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マニュアルページ セクション 7: 標準、環境、マクロ、文字セット、その他

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更新: 2018年8月8日
 
 

brands(7)

名前

brands - 非大域ゾーンのオペレーティング環境の切り替え

説明

ブランドゾーン (BrandZ) フレームワークは、zones(7) で説明されている Solaris ゾーンインフラストラクチャーを拡張して、ブランドの作成機能を追加します。ブランドは、ネイティブでないオペレーティング環境を含むか、ほかの特性が異なる非大域ゾーンを提供します。

「ブランド」という用語は、さまざまなオペレーティング環境を指す場合があります。すべてのブランド管理は、現在のゾーン構造の拡張を通して実行されます。

すべてのゾーンに、それぞれ関連するブランドが構成されます。ブランドタイプは、ゾーンのインストール時およびブート時の動作を決定するために使用します。また、ゾーンのブランドにより、アプリケーションの起動時に正しいアプリケーションタイプが適切に識別されます。デフォルトのブランドは solaris です。

ゾーンにブランドを割り当てたあとは、そのブランドの変更や削除を行うことはできません。

BrandZ はゾーンのツールを次のように拡張します。

  • ブランドはゾーンの属性であり、ゾーンの作成時に設定されます。

  • zonecfg ツール (zonecfg(8) を参照) は、ゾーンのブランドタイプを設定したり、ゾーンを構成したりするために使用されます。

  • zoneadm ツール (zoneadm(8) を参照) は、ゾーンのブランドタイプを報告したり、ゾーンを管理したりするために使用されます。

ブランド

SunOS 5.12 では、利用可能なブランドは次のとおりです。

  • solaris

    solaris(7) を参照してください。

  • solaris-kz

    solaris-kz(7) を参照してください。

  • labeled

    Trusted Extensions を実装します。txzonemgr(8) を参照してください。

デバイスのサポート

各ゾーンでサポートされるデバイスについては、そのブランドに関するマニュアルページやほかのドキュメントに記載されています。サポートされていないデバイスを追加しようとすると、ゾーンインフラストラクチャーで検出され、管理者に警告が発行されます。管理者が警告にもかかわらず、サポートされていないデバイスを追加した場合、そのデバイスが期待どおりに機能するかどうかは不明です。その構成はテストもサポートもされません。

属性

属性についての詳細は、attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/zones
インタフェースの安定性
確実

関連項目

mdb(1), zlogin(1), zonename(1), kill(2), priocntl(2), getzoneid(3C), ucred_get(3C), proc(5), attributes(7), privileges(7), solaris(7), solaris-kz(7), zones(7), dtrace(8), in.rlogind(8), sshd(8), txzonemgr(8), zoneadm(8), zonecfg(8), crgetzoneid(9F)