この手順では、PXE ネットワーク環境から Oracle Linux 6.6 または 7.1 をインストールする方法について説明します。この手順では、次のいずれかのソースからインストールメディアをブートすることを前提にしています。
Oracle Linux 6.6 または 7.1 の ISO DVD イメージ
Oracle Linux 6.6 または 7.1 Kickstart イメージ (ネットワークリポジトリ)
Kickstart は自動インストールツールです。これにより、システム管理者は、通常であれば Oracle Linux の標準的なインストール中に指定されるインストールおよび構成パラメータの一部またはすべてに対する設定を含む単一のイメージを作成できます。通常、Kickstart イメージは 1 つのネットワークサーバー上に配置され、インストールのために複数のシステムによって読み取られます。
始める前に
Oracle Linux PXE インストールを実行する前に、次の要件が満たされていることを確認してください。
Kickstart イメージを使用してインストールを実行している場合は、次のことを行う必要があります。
Kickstart ファイルを作成します。
Kickstart ファイルを含むブートメディアを作成するか、または Kickstart ファイルをネットワーク上で使用可能にします。
PXE を使用してネットワーク経由でインストールメディアをブートするには、次のことを行う必要があります。
インストールツリーをエクスポートするようにネットワーク (NFS、FTP、HTTP) サーバーを構成します。
TFTP サーバー上に PXE ブートに必要なファイルを構成します。
PXE 構成からブートするようにサーバーの MAC ネットワークポートアドレスを構成します。
DHCP (動的ホスト構成プロトコル) を構成します。
Oracle Linux 6 での Kickstart および PXE ネットワークインストールの詳細は、http://docs.oracle.com/cd/E37670_01/index.html にある『Oracle Linux インストールガイド』を参照してください。
Oracle Linux 7.1 での Kickstart および PXE ネットワークインストールの詳細は、http://docs.oracle.com/cd/E52668_01/E54695/html/index.html にある Oracle Linux 7.1 のインストールガイドを参照してください。
ローカルサーバーでは、サーバーのフロントパネルにある電源ボタンを押して (約 1 秒) サーバーの電源を切り、電源ボタンをもう一度押してサーバーの電源を入れます。
Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」をクリックし、次に「Select Action」リストボックスから「Reset」を選択して、「Save」をクリックします。
Oracle ILOM CLI で「reset /System」と入力します
サーバーがブートプロセスを開始し、BIOS 画面が表示されます。
[Boot Pop Up Menu Selected] が BIOS 画面の最下部に表示され、「Please Select Boot Device」メニューが表示されます。表示される画面は、「UEFI/BIOS Boot Mode」をレガシー BIOS に構成したか UEFI に構成したかに応じて異なります。
レガシー BIOS ブートモードの場合、次の画面が表示されます。
UEFI ブートモードの場合、次の画面が表示されます。
ネットワークブートローダーがロードされ、実行を開始します。