7 ドライブの構成

関連項目

ドライブの自動クリーニングの有効化

読み取り/書き込みエラーを回避するには、クリーニングカートリッジを使用して、テープドライブを定期的にクリーニングする必要があります。ドライブのクリーニングは、ライブラリで管理 (自動クリーニングと呼ばれます) することも、HLI ホストで管理することもできます。

注記:

ライブラリの自動クリーニングは、デフォルトで有効になっています。ライブラリの自動クリーニングを無効にする場合は、ホスト管理ソフトウェアでドライブのクリーニングを管理する必要があります (HLI ホストで管理されるドライブのクリーニングの有効化を参照してください)。
  1. 「Tools」 > 「Configuration」を選択します。

  2. 「Enable Auto Clean」を選択したあとに、「Apply」をクリックします。

    注記:

    ライブラリがパーティション分割されている場合は、ライブラリの自動クリーニングをパーティションごとに有効または無効にすることができます。
  3. ライブラリ内に十分な互換性のあるクリーニングカートリッジが存在することを確認します (クリーニングカートリッジのステータスの表示を参照してください)。

    必要に応じて、クリーニングカートリッジを挿入するか、取り出します (診断カートリッジおよびクリーニングカートリッジのインポート/エクスポートを参照してください)。

  4. クリーニングカートリッジのしきい値を設定します (クリーニングカートリッジ使用回数の警告しきい値の定義を参照してください)。

HLI ホストで管理されるドライブのクリーニングの有効化

読み取り/書き込みエラーを回避するには、クリーニングカートリッジを使用して、テープドライブを定期的にクリーニングする必要があります。ドライブのクリーニングは、HLI ホストまたはライブラリで管理できます (ドライブの自動クリーニングの有効化を参照してください)。

  1. SLC で「Tools」 > 「Configuration」を選択します。

  2. 「Enable Auto Clean」の選択を解除したあとに、「Apply」をクリックします。

    注記:

    ライブラリがパーティション分割されている場合は、ライブラリの自動クリーニングをパーティションごとに有効または無効にすることができます。
  3. ホスト上でドライブのクリーニングを有効にします (ホストソフトウェアのドキュメントを参照してください)。

  4. ホストソフトウェアを使用して、クリーニングカートリッジをインポートします。SLC のインポート/エクスポート機能は使用しないでください。

SCSI FastLoad 機能の有効化/無効化

SCSI FastLoad を有効にすると、FC‐SCSI ライブラリまたはパーティションに合わせて、マウント操作およびマウント解除操作の速度を改善できます。

注記:

SCSI FastLoad を有効にした状態で、カートリッジでドライブのマウントに失敗した場合は、FC–SCSI ホストがそのカートリッジをドライブから元の場所に戻す必要があります。

SCSI FastLoad 機能を使用するには、最低でも SL3000 ファームウェア FRS_2.33 と SLC 4.47 が必要です。

FC-SCSI パーティションごとに、個別に SCSI FastLoad を有効または無効にすることができます。

  1. 「Tools」 > 「Configuration」を選択します。

  2. パーティションごとに、「Enable FastLoad Feature」オプションを設定します。

    • SCSI FastLoad をオンにする場合は、選択します。

    • SCSI FastLoad をオフにする場合は、選択解除します (デフォルト)。

  3. Apply」をクリックしたあとに、「OK」をクリックします。

SCSI FastLoad の速度の改善方法

ロボットがカートリッジをドライブにマウントすると、ロボットはすぐに次の要求に対処でき、カートリッジがロードされたことがドライブから報告されるまで待機しません。ライブラリコントローラは、テープドライブが正常にカートリッジにロードされたことが検出されるまで、マウント要求への応答が返されるまで待機します。

ドライブトレイのシリアル番号の追加または変更

  1. 「Tools」 > 「Configuration」を選択します。

  2. Drive Tray S/N」タブをクリックします。

  3. Refresh」をクリックして、現在の構成データを表示します。

  4. 個々のドライブトレイシリアル番号を編集するには:

    1. 「Drive Tray S/N」フィールドをダブルクリックします。

    2. ドライブトレイのシリアル番号を入力します。手順 6 に進みます。

  5. 一度に複数のドライブトレイのシリアル番号を編集する場合は、カンマ区切り値 (CSV) ファイルを編集できます。

    1. Export」をクリックし、ファイルを任意の場所に保存します。

    2. ファイルを開き、ドライブトレイのシリアル番号のみを編集します。ほかの値は変更しないでください。変更を保存します。

    3. SLC で「Import」をクリックします。更新された .csv ファイルを探し、「Open」をクリックします。

  6. Apply」をクリックします。