の方法について説明します。
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Drives Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA-Drive-Health」テンプレートを適用します。
「Drive Errors (30 Days)」列で、「Sort Descending」矢印をクリックします。
もっとも多くのエラーが発生したドライブがリストの 1 番目に表示されます。
次の段階を使用して、選択したドライブをグラフに追加します。
ドライブをグラフに追加すると、その属性値をシステム平均と比較できます。デフォルトでは、常にグラフにシステム平均が含まれています。
リストビューテーブルで、グラフに追加するドライブを選択します。
テーブルツールバーで「Apply Selection」をクリックします。
グラフはドライブデータで更新されます。次の例では、システム平均と比較すると、1 台のドライブで高レベルのエラーが表示されています。
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Media Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA-Media-Health」テンプレートを適用します。
「Dismounts With Errors (30 Days)」列で、「Sort Descending」矢印をクリックします。
もっとも多くのエラーが発生したメディアがリストの 1 番目に表示されます。
次の段階を使用して、選択したメディアをグラフに追加します。
メディアをグラフに追加すると、その属性値を簡単にシステム平均と比較できます。デフォルトでは、常にグラフにシステム平均が含まれています。
リストビューテーブルで、グラフに追加するメディアを選択します。
テーブルツールバーで「Apply Selection」をクリックします。
グラフはメディアデータで更新されます。次の例では、システム平均と比較すると、両方のメディアで多数のエラーが表示されています。
この手順は、もっとも多くのエラーが発生したドライブとメディアとの間に相関関係があるかどうかを判断する際に役立ちます。このアクティビティーでは、交換ごとに正確に 1 台のドライブと 1 つのメディアが関与するため、「Exchanges Overview」画面がもっとも役立ちます。
ナビゲーションバーで、「Tape System Activity」を選択して、「Exchanges Overview」を選択します。
次の段階を使用して、最近 30 日以内で発生した交換のうち、もっとも多くのエラーが発生したドライブが関与したもののみを表示します。
もっとも多くのエラーが発生したドライブは、もっとも多くのエラーが発生したドライブのレポートで特定されました。
「Filter Data」をクリックします。
「Filter Matching」フィールドで「Match ALL entered criteria」を選択します。
次のフィルタ条件を追加します。
「Exchange Start (Dates)」は、30 日前の日付後
「Drive Serial Number」は、もっとも多くのエラーが発生したドライブのシリアル番号
「Apply」をクリックします。
テーブルは選択条件に従って更新されます。
エラーに関与するメディアに焦点を当てるには、関連する列でテーブルをソートします。
推奨されている列は、「Media Exchange Status」、「Exchange FSC」、または「Media Health Indicator」です。
「Volume Serial Number」フィールドに目を通して、ドライブのエラーと特定のメディアとの間に相関関係があるかどうかを確認します。
潜在的な相関関係を見つける場合は、次の段階を使用して、障害のあるドライブと疑わしいメディアの両方が関与する交換のみが表示されるように、データをさらにフィルタリングします。
「Filter Data」をクリックします。
すでに有効になっている選択条件は、「Filter Data」ダイアログボックスに表示されます。
現在の条件をそのままにして、次の行を追加します。
「Volume Serial Number」は、段階 4 で特定された、疑わしいメディアの volser です。
「Apply」をクリックします。
テーブルは選択条件に従って更新されます。
この手順は、「今週、もっとも多くのエラーが発生したドライブはどれですか。エラー率は上がりましたか」という質問に対処します。
STA の画面には、デフォルトで 30 日分のデータが表示されますが、フィルタおよび選択条件を使用すれば、今週のみに絞り込むことができます。次の方法について説明します。
列でソートするには、『STA 画面基本ガイド』
ライブラリリソースをグラフに適用するには、『STA 画面基本ガイド』
日付範囲を変更するには、『STA 画面基本ガイド』
列を移動するには、『STA 画面基本ガイド』
列を非表示にしたり表示したりするには、『STA 画面基本ガイド』
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Drives Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA-Drive-Health」テンプレートを適用します。
テーブルおよびグラフペインのいずれかに、連続 30 日間のドライブエラーの合計が表示されます。
「Drive Errors (30 Days)」列で、「Sort Descending」矢印をクリックします。
もっとも多くのエラーが発生したドライブがリストの 1 番目に表示されます。
次の段階を使用して、上位 5 台のドライブを画面のグラフに追加します。
リストビューテーブルで、上位 5 台のドライブを選択します。
リストビューのツールバーで「Apply Selection」をクリックします。
これらのドライブが 30 日間にわたって表示されるように、すべてのグラフ (「Drive Errors」を含む) が更新されます。
次の段階を使用して、「Drive Errors」グラフペインで日付範囲を絞り込みます。
「Drive Errors Graph」グラフペインのツールバーで「Choose Date Range」をクリックします。
次のように、「Choose Date Range」ダイアログボックスを設定します。
「Time Range」を選択します。
「Starting Date」および「Ending Date」フィールドに、今週の開始日付と終了日付を入力します。
「OK」をクリックします。
グラフは選択条件に従って更新されます。グラフ線の変動は、該当週におけるエラー率の増減を示しています。
ナビゲーションバーで、「Tape System Activity」を選択して、「Exchanges Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA-Exchange‐Alerts‐Errors」テンプレートを適用します。
このテンプレートをフィルタに適用すると、エラーが発生した交換のみが表示されます。
「Drive Serial Number」列で、「Sort Ascending」または「Sort Descending」矢印をクリックします。
エラーがドライブ別にグループ化されるため、障害のあるドライブに絞り込むことができます。
特定のエラーに焦点を当てるには、次のタスクを使用して、列を並べ替え、空の列を削除します (該当する場合)。
列を移動するには、『STA 画面基本ガイド』
列を非表示にしたり表示したりするには、『STA 画面基本ガイド』
次の段階を使用して、今週のデータのみを表示します。
「Filter Data」をクリックします。
「Filter Matching」フィールドで「Match ALL entered criteria」を選択します。
次の選択条件を追加します。
「Exchange Start (No. Days)」は、7 日前よりも前
「Apply」をクリックします。
テーブルは選択条件に従って更新されます。
ほとんどのメッセージには特定ドライブの参照が含まれていないため、この方法で取得した情報は、その他の情報ほど包括的ではありません。しかし、この方法によって、健全性状態が変化したドライブのスナップショットをすばやく提供できます。
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Drives Messages」を選択します。
「Device Serial Number」列で、「Sort Ascending」または「Sort Descending」矢印をクリックします。
エラーおよびステータスは、ドライブ別にグループ化されます。
リストに目を通して、各ドライブのデバイス状態に変化がないかどうかを確認します。
この手順は、「長期にわたって、効率性が大幅に低下しているドライブはどれですか」という質問に対処します。
STA では、データ転送速度の効率性 (読み取り、書き込み、および読み取りと書き込みを組み合わせた速度を含む) を測定する数多くの値が記録および表示されます。STA では、交換ごとの速度が収集され、毎日および 30 日間に集約されます。さらに、一部のドライブタイプでは、独自の効率性計算も提供されています。STA によってレポートされる一部の効率性属性を次に示します。
グラフペインを追加するには、『STA 画面基本ガイド』
グラフ化された属性を変更するには、『STA 画面基本ガイド』
ライブラリリソースをグラフに適用するには、『STA 画面基本ガイド』
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Drives Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA-Drive-Performance‐30‐Days」テンプレートを適用します。
このテンプレートには、ドライブのパフォーマンスに関連する属性が含まれています。グラフペインは含まれていません。
注:
STA がデータを収集し、正確な数値を計算するのに十分な長さの時間、ドライブをモニターしていない場合、一部の測定値が NULL またはゼロになります。次の段階を使用して、目的のグラフをグラフ領域に追加します。
選択した属性をグラフ化すると、長期にわたる効率性の増減を確認し、各ドライブの効率性の数値をシステム平均と比較できます。
画面のいちばん上にある「Restore Pane」をクリックして、グラフィックス領域を表示します。
グラフィックス領域は空白です。
グラフィックス領域のツールバーで「Add Graph」をクリックします。
グラフィック領域の表示に、「MB Read」属性が指定された新しいグラフペインが追加されます。
グラフペインのツールバーで「Change Graphed Attribute」をクリックし、目的の属性を選択します。
グラフ化する属性を追加するたびに、前の 2 つの段階を繰り返します。
グラフは、選択した属性のシステム平均が表示されるように更新されます。次の例では、「Mount Read MB/sec」、「Mount Write MB/sec」、および「Mount R/W MB/sec」が表示されています。
次の段階を使用して、上位 5 台のドライブをグラフに追加します。
ドライブをグラフに追加すると、その属性値をシステム平均と比較できます。デフォルトでは、常にグラフにシステム平均が含まれています。
リストビューテーブルで、上位 5 台のドライブを選択します。
テーブルツールバーで「Apply Selection」をクリックします。
すべての画面のグラフにドライブが追加されます。
この手順は、「今日 2 回目の障害が発生したのは、2 か月前に問題が発生したものと同じドライブですか」という質問に対処します。
「Messages」または「Exchanges」テーブルにドライブのエラーが表示されている場合は、ドライブ ID でテーブルをフィルタリングして、現在のデータと過去のデータを調査できます。特に、「Exchanges」テーブルでは、特定期間のデータを選択できます。
グラフ領域を縮小したり復元したりするには、『STA 画面基本ガイド』
ナビゲーションバーで、「Tape System Activity」を選択して、「Exchanges Overview」を選択します。
より多くのテーブルデータを一度に表示するには、画面の中央にある「Collapse Pane」アイコンをクリックして、テーブルを縦方向に拡張します。
次の段階を使用して、4 か月前から 5 か月前までの間に発生した交換のうち、疑わしいドライブが関与したものにデータを絞り込みます。
「Filter Data」をクリックします。
「Filter Matching」フィールドで「Match ALL entered criteria」を選択します。
次の選択条件を追加します。
「Exchange Start (Dates)」は、3 か月前の日付後
「Exchange End (Dates)」は、2 か月前の日付前
「Drive Serial Number」は、エラーが発生したドライブのシリアル番号
注:
サイトで交換が数日間続いた場合は、問題のドライブが関与した交換が完全に含まれるように、日付の設定を調整する必要があることがあります。「Apply」をクリックします。
テーブルは選択条件に従って更新されます。
データに目を通して、この期間内にドライブの交換でエラーが発生したかどうかを判断します。
この手順は、「今日の午前 9 時に、テープジョブのいずれかでエラーが発生しました。関与したドライブとメディアはどれですか。ほかのエラーも発生しましたか」という質問に対処します。
次の方法について説明します。
各「ジョブ」が独立した交換 (つまり、マウント、データの読み取り/書き込み、マウント解除) である場合、この方法を使用すると、テープジョブの失敗に関する情報にアクセスできます。
ナビゲーションバーで、「Tape System Activity」を選択して、「Exchanges Overview」を選択します。
したがって、より多くのテーブルデータを一度に表示し、画面の中央にある「Collapse Pane」アイコンをクリックすると、テーブルを縦方向に拡張できます。
次の段階を使用して、エラーが発生した交換だけにデータを絞り込みます。
「Filter Data」をクリックします。
「Filter Matching」フィールドで「Match ANY entered criteria」を選択します。
次の選択条件を追加します。
「Drive Exchange Status」に「ERROR」が含まれる
「Media Exchange Status」に「ERROR」が含まれる
注:
エントリの大文字と小文字は区別されないため、「ERROR」は「error」や「Error」と一致します。「Apply」をクリックします。
テーブルは選択条件に従って更新されます。
注:
「Drive Health Indicator」および「Media Health Indicator」列には、エラー発生後も「Use」と表示される場合があります。これは、これらの属性値が長期にわたって集計されたことが原因です。特定の値は、エラーの頻度や重大度、および後続の交換で問題が発生していないかどうかによって異なります。最近の交換で問題が発生していなければ、集計された値が「Use」ステータスに移行します。エラーに関する詳細については、今日の午前 9 時ごろに発生した交換までスクロールして、「Drive Exchange Status」、「Media Exchange Status」、および「Exchange FSC」列の情報を確認してください。
デフォルトでは、テーブルの行は「Exchange Start」の時間でソートされます。
オプションで、エラーに関与するドライブまたはメディアに関する詳細を表示するには、「Drive Serial Number」または「Volume Serial Number」列でテキストリンクを選択します。
ジョブの失敗が発生した時間が判明している場合は、この方法を使用して、関連する STA エラーメッセージを確認できます。
ナビゲーションバーで、「Tape System Activity」を選択して、「All Messages Overview」を選択します。
次の段階を使用して、エラーに関与したトラップだけにデータを絞り込みます。
「Filter Data」をクリックします。
「Severity」が「error」
「Apply」をクリックします。
テーブルは選択条件に従って更新されます。
今日の午前 9 時ごろに受信されたトラップまでスクロールして、エントリを確認します。
デフォルトでは、テーブルの行は「Date SNMP trap recv'd」の時間でソートされます。
この手順は、「先月、STA にレポートされたクリティカルなエラーは何ですか。合計数は増加している傾向ですか。それとも、安定していますか」という質問に対処します。
STA では、多種多様なエラータイプの事例がレポートされます。この手順では、エラーデータをスプレッドシートアプリケーションにエクスポートする方法を示します。これを使用すると、長期にわたるエラーの傾向を集約できます。
次の方法について説明します。
列を移動するには、『STA 画面基本ガイド』
ツールチップについては、『STA 画面基本ガイド』
列の幅を変更するには、『STA 画面基本ガイド』
テーブルデータをエクスポートするには、『STA 画面基本ガイド』
グラフ領域を縮小したり復元したりするには、『STA 画面基本ガイド』
グラフペインを追加するには、『STA 画面基本ガイド』
グラフ化された属性を変更するには、『STA 画面基本ガイド』
ナビゲーションバーで、「Tape System Activity」を選択して、「All Messages Overview」を選択します。
次の段階を使用して、先月中に送信されたトラップにデータを絞り込みます。
「Filter Data」をクリックします。
「Filter Matching」フィールドで「Match ALL entered criteria」を選択します。
次の選択条件を追加します。
「Date SNMP trap recv'd (Dates)」は、1 か月前の日付後
「Severity」が「error」
「Apply」をクリックします。
テーブルは選択条件に従って更新されます。「Severity」列と「Text」列は隣接しているため、同時に確認できます。列を表示するために、右方向にスクロールする必要がある場合があります。
次の方法のいずれかを使用すると、エラーメッセージのフルテキストを表示できます。
セル下部の境界線上にマウスを移動すると、ツールチップにフルテキストが表示されます。
「Text」列の幅を広げます。
テーブルをファイルにエクスポートします。次に、互換性のあるスプレッドシートアプリケーションを使用してファイルを開き、テーブルの列内で折り返されるようにエラーメッセージのテキストを書式設定します。
ドライブおよびメディアのエラーは、交換の結果としてレポートされます。したがって、「Drives」や「Media」画面よりも、ドライブおよびメディアのデータが統合されている「Exchanges Overview」画面でエラーを検索した方が効率的です。
ナビゲーションバーで、「Tape System Activity」を選択して、「Exchanges Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA‐Exchanges‐Alerts‐All」テンプレート (より細かい部分を表示する場合は、「STA‐Exchanges‐Alerts‐Errors」テンプレート) を適用します。
このテンプレートには、さまざまなタイプのエラーを示す複数の列が含まれています。交換は逆年代順 (最近の交換が最初) でソートされるため、先月サイトで多く見られたエラータイプをひと目で確認できます。
潜在的な傾向を示すのに十分なエラーがある場合は、次の段階を使用して、目的のグラフをグラフ領域に追加します。
エラーと関連する可能性のある属性は、「Write Efficiency」、「Read Margin」、「R/W Rate MB/sec」などです。
画面のいちばん上にある「Restore Pane」アイコンをクリックして、グラフィックス領域を表示します。
グラフィックス領域は空白です。
グラフィックス領域のツールバーで「Add Graph」アイコンをクリックします。
グラフィック領域の表示に、「Mount Read MB」属性が指定された新しいグラフペインが追加されます。
グラフペインのツールバーで「Change Graphed Attribute」アイコンをクリックして、グラフ化する属性を選択します。
グラフ化する属性を追加するたびに、前の 2 つの段階を繰り返します。
グラフは、選択した属性のシステム平均が表示されるように更新されます。次のサンプルでは、「Write Efficiency」、「Read Margin」、および「R/W Rate MB/sec」が表示されています。
エラーの合計数をエラータイプ別に計算するには、外部スプレッドシートアプリケーションを使用する必要があります。次の段階を使用して、HTML ベースの Excel 互換性ファイルに、テーブルに表示されたデータをエクスポートします。
テーブルツールバーで「Export」アイコンをクリックし、「Exchange.xls」を選択します。
ローカルコンピュータ上の場所にファイルを保存します。
互換性のあるスプレッドシートアプリケーションを使用してファイルを開き、データを集約します。
質問 |
タスク |
---|---|
テープシステム環境内に、ライブラリ、ドライブ、またはメディアがいくつありますか。 | ライブラリ、ドライブ、またはメディアの合計数のレポート |
テープシステム環境内に、特定タイプのドライブまたはメディアはいくつありますか。 | ドライブおよびメディアタイプのレポート |
利用率に関して上位 3 台のドライブはどれですか。 | もっとも利用率が高いドライブのレポート |
供給不足のメディアタイプはどれですか。供給過剰のタイプはありますか。 | メディアの不足または過剰のレポート |
来年は、より多くのメディア、ドライブ、またはストレージセルが必要になる見込みですか。その場合は、いくつですか。 | 今後のメディア、ドライブ、またはストレージセルに対する要件の計画 |
テープシステムで、もっとも多く使用されているドライブまたはメディアのタイプはどれですか。 | もっとも利用率が高いリソースのレポート |
テープ環境内で、もっともビジー状態であるライブラリはどれですか。もっともビジー状態でないのはどれですか。 | ライブラリ関連のアクティビティーレベルのレポート |
満杯の 90% を超えているメディアはどれですか。ライブラリから取り出すためのスクリプトを作成する際に使用できるリストは、どのように生成しますか。 | 満杯に近づいているメディアのレポート |
ドライブはすべて最新のファームウェアにアップグレードされていますか。 | ドライブのファームウェアレベルのレポート |
これらの手順は、「テープシステム環境内に、ライブラリ、ドライブ、またはメディアがいくつありますか」という質問に対処します。
次の方法について説明します。
ナビゲーションバーで、「Home」を選択して、「Dashboard」を選択します。
リソース (ライブラリ、ドライブ、またはメディア) の数が少ない場合は、グラフを読むだけで、すばやく目視で数えることができます。
次のサンプルでは、ライブラリの合計数が 10 台 (8 + 2) であることがグラフから推定できます。
リソースの数が多い場合は、円グラフの各スライス上にマウスを移動すると、合計数などの情報を説明したツールチップを表示できます。
次のサンプルでは、円グラフのツールチップに合計台数 (13 + 9 +23 =45) が表示されています。
「Overview」画面では、表示されたレコードの合計数がリストビューテーブルの右下隅にリスト表示されます。フィルタが適用されていなければ、この数値は STA でモニターされるリソースタイプ (ライブラリ、ドライブ、またはメディア) の合計数です。
ナビゲーションバーで「Overview」画面を選択します。
テーブルの「Applied Filter」領域をチェックして、フィルタが有効になっていないことを確認します。フィルタが適用されている場合は、現在のフィルタのクリアを参照して、クリアする方法を確認してください。
次のサンプルでは、「Drives – Overview」画面に、フィルタが適用されておらず、STA でモニターされるドライブの合計数が 232 台であることが表示されています。
「Analysis」画面では、さまざまな条件に従ってデータが集計されます。
ナビゲーションバーで「Analysis」画面を選択します。
テーブルの「Applied Filter」領域をチェックして、フィルタが有効になっていないことを確認します。フィルタが適用されている場合は、現在のフィルタのクリアを参照して、クリアする方法を確認してください。
次の「Drives – Analysis」画面のサンプルでは、フィルタが適用されておらず、ピボットテーブルで合計 232 台のドライブがライブラリコンプレックス別および状態別に分類されています。
次の手順は、「テープシステム環境内に、特定タイプのドライブまたはメディアはいくつありますか」という質問に対処します。
次の方法について説明します。
ナビゲーションバーで「Dashboard」を選択します。
円グラフまたは棒グラフの関連セクション上にマウスを移動して、記述的情報および合計数を示すツールチップを表示します。
次のサンプルでは、T10000C のバー上にマウスを移動すると、健全性が「Evaluate」の T10000C ドライブが 4 台あることが表示されます。
棒グラフまたは円グラフのセクションを選択すると、該当するタイプのドライブまたはメディアでフィルタリングされた状態の関連する「Overview」画面に移動します。
次のサンプルでは、健全性が「Evaluate」の T10000C ドライブのみが表示されるようにフィルタリングされた状態で、「Drives – Overview」画面が表示されています。
この方法は、一連の条件 (ライブラリの状態やメディアの状態など) 別にデータを集計する場合に、特に役立ちます。「Analysis」画面のピボットテーブルには、この情報が簡潔な形式で表示されます。
ナビゲーションバーで、「Analysis」画面 (「Drives – Analysis」または「Media – Analysis」) を選択します。
次の「Media – Analysis」画面のサンプルでは、各列のいちばん下に小計、各行の右側に合計が表示されています。
これらの手順は、「利用率に関して上位 3 台のドライブはどれですか」という質問に対処します。
利用率は、有効使用期間、渡されたデータの量、マウントの回数など、複数の方法で定義できます。次の方法について説明します。
注:
この情報は、StorageTek エンタープライズドライブでのみ提供されます。ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Drives Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA-Drive-Utilization」テンプレートを適用します。
「Drive Lifetime Hours in Motion」列で、「Sort Descending」矢印をクリックします。
稼働時間に関して上位 3 台のドライブがリストの 1 番目に表示されます。
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Drives Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA-Drive-Utilization」テンプレートを適用します。
「% Drive Utilization (30 Days)」列で、「Sort Descending」矢印をクリックします。
使用時間の割合に関して上位 3 台のドライブがリストの 1 番目に表示されます。
この手順は、「もっとも不足しているメディアのタイプはどれですか。供給過剰のタイプはありますか」という質問に対処します。
書き込み可能なメディアの定義は、サイトによって異なります。たとえば、メディアを再利用しないサイトでは、単にメディアタイプごとに合計容量と使用可能な容量を比較する場合があります。メディアを再利用する別のサイトでは、代わりに、いくつかのメディアの有効期間の測定値を調査する場合があります。STA 内では、これらの測定値の両方 (およびその他の測定値) を使用できます。この手順では、合計容量と使用可能な容量を使用します。
複数の列でソートするには、『STA 画面基本ガイド』
列を移動するには、『STA 画面基本ガイド』
テーブルデータをエクスポートするには、『STA 画面基本ガイド』
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Media Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA-Media-Utilization」テンプレートを選択します。
注:
STA ユーザー名が使用できるテンプレートの数によっては、選択肢を表示するために、メニューで下にスクロールする必要がある場合があります。このテンプレートには、利用率に関連するすべての属性 (「Media Dismounts (30 Days)」、「MB Read (30 Days)」、「Media Life Indicator」など) が含まれています。
次の段階を使用して、容量または可用性に関する情報が使用できないメディアを削除します。
STA がライブラリをモニターする時間が長くなるほど、受信される交換データが多くなり、全体の不確実性レベルが低くなります。
「Filter Data」をクリックします。
次の選択条件を追加します。
「Media MB Capacity」が 0 よりも大きい
「Apply」をクリックします。
不確実性レベルに反映されるため、削除されたレコードの数に留意してください。
次のサンプルでは、レコード数が 647 から 431 までであり、不確実性レベルが高いことを示しています。このライブラリは、数日間だけモニターされています。
結果リストのメディアに対して次の段階を使用して、表示されたメディアごとに使用可能な容量と空き領域を表示します。
表のツールバーで、「View」、「Sort」、「Advanced」の順に選択します。
次のように、「Advanced Sort」ダイアログボックスに入力します。
「Sort By」メニューで、「Media Type」を選択します。
最初の「Then By」メニューで、「Media MB Avail Pre」を選択します。
次の「Then By」メニューで、「Media MB Avail Post」を選択します。
注:
LTO ドライブでは「Media MB Avail Pre」属性がレポートされ、StorageTek エンタープライズドライブでは「Media MB Avail Post」がレポートされます。ソート条件に両方の属性を含めると、すべてのメディアタイプが含まれます。「OK」をクリックします。
テーブルは条件に従ってソートされます。
画面に容量データをまとめて表示して見やすくするには、次の段階を使用して、テーブルの列を並べ替えます。
表のツールバーで、「View」を選択して、「Reorder Columns」を選択します。
「Reorder Columns」ダイアログボックスで、次の属性がまとめてリスト表示されるように整理します。
Media Type
Media MB Capacity
Media MB Avail Pre
Media MB Avail Post
「OK」をクリックします。
テーブルの列は条件に従って並べ替えられます。
メディアタイプごとに合計容量および空き領域を計算するには、外部スプレッドシートアプリケーションを使用する必要があります。次の段階を使用して、HTML ベースの Excel 互換性ファイルに、テーブルに表示されたデータをエクスポートします。
テーブルツールバーで「Export」アイコンをクリックし、「Media.xls」オプションを選択します。
ローカルコンピュータ上の場所にファイルを保存します。
互換性のあるスプレッドシートアプリケーションを使用してファイルを開き、データを集約します。たとえば、合計、使用されている割合、または平均をメディアタイプ別に計算する場合があります。
次の手順は、「来年は、より多くのメディア、ドライブ、またはストレージセルが必要になる見込みですか。その場合は、いくつですか」という質問に対処します。
ドライブまたはメディアを交換する必要があるかどうかを判断する条件は、サイトによって異なります。
ドライブの場合、STA では、多数の適用可能な条件 (特に、「Drive Lifetime Loads」、「Drive Lifetime Meters」、「Drive Lifetime Power Hours」などのドライブの有効期間に関する複数の測定値) が追跡されます。一例については、下記のドライブの利用率のレポートを参照してください。
メディアの場合、STA では、次のようなさまざまなシナリオで役立つデータが提供されます。
サイトをあるタイプのメディアから移行していて、別のメディアに交換する必要がある (詳細については、メディアの移行に関連するデータのレポートを参照)。
既存のメディアがエージング中であるか、またはサイトで定義された適切なしきい値を上回るエラーを示している (詳細については、メディアのエージングに関連するデータのレポートを参照)。
既存のメディアが満杯に近づいている (詳細については、メディアの不足または過剰のレポートを参照)。
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Drives Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA-Drive-Utilization」テンプレートを選択します。
画面上の 1 番目のグラフは、長期にわたるドライブ利用率 (%) のシステム平均が表示される「% Drive Utilization」です。このグラフでは、環境内にあるすべてのドライブのアクティビティーを高いレベルで測定できます。
各ドライブのアクティビティーレベルを区別および比較し、潜在的なホットスポットを特定するには、ドライブタイプやライブラリなどのさまざまな条件によって、テーブル内のドライブをソートまたはフィルタリングします。
次のサンプルでは、「% Drive Utilization (30 Days)」の降順 (もっとも高い利用率が 1 番目) でテーブルがソートされています。
次の段階を使用して、上位 5 台のドライブを画面のグラフに追加します。
ドライブをグラフに追加すると、その属性値をシステム平均と比較できます。
リストビューテーブルで、上位 5 台のドライブを選択します。
リストビューのツールバーで「Apply Selection」アイコンをクリックします。
グラフにドライブが追加されます。
ナビゲーションバーで、「Home」を選択して、「Dashboard」を選択します。
この画面では、タイプ別に集計されたメディア数を高いレベルで表示できます。
「Library Media Cells」グラフ上にマウスを移動して、ライブラリシステムに格納されたメディアのタイプごとに詳細を表示します。
次のサンプルでは、旧世代の LTO2 および LTO3 テープから移行する配置計画を示します。円グラフの次の 2 つのセクション上にマウスを移動すると、合計で 27 個の LTO2 メディアと 64 個の LTO3 メディアを交換する必要があることが表示されます。
円グラフのセクションを選択して、該当するメディアタイプでフィルタリングされている「Media – Overview」画面に移動します。
次のサンプルでは、LTO2 メディアでフィルタリングされた画面が表示されています。この画面では、残り容量、物理的な場所、または移行プロセスに関するその他の属性別に、メディアレコードを整理できます。
この情報を収集する代替のアプローチは、タイプ別にメディアの合計を集約、フィルタリング、または集計できる次の画面のいずれかを使用する方法です。
Media – Overview
Media – Analysis
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Media Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA-Media-Expired」を選択します。
このテンプレートには、期限切れになったため、サービスから削除すべきメディアに関連するフィルタおよび属性が含まれています。
この手順は、「テープシステムで、もっとも多く使用されているドライブまたはメディアのタイプはどれですか」という質問に対処します。
必ずしも、システムの大部分を構成するドライブおよびメディアがもっとも多く使用されるとは限りません。利用率は、クライアントの構成や、これらのクライアントによって要求されたドライブおよびメディアのタイプによる影響を受けます。この手順は、もっとも多い使用を定義するもっとも一般的な方法のいくつかに対処します。
次の方法について説明します。
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Drives Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA-Drive-Utilization」テンプレートを適用します。
このテンプレートでは、すべてのドライブタイプに関する利用率の統計情報が表示されます。
次の段階を使用して、STA に利用率データが存在しないドライブを削除します。
「Filter Data」をクリックします。
選択条件で、目的の利用率の測定方法を表す属性を選択します。「Greater Than」を選択し、「0」を入力します。
ドライブ利用率の測定に推奨されている属性の一部を次に示します。
もっとも利用率が高いドライブを特定するには、「% Utilization (30 Days)」を使用します。
最新のデータを記録したドライブを特定するには、「MB Write (30 Days)」または「MB Received (30 Days)」を使用します。
ドライブヘッドで大部分のデータが渡されたドライブを特定するには、「MB R/W (30 Days)」を使用します。
使用期間全体でライブラリ内に存在したドライブの場合、ドライブの有効期間属性 (「Drive Lifetime Loads」や「Drive Lifetime Hours in Motion」など) もアクティビティーの測定に役立ちます。
「Apply」をクリックします。
複数列でソートを実行して、ドライブタイプ別、利用率別の順にレコードをグループ化します。
表のツールバーで、「View」、「Sort」、「Advanced」の順に選択します。
次のように、「Advanced Sort」ダイアログボックスに入力します。
「Sort By」フィールドで、「Drive Type」を選択します。
「Then By」フィールドで、上記の段階 b で使用した属性、および「Descending」を選択します。
「OK」をクリックします。
テーブルは条件に従ってソートされます。
ドライブタイプ別にデータを集約するには、外部スプレッドシートアプリケーションを使用する必要があります。次の段階を使用して、HTML ベースの Excel 互換性ファイルに、テーブルに表示されたデータをエクスポートします。
テーブルツールバーで「Export」アイコンをクリックし、「Drives.xls」を選択します。
ローカルコンピュータ上の場所にファイルを保存します。
互換性のあるスプレッドシートアプリケーションを使用してファイルを開き、データを集約します。
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Media Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA‐Media‐Utilization」テンプレートを適用します。
このテンプレートでは、すべてのメディアタイプに関する利用率の統計情報が表示されます。
次の段階を使用して、STA に利用率データが存在しないメディアを削除します。
「Filter Data」をクリックします。
選択条件で、目的の利用率の測定方法を表す属性を選択します。「Greater Than」を選択し、「0」を入力します。
メディア利用率の測定に推奨されている属性の一部を次に示します。
もっとも移動量が多いメディアを特定するには、「Time Spent Reading or Writing」を使用します。
空き領域の特定のしきい値を下回るメディアを特定するには、「Media MB Avail Pre/Post」を使用します。
もっともマウントおよびマウント解除の回数が多いメディアを特定するには、「Media Dismounts (30 days)」を使用します。
もっともデータの読み取りまたは書き込みの量が多いメディアを特定するには、「MB R/W (30 days)」を使用します。
「Apply」をクリックします。
複数列でソートを実行して、メディアタイプ別、利用率別の順にレコードをグループ化します。
表のツールバーで、「View」、「Sort」、「Advanced」の順に選択します。
次のように、「Advanced Sort」ダイアログボックスに入力します。
「Sort By」フィールドで、「Media Type」を選択します。
「Then By」フィールドで、上記の段階 b で使用した属性、および「Descending」を選択します。
「OK」をクリックします。
テーブルは条件に従ってソートされます。
メディアタイプ別にデータを集約するには、外部スプレッドシートアプリケーションを使用する必要があります。次の段階を使用して、HTML ベースの Excel 互換性ファイルに、テーブルに表示されたデータをエクスポートします。
テーブルツールバーで「Export」アイコンをクリックし、「Media.xls」を選択します。
ローカルコンピュータ上の場所にファイルを保存します。
互換性のあるスプレッドシートアプリケーションを使用してファイルを開き、データを集約します。
この手順は、「テープ環境内で、もっともビジー状態であるライブラリはどれですか。もっともビジー状態でないのはどれですか」という質問に対処します。
ビジー状態の定義は、サイトによって異なります。一般的な定義には、交換、マウント、またはマウント解除の回数が含まれています。この手順では、マウントの回数を使用します。さらに、ライブラリを相互に比較したり、システム平均と比較したりできるように、データをグラフ化する手順も提供します。
列でソートするには、『STA 画面基本ガイド』
グラフペインを追加するには、『STA 画面基本ガイド』
グラフ化された属性を変更するには、『STA 画面基本ガイド』
ライブラリリソースをグラフに適用するには、『STA 画面基本ガイド』
グラフペインを切り離すには、『STA 画面基本ガイド』
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Libraries Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA-Lib-Utilization」テンプレートを適用します。
「Mounts (30 Days)」列で、「Sort Ascending」または「Sort Descending」矢印をクリックします。
注:
ソート基準となり得るその他の列は、「Enters (30 Days)」、「Ejects (30 Days)」、「Occupied Storage Cells」、または「MB R/W (30 Days)」です。次の段階を使用して、マウント解除が表示されているグラフペインを追加します。
グラフィックス領域のツールバーで「Add Graph」アイコンをクリックします。
グラフィック領域表示の末尾に、「MB Read」属性が指定された新しいグラフペインが追加されます。グラフを表示するために、下方向にスクロールする必要がある場合があります。
グラフペインのツールバーで「Change Graphed Attribute」アイコンをクリックして、メニューから「Dismounts」属性を選択します。
グラフは、マウント解除データのシステム平均が表示されるように更新されます。
次の段階を使用して、選択したライブラリを画面のグラフに追加します。
ライブラリをグラフに追加すると、属性値をシステム平均と比較できます。
リストビューテーブルで、グラフに追加するライブラリを選択します。
リストビューのツールバーで「Apply Selection」アイコンをクリックします。
次のサンプルでは、もっともマウント回数が多い 3 台のライブラリがすべてのグラフに追加されています。
「Dismounts」グラフペインで「Detach Pane」アイコンをクリックして、拡大してより詳細に表示されるように、グラフを切り離します。
この手順は、「満杯の 90% を超えているメディアはどれですか。ライブラリから取り出すためのスクリプトを作成する際に使用できるリストは、どのように生成しますか」という質問に対処します。
STA では、メディアの容量および空き領域がパーセンテージではなく、数値のみでレポートされます。この手順では、数値をスプレッドシートアプリケーションにエクスポートする方法を示します。これを使用すると、パーセンテージを計算できます。結果リストは、メディア取り出しスクリプトで使用できます。
列でソートするには、『STA 画面基本ガイド』
テーブルデータをエクスポートするには、『STA 画面基本ガイド』
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Media Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA-Media-Utilization」テンプレートを適用します。
このテンプレートには、「Media MB Available」および「Media MB Capacity」属性が含まれています。
「Media MB Capacity」列で、「Sort Descending」矢印をクリックします。
もっとも容量が多いメディアがリストの 1 番目に表示されます。このソートは、容量がメディアタイプによって変わる傾向があるため、タイプ別にメディアをグループ化する際にも役立ちます。
メディア取り出しスクリプトで使用できるリストを作成するには、外部スプレッドシートアプリケーションを使用する必要があります。次の段階を使用して、HTML ベースの Excel 互換性ファイルに、テーブルに表示されたデータをエクスポートします。
テーブルツールバーで「Export」アイコンをクリックし、「Media.xls」オプションを選択します。
ローカルコンピュータ上の場所にファイルを保存します。
互換性のあるスプレッドシートプログラムを使用して、エクスポートされたテーブルの属性から導出された計算値を含む「Percentage Full」列を追加します。列の値でテーブルをソートして、満杯の 90% を超えているメディアのリストを特定します。
この手順は、「ドライブはすべて最新のファームウェアにアップグレードされていますか」という質問に対処します。通常、ファームウェアレベルはドライブタイプまたはモデルで評価されます。
次の方法について説明します。
列を移動するには、『STA 画面基本ガイド』
複数の列でソートするには、『STA 画面基本ガイド』
行の高さを変更するには、『STA 画面基本ガイド』
集約数リンクを使用して移動するには、『STA 画面基本ガイド』
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Drives Overview」を選択します。
「Templates」メニューで、「STA‐Drives‐Base‐Information」テンプレートを適用します。
このテンプレートには、ドライブのファームウェアバージョンやその他の関連する属性が含まれています。
次の段階を使用して、ドライブのファームウェアレベルがドライブモデルの横に表示されるように、テーブルの列を並べ替えます。
表のツールバーで、「View」を選択して、「Reorder Columns」を選択します。
「Reorder Columns」ダイアログボックスで、次の属性がまとめてリスト表示されるように整理します。
Drive Model
Drive Firmware Version
「OK」をクリックします。
テーブルの列は条件に従って並べ替えられます。
ファームウェアレベルをドライブタイプ別に表示するには、次の段階を使用して、複数列のソートを設定します。
表のツールバーで、「View」、「Sort」、「Advanced」の順に選択します。
次のように、「Advanced Sort」ダイアログボックスに入力します。
「Sort By」フィールドで、「Drive Model」を選択します。
「Then By」フィールドで、「Drive Firmware Version」および「Descending」を選択します。
「OK」をクリックします。
テーブルは条件に従ってソートされます。
次の段階を使用して、特定のドライブモデルに対応するファームウェアレベルを表示します。
「Filter Data」をクリックします。
次の選択条件を指定します。
「Drive Model」は目的のドライブモデル。
「Apply」をクリックします。
テーブルは選択条件に従って更新されます。
この方法では、ドライブ別およびファームウェアレベル別の合計を提供し、その合計をライブラリコンプレックス別に集計します。
ナビゲーションバーで、「Tape System Hardware」を選択して、「Drives Analysis」を選択します。
次の段階を使用して、特定のドライブモデルに対応するファームウェアレベルを表示します。
「Filter Data」をクリックします。
次の選択条件を指定します。
「Drive Model」は目的のドライブモデル。
「Apply」をクリックします。
テーブルは選択条件に従って更新されます。
次の段階を使用して、ファームウェアレベルがドライブモデル別に集計されるように、ピボットテーブルを再構成します。
ピボットテーブルのツールバーで「Change Attribute」アイコンをクリックします。
「Change Attributes」ダイアログボックスで、「Selected Attributes」リストが次のように表示されるように、属性を再配置します。
Drive Model
Drive Firmware Version
「Library Complex Name」
注:
リスト内の最後の属性 (この場合は、「Library Complex Name」) には、常に列ヘッダーが指定されます。残りの属性には、リスト表示された順序で入れ子になった行レイヤー (この場合は、「Drive Model」内の「Drive Firmware Version」) が指定されます。「OK」をクリックします。
ピボットテーブルは条件に従って更新されます。
いずれかの小計の詳細なリストを表示するには、セル内のテキストリンクをクリックします。
選択した小計に含まれるドライブに関する追加の詳細が表示された「Drives – Overview」画面に移動します。