「Tools」 > 「Select Active Cells」を選択します。
「Select Active Cells」タブをクリックします。
インタフェースタイプを選択します。
「Apply」、「Yes」の順にクリックして、ライブラリコントローラのデータベースを更新します。
新しいインタフェースタイプがすぐにアクティブになります。ライブラリをリブートする必要はありません。
容量を変更する場合は、容量の構成も参照してください。
ホストデータベースを更新するには、ACSLS および ELS を使用して監査を開始します (ホストソフトウェアのドキュメントを参照してください)。
ホスト構成の情報を更新するコマンドを発行します (ホストソフトウェアのドキュメントを参照してください)。
リソースをアクティブ化または非アクティブ化したり、ホストの LUN 接続を変更したりすると、ライブラリが「Unit Attention」という条件で一時的にオフラインになります。
ドライブをアクティブ化または非アクティブ化すると、ライブラリは SCSI 要素の番号付けを更新します (デフォルトの SCSI ストレージ要素 (カートリッジ) 番号付けスキームを参照してください)。
パーティション分割を変更する場合は、ライブラリのパーティション分割も参照してください。
HLI パーティションを作成したら、ACSLS または ELS を使用してホスト接続を構成します (ホストソフトウェアのドキュメントを参照してください)。HLI パーティションには最大 16 ホストを指定できます。
パーティション分割の構成を変更したら、ホストデータベースを更新するために、ACSLS および ELS を使用して監査を開始します。
FC-SCSI パーティションを作成したら、SLC でホストとパーティション間の接続を構成します (FC-SCSI ホスト接続情報の変更を参照してください)。
FC-SCSI パーティションには、複数のホストとパーティション間の接続を割り当てることができます。この接続情報は、FC-SCSI ホストバスアダプタのワールドワイドポート名とホストの論理ユニット番号 (LUN) で構成されます。
パーティション分割の構成を変更したら、ホスト構成の情報を更新するコマンドを発行します (ホストソフトウェアのドキュメントを参照してください)。
ホストとパーティション間の接続を追加または削除したり、LUN を変更したりすると、影響を受けるパーティションは「LUNS Data Has Changed Unit Attention」という条件でオフラインになります。ホストで、各接続について一意の ITL nexus 接続マッピングがある場合、接続の変更に関連するパーティションだけが影響を受けます。
リソースを割り当てたり、削除したりすると、影響を受けるパーティションが「Mode Parameters Have Changed Unit Attention」という条件でオフラインになります。隣接するパーティションでは混乱が発生しません。
MV プールを変更する場合は、メディア検証プールの定義も参照してください。
ACSLS の場合、MV プールを変更したあとに、再構成を開始する必要があります。config drives
<panel_id>
ユーティリティーを使用します。詳細は、ACSLS 管理者ガイドを参照してください。
ELS の場合、MV プールを変更したあとに何のアクションも必要ありません。ELS ホストによって自動的に再構成されます。
MV プールにドライブを追加すると、ライブラリ (または影響を受けるパーティション) がオフラインになります。影響を受けるホストは、ライブラリから「Configuration Changed」、「LSM Ready」、「Not Ready」の順にメッセージを受信します。ELS によって自動的に、MV プールに移動したドライブがその構成から削除されます。ACSLS によって自動的に、MV プールに移動したドライブがオフライン状態に更新されますが、ACSLS では再構成を開始する必要があります。
MV プールからドライブを削除しても、ライブラリおよびパーティションはオンラインのままです。パーティション分割されていないライブラリの場合、ドライブスロットはすぐにホストで使用可能になります。ELS ホストは再構成を開始しますが、ACSLS ホストではユーザーが再構成を開始する必要があります。パーティション分割されたライブラリの場合、MV プールから削除されたドライブスロットをパーティションに割り当てる必要があります (ライブラリのパーティション分割を参照してください)。
再構成を開始して、ホスト構成の情報を更新します (ホストソフトウェアのドキュメントを参照してください)。
MV プールにドライブを追加すると、ライブラリ (または影響を受けるパーティション) がオフラインになります。ライブラリは要素 ID を再度割り当て、「Not Ready to Ready Transition」および「Mode Parameters Changed」という 2 つのユニットアテンションを送信します。ホストの再構成を開始するようにしてください。
MV プールからドライブを削除しても、ライブラリおよびパーティションはオンラインのままです。ドライブの物理的な場所に関係なく、ライブラリは論理的に最後の要素 ID をドライブに割り当てます。ライブラリがオンラインに戻ると、SCSI ホストは「Not Ready to Ready Transition」および「Mode Parameters Changed」という 2 つのユニットアテンションを受信します。再構成を開始するようにしてください。パーティション分割されたライブラリの場合、MV プールから削除されたドライブスロットをパーティションに割り当てる必要があります (ライブラリのパーティション分割を参照してください)。
MV プールを変更すると、SCSI 要素 ID が再度割り当てられる可能性があります。番号の再割り当てが発生すると、ホストの再構成が必要となる場合もあります。
MV プールにドライブを追加すると、ライブラリが自動的に要素 ID をすべてのドライブに再度割り当てます。MV ドライブのドライブスロットは「空」として処理され、ライブラリはそれに要素 ID を割り当てません (デフォルトの SCSI ストレージ要素 (カートリッジ) 番号付けスキームを参照してください)。
MV プールからドライブを削除すると、ドライブの物理的な場所に関係なく、ライブラリは論理的に最後の要素 ID をそのドライブに割り当てます。
番号の再割り当てを回避するには、物理的に、かつ論理的に最後の要素 ID であるドライブを選択します (ドライブが T10000C または D であることを確認します)。
RE の詳細は、冗長電子装置の概要を参照してください。
RE を使用するには ACSLS 7.3 以上が必要であり、ライブラリへのポート接続を追加する必要がある場合もあります。次の 2 つの方法があります。
ACSLS を停止します。acsss_config
を実行して、(同じシーケンスの ACS を持つ) 既存の ACS およびポート接続を指定し、新しいポート接続を追加します。ACSLS を起動します。
ACSLS の実行中に config ports
ユーティリティーを実行して、同じシーケンスで既存のポートを指定し、新しいポートを末尾に追加します。config ports
を使用しても、ポート接続を変更または削除できません。
Oracle は、6.2 の場合は L1H15S0(VM)/L1H15S1(MVS)、7.0 の場合は L1H15S2 の PTF を強く推奨しています。
表6-1 FRS_4.00 以上に対応した HSC/ELS PTF HLI 互換性レベルのサポート
HSC/ELS レベル | レベル 20 以下 | レベル 21 | レベル 22 | レベル 23 最小 RE サポート脚注 1 | レベル 23 拡張 RE サポート脚注 2 | レベル 23 マルチ RE サポート脚注 3 |
---|---|---|---|---|---|---|
6.1 |
レベル 21 PTF |
L1H14UU (VM) L1H14UV (MVS) |
非サポート |
非サポート |
非サポート |
非サポート |
6.2 |
レベル 21 PTF |
L1HA4UW (VM) L1H14UX (MVS) |
L1H15DH (VM) L1H15DI (MVS) |
L1H15H9 (VM) L1H15HA (MVS) |
L1H15MF (VM) L1H15ME (MVS) |
L1H168F (VM) L1H168G (MVS) |
7.0 (MVS) |
レベル 21 PTF |
L1H14UY |
L1H15DJ |
L1H15HB |
L1H15MH |
L1H168H |
7.1 (MVS) |
含まれる |
含まれる |
含まれる |
含まれる |
含まれる |
L1H168I |
脚注 1 1 つの ACS 文字列で 1 つの SL3000 RE ライブラリに接続できます。HSC スイッチコマンドを使用して、接続済みのライブラリのみを切り替えることができます。
脚注 2 1 つの ACS 文字列で 1 つの SL3000 RE ライブラリに接続できます。HSC スイッチコマンドを使用して、すべての RE ライブラリを切り替えることができます。32 の TCP/IP 接続がサポートされています。デュアル TCP/IP のサポート、acs-id の表示、CAP の自動回復、およびカートリッジの回復時の 64 個の読み取り中カートリッジのサポートが含まれます。
脚注 3 1 つの ACS 文字列で複数の SL3000 RE ライブラリに接続できます。拡張 RE サポートと同じ機能が含まれます。
注記:
デュアル TCP/IP を構成する前に、管理者からネットワーク、ルーティング、および IP アドレスに関する情報を入手するか、適切なnetwork ip
コマンドを使用します。route
コマンドを使用して、ルーティングテーブルを管理します。ホストへの 2A および 2B ポートのルートを定義します。
CLI を使用して、両方のポートをオフラインにします。
SL3000> network ip link set dev 2A down SL3000> network ip link set dev 2B down
両方のポートに新しい IP アドレスとサブネットマスクを追加します。
SL3000> network ip address add IP_address/netmask dev 2A SL3000> network ip address add IP_address/netmask dev 2B
変更をアクティブにするには、両方のポートをオンラインにします。
SL3000> network ip link set dev 2A up SL3000> network ip link set dev 2B up
ポートごとにネットワークルーティングの構成を入力します。
複数のホストの場合、ホストごとに IP アドレスとネットマスクを追加します。
SL3000> network ip route add IP_address/netmask dev 2A SL3000> network ip route add IP_address/netmask dev 2B
単一のホストの場合、ネットマスク値は必要ありません。
SL3000> network ip policy route add host_IP_address dev 2A SL3000> network ip policy route add host_IP_address via gateway_IP_address dev 2A SL3000> network ip policy enable 2A |2B SL3000> network ip policy status
構成を確認します。
SL3000> network ip address show SL3000> network ip route show SL3000> network ip policy route show dev 2A |2B
日付と時間が正確かどうかをチェックします。
SL3000> time time print time HH: MM time HH:MM:SS
構成をテストして、ユーザーが両方のポートからライブラリにアクセスできることを確認します。
ACSLS サーバーの場合、acsss_config
コマンドまたは Dynamic Configuration の config
ユーティリティーを使用して、2 つの別々のサブネット上に 2 つのネットワークインタフェースを構成するようにしてください。route
コマンドを使用して、ACSLS サーバー上に 2 つのルートを定義します。2 番目の物理接続によって、信頼性が向上します。
ACSLS のドキュメントに従って、ACSLS サーバーのルーティングテーブルを更新します。ACSLS サーバー上に 1 つのネットワークインタフェースしか搭載されていない場合は、ホストに特別なルーティングを設定する必要はありません。
ACSLS サーバーで UNIX コマンドプロンプトから Dynamic Config コマンドを使用して、SL3000 にポート接続を追加します。
ACS が ACSLS に対してオンラインまたは診断モードになっていることを確認します。
config port
acs_id を使用して、ポートを追加します。
オンラインになっていない場合は、ACS から ACSLS への接続をオンラインにします。
既存の IP アドレスを削除または別のポートで置き替えるには、次の手順に従います。
kill.acsss
(7.3 以下) または acsss disable
(8.0 以上) を発行して ACSLS を停止します。
acsss_config
を発行して新しいポートを構成します。
rc.acsss
(7.3 以下) または acsss enable
(8.0 以上) を発行して ACSLS をオンラインに戻します。
詳細は、ACSLS 管理者ガイドを参照してください。
ELS のドキュメントに従って、IBM メインフレームのルーティングテーブルを更新します。IBM メインフレームに 1 つのネットワークインタフェースしか搭載されていない場合は、ホストに特別なルーティングを設定する必要はありません。
IBM メインフレームコンソールまたは PARMLIB で LMUPATH
制御文を使用して、ネットワーク LMU 添付を定義します。
2 番目の LMUADDR
パラメータを指定して、デュアル TCP/IP を定義します。ELS は、接続がデュアル TCP/IP かデュアル LMU かどうかを自動的に判別します。
2 番目の接続を含む変更された LMUPATH
文を取り出すために、ACS をオフラインにしたあとに、LMUPDEF
コマンドを発行して ACS をオンラインに戻してください。
詳細は、ELS のドキュメントを参照してください。