16 ライブラリの保守

関連項目

ライブラリをオフにする

注意:

次の手順を実行しないでライブラリへの電源を切断すると、機器やカートリッジの破損、およびデータの損失が発生する危険性があります。
  1. すべてのライブラリリクエストが完了していることを確認します。

  2. すべてのライブラリドライブをオフラインにします (デバイスをオフラインにするを参照してください)。

  3. ライブラリをオフラインにします (ライブラリをオフラインにするを参照してください)。

  4. 基本モジュールおよび DEM (存在する場合) の背面ドアを開けます。

  5. 電源スイッチをオフにします。

  6. 必要な場合は、PDU のサーキットブレーカをオフにします。

ライブラリをオンにする

  1. 基本モジュールおよび DEM (存在する場合) の背面ドアを開けます。

  2. 必要な場合は、PDU のサーキットブレーカをオンにします。

  3. 電源スイッチをオンにします。

    ライブラリの初期化シーケンスが実行されます。ライブラリがオフになっているときにアクセスドアを開けると、ライブラリは完全監査を実行します。

ライブラリに入る

注記:

ライブラリのメインドアを開けると、ライブラリがオンラインに戻るときに完全監査がトリガーされます。
  1. あらゆる安全上の注意事項を遵守します (ライブラリ内に入るときの安全上の注意事項を参照してください)。

  2. すべてのドライブをオフラインにします (デバイスをオフラインにするを参照してください)。

  3. ライブラリをオフラインにします (ライブラリをオフラインにするを参照してください)。

  4. ドアのロックを解除します。

  5. ドアラッチを引き上げて、ドアを開けます。

  6. ライブラリから退出する前に、ライブラリ内にものが落ちていないことを確認します。

  7. ドアを閉めて、ラッチをかけます。

  8. ドアをロックして、鍵を保持します。

  9. ライブラリをオンラインにします (ライブラリをオンにするおよび ライブラリをオンラインにするを参照してください)。

ライブラリ内に入るときの安全上の注意事項

警告:

ライブラリ内に居るときの負傷を回避するために、アクセスドアを開けた状態でロックし、鍵を保持します。


  • ライブラリがオフラインになっていることを確認します。ロボットがオンになっている疑いがある場合は、ライブラリ内に入ったり、ロボットメカニズムを動かしたりしないください。

  • ライブラリ内に居るときは、常にアクセスドアを開いた状態のままにしてください。

  • メカニカルドアリリース (アクセスドアの内側にある黄色のハンドル) を探します。ライブラリ内に居るときにドアが閉じた場合は、メカニカルリリースを押してロックを解除し、ドアを開けてください。

  • 物理的な制限を把握しておきます。体をぶつけたり、アレイに衣服を引っかけたりしないでください (通路のすき間はわずか 0.4 m (18 インチ) です)。

  • 手動でロボットを動かすときは、ロボットの機械的または電子的なコンポーネントの損傷を回避してください。

AEM アクセスドアを開く

注意:

AEM ドアを開くと、ライブラリはメインのライブラリドアを開く場合と同じ影響を受けます。これにより、ライブラリアクティビティーが突然中断され、AEM ドアを閉じるときにライブラリがライブラリ全体を監査します。

この手順により、内部の AEM 安全ドアの機能が低下することはありません。

  1. デッドボルトオーバーライドロックにライブラリのアクセスドアの鍵を挿入し、ドアのロックを解除します。鍵がロック解除の位置にあるときは、ロックから取り外すことができません。

  2. AEM アクセスドアラッチを持ち上げて、ドアを開きます。AEM アクセスドアを無理に開閉しないでください。

    ロボットへの電源が切断され、処理中のジョブがすべて停止され、ライブラリはロボットおよび AEM をオフラインにします。

  3. AEM ドアを閉めるには、ドアを閉めて、ラッチをかけます。AEM アクセスドアを無理に開閉しないでください。

  4. ドアをロックして、鍵を保持します。

    ドアを閉めると、ライブラリが再初期化され、ロボットが初期化され、ライブラリが完全監査を実行し、ライブラリが AEM をオンラインにします。

ドライブの手動クリーニング

通常、ドライブのクリーニングは、ライブラリの自動クリーニング機能かホストのテープ管理ソフトウェアによって管理されます。ただし、手動クリーニングを実行することが必要になる場合もあります。手動クリーニングが許可されているかどうかについては、ドライブの製造元のドキュメントを参照してください。

注意:

必要になる前にドライブをクリーニングすることはお勧めできません。ドライブの過剰なクリーニングのために、ドライブヘッドが早く摩耗する場合があります。
  1. ドライブのクリーニングが必要であることを確認します (デバイスのステータスおよびプロパティーの表示を参照してください)。

  2. クリーニングカートリッジのリストを表示します (クリーニングカートリッジのステータスの表示を参照してください)。ドライブに互換性のあるクリーニングカートリッジが存在することを確認します。

  3. システムスロットからクリーニングを必要とするドライブに、互換性のあるクリーニングカートリッジを移動します (カートリッジの移動 (回復移動)を参照してください)。

  4. クリーニング操作が完了したら、クリーニングカートリッジをドライブからシステムスロットに戻します。

カートリッジの手動マウントとマウント解除

カートリッジを手動でマウントする前に、ドライブのドキュメントを参照してください。

注意:

ドライブの機械的および電子的なロードコンポーネントには、手を近づけないでください。
  1. ライブラリ管理ソフトウェアで提供された vol-id、カートリッジの場所、およびドライブスロットの場所を記録します。

  2. ドライブの場所を特定します (Reports ユーティリティーを使用したライブラリおよびデバイスのレポートの表示を参照してください)。

  3. カートリッジの場所を特定します (カートリッジの検索を参照してください)。

  4. ライブラリ内に入ります (ライブラリに入るを参照してください)。

  5. ハブギアが下向きになり、vol-id ラベルが自分側を向くようにカートリッジの方向を合わせます。

  6. カートリッジをドライブに押し込みます。テープドライブにカートリッジを強く押し込まないでください。カートリッジを挿入する際に何らかの抵抗を感じた場合は、ドライブに適したカートリッジタイプを挿入していることを確認します。

  7. ドライブのマウントを解除するには、ドライブの前面にある「UNLOAD」スイッチを押します。

    カートリッジを取り出せない場合は、ドライブのドキュメントを参照してください。